かわい有美子のレビュー一覧
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ネタバレ英国貴族御曹司×拾い子執事というだけで、もう垂涎もの設定なんですが、30年くらい作中で時間が流れるのがたまらない。
気持ちが通じ合っても、受けのエドワードが控えめで慎ましやかで、
執事の分を超えないというのが萌えを最高に刺激してくれます。
おまけに舞台は第二次世界大戦直前…激動の時代を生き抜く
ふたりの行く先が気になって、ページをめくる手が止まりません。
あのタイミングで『ここで、お別れです』って。エド!!!
描写が美しく、上海独特の湿度すら感じます。
英国、パブリックスクール、シノワズリ、執事、主従、オリエンタル…
そんな単語に反応する方はぜひ! -
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めっちゃめちゃ良かった…!!
もう帯の「命預けるほどに信用できる相手って、お前ぐらいしかいないんだよ」って1フレーズだけで萌えすぎてヤバい!!
SAT制圧第一班班長×制圧第二班班長
攻めの犬伏は体育会系のリーダータイプ、受けの橋埜はクールな優等生タイプで、二人とも部下に信頼されてます
二人は同期で、橋埜は犬伏に憎まれ口もたたきますが、お互いの能力を認め合ってます
この話の何がイイって、THE 男の世界とでもいいますかw
隊員同士の連帯感とか信頼感とか、厳しい訓練とか、命がけの任務とか…!とにかく滾るシチュエーションだらけで!!
有事の際には危険な現場にも、死を覚悟して乗り込む!
特に事件のシーンでは萌えすぎて…!
部下と一緒に「橋埜班長…!!班長ー!!」ってカンジでしたww
ほんと特殊部隊は燃えるし萌える!! -
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ネタバレ「透過性恋愛装置」の主人公・牧田のホテル「エンピール」でドアマンを務める橋本と、年上で聞き上手な嵯上はバーの常連同士。
互いに惹かれ合っているのに、真剣に恋がしたいからこそ軽い男と思われるのを嫌い中々本音が言えない橋本と、気がないと勘違いしている嵯上。
スローながらも少しずつ距離を縮めていくストーリーが素敵でした♪
そして、今回も王子は色々とやってくれます。
正直、前作同様苦手なキャラではあるんですが、牧田がしっかりたっぷりお仕置きをしてくれて、それがまた良いんです!
もっとやれ!!(笑)
そういう意味で、北嶋はこのシリーズに欠かさない存在だなぁと思いました。
かわいさんの描く大人の男は、本当に私好み♪
牧田も嵯上も、本当に包容力があって、でもやっぱりエロくて素敵です! -
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「上海金魚」と「透過性恋愛装置」の続編。
オテル・ド・エンピールのドアマンでゲイの橋本が本編の主人公。制服が似合う美形で性格もいいのに、恋愛にはまったく恵まれていません。飯島という最低男に纏わりつかれ、あげく大怪我まで負わされてしまいます。窮地の橋本を助けたのは、バーの常連の嵯上。10歳年上で聞き上手なオトナの男です。
互いにゲイで好意は持っているのに、深い関係になることを避けている二人。嵯上は橋本のことを噂ほど軽くないし、いい子だと思っているのですが、飯島と付き合っていて自分に気がないと勘違いしています。橋本は橋本で、軽い男と思われるのが嫌だし、ちゃんとした恋がしたいので、嵯上とも誰とも距離を置いた付き合いに徹してます。
そんなある日、淡い恋心を寄せる上司の牧田に恋人ができたという噂を耳にして、橋本は多大なショックを受けてしまいます。
もちろん、牧田の恋人といえばあの男、北嶋です。
前作読んでないと何コイツ!?って思っちゃうぶっ飛びキャラ。今回もいろいろやらかしてくれてます。詳しくは「透過性恋愛装置」参照ですね。牧田と晴れて恋人同士になって、少しはトーンダウンして大人しい子羊ちゃんになってるかと思ったら、人間の性根なんてそんなに簡単に変わるもんじゃないのね。相変わらずというか、ますます困ったちゃんぶりが際立ってきましたよ。いきなり、橋本をアンタ呼ばわりするところにも失速することのない不遜さが、むしろ彼らしくて安心させられたりもしたのでした。
