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国際競争力の低下と少子高齢化により、確実に経済が縮小していく日本。
それでも日本人は日本を大国と思い、これからもそうであると思い込んでいます。
しかし、数々の統計や国際ランキングは、今後、日本が大国としての地位を保つことはできないことを冷徹に示しています。
間違いなく、日本は小国になります。
「小国」という言葉を聞くと、ネガティブなイメージを持たれる方が多いかもしれません。
ですが、世界を見渡してください。
スウェーデン、フィンランド、ルクセンブルク、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド・・・決して大国とはいえなくても、豊かな社会を実現している国はたくさん存在します。
無理に大国であろうとするより、小国になることをポジティブに受け入れれば、日本も豊かな社会を築くことができるのです。
戦後最大の転換期を迎えた日本の新しい国家像を、気鋭の経済評論家が開陳します。
【目次】
第1章 日本は長期縮小フェーズに入った
第2章 戦後日本の本当の姿
第3章 小国が豊かになる方法
第4章 消費で経済を回す仕組み
第5章 コロナ危機は小国シフトを加速させる
第6章 小国として生きていくために
Posted by ブクログ 2020年12月09日
著者の意見には、基本納得しました。
ただ、目新しいことは、わたしが一読した限りではありませんでした。日本は、人口減少を主因として経済大国ではなくなるのだから、生産性を上げて、つまり付加価値の高い産業に人的リソースを傾け、国内消費を増やしていくという方向性です。
もちろん理想は、そうですが、
実現は...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月27日
過去に成功体験にしがみつき、年を重ねれば偉くなると思っている人が多いのか、偉い人が自らの立場を守ることだけに固執しているからなのか。生産性の向上が必須と著者は語るが、上司におもねるなど社内政治に奔走する方が出世の条件である企業は今だに多いはず。朝から晩まで無駄な会議をして、その間ずっと仕事もない状...続きを読む
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