加谷珪一のレビュー一覧

  • お金は「歴史」で儲けなさい

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    主に株式相場の歴史の話。
    株式・国際・不動産とバブルについて。
    とくに、戦争がおきたとき、株式はどんな様相を呈するのかが興味深かった。
    30年、50年の長期運用を考えたときに、戦争リスクはつきまとうが、戦争と株式相場にふれた本はあまり見かけないので、過去の戦争と株式相場をぶんせきしてある本書は大変参考になる。

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    2021年09月26日
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか

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    最近の経済関連本はざっくり

    1 何もかも政府が悪い
    2 とにかく日本は本当はすごい
    3 構造改革論
    4マクロ経済政策論
    5 終末論+自己防衛術

    のどれかに類型化されるイメージ。
    1と2は論外として、3は人口減少や規制改革、4はマネー過剰や財政破綻、ひいては年金問題、そして5は、もうだめだからせめて個人で株を買おう、外貨を買おう、投資をしよう、ひと捻り系では移住しようなど。

    本書は、3と4の歴史を概観しつつ5を見据えているということで、網羅的整理としてはかなり有益な本。

    ポイントは、
    A 日本は世界的に見ても給料が安く、だからモノの値段が安くても大して豊かでなく、資本ストックもみすぼらし

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    2021年08月22日
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか

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    えっ!日本ではすでに現在の経済学で想定されるすべての経済対策を実施したのにあまり効果がなかっただと?!ということを知れる一冊
    日本が魅力ある国に見えなくなってきていることが様々なデータから語られます。そのため、「日本てまだまだ経済大国!」という価値観の方か読んだら暗い気持ちになるかもしれません。
    ではどうすれば?というのが少し書いてありますがヒラ社員の一個人では実現が難しいため、多くの方がこの本に共感して社会のマインドが変わっていけばなぁと願わずにはいられませんでした。
    ●複雑な気持ちになりました
    よく選挙で「景気をよくするために~」ということが語られますが、過去20年の日本政府が実施した景気

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    2021年07月21日
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか

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    この本は日本人にとって過激な内容が次から次への紹介されていく。途中で「著者は日本に対して文句を行っているのかな?」と思うくらいだ。しかし、読み勧めていくと「日本人はゆでガエル状態になっているので、もっと世界に目を向け、現実を見て対応して行こうではないか!」と訴えているように思えてくる。

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    2021年03月25日
  • 感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由

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    経済学に関する本、初読み。
    導入に色んな具体例が示されていて、初心者にも分かりやすかった。2章から少し専門的な話も多くなってくるが、解説等もついていたので、うんうん考えながらも読み進めることができた。
    他国との数字に基づく比較もあり、いかに日本の考えが古く、柔軟さがないか如実に現れているように感じた。
    政策を考えている人も、ベンチャー企業や地方移住を支援する人も、皆自らの立場は保証されている場所からの意見でしかない。そのような立場の人から決められたことではいざ動こうとする人達は、よほどの野心がないと動かない。うーんこれって日本どん詰まり?
    経済学と心理学は関係していないようで関係していることが

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    2021年02月09日
  • お金は「教養」で儲けなさい

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    お金を儲けることだけではなく、社会人として身につけておくべき教養を身につけてられたと思います。
    広く浅く学びたい方におすすめです。、

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    2021年01月31日
  • お金で絶対に苦労しない方法を教えてください!

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    こういった類の本を読んでいる方だと、目新しい情報はなくいつものやつね という印象。

    体系的に順序よくまとまっており、読みやすいので、知識の無い人には読みやすいと思います。

    結局、生活コストを抑えて収入を上げて投資しましょうという話に行き着くのだと思います。

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    2021年01月11日
  • あなたの人生を変えるお金の教養

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    ネタバレ

    お金に対する自分の教養を高められた本。

    読もうと思ったのは、お金をどう増やしていく・守るかを知りたかったからだ。大学時代部活しかしていなかった自分はあまりにもそこの知識がなさすぎるのでお金を増やすことは高給取りになることしか思い浮かばなかった。しかし、実際就活をしてそんなに稼げないことを知ってどうお金持ちになるかを考えた結果、お金に対する教養を身につけることが大事だと考えたのでこの結論に至った。

    この本に書かれてあったのは、お金持ちになるときの心構えだ。3〜4割は、金持ち父さん貧乏父さんにも書かれてあったことだが、より細かなマインドも書かれてあった。
    ・お金持ちは他人を軸に考える
    ・数字で

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    2020年12月30日
  • 日本は小国になるが、それは絶望ではない

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    著者の意見には、基本納得しました。
    ただ、目新しいことは、わたしが一読した限りではありませんでした。日本は、人口減少を主因として経済大国ではなくなるのだから、生産性を上げて、つまり付加価値の高い産業に人的リソースを傾け、国内消費を増やしていくという方向性です。

    もちろん理想は、そうですが、
    実現はできないだろうと思います。
    すでに日本人一人あたりの国内総生産は、
    韓国や台湾、中国沿岸部のそれに抜かれています。この20年間ひたすら落ち続けています。これから上昇するとは、思えません。所得も94年比で、今後数年で半分になるでしょう。

    人口動態を見れば85年比で、東京の人口に匹敵する数の高齢者が増

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    2020年12月09日
  • あなたの財布に奇跡が起こるお金の習慣

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    お金の価値観を教えてくれる本。
    如何にお金を払う事を投資と出来るか。
    お金を使うことの判断を考えさせてくれる良書。

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    2020年10月22日
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか

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    著者に書かれていることはおおよそ理解、共感できるものでした。日本はもはや成長を持続する先進国ではない、だからこそ認識を変えて生きていく覚悟が必要だと考えさせられます。

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    2020年10月17日
  • お金持ちはなぜ、「教養」を必死に学ぶのか

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    「総合的な知識や考え方」が「人格や行動に結びついている」ことが重要という著者の指摘に大いに納得するとともに、考えさせられた。

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    2020年09月21日
  • 大金持ちの教科書

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    非常に重要な資産家になるための考え方が書かれている。
    金持ち父さん貧乏父さんの主張と同じく、まずは事業オーナーになることから全てが始まると。
    「給料をもらう」のではなく、「お金を稼ぐ」という発想が必要。
    また、人的資本による収入ではなく、資本から自動的にキャッシュフローが入ってくることが重要。

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    2020年09月12日
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか

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    もしかして、日本は三流国なのか?という漠然とした不安が、エビデンスを並べて証明された感じ。
    残念?ではなくて、むしろ、スッキリ。現実を知ることからしか何も始まらないのだと思う。日本ステキ!すばらしい、と誤魔化しても、どんどん時は刻まれていくのだから。
    私の年収、ヨーロッパでは低所得になるの?それは流石にショック!だけど、なぜだろう。それでも清々しい。騙されてるよりよほどいい。
    嘘にまみれた日本社会を俯瞰してみるには、絶好の書だと思う。でも、みんな読むの嫌がるだろうな。捨て猫のナーバスなプライドで、フーッと唸って引っ掻かれそう。

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    2020年08月15日
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか

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    ファクトやデータを活用しつつ、わかりやすく日本が置かれている現況について解説するとともに、コロナ禍の世界・日本の今後の生き残り策などが詳述されている著作。
    特に日本においては、コロナ禍の今後の成り行きを懸念しつつ、生活実感を大事にし、優良な国内市場に注目すべきと提起している。他方で、日本人が海外に出稼ぎに行く日が近いとのことで、今後のライフスタイルとして「若いときにはアジアに出稼ぎに行き、老後は日本に戻って、安い生活を堪能する」との記述もあり、参考になる。

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    2020年08月09日
  • お金持ちの教科書

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    YOUTUBEの両学長の推薦書だったので読んだが非常に良かった。
    真新しいことはないが、よくお金持ちの思考として各所で切り出しで言われていることがまとまっている感じ。

    大枠、考え方は本書を押さえておけばOKなうえ、非常に読みやすい。
    デートの割り勘に合理性がないとか、お金持ちがタクシーやビジネスクラスを利用するのはなぜかとか、身近な例が色々出てきて、理解しやすい。

    投資対効果とか合理性とかに基づいてお金持ちは判断するが、身近な例だとどうか、という感じ。

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    2020年07月21日
  • 貧乏国ニッポン ますます転落する国でどう生きるか

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    1・2章はかなり分かりやすい、日本の低迷を表す実例の話。冗長な感すらあったが、3章から経済学的な論考が入ってきて勉強になった。

    世界経済が成長し続ける中、良く見ても現状維持の日本は相対的に貧しくなっている。
    いまの日本から見ると、新興国の旺盛な消費力や、貪欲に豊かな生活を望み成長を信じる姿勢がただただ羨ましい。そんな環境で生まれ育てば、人生はどんどん良くなると希望を持つし、世の中全体にパワーが漲るのも頷ける。
    年収よりも高いカローラが飛ぶように売れた時代が日本にもあったとは…

    この経済低迷の原因を政府の経済政策に求めがちな論調は世に溢れているが、その責任は実は…
    と身につまされる内容だった

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    2020年07月01日
  • お金は「歴史」で儲けなさい

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    5年前出版の本で加筆修正された文庫本ですが、まさに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

    個人的にインフレと円安方向になるという考えがあるので、考えを補足する上でも読む価値がありました。
    歴史と長期的な株価の流れをしっかりと見ることの大切さがよくわかる本です。

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    2020年02月04日
  • 定年破産絶対回避マニュアル

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    人生100年時代にどうやって自分の生活費を確保したらいいか?僕は自分で守れる範囲は守らなきゃいけないと思って生活しているけど。世の中そうでもない人も多い。正直、お金や制度について勉強しなきゃ家族に弱者が出た時も守れないよ。ヘルプの出し方すらわからままじゃヤバイ。
    さて、この本は老後のお金の疑問に答えてくれる一冊です。資産形成の為に"投資の初心者が長期投資を行うこと"を前提としています。著者は、20年以上の長期投資と米国の優良企業への投資を勧めています。多くの投資の本ではまず日本株を勧めるところだと思います。著書は、日本株は株の初心者向きではないと教えてくれます

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    2020年01月13日
  • 最強のお金運用術 富裕層だけが知っている 1%の金利の魔法

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    経済のニュースを読んでいて、なんとなく理解したつもりで読みとばす習慣がついていました。その習慣が少し改善されました。加谷珪一氏「最強のお金運用術」は金利について大変わかりやすく説明をしてくれます。
    金利を意識する事は、時間軸を意識する事であり、金利は将来の動きを予測して設定される。つまり金利は将来の変化が織り込まれている。投資をするときに金利を意識する必要性を教えてくれます。
    この本は5章の構成になっています。
    1章「金利の魔力に触れ触れる」では金利を利用して儲けるコツを伝えてくれます。しかし残念ながら元手がある事が最大条件です。
    2章「金利に支配された「経済」をつかむ」この章

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    2019年12月25日