橋本と嵯上は、過去に恋人との関係で似たような苦い経験があって、そのことがより二人の気持ちを引きつけ合っていきます。素直に相手を受け入れ寄り添っていくというのは、簡単に見えてなかなか上手くいかないもの。手探りでささやかな幸せを見つけていく二人に暖かい気持ちになります。
でも、何といっても今回の目玉は、主役を食ってしまうほどにインパクト大だった「北嶋の近況報告」でしょう。むしろ、彼の健在振りを描くための本作であったと言っても過言ではありません。そんな彼が牧田の一言でカワイクなっちゃうところなんか、何度読んでもおかしくてたまらなくなります。鼻持ちならないんだけど、いいところもあって何だか憎めない最強キャラ。
そんな困ったちゃんの北嶋が、牧田にお仕置きHされてしまう「星の滴」は、独特なエロが素晴らしいSSでした。ドSな牧田とドMな北嶋のHに、淫らさとそこはかとない品性の両方を感じることができるのです。
それから忘れていけないのが登。辛らつで鋭い視点を持つ登が、いい立ち回りで持ち味を発揮しています。今回もキツい言葉の裏側に気遣いを感じられて、ますます好きになりました。
久々に北嶋困ったちゃん王子を堪能できて、大満足。シリーズ通して、イラストがちょっと苦手な絵柄なのですが… -
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連載時から気に入っていた作品。
警視庁特殊班捜査係SITに配属されてきた神宮寺と、SAT時代から反目していた遠藤。この二人の些細な気持ちのズレから生じたわだかまりが氷解してラブになるまでの様子が、拉致事件と平行して描かれています。
この二人の入っているボロい寮が「天使のささやき」と同じで、先輩の宮津も登場しています。リンク作では、合同会議の場面でSAT時代の遠藤が目立っていました。
そんな遠藤に距離を置かれているにもめげず、しっぽをふりまくる大型わんこの神宮寺。
そして、今回の当て馬はとってもミステリアスな篠口。妙に気になるキャラです。語り口は甘いが、どうみても攻。そして、何かと遠藤の恋愛相談に乗ってあげたりしてキケンな香りプンプンの人物です。
そんな篠口をライバル視しつつ、神宮寺は何とか遠藤との距離を縮めようとしますが、遠藤は手ごわい。
もともと、遠藤も神宮寺もゲイでもないので、恋愛関係になる可能性なんてなさそうなんですが、神宮寺には警察官になる前から遠藤に心惹かれる、ある理由があったんです。そこがとても印象的で納得できる重要ポイントになっています。
過去の出来事のせいで、大切なものを持たないようになってしまった遠藤の気持ちが、神宮寺の行動によって変化していきます。
今後、年下わんこによってもう少し恥じらい深い受になっていくんでしょうか?気になる。
♂×♂の同等な雰囲気は、「天使のささやき」の上司部下関係の峯神×名田cpより感じられて、さらに男っぽいcpです。
エロ的には、あけっぴろげな発言をかます遠藤のせいで神宮寺が萎えないかとヒヤヒヤするけど?そこは全く問題なく、気持ちがしっかりくっついたのがわかるシーンになっていて満足です。泣いてくれると言った神宮寺の一言が遠藤の孤独を癒してあげたみたいです。それと、あの現場突入時の守られ感?にやられたんですね…グッときてしまったらしい。
書き下ろしは、定番デートを繰り広げる二人の様子がチェックできて嬉しい内容です。肝心のエロは、かなり濃厚です。漢らしく積極的な面を見せる遠藤に赤面。
続編の予定もあるようなので、楽しみです。 -
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これはガチで良かった…
序盤は設定的にドロドロかと思ってましたが、読み進めていくとなんとも爽やかで穏やかな作品でとーっても良かったです!!
今まで積読してたのを後悔…
「上海金魚」という題名通り、上海が舞台です
かわいさんというと、もう一作「上海」という題名の作品があるせいか、上海・京都・政界・ときどき高校生なイメージがありますが
かわいさんの書く上海はすごく魅力的で、行ったこともないのに素敵な所だなぁと思ってしまいますw
金魚の描写も作品の雰囲気にぴったり馴染んでいて、しっとりとした素敵なお話でした
そして何より、かわいさんの書く大人しい受けって大好きなんだよね…!!っていうw
かわいさんファンは読むべしという一冊です -
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め~っちゃくちゃ良かったです!!
