あらすじ
ドリトル先生の一行は、大地震で生き埋めになってしまった太古の大ガメを救出します。助け出されたこのカメは、ノアの洪水のようすなど、大昔の地球の雄大な物語を語りはじめます。
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Posted by ブクログ
研究に行き詰っているドリトル先生を、航海へ連れ出そうとするスタビンズ君たち。優しいなあ。しかし大切な帳面を食べてしまうとは白ネズミよ…なんてことを。今度の船はアホウドリ号。ワニの将軍ジムