政敵の存在、親王で皇位継承権のある桂の宮(受)、左大臣家の嫡子で
ある尉惟(攻)、桂の宮と異母兄弟の溝や、姻戚関係との不和。
もう、本当に平安朝に存在する、身内のドロドロまっしぐら。
かわいさんの文章って普段はちょっと癖があって読みにくいな、と
苦手に思うことが多いのですが、今回は私には合ってまし
...続きを読むた。
まさに平安朝語り口です。
喋り方もそうなんですが、言葉の選び方が平安的。
源氏物語や徒然草など、そのへんの古典文学を現代語訳した時の
ような文体で、始終語られます。なので、人によっては逆にとっつき
づらいかもしれないのですが、もの凄い雰囲気が出てます。