ヒュー・ロフティングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ドリトル先生シリーズ第二弾。100周年を記念してアメリカで刊行された改訂新版を完全新訳。時代に即した改訂。
前作から5年後。ドリトル先生に助手スタビンズ君がつき、彼の視点から物語が語られる、ホームズ&ワトソン構図に。
「動物の言葉がわかる」という設定を最大限に活かす、法廷バトルや闘牛のアイデアが見事。
動物たちのすべてが良い子ちゃんではなく、中には性格の悪いやつも出てきたり、何気ない会話が子供にありがちなたわいないケンカ風に描かれていたりするのもリアリティがあってよい。ただ本作には人間どうしの戦闘シーンがあり、この改訂新訳版にはマイルドにしすぎて大人が読むと不自然に思える箇所がある。ここはかなり配慮した部分だろう。物語の本筋には影響なく、安心して子どもたちに読ませることができる。
前作以上に起伏のある冒険譚は息つく暇もないほどで、飽きずに延々と読んでいられる。最後のページをめくったときは、「全然読みたらない!」と思った。本作のあとシリーズは10冊もあるようで安心(この新訳シリーズはここまでだが)。まだまだ、彼らの活躍を見ていたくなる名作。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもの頃、大好きで、全巻読みました。今回、再読しました。
やはり井伏鱒二さんの日本語訳が好きです。難しい文体でもないし、子どもたちにも、井伏鱒二訳を薦めたい。
人種差別的という評価がされていると大人になってから知り、ショックを受けていました。読んでいた当時はそんなこと思いもしていなかったから。編集部が最後に注意書きを書いてくれているので、そこを含めて読んでもらう必要はありますね。
今読むと、黒人の王子様の願いが白い顔になりたい、眠り姫に受け入れられたい、なんていう部分は私も受け入れられないですね…。
ただ、ストーリー、先生や動物たちの活き活きとしたキャラクターや、姿勢、問題解決へのアプローチの仕方などはとても好きです。