ヒュー・ロフティングのレビュー一覧

  • ドリトル先生と月からの使い

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    こどもへの読み聞かせ、ドリトル先生シリーズ7冊目。今年の3月からだいたい月に一冊くらいのペースで読んでいるので、もう半年以上は続いているのだが、まったく飽きる気配がない。僕が子供の頃は、この辺でつまらなくなって挫折した記憶があるのだが、40年ぶりくらいでシリーズ通読にチャレンジできそうな雰囲気だ(もっとも、まだシリーズの半分をようやく過ぎたところだが)。

    物語は、まだ宇宙空間がエーテルで満たされていると信じられているころのお話で、にわかに信じられると困るので、たびたび注釈を入れながら読んだ。

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    2021年10月30日
  • ドリトル先生の動物園

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    子供への読み聞かせシリーズ。僕が読み聞かせ終わった後、畑正憲の解説はもう自分で読んでいたので、「だったら最初からもう全部自分で読めるじゃん」とも思うのだが、まあ貴重な父子の時間なのでいいことにする。

    ネズミの挿話やミステリー仕掛けの後半など、小説としての完成度も高く、ドリトル先生シリーズ中興の佳作。

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    2021年08月02日
  • ドリトル先生のサーカス

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    子供への読み聞かせ、ドリトル先生シリーズ4作目。このあたりはドリトル先生の中でも秀眉の佳作で、現代の大人が読んでも童心に戻って楽しめる。子供も楽しんでくれているようだが、僕の方が先を読みたくて毎晩遅くまで読み聞かせている始末。

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    2021年06月26日
  • 新訳 ドリトル先生アフリカへ行く

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    テレビドラマや小説、日常生活でもよく耳にしている『ドリトル先生』ですが、実は、ヒュー・ロフティングというイギリスの児童作家さんによって、第一次世界大戦後という古い時代に描かれた児童向けのシリーズ作品だったとは、恥ずかしながら知りませんでした。
    このブグログの新刊情報で、新訳の最新刊を見つけた時に、「ん!?ドリトル先生!?」と思い、気になり、ドリトル先生シリーズを調べました。
    そして、角川文庫から大人向けの新訳版が出版されたということにたどり着き、1巻を読んでみよう!と思いました。

    これがドリトル先生かぁ~
    想像以上に凄い先生だった!
    こんなに動物の言葉が話せて、世界中の動物から愛されていて、誰にたいしても優しい心を持っている先生だったのか!
    ドリトル先生のお金に対する危機感のなさは、もう笑えます。
    そして、冒険小説でもあるんですね。
    旅をしながら繰り広げられる、ドリトル先生と動物たちの物語が、とても愉快で楽しく、そしてなんといっても、ドリトル先生や動物たちの垣根を越えた温かさに、癒される作品です。
    あとがきで、作者であるヒュー・ロフティングさんが、第一次世界大戦で戦線に赴き、傷ついた軍用馬が射殺されるのを見て心を痛めたのがきっかけで、この物語を考えたと知り、そこに作者の動物に対する思いや、助け合う気持ち、命の尊さも含めてこども達に伝えたいんだっていう気持ちが伝わってきて、後から染々と胸に沁み込みました。
    そして、こうやって、世界中で、どの年代の人にも現代まで読まれ続けている作品なんだなと、切に思いました。私も出会えて良かったです。
    2巻以降も読んでいきたいと思います!

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    2021年03月07日
  • 新訳 ドリトル先生アフリカへ行く

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    久々に心温まるストーリーを読んだ。もともとは子ども向けに書かれた本ではあるが、動物愛を優しく描いた本作は大人だからこそ、心を温かくしてもらえるのではないだろうか。動物好きの私にとって、出逢えて嬉しい1冊といえる。

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    2021年02月16日
  • 新訳 ドリトル先生アフリカへ行く

