加谷珪一のレビュー一覧

  • スタグフレーション 生活を直撃する経済危機

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    2023.10.11
    本書の指摘するように、スタグフレーションに陥いる可能性が高いのが今日現在の状況だと思う。
    ロシアのウクライナ侵攻は終わらないうえに、おとついからハマスによるイスラエル奇襲とその反撃。
    世界は不安定化する一方で、アメリカの金利は高止まりである。投資家は利下げへの転換を期待するがそのシナリオはあまりに楽観的にすぎる。
    ひるがえって日本は平和ボケの上に物価上昇に賃金上昇が見合わず、実質賃金はマイナスのまま推移している。日本の株主は堅調だが、ちょっといいところどりが過ぎるのではなかろうか。
    物価高が収まる兆しなく、賃金の大幅な上昇は見込めない。すると、やはりスタグフレーションの危

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    2023年10月11日
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶

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    読み易くしかも、頷ける点が多かった。
    底意地の悪さ、と言う題名がそぐわない様な気がしたが、マジ共感する箇所が多くて、読んで良かった。

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    2023年10月05日
  • お金は「歴史」で儲けなさい

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    2023.09.25
    100年単位での株価の動きを振り返りながら、これからを考えるための一助となる一冊。
    答えが書いてなく、あくまでも考えるためのヒントであるという点がとても良い。

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    2023年09月25日
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶

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    「ご心配とご迷惑を」

    日本人は、自分に迷惑がかかるのを非常に嫌う傾向がある感じがする。
    その根底には強い不安感があるように思えるのだが、本書ではあまり原因については掘り下げられてはいなかった。でも実感としては正しいと思う。

    将来が不安→蓄財に励む→物が売れない→景気が冷え込む→将来が不安…
    これは企業にも云える模様で、内部留保をひたすら溜め込んでいるようだ。経営者にしてみればコロナの渦中にあって、それ見たことかというところなのかも知れないが。

    自分は安倍元総理が大変嫌いだが、アベノミクスについては良かったとは思っている。ただその最中に増税をしてしまったのは悪手だったと思う。増税を回避する

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    2023年09月11日
  • スタグフレーション 生活を直撃する経済危機

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    不況下のインフレがスタグフレーションだとのこと。
    実際、多くの商品の値上げが続いている。生活を直撃する経済危機にどう対処していくべきなのか。

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    2023年04月14日
  • 縮小ニッポンの再興戦略(マガジンハウス新書)

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    面白く読めた

    政治では変わらないとか言いながら最終結論政治でしか変えようがないこと言ってる気がしたよ。そこもまた面白い。

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    2022年12月26日
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶

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    これは少し耳の痛い話もあるけど、いい分析。データに基づく国際比較は腹落ちするし、この30年経済成長できなかったことも分析してる。やはり表面上でなく、「近代化」しないといけないんだろうな、日本人は。謙虚さを思い出して。いい1冊でした。

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    2022年11月23日
  • スタグフレーション 生活を直撃する経済危機

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    何年も前から日本では、スタグフレーションが起きると言われていたが、ついに現実ものとなってきている。スタグフレーションとは何か、今何が起きているか、今後どのようなことが起きるか概説されている。世界人口は、2022年11月には80億人を超え、これまで途上国と言われてきた国は経済成長し、ますます消費を行う。一方で「地球資源」と呼ばれるものはどんどん枯渇している。これからの世界は不可逆的に需要過多に陥っていく中、今後物価が下がるわけもない。

    あとは筆者の生活防衛術は興味深い。「自家用車は抜本的な見直しを」と「家賃は上がらない」という指摘と予測がある。自分もこれには同意する。
    世界的な大都市部の家賃高

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    2022年11月05日
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶

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     タイトルに惹かれて、というか驚いて購入。近代化を果たせず前近代的ムラ社会のままであることが、経済成長を阻害している要因であることをデータで分析されている。和を重んじる日本社会はゲマインシャフトという概念に当てはまり、情緒的・感情的に個人の意思が決定されたり、ルールや契約ではなく地縁・血縁・宗教で関係性を構築するなど、特徴を列記されると頷けるものばかり。
     前職でも人の足を引っ張ることに必死になっている人がいたり、長く勤めていることだけが重視され実際の貢献度は二の次だったりすることがあった。40代・50代?で考え方は固定されるとよく聞くのに、マインドを変えるのは大変過ぎるのでは、と考えてしまう

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    2022年11月04日
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶

