ヒュー・ロフティングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昔読んだはずのオットセイの脱出劇が、どんなんだったかなーと思って再読。記憶にあった感じより脱出劇は短くて、後半4・5部はサーカスいろいろだった。
読んでみて思ったこと
・登場する動物(と人間)たちがイキイキしてやっぱりわくわくするな~ということ。どこを切り取っても自分だけの絵ができあがるような。人間でも動物でも同じ所、人間と視点が全然違う所、両方を感じながら、場面を想像して読ませる面白さは変わっていなかった。それって今更だけど結構すごいと思う。
・小学校中級以上対象とあったけど、欧米文化の下敷きがないと意味が分からん部分あるかなーと。「ズングリムックリ・デッカク」(マザーグース)とか、「日本語以外なら何語でも」(習得難度の高さで知られた)とか、「パンタルーン」(道化の型の一つ)とか。欧米の子供向けに書かれた文章だから?今はネットで何でも調べられるからいいのかな?でももったいない気もするなーと思ったり思わなかったり。
・先生の金銭感覚について。いつも文無しでもケセラセラ。なぜなら周りの動物たちが助けてくれるし、必要なら知り合いから借りればいいから。でも返す気はあるんだかないんだか、借金持ちの身で、目についた動物のために金をつぎ込み、受け取るべき報酬の催促を嫌がる。
…鈍感って悪意より罪。こんなの子供向けの文章に出していいのだろうか。天才ってどっかズレてる人多いけど。それともこんな大人になっちゃいけませんという反面教師?ダブダブの耳元で逃げちまえよと囁きたくなった。 -
Posted by ブクログ
子供の頃に岩波書店発行の井伏鱒二訳を読んだことがありましたが、内容を忘れてしまい、新訳があることを知ったので、こちらを読んでみました。
まず、挿絵が可愛くて、びっくりです。手元にある子供の頃に親に買って貰った岩波少年文庫版と比較すると、ドリトル先生の妹のサラや、バンポ王子がもの凄く可愛い絵になってます。
個人的には新訳のイラストが可愛くて気に入ってます。(ポリネシアのパラパラ漫画付き!)
訳自体も分かりやすくなっていて読みやすかったです。ただ、新訳で「ボクコチキミアチ」となっていた動物の訳は、井伏訳の「オシツオサレツ」でも良かったかなぁ、と思います。
また、人種差別問題に関係する表現については、編集部からのメッセージがあり、子供が読むための配慮もなされています。
続きのドリトル先生シリーズ、井伏訳か新訳のどちらで読むか悩んでます。 -
Posted by ブクログ
ピピネラと窓ふき屋との経緯は気になっていたから、続きが読めてよかった。岩波では一応、シリーズ12作目ということになっているけれど、連続性としては『ドリトル先生のサーカス』『キャラバン』『緑のカナリヤ』の順番で続けて読むのがお奨め。白ネズミの台詞「あんなことを言っているのは誰でしょうね?」のくだりが好き。先生も家族も、やかまし屋の主婦ダブダブに心から感謝し愛しているのがわかる。自分に重ねてしまうよな〜…でも、家族に理解してもらうには、ガミガミだけでない表現の仕方を考えなきゃならないんだな。窓ふき屋の本はどうなったろう?(2008-12-12L)