ヤマウチシズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
口絵がわりのキャラクター紹介を見ると、いつものメンバーの他に、見慣れないキャラがいます。
おお、これはもしかして、と思うと……w
オカルト研究会の事情を考えてみれば、藍が卒業してしまって、4人になってしまいました。
5人いないと、部として存続できないわけです。
そこで、なんとか新入生を勧誘できないか?
という他に、森司にはずっとリーダーシップが求められるようにもなってきます。
三年生だし、泉水は苦学生で忙しいから、メインで動けるのは前にもまして森司、そしてこよみとなるわけで。
先輩たちのサポートを受けながら、中堅部員として頑張る森司とこよみの様子は、これまさに学園ものだなあ、と感じさせら -
Posted by ブクログ
これ、連作短篇(オムニバス)なのだけれども、1巻で扱われた事件に登場した「その回のゲスト」が、ちょい役で出て来たりして、結構美味しい。
本筋はホラーとミステリがうまく噛み合っている感じがする。事件の解決のきっかけとなるのは主人公の「びみょ~な霊感」なのだが、それによって彼は「閃く」。
その結果、怪しいものがわかったり、中心人物の告白があったりして、謎が解けるという段取り。
一方、シリーズを通してのサブテーマであるらしい、主人公とヒロインの「らう゛こめ」は、常にすれ違い。しかし主人公の霊感と同じくらいびみょ~ながら、ほんのちょっぴり距離が縮まったようにも、見え……なくもないw -
Posted by ブクログ
これもなんとなく惰性で付き合ってるシリーズなのだが、今回が8巻目にして初の長編。毎回一話完結の読み切りで内容が右から左に抜けていくんだよね。
副部長、藍の卒業前にオカルト研究会そろって隣県の温泉旅館へ。
その先で吹雪に見舞われ、たどり着いたのはとある村だった。
さらに運の悪いことには村へ通じる吊り橋が落雷で切れて谷に落ち、村への林道は雪で埋まってしまい村は孤立した。
霊が見える体質の森司は、この村に列をなす異様な霊の集団を見る。
村の子どもか、女の子が森司に警告する。隣にいる、こよみに災難が降りかかるから目を離すな、と。その女の子は数年前、村の祭りの最中に何者かに殺され