98年にショコラノベルズで出版された作品の文庫化
ノベルズの方は未読ですが、描き下ろしありです
京都にあるK大学の吉田寮が舞台の作品
生活能力が皆無の杜司(受け)に年下ワンコの織田(攻め)が世話を焼きまくるお話です
浮世離れした受けと通い妻みたいな攻めって大好きなんだ~(*´∀`*)
こういうCP大っ好き!
こういう場合の受けはツンデレでもおっとりでも良いけれど、杜司はおっとり受けです
京都が舞台なので、おっとり受けが光ります…!
吉田寮の住人は一癖も二癖もある面々ですが、良い具合に作品のスパイスになっていてとても良かったです!! -
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ホテルマン牧田×若手建築士北嶋。何度でも読み返してしまうお気に入り。
ジコチュー王子で本当に残念な性格の北嶋は、女子的にかなりカチンとくるやつです。が、読み進むうちにその痛い発言や行動に段々失笑してしまうというか、心配になってほっとけなくなるというか…
いい迷惑しているのに友達でいる滝乃の気持ちが理解できます。
一方の牧田は、そつがなく落ち着いていてまさに大人のイイ男という感じ。包容力も充分です。
ところが、この二人にすごいギャップ萌え要素が隠されているんです。ノンケ北嶋が、ノンケ脈なしの牧田に恋してしまったところから、意外性に面白さが倍増。
それまで、人の気持ちなんか微塵も考えたことのなかったオレ様系北嶋がすっかり初心な中学生みたいになるその落差に、まずやられました。
体当たりで牧田にぶつかっていく計算無しのアタックぶりや、子供っぽい一途な気持ちに、最初の悪印象がふっとんでめちゃくちゃかわいそうになったり。
牧田も二面性があってびっくり。営業用と濡れ場では別人。ベッドではそのいい声で、ちょっと意地悪な言葉攻めがすてきです。
後半、そのエロなベッドシーンに悶えまくりました。
かわいセンセのHシーンはほんとに淫らで萌えます。他の描写が硬質なだけに、こちらでもギャップ萌え?
北嶋の意外なかわいさにほだされた牧田は、セクハラオヤジぎりぎりな感じで苛めまくっちゃうんですが、なんかかわいくなって矯正されてる北嶋の姿に、読んでいて溜飲が下がる思いがします…
滝乃と佑季が北嶋に振り回されて、コメディタッチになってるのも読んでいて楽しかったポイント。登ちゃん、毒舌が最高です。
お仕事モノとしても、きちんと描かれていて興味を持って読むことができるし、最後はしっかりラブラブで、ものすごく満足な読後感です。
気に入りすぎて、後日談を知りたくて同人誌を購入した一人です。 -
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書き下ろしです。
連載していたSATの遠藤と神宮寺の話が先に本になるかと思ってました。でも、スピンオフの警視庁警備部警護課第4係に所属する峯神と名田のcpも読み応えありました。
今流行のSPモノですね。それだけでも読むのが楽しいかんじ。
お仕事に関してきっちり設定があるので、どちらかといえば色恋より比重があったりするけど苦にはなりません。SPの仕事面も気になるから、これ位描いてくれたほうが嬉しかったし。
痛くない程度に、ドキドキハラハラさせられます。
警護に関するSPのプレッシャーとか不本意な仕事や、峯神の兄からの軋轢など、リアルで読みどころはいろいろありましたが、なんと言っても特筆すべきは、峯神のエロオヤジっぷりです!すごいセクハラ野郎ですが、なんかすごく大人でかっこよさが崩れていないのはなぜ???
ドラマCDにもしなったら、峯神はぜひ一番の声タラシの方でお願いしたいです!