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    ドリトル先生シリーズを初めて読んだ。
    なるほど、まさしく子ども向けのお話である。
    ドリトル先生自体は、優しくて思いやりのある人。だが生活力は低い。ほとんどの問題は周りの動物たちが解決する。しゃべる鸚鵡の賢さ、フクロウの聴力、犬の嗅覚など、動物の特性を生かした活躍が楽しい。
    新訳版は読みやすい。pattyのイラストはかわいらしく、今の子どもが読み進む助けになる。特にガブガブとジップが可愛い。まあ、原作のロフティングによる挿絵も味わいがあるのだが。
    ストーリー展開は荒唐無稽というか、スケールがでかい。基本的にはトラブルがあり、動物の力により解決、というパターン。
    ガブガブ、ダブダブ、ジップなど、動物たちのやり取りがわちゃわちゃしてて和む。
    人種差別の話は、100年前のイギリスではそうだったんだな、という感想しかない。

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    2020年12月12日
  • ドリトル先生航海記

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     福岡伸一さんのお薦め本だったので、「この歳になって」という気がしますが手に取ってみました。
     読む前に私が勝手に想像していた“航海記”というイメージとはかなり違っていましたが、確かに良質の物語だと思います。 読む人によってさまざまな刺激を受けることのできる素晴らしい作品です。
     読むとしたら「小学校の中高学年」ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。

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    2020年05月16日
  • 新訳 ドリトル先生航海記

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    たくさんのお話があって、どこから読んでも楽しいです。
    ドリトル先生の家はまるで動物園のようで読んでいてわくわくします。
    私は、2話が1番面白かったです。笑
    ドリトル先生になって動物と話してみたいです。

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    2020年03月13日
  • 新訳 ドリトル先生アフリカへ行く

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    絵がかわいい!!かわいすぎる!
    ドリトル先生の妹がかわいすぎて驚きました。子供の頃に読んだ本の挿絵と違いすぎて衝撃。
    三年生の子どもが楽しく読みました。
    1人読みになれてきた子向けかな。
    物語が楽しいからというのが一番の理由としてあるのでしょうが、
    文の改行の感じが読みやすいみたいで、
    繰り返し読んでいます。

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    2019年10月03日
  • ドリトル先生の楽しい家

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    目次
    ・ドリトル先生とその家族
    ・船乗り犬
    ・ぶち
    ・犬の救急車
    ・気絶した男
    ・カンムリサケビドリ
    ・あおむねツバメ
    ・虫ものがたり
    ・迷子の男の子

    ドリトル先生シリーズ最後の一作。
    作者の死後に編まれた短編集なので、シリーズへの関係が希薄なものもあるけれど、動物たちが考え、行動を起こす様子が目に浮かぶように描かれている。

    ドリトル先生の家の犬たちが、犬のための救急車を作ったことによるドタバタ「犬の救急車」
    ドリトル先生の家の前に倒れていた男と、近所で起きた強盗と馬の失踪事件の謎を犬の探偵が解き明かす「気絶した男」
    動物の飼育員になりたいという男の子にドリトル先生たちが振り回される「迷子の男の子」
    などが面白かった。

    ところで最後まで読んで今さらだけど、ドリトル先生って猫に冷たい。
    すべての生き物にやさしいのに、猫及び猫属には冷たい。
    なんで?

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    2018年01月03日
  • ドリトル先生と秘密の湖 下

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    大ガメのドロンコのリューマチの治療を終え、ようやくドリトル先生は、大洪水が起こった前後の世界の話を聞くことができるようになりました。

    世界のほとんどを支配していたのは、冷酷無比なマシュツ王。
    彼は次々に近隣諸国を攻め立て、領土を拡大し、すべてを奪い、支配する。

    彼が独裁政権を維持できたのは、優れた教育システムのおかげ。
    言われたことに疑問を持たない、余計なことを考えない人間の創出。
    国は国民である一部の人と、大勢の奴隷からなっている。
    幸せなのは、もちろん国民のみ。

    ノアの家族は渡された設計図通りに箱舟をつくり、渡されたリストの動物を箱舟に乗せる。
    考えることはしない。
    どうして彼らが神に選ばれたのか、この話の中では明かされない。
    愚かな老人ノアとして描かれている。

