あらすじ
今から5年ほど前、アベノミクスで大規模な金融緩和が行われました。経済学の知識を持つ人たちは、金融緩和で株や不動産の価格が上がると読み、それらに投資。予想は的中し、次々に億万長者になっていきました。経済評論家である著者もその1人です。一方、金融緩和で何が起こるかを理解できなかった多くの人は、絶好の投資チャンスを逃しました。両者の明暗は、経済学の知識の有無で決まったのです。著者は「経済学の基本がわかれば、お金儲けは難しくない」と断言します。本書は、金融緩和をはじめとした経済学の基本中の基本を、図を使いながら解説。マスターすれば、世の中のお金の流れやカラクリがはっきり見えるようになり、投資やビジネスで大いに役立つでしょう。億万長者になる秘訣は、「経済学」に書いてあります。ぜひじっくり読んで、あなたも大きな成功を掴んでください。
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Posted by ブクログ
著者である加谷氏のウェブサイトにある経済学の説明が非常にわかりやすかったため手に取りました。
マクロ経済学と投資を結びつけて解説しているので、無味乾燥に感じられた経済学が面白く感じられました。
Posted by ブクログ
タイトルはいまいちですが、良い本でした。投資の本というよりマクロ経済学の基本を分かりやすく解説しています。投資でもデイトレーダーではなく、長期的な相場の波を捉えてリターンをあげようという投資家を想定しています。仕事が忙しくてデイトレードはできない人や、じっくり世界のニュースなどから大きな方向性を予想するような、知的な刺激を好む投資家にはピッタリだと思います。
Posted by ブクログ
経済評論家で投資家でもある著者が経済学と投資についての関係性について書いた一冊。
本書を読んで取引的動機と投機的動機の2つの視点から政策がもたらす景気への影響の流れを知ることができました。
貿易、金利、物価などの変化が投資にどのような影響をもたらすのか解説されており勉強になりました。
また、企業の投資、金融政策の重要性、政策がある程度株価に反映されることなども知ることができました。
GDPが日経平均株価と連動していることや米国と他の先進国の経済圏の違いやトランプ政権の政策と株価の上昇がどのような要因で起きたのかも理解することができました。
そんな本書のなかでも循環面で判断するということか紹介されていて輸出と輸入の見方が変わりました。
あとTPP11が日本にもたらすメリットについては勉強になりました。
本書で景気の変動と株価の関連性を学ぶことができました。その知識を投資にも活かしていきたいと感じた一冊でした。