加谷珪一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1.今までスキルを高める方法ばかり着目していて自分の生活と照らし合わせて本を読むことが多かったので、今話題のリベラルアーツ(教養)について読んでみようと思って購入しました。
2.著者は「教養とは、物事の本質を見極めるための総合的な知識や考え方が人格や行動に結びついたもの」と定義しています。これを高めることで、いわゆるセンスに結びついてきます。また、成功者の多くは歴史から学ぶことで世の中の流れや成功の共通点を見つけ、実践することができるので、そこから教養を見いだすことの重要性を説いています。
本書の構成は社会学、経済学、数学、情報工学、哲学、歴史学の6章構成となっています。どの章からでも読める -
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経済活動は、市場を創造するものと奪い合うものがある。経済が成長するか否かはどちらが多いかを見ると分かる。
消費者物価指数は生鮮食品を除いたものでコア指数とも呼ばれるが、さらにエネルギーを除いたものをコアコア指数とヨブ。
インフレ良い、デフレ悪いといったことはまったくなく、それ自体によしあしはない。悪いのは不景気。
日本は中古車市場が小さい。
日本は経済成長していないのに世界は成長しているから、グローバル企業の製品は値上がりしていく。
労働生産性は、これ一つでその国の経済力が分かるくらい重要。
米国やドイツの輸出製品は、市場において今後値段が上がっていく商品(医療機器など)が多い。日本 -
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心にひっかかったところを備忘録として,
書き記しておく。
■作家はよく自殺をするが、
本当に文学的な理由で自殺する人は稀なのだという。
ほとんどは、自分の作品が売れなくなり、
最後は働かなければならないのではないか、
ということに対する恐怖で自殺に追い込まれるのだ。(p40)
■[感謝されたのかお礼されたかの違いは大きい]
軽々しく「感謝」「感謝」と口にする人は、
基本的に「人に何かをしてあげよう」
という意識は薄い。それに比べて「お礼」をするという行為は、
自分に対しても他人に対しても厳しくなければ
実現できないものである。
身銭を切るわけだから、本当に貢献してくれた -
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世代や時代を超えて共通するお金持ちになるための思考法が書かれたあり参考になった。単に知ってふーんとなるのではなく実行していきたいと思う。
・世の中のためになると強く信じて働く人がお金持ちになる。
・貯蓄ばかりしていては、小さなお金を作ることはできても
より大きなお金を作ることはできない。
・労働者的発想ではなく、投資家的発想が必要。自分がどんな仕事をするのかは、自分が顧客に何を提供できるか、あるいは自分という資産が生み出す富をどうすれば最大化できるのかという観点で決定される。
・優秀なビジネスマンタイプの人はお金持ちにはなれない。人から使われる立場として優秀であることとは別である。
・税金の知 -
Posted by ブクログ
本書を読んでお金持ちに対する具体的な思考や行動が学べました。
実際話に聞いたことある話題や考え方に言及している部分も多く非常に勉強になりました。
普通の人とは一線を画す考え方や立ち居振舞いやそれなりの資産が必要なことも本書で知りました。
特に本書を読んで割り勘の理論はなるほどと感じました。
普通には接することのできない方との交流が多い著者だからこそ書けた部分が多く、金言となる部分が多かったです。
また、資産家ではなく、少しでもお金持ちになるためのノウハウが最後に書かれてる所も好感が持てました。
本書を読んでお金は使うところと節約するところの見極めが重要であると感じました。
あと、時間に対 -
Posted by ブクログ
情報をビジネスや投資に活かしたいと考えるビジネスパーソンが、こうした情報と、どう向かいあったらよいのか解説した本。非常に参考になった。
ふむふむ箇所
・バフェットの堅実な知識人としてのイメージは、投資の世界がそうあって欲しいという人々の願望が作り上げたもの。安定的でリスクの少ない銘柄を選定しているが、その分大きなリバレッジを効かせている。
・公開情報の精査の順番はマクロから徐々にミクロにしていく。
・エコノミストの発言は全て所属する金融機関のために、コンサルタントは常に顧客を想定して発言。
・同じ条件で対象を観察する、定点観測は非常に有効。