    ドロンコは彼らのほかに漂流している人間を見つけるのだが、リストに載っていない彼ら人間を助けるわけにいかないというノア。
    ドロンコと彼の妻べリンダは、ここでノアと別れて人間エバーとガザを助ける。

    洪水の後、なすすべを持たないノアたちに見切りをつけた動物たちは、自分たちの国をつくる。
    そして生き残ったエバーとガザを捉えて、奴隷として使う。
    ドロンコとべリンダは、エバーとガザを逃がし、人間が安心して暮らせる土地を探して旅に出る。

    基本は冒険話です。
    しかし物語の底層を貫くのは強い反戦の思想。

    前作から18年もの歳月を開けて書かれた本書は、ちょうど第二次世界大戦が勃発してから終わるまでの時期と重なる時期に執筆されている。
    重い病に侵された中、死ぬまでに書き終えたいという一心で書き上げた。

    一度は水の下に沈んだマシュツ王の宮殿が姿を現わし、そこに大量の財宝が手つかずで見つかった時、いつも貧乏なドリトル先生のために持って帰ろうという動物たち。
    それに対しドリトル先生はきっぱりと言う。

    “この宝物は、盗まれたものだ。征服された王や、殺された王子から、取りあげられたものだ。この金貨は、―戦いで殺された、罪もない男や女や、子どもたちの、苦しみの声をあげておるのだよ。金(かね)―ああ、それが世界の悪の源だ。”

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    2017年12月10日
  • ドリトル先生と秘密の湖 上

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    前半は長生きの研究にいきづまり、気が抜けてしまったドリトル先生を盛り立てようと、トミー・スタビンズ君と動物たちがいろいろ手を尽くす話。
    ドリトル先生、何気に手がかかる。

    そして後半は、ノアの大洪水のころから生きている大ガメのドロンコが行方不明ということで、探しに出かける話。
    以前、ドロンコの語る太古のあれこれを聞き書きしたのに、それっきりになっていた原稿。
    放置している間に原稿はびりびりび引き裂かれ、ネズミたちの巣になってしまった。
    先生は再びドロンコの話を聞くことができるのか。

    やっぱりね。
    先生、整理整頓できない感じだしね。
    次々新しい研究に手を出していると思っていたけど、まさか全部やりっぱなしってことはないよね。
    全く子どもみたいなんだからさあ。

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    2017年11月21日
  • ドリトル先生月から帰る

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    前半は、ドリトル先生の帰りを待ちながら奮闘するトミー・スタビンズくんの話。
    動物たちを養い、畑や庭の手入れをし、けがや病気の動物の診察をする。
    先生が帰ってきたら、何にお金が必要になるかわからないからと、稼いだお金を節約して貯金に回すんだよ。
    ドリトル先生より生活力あると思うわ。

    そして、先生が帰ってきた後半。
    動物たちを養い、畑や庭の手入れをし、けがや病気の動物の診察をする。
    そのうえ、月での出来事を本に書き記したいと強く願っている先生。
    時間がいくつあっても足りはしない。

    そこで、執筆の時間を捻出するために、トミー・スタビンズくんに仕事を任せ、さらにゆっくり執筆するために考えた作戦が、『牢屋に入る』
    人がいいなんてもんじゃないドリトル先生が、牢屋に入るためにさんざん苦労した挙句、予定の半分の帰還で強制的に出所させられてしまうあたりが可笑しくって。

    しかし、善意の妨害にもめげず、不老不死の研究に余念がない先生の後ろ姿は、少し物悲しいような気もしてくるのである。
    だって見果てぬ夢だと、先生以外は思っているのだから。

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    2017年11月07日
  • ドリトル先生月へゆく

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    月に到着したのはいいけれど、住民どころか植物以外の生き物の姿が見当たらない。
    しかし、何かに見張られている感じだけはひしひしと…。

    いつも動物たちから絶大の信頼を持って迎えられるドリトル先生も、月ではちょっと勝手が違う。
    トミー・スタビンズ君は気が気ではないけれど、ドリトル先生は動じない。
    植物しかいないのなら、植物の研究をすればいいのです。