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    消費主導型とする事が不可欠でありながら、消費を拡大させる学術が存在しないとなると、いま話題のベーシックインカムを導入した所で消費での景気拡大は見込めない。

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    2022年10月13日
  • 日本はもはや「後進国」

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    いろいろショックなことが書いてありますが、現実は受け止めた上で、できることから改善しなければならないと感じました。

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    2022年09月04日
  • 「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質

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    ロシアのウクライナ侵攻を見て、戦争と経済の関係をおさらいするために本書を再読

     過去の戦争において、どれくらいの戦費がかかったのか。本書を読むと、日本の行った太平洋戦争が、いかに経済合理性に欠けていたのかがよくわかる。(1章)

     戦争の資金調達という観点からも、日露戦争はうまく立ち回っていたのに、太平洋戦争においては、当時グローバル金融システムの主導権を握っていた米英を敵に回しどん詰まりの状況を自ら作っている。(2章)

     GDPを用いて戦争と経済を読み解いた3章も、戦争とインフレの関係が読み解かれており、わかりやすい。また、実は日本は隠れたテロ大国と紹介されているが、安倍元総理が銃撃され

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    2022年09月02日
  • お金で絶対に苦労しない方法を教えてください!

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    「お金の使い方」や「家族のお金」の章は面白かった。自分へのご褒美は、百害あって一利なしと厳しい意見だったが、貯蓄用以外の口座でのやりくりなので、平日のモチベアップのために許してほしい。家族のお金については、結婚後のリアルな話として、運命共同体であることを強く意識しなければいけないとのことだった。お金の話は非常に重要であると改めて感じた。ただそれ以外の章は簡単で薄い内容だった。

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    2022年08月22日
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶

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    ■ Before(本の選定理由)
    読者を煽るタイトル。
    でも直感的に、その通りだよなぁと感じた。

    ■ 気づき
    元々村社会なり法以外に組織のルールを委ねていた日本人は、明治以降に制度面だけ近代化したが内面は未成熟、という論旨。現象はそうなのかもしれない。
    国際比較調査の実例を沢山上げてくれていて、いづれも他人に不寛容で自分の成功も運の要素が強く、いわゆる「無理ゲー」だと感じている人が多いのだろうと思った。

    ■ Todo
    別の本:GIVE&TAKEの受け売りだが、私はテイカー(人から受取ることを重視)ではなく、ギバー(人に与えることを重視)になりたいし、そう行動していく。

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    2022年07月21日
  • 感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由

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    GDPやコア指数、インフレやデフレなどの基本的な内容を再確認できました。
    マクロ経済とミクロ経済のそれぞれの視点から書かれているので理解しやすいと感じます。

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    2022年07月02日
  • プロ投資家の「株を買いたくなる会社」の選び方

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    コモディティ化(陳腐化)のリスク
    財務(数字)、マーケット、シナリオ
    物の価値が一変する時代に生きていることを痛感
    腹落ち感あり

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    2022年06月18日
  • あらゆるニュースをお金に換える 億万長者の情報整理術

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    著者は個人トレーダーとして株で儲けているので、その視点でどのようにニュースを捉えたら良いかが書かれていた。
    一般的に耳障りのいいことを書くのではなく、ニュース発信者がどのような意図を持って発信しているのかにフォーカスするべきといったより具体的な内容が勉強になった。

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    2022年04月22日
  • 国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶

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    ネタバレ

    何にでもそうだと思うが、マインドが大きく影響することは多くある。確かに、新しい事業が発展していかないのは、失敗を許さないマインドが社会にはびこっているからであろう。つまりは、経済も上向かないと。今の分断された日本においては、寛容な気持ちを持つことすら難しいのではないかと思った

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    2022年04月19日
  • 「教養」として身につけておきたい 戦争と経済の本質

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    ネタバレ

    各国が経済成長する中で、日本は長く停滞しているのに、GDPの1%を上限とする防衛費の制限ということは、他国と比べ相対的に防衛費は低下していることになる。
    国家総動員法により、企業の配当制限など株主の権利を大幅に制限したことが今日の企業は従業員のモノという風潮につながっている。

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    2022年04月05日
  • 日本はもはや「後進国」

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    第3章の日本は儲かるビジネスができていない、企業の経営視点が極めて短期的になっている、などの議論は心に来るものだった。目の前の仕事に一生懸命に取り組んでも、マクロ的に見た場合、自分自身の働き方は生産性を悪くしていることに繋がっているのでは?豊かさに繋がっていないのでは?と感じて悲しくなった。

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    2022年01月10日