あらすじ
大学の研究室で建築史学を専攻する藤森は、ドイツ人のユリアン・ルーデンドルフ公が所有する旧蜂ヶ谷伯爵邸へ学術調査に訪れた。深い森に囲まれた古い館に住むのは、寡黙な大男のユリアンと二匹の猫、それと無愛想な召使いたち。山奥すぎて携帯は圏外だし、テレビもラジオもなく、敷地は広大で出かけることもできない。そんな閉ざされた空間に初めは戸惑っていたが、無骨な熊男だと思っていたユリアンの別の顔を知り、藤森は俄然楽しくなってくる。おまけに朝靄のなか森を走る神秘的な獣を見かけて──!?
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Posted by ブクログ
良かった。あらすじと表紙でなんとなく読める内容だったけど、攻の性格が予想外にツボでした。かなりの美形なのに内面は繊細。それでいて恋人には情熱的でスキンシップ過多。極めつけがその正体ゆえの…(ネタバレにより自粛)このキャラにはやられた。受が攻を愛しむ気持ちがよくわかります。
物語の雰囲気も良く、ファンタジー色の強いこの作品に合う心地よい読み応え。萌えもあってキュンキュンしました。とても好きなお話です!
Posted by ブクログ
人狼や猫又だとか童話のような世界観のお話で面白かったです。もっと読んでいたかった~こういうファンタジーすごく好き!ユリアンの狼姿もとってもキレイでかっこいいし、普段の姿もすごい可愛らしくて魅力的な人だった~。ほんとワンコって感じ(笑)ケンジに一目惚れしたから来たとかめっちゃ健気!ワガハイがパウルでヒルゲがゲスナーっていうのは途中からそうなんだろうなと思ってたwパウルがケンジに対して友好的になったとこ読んでみたかったな~。