    でも、誰かがドリトル先生を月へ呼んだはず。
    すべての謎が明かされた時、そこにあったのは雄大な時間の流れ。
    そして、ドリトル先生と引き離されたスタビンズ君は、一人地球へと強制的に送り返されるのだった。

    子供の時に読んだらドキドキしたかもしれない。
    いつもと違う展開の話に。

    とりあえずドリトル先生が月から帰ってくるのを楽しみに次の巻を読みましょうか。

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    2017年10月25日
  • ドリトル先生と月からの使い

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    ネタバレ

    ドリトル先生の家の庭にある雑種犬ホーム。
    そこに住む犬ケッチ先生の波乱に満ちた生活。

    虫語の研究に熱中するドリトル先生。
    そろそろ冒険旅行に出かけたいドリトル先生の家に住む動物たち。と、スタビンズくん。
    そして、月から来たガ。

    犬の主張
    “私の目から見ると、人間はこの世のよいものを、自分たちだけで独り占めにして、ほかの生き物に対して、あまりにもいばりすぎるように思われました。”
    一言もございません。

    ドリトル先生の辛辣な一言。
    “われわれは、今回、全くの雑種犬を最新流行の花形に仕立てることができた。それというのも、二、三人の上流社会の人の助けをかりることができたからだ。ジップ、けっきょく、すべては、ただ流行の問題だよ。単なる流行の問題であって、それ以上のものではないのだよ。”
    現代にも通用するお言葉でございます。

    虫の描写が多くて辛かった。
    次巻の月世界の描写が楽しみ。

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    2017年10月07日
  • ドリトル先生の動物園

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    ドリトル先生が作る動物園は、人間が動物たちを見るためのものではなく、動物たちが幸せに暮らす楽園のこと。
    「ネズミ・クラブ」「ウサギ・アパート」「雑種犬ホーム」「アナグマ宿屋」「キツネ集会所」「リス・ホテル」
    ドリトル先生の家の敷地の奥に、動物たちのために作られた動物園。

    治療に研究に執筆にと多忙を極めるドリトル先生は、実際の動物園事業は、副園長のトミー・スタビンズ少年にお任せです。
    なので、実は今回ドリトル先生が活躍するシーンは少ないのです。

    しかし、日替わりで語られるネズミたちの物語はどれも面白い。
    冒険の中に漂う哀切。
    これはもしかしたら、ドリトル先生が出ない方が面白いシリーズになるのでは?

    なんて思いはじめた時、様相は一変する。
    まさかのミステリに。
    悪人と名探偵。
    ドリトル先生大ピンチ。

    ああ、面白かった。

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    2017年09月13日
  • ドリトル先生のサーカス

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    ネタバレ

    これは面白かった。
    特にオットセイとの脱出行。
    サーカスから連れ出すのも大変でしたが、海まで旅するのがもう大変なんてもんじゃあない。

    人目をはばかっている+オットセイは歩くのが苦手=八方ふさがり。
    そこでドリトル先生は女性用の服を買って、オットセイを病気で体調がすぐれない女性に変装させ、馬車に乗せることにします。
    しかしそれが、逃亡中の凶悪犯が女装していると誤解され、警察に追われることになります。
    うまく逃げおおせて、ようやく崖の上から海へオットセイを投げ込むと、妻を殺して崖から投げ落とした男として現行犯逮捕されます。

    ドリトル先生が考え抜いた作戦が思いもよらぬ誤解を受けて、窮地に陥っていく。
    この繰り返しが楽しい。

    だけど、借金を返すためにサーカスに入団したドリトル先生は、お金が貯まれば貯まるだけ、困っている動物を救うために、そのお金を使ってしまいます。
    ああ、いるよね。
    ものすごく仕事ができるのに、現実対処能力のない人って。
    またはやらねばならない事よりも、目先のやりたいことにすぐ掴まってしまう人。

    アヒルのダブダブが家事全般を請け負って、どんなに苦労していることか。
    彼女だけは、ドリトル先生のそばにいない方が幸せな人生をおくれるのではないだろうかと思ったり。
    でも、ダメンズに引っかかる女性のようにダブダブは「悪い人ではないの。私がいなければ彼はだめなの」なんて思ってドリトル先生のお世話をしているのかもしれないな。
    そう考えると、深い話ではあります。

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    2017年08月30日
  • ドリトル先生航海記

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    ネタバレ

    動物好きな靴屋の息子トミー・スタビンズは、けがをしたリスをドリトル先生に診てもらった縁で、ドリトル先生の手伝いをするようになる。
    最初は通いで。
    そして住込みで手伝いをしながら、勉強も教えてもらう。
    彼はいつしか、ドリトル先生が旅に出るときに連れて行ってもらうことを夢見るようになる。

    この本は、子どもの時に読んでおくに限ると思った。
    ドリトル先生と一緒に後悔すること、嵐にあって漂流しかける事、移動する島、巨大で透明なカタツムリの殻の中に入って、海底を歩いて旅をすること。
    ドリトル先生は戦っても強い、スーパーヒーローだったこと!
    どれもこれもわくわくドキドキしながら読めたに違いない。

    だけど、残念だけど、僕は大人なんだな。
    ドリトル先生が頑なに本職の水夫を雇うことを拒否したことに納得できない。
    航海術を知っているわけではない。
    今まで大丈夫だったんだから。私は大丈夫だから。
    水夫のペースで時間に追われるのは嫌だ。自分のペースでやりたい。

    いや、それはわがままでは?
    少なくともトミーを預かり、アフリカの王子様バンポに航海を手伝ってもらうというのなら、もう少し責任を感じた方がいいのでは?

    移動する島で成り行きで王様になってしまったドリトル先生は、王様として、原住民たちの文明化のために奮闘する。
    大好きな博物学の研究すらできないくらい、毎日忙しいドリトル先生。
    そこはすごいと思うけど、バンポは大学を3ヶ月休んで手伝うと言ってたはずだけど、島について早2年って…。
    トミーの親だって心配してるはず。

    ああ、つくづく子どもの時に読んでおけばよかった。
    そうしたら、余計なことを気にしないですんだのに。

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    2017年08月02日
  • ドリトル先生アフリカゆき

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    ネタバレ

    初めてきちんと読みましたが、ドリトル先生すごい。
    人間の病気を治すだけではなく、動物の病気を治すだけではなく、悪人を厚生もさせる。

    今から100年近く書かれた本なので、人種差別とかもありますが、そういうことを抜いても、ドリトル先生の理想主義的現実対処能力のなさが、三国志の劉備玄徳みたいでいやだ。
    動物が好きで、自分が引き取るというのなら、エサの心配をしなくてもいいように何らかの手立てをとらなくてはダメだろう。
    「困ったなー。でも何とかなるよ」っていうのは、無責任というのです。

    でもまあ、実際なんとかなってはいるんだけども。

    動物たちも、ドリトル先生を助けることができるのなら、もっと早く手伝ってあげればいいのに。

    自分たちが助かるために、黒人の王子の顔を白くする何て詐欺のような手口を使って脱獄しましたが、それでいいの?

    など、突っ込みどころは満載ですが、誰からも嫌われない男、ドリトル先生。(この辺も劉備玄徳みたいだ)
    とりあえず、シリーズ通して読もうと思います。

    挿絵もロフティング。
    これが、味があっていい絵なんです。

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    2017年07月17日
  • ドリトル先生アフリカゆき

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    小学校の図書室の、ずらりと並んだ岩波の海外のお話したち。そこにあこがれて手にとっていたことをふわーっと思い出しながら、懐かしく読み返しました。

    ほとんどのお話は覚えていなかったけど、今読むと、なんという、人の本質に迫った美しいお話だったんだろうと、でもマンガのように活き活きとして、読み出したら想像力が止まらない!

    人というのは、金がないと、食べることも飲むこともできないのかね?

    なんて聞いてくるサルたちには、どきっとさせられました。

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    2017年04月09日