かわい有美子のレビュー一覧
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攻め:智明
受け:夏生
幼なじみの2つ年上の智明と付かず離れずの関係のまま過ごしている夏生。
夏生は高校生の時に交通事故で脚を僅かに引きずる生活をしている。両親も相次いで早くに亡くなったので、向かいに住んでる智明と母親が懇意にしてくれていて、、、。
かわい先生のこのゆるりとした感覚の二人の関係性の話は嫌いではない。嫌いではないけど、この二人はほんと、進展しなかった。受け、攻めの一人称が少なかったせいもあるけど、とにかく二人の気持ちが見えない。途中からなんとなく受けである夏生の気持ちは見えてきたものの攻めの智明がはぐらかすものだから、受けと一緒になってイライラしました(笑)
結局、受けが行動を起こしたので成るようになったけど、あれ、あの時行動しなかったらそのまままたズルズルと日が経ったのじゃないかしら。
攻めが受けの人生を歪ませる事になることを危惧して今までのらりくらりと結論を出してなかったというなら、このまま無かった事にするのも胸三寸だったはずで、、、。ちょっと納得いかない。まぁ、受けの夏生が幸せならそれで良いけど。
あと、智明の縁談、今回は断れたけど、今後どうするのかな?
タイトルの猫は、うーん、そこまで作品の中で必要だったかどうか?あんまり意味ないような。無理やり猫を登場させたような?
笠井さんの挿絵はやっぱりカラーは良いけど白黒になるとイマイチかなぁ、、、。 -
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架空の帝国首都イシュラハーンを舞台にした時代物ファンタジー。中近東のエキゾチックな香りに満ちたお話でした。
帝国に攻め入られ壊滅寸前のシルカシア王国から姫に化けて脱出した第二皇子のカイが、敵国皇子エルヴァンに捕らえられ、奴隷としてハーレムに幽閉される…という、アラブ系BL定番のストーリーでした。
ふつうだったらスルーするたぐいなんですが、かわいセンセでしかもイラストが美麗な葛西リカコセンセとあっては読まずにはいられませんw
とても美しい描写でうっとりとしました。
アラビアンナイト?千夜一夜物語みたいな展開です。
エルヴァンの優しさとカイの純真さや誇り高さが、ストーリーを格調高いものにしていて、思わず陶酔。
…だけど、後宮ものとかハーレムものとかでエロエロ系や痛い系に慣れきってるせいか、何か今ひとつ物足りなさがあったんですよね…
いや、こういうのがまっとうだとわかってるんですよ、一応。
でも、敵国に捕らえられて奴隷に落とされて、何ひとつ酷い扱いを受けないってちょっとぬるいのでは?と思ったのは、他のセンセ方の極悪非道なんちゃってアラブの影響でしょうね…
敵国の王様や兄王に手酷くやられるかと期待してたけど、何もなかったのはフクザツ…!
BLにご都合主義は必要なところがあるけど、せっかくの女装だからバレることにもう少しドキドキスリリング展開があってもよかったかなと。あまりにも都合よすぎでした。
えっ!?どうなっちゃうの~?と心配する事はいっさいなかったので、平穏な奴隷もの希望ならぴったりです。 -
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ネタバレ▼あらすじ
若手建築士として注目を浴び、己れのルックスにも自信を持っていた北嶋は、とあるコンペでホテルマンの牧田と出会う。
その落ちついて控えめな物腰を軽んじ、コンペで最優秀賞を逃したことで牧田にいちゃもんをつける北嶋だったが、常に大人の余裕を持つ牧田に諌められ高慢な鼻をへし折られてしまう。
それをきっかけに牧田の人間性に触れ、恋に落ちてしまった北嶋は、思い付く限りの策を弄するのだったが…。
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★3.5…ってとこかな?
かなり苦労して手に入れた作品なんですが、買った後で受けが私の苦手な眼鏡キャラという事に気が付き、そのまま何となく読むのを放置していた作品です…。
それでもやっと重い腰を上げて読みましたが、やっぱり受けは好きになれず…。
眼鏡を取ればイケメンだとは思うけど、そんな事よりも何が好きになれないって眼鏡よりもまず性格ですよ、性格!(笑)
今までそれなりに多くのBL小説を読んで来ましたが、こんなにもナルシストで性格と口の悪い受けが出て来る作品を読むのは初めてです。
特に前半なんて、こんな性格で大丈夫かと頭が痛くなるくらい口も態度も性格も酷い有様で、正直、好感のこの字も持てませんでした…。
そして中盤…牧田への恋心を自覚してからはそれこそ180度性格が変わってしまい、とにかく思考も言動も乙女。
ハッキリ言って気持ち悪いレベルの豹変っぷりで、なんだかなー…って感じです。
そういう言動が許されるのって20代までじゃない?32歳でその子供のような乙女のような口調はどうなのよ?と冷静になってツッコミを入れてしまう自分がいて…。
これが佑季のようないかにも健気系な受だったらまだ違和感ないですし私としても最高だったんですが…まぁ、こればっかりは好みの問題だから仕方無い…。
でも、反対に攻めのキャラはめちゃくちゃ良かったです!
かなり自分好みというか、受けがあんなんだから余計素敵に見えるというか(笑)
常に落ち着いた態度を崩さず、物腰も凄く柔らかで、ホテルマンだから対応一つ取ってもどこまでも丁寧でスマートで…まさに究極紳士。拍手喝采です(笑)
でも、優しいだけじゃなくてベッドの中では豹変しちゃうっていう…!!
もう普段の牧田さんの紳士ぶりからは想像出来ないくらい意地悪でねちっこい…!
あーーっ!このギャップたまらんっ!!(笑)
しかも、書き下ろしの牧田さん視点の話を読むと牧田さん、受けに対して「このガキ…」って心の中で思っちゃってるし!
優しいだけじゃないって素敵(笑)
…とまぁ、受けには殆ど萌えられませんでしたが、攻めにはとても萌えたのでそういう意味で言ったら楽しめる作品でした。
余談ですが、ドラマCDのキャストを知らずに牧田さんの声を勝手に安元氏で脳内変換して読んでいたら、本当に牧田さんの声を安元氏が当てていて吃驚しました(笑)
やっぱり低くて腰に響く良い声と言ったら安元氏は定番ですよねぇ〜。 -
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ネタバレ豪華客船。時価数億の弥勒菩薩を狙う怪盗。どこぞのロマンチックなフィクションの香りがプンプンしているけど、単純に私はすごぉく楽しめました。
旧華族の末裔で時代と共に搾取されてしまった一族の宝を非合法手段で取り返している柳井将宗。
持って生まれた線の細い体つきに品の良い美しい顔立ちを利用して女装だって辞さない。今までただひとりとしてその変装を見破った人間はいなかった。謎の男、沖孝久を除いては。
大人同士の騙し愛ラブ。けれど常に一枚うわ手の沖の甘やかしに終始ニヤニヤww
なつかない猫みたいにツンとして体はともかく誰にも心を許さない将宗が、沖の成熟したアプローチにどんどん調子を狂わされていく感じ大好き。
タイトルのどこかノスタルジックな香りそのままのロマンチックサスペンス。 -
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攻め:丹沢斎
受け:矢沢怜
近未来の話。
特殊な能力を持っている怜はサイバー空間上でのテロの防御組織を深層化で行っているチームを率いている。が、人間らしい情緒は持ち合わせていない。いつものように擬似sexをするために機械の中に意識を沈めたら知らない男から声を掛けられて…。
そして、数日後、その声を掛けた男が違う名前でロシアからのチームの中に居て混乱する…。
近未来の話なので、その背景が分かりにくく物語の中に入って行くのが難しかった。
でも、こういうなんというか戦時っぽい話とか、かわいさんの好きそうな話よねぇと思いつつ読み進めました。
かわいさんの世界観が出ている話だと思います。
円陣先生の絵がとてもいいです。 -
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近未来もの。特殊な能力を持つために、実験動物のような生活を強いられている受が主人公。
主人公には過去、自分を弟のように大切にしてくれた幼馴染がいたが、引き離されいまや記憶や感情も失い任務のみを淡々と遂行する日々。そんな主人公の前に、彼を探し続けていたという男が現れて…というお話。
男がスパイで自分を誑かそうとしているかもしれないという不安は、受と攻視点が交互にあるため、割合すぐ解消される。そのせいか、物語に緊迫感が乏しくやや精彩を欠く感じ。
恋愛面も、悪役はいるけど当て馬ではなく、主人公が相手を信じきれるかどうかだけで成立しているので、肝心の心理描写が弱い。
かわいさんの別の作品の幼馴染カプが非常に萌えだったので、これもそうなれたら良かったけど…残念ながらそこまではいきませんでした。
キャラも設定もカッコよかったのに。ちょっと惜しかったです。 -
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ネタバレ日本神話を下敷きにしたファンタジーでした。かわいセンセはこういうロマンティックなファンタジーを書かせると本当に上手いです。繊細な描写で、キャラの魅力が余すところなく伝わってきます。月夜見がか弱そうに見えて実は芯が強く愛情深くて、好感が持てるキャラでした。
個人的には外国の神様とはちょっと違って、日本神話はBLとしてタブー視してたところがありました。
まぁ明らかになんちゃってモノだし美しく仕上がっていたので抵抗感はさほどなかったし楽しく読めたけど、萌えに関してのテンションはちょっと下がってしまいました…
いやいや言う姫を無理矢理手篭めにする話はツボなんですけどね~
夜刀は粗野で荒っぽいけど、一途でやさしさもあるのでいい攻なんです。もっと痛い話かと心配しましたが、月夜見のピンチにはちゃんと間に合う攻で安心しました。でも畏れ多くもお月様を…とか、そのお月様が両性具有とか、いろいろ引っ掛かってしまったのは否めません。あれこれ深く考えすぎてしまいました。
何も考えずにラブとエロのみに浸って読んだ方がもっと楽しめたと思います。エロ的にはかなり好みだったので。
あと、表紙イラストはとてもステキだったんですが、挿絵が自分の想像していたキャラの外観とかなり落差がありました。
江森備センセの私説三国志を読んだ時もなんちゃってBL化に愕然としたんですが、小林智美センセのツボなイラストのせいで騙され?萌えまくった思い出があるので、かわいセンセの上手い語り口に合うような、もうちょいアダルト系イラストでお願いしたかったです…
ショートが2編収録されていましたが、最後のブラックな「因幡の黒兎」にキュンキュンさせられました。本編とはぜんっぜん違って笑えます。エロガキって言葉はきっとこの時代にはないはずだけどwww