名田はそんな峯神のセクシーさのトリコになってしまっても当然な感じで、とてもまっすぐに峯神を好きで、かわいいキャラです。
イラストもぴったりでいいムード。
遠藤と神宮寺の「甘い水」、はやく出して欲しいです。で、Hな峯神が気に入ったので、その後の二人の話も読みたい… -
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傲慢社長×ツンデレ秘書がWツンデレに、とあとがきにあります。
b-Boyのアンソロ「びしょぬれ特集」収録作品に、大量書き下ろし「報復モラトリアム」と、SS「街に天使の降りる夜」がプラスされています。
「ドラスティック・メタモルフォーゼ」のみ読むと、硬質で外道なエロが突出しているので感情移入できないかも…アンソロのお題である、びしょぬれがメインで、エロがメインなので仕方ないですね。
もう、屈折しすぎて、裏までよく読みこまないと理解不能な二人です。
九鬼の傲岸不遜な態度と、「自動機械人形」と揶揄されてしまうほどの御巫の無表情さが、心情をわかりにくくしているから、ますます主題よりも、愛が見えないHばかりに目が向いてしまう。
そんな二人の相容れない態度がどこから来ているのか、理解するには書き下ろしをじっくり読むことが必要です。
「復讐モラトリアム」は、アンソロ用に書かれたストーリーの根幹を丁寧に描いたものです。はっきり言ってこっちのほうが面白い。
これを読むと、鼻持ちならない男、九鬼の人生の挫折や、愛する男に置き去りにされた御巫の胸締め付けられるような過去を詳細に知ることができます。
御巫が空き部屋で涙を流すシーンは泣けます。
うーん、せつない。15年間の二人の生き方を考えると、やるせなくなります。
でも、忘れがたく、離れがたくっていう気持ちや、そう簡単にはこちらから折れて出るわけにはいかない変な意地や、好きだからこそ迷走してしまうのが執着なんだなーと、改めて納得。
こういう執着ストーリーは、かわいセンセならではの独特な味があってすばらしい。
御巫に反旗を翻されて平静さを失って、屈してしまった九鬼にスッキリ!です。このまま甘々デレデレな方向で付き合っていって欲しいお二人です。 -
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浮世離れした天然誘い受けに禿げ萌え〜!杜司ツボ過ぎてハァハァしまくったwwもっと読みたいっ。セリフが良いっ!絶妙なタイミングで。
寮生活の雑然とスローな空気感も、織田の爽やかさも、全体的にバランスがあってて、いい気分になれて素敵。展開も良かったなぁ。
研究以外、何もかも無頓着なのかと思いきや、びっくりするほどの直球で感情を投げてくる杜司、最高〜♪♪♪ 恋愛に対して子どもみたいというか、混じりっけなし純度100ですみたいな…可愛い…正に愛すべしキャラだった。
自然体のままで静かに人を従わせる感じのところもあったなぁ。それがまたツボでw
何もしないなんて…って、させていただきますよ!!って織田に代わって叫びそうであったwwwww -
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あじみね絵師の表紙絵がすてきです。
時代物BLで、言葉づかいや背景の描写はかなり本格的な平安調。かわいセンセのどの作品にも言えますが、勉強、取材に手抜かり無いから読んでいて心地いいです。
当時の階級社会や男女関係、趣味娯楽など受けとめやすく、怨霊の仕業なんてまさに平安の世を象徴するようで、違和感無い筆力はさすがです。
雑念なく雅な世界に浸れました。
この話のメインは、なんと言っても尉惟のこれでもかといわんばかりの執着心でしょうね。すごいですよ。桂の宮が九つの時に見初めて、以来ずーっと桂の宮のみに執着する男です。自分の妹を愛する桂の宮に嫁がせ、自分は宮の姉と結婚して血縁でがんじがらめにするなんて、超コワイ。桂の宮にしてみれば、愛する男が自分の姉と一緒になるなんてまさか自分への執着ゆえとは思いもよらないでしょうね…
その執着が深い愛からくるところがたまらないです。ハート鷲掴みされました。
悪霊退散の後、尉惟が執着愛を告白する場面は泣かされた。ベタだけど、「たとえこの世のすべてを敵にまわしても」なんて真摯に言うのには負けました。
桂の宮もまさに天然小悪魔系。ピュアで健気だけど、体すべてで尉惟の愛情を求める豹変ぶりが色気ありすぎ。Hシーンよりむしろ、一人嫉妬に悶々としたり、疑念を持ってしまって一歩引いてしまったりする男心?が色っぽい。
お気に入りはやっぱり初夜でしょうか。きっかけも後朝も、すべてステキでした。尉惟が桂の宮の髪を梳かしながら愛を誓う場面は、時代物でなくては味わうことのできないロマンに満ちあふれています。