加谷珪一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1・2章はかなり分かりやすい、日本の低迷を表す実例の話。冗長な感すらあったが、3章から経済学的な論考が入ってきて勉強になった。
世界経済が成長し続ける中、良く見ても現状維持の日本は相対的に貧しくなっている。
いまの日本から見ると、新興国の旺盛な消費力や、貪欲に豊かな生活を望み成長を信じる姿勢がただただ羨ましい。そんな環境で生まれ育てば、人生はどんどん良くなると希望を持つし、世の中全体にパワーが漲るのも頷ける。
年収よりも高いカローラが飛ぶように売れた時代が日本にもあったとは…
この経済低迷の原因を政府の経済政策に求めがちな論調は世に溢れているが、その責任は実は…
と身につまされる内容だった。 -
Posted by ブクログ
人生100年時代にどうやって自分の生活費を確保したらいいか?僕は自分で守れる範囲は守らなきゃいけないと思って生活しているけど。世の中そうでもない人も多い。正直、お金や制度について勉強しなきゃ家族に弱者が出た時も守れないよ。ヘルプの出し方すらわからままじゃヤバイ。
さて、この本は老後のお金の疑問に答えてくれる一冊です。資産形成の為に"投資の初心者が長期投資を行うこと"を前提としています。著者は、20年以上の長期投資と米国の優良企業への投資を勧めています。多くの投資の本ではまず日本株を勧めるところだと思います。著書は、日本株は株の初心者向きではないと教えてくれます。日本の企業が世界市場の中の利益からみた立ち位置を伝え、日本企業より安全な企業群に投資すべきとの立場です。確かに日本企業の倒産リスクを心配して投資するより、より規模の大きな米国の企業の方が安全だと思いました。
その他、"マイホームは賃貸か持ち家か?""保険は入るべきか?""年金について""介護について""仕事について""人生100年時代に求られる新しい価値観について"を設定した期間とそれにかかる費用対効果を使い説明してくれます。
著者の加谷珪一氏は、中央省庁や政府系金融機関対するコンサルティング業務し、現在は、経済、金融機関、ビジネス、ITなど多方面の執筆活動を行っています。
他の著書も読んでいるので、日常で割り算をする事が多くなった気がします。それ以前はあまり考えていない状態でした。やはり知識というのは大事です。お金の知識が足りなさすぎたと反省します。また制度も知る事はとても大事ですね。そんな事を改めて確認した一冊でした。
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Posted by ブクログ
経済のニュースを読んでいて、なんとなく理解したつもりで読みとばす習慣がついていました。その習慣が少し改善されました。加谷珪一氏「最強のお金運用術」は金利について大変わかりやすく説明をしてくれます。
金利を意識する事は、時間軸を意識する事であり、金利は将来の動きを予測して設定される。つまり金利は将来の変化が織り込まれている。投資をするときに金利を意識する必要性を教えてくれます。
この本は5章の構成になっています。
1章「金利の魔力に触れ触れる」では金利を利用して儲けるコツを伝えてくれます。しかし残念ながら元手がある事が最大条件です。
2章「金利に支配された「経済」をつかむ」この章ではGDPの説明から始まり財政出動と金融緩和の違いを教えてくれます。グローバル化の進んだ現代においては財政出動よりも金融緩和の方がリスクはあるものの有効な手段だとわかりました。
3章「金利の本質を知る」では長期金利の持つ意味と日銀の当時の金融政策の狙いの解説をしてくれます。
4章「金利の魔力でお金を増やす」では実質金利差の見方を伝えてくれます。現在投資をする人の中でこの金利差で円安になる予想をたてる人もいるようです。いままでの債権と株の関係も面白かったです。
5章「金利から「歴史」を学ぶ」では経済を歴史で捉える事を伝えてくれます。著者は、スタフグレーションやハイパーインフレになることを危惧しています。
著者の加谷珪一氏は経済評論家です。金融、経済、ビジネス、ITなど多方面に執筆活動をされています。著書も「株で勝ち続ける人の常識、負ける人の常識」「お金持ちの習慣」等多数あります。経済ニュースを読んでいると加谷氏の名前のはいった記事も良くみかけます。
この本は"投資において金利を意識する事の重要性"をとても良く教えてくれます。具体的な商品の紹介ではありませんが、金利の仕組みを意識する事が投資が成功する条件の一つのようです。
長期金利の決定の仕組みがわからない人には、もってこいだと思います。 -
Posted by ブクログ
1.今までスキルを高める方法ばかり着目していて自分の生活と照らし合わせて本を読むことが多かったので、今話題のリベラルアーツ(教養)について読んでみようと思って購入しました。
2.著者は「教養とは、物事の本質を見極めるための総合的な知識や考え方が人格や行動に結びついたもの」と定義しています。これを高めることで、いわゆるセンスに結びついてきます。また、成功者の多くは歴史から学ぶことで世の中の流れや成功の共通点を見つけ、実践することができるので、そこから教養を見いだすことの重要性を説いています。
本書の構成は社会学、経済学、数学、情報工学、哲学、歴史学の6章構成となっています。どの章からでも読めるようになっているので、目次を見て、自分が気になったところから読むのが良いと思います。
3.歴史から学べることはたくさんあるとは常々思っています。しかし、歴史の偉人のように成功するように行動するのが難しいです。もちろん、始めから成功したわけではないと思いますが、最初はできないことをできるようになるまで反復練習するしかないと思わせてくれる一冊でした。
正直なところ、今の自分に教養があるのかないのかと言われるとないです。本を読んでいるうちに、教養をつけるためには何をすればいいのか考えているのですが、まだその答えは見つかってません。ですので、著者が述べていた物事の本質とはなにか」というところを常に考えながらこの先、仕事をしていこうと思いました。 -
Posted by ブクログ
経済活動は、市場を創造するものと奪い合うものがある。経済が成長するか否かはどちらが多いかを見ると分かる。
消費者物価指数は生鮮食品を除いたものでコア指数とも呼ばれるが、さらにエネルギーを除いたものをコアコア指数とヨブ。
インフレ良い、デフレ悪いといったことはまったくなく、それ自体によしあしはない。悪いのは不景気。
日本は中古車市場が小さい。
日本は経済成長していないのに世界は成長しているから、グローバル企業の製品は値上がりしていく。
労働生産性は、これ一つでその国の経済力が分かるくらい重要。
米国やドイツの輸出製品は、市場において今後値段が上がっていく商品(医療機器など)が多い。日本は違う。
★経済は理屈というより「感じる」もの。 -
Posted by ブクログ
心にひっかかったところを備忘録として,
書き記しておく。
■作家はよく自殺をするが、
本当に文学的な理由で自殺する人は稀なのだという。
ほとんどは、自分の作品が売れなくなり、
最後は働かなければならないのではないか、
ということに対する恐怖で自殺に追い込まれるのだ。(p40)
■[感謝されたのかお礼されたかの違いは大きい]
軽々しく「感謝」「感謝」と口にする人は、
基本的に「人に何かをしてあげよう」
という意識は薄い。それに比べて「お礼」をするという行為は、
自分に対しても他人に対しても厳しくなければ
実現できないものである。
身銭を切るわけだから、本当に貢献してくれた人にしかできるわけがない。
そのことは逆に、自分は他人からお礼されるだけのことをしているのか、
という問いにつながってくる。(p98)
■[がんばったご褒美を期待するのは「使われる人」の証拠]
がんばったのにうまくいかず可哀想という考え方は、
がんばったらご褒美が与えられて当然という考え方の裏返しである。
だが、ご褒美をもらえるという考え方そのものが、
人から使われる人の発想なのである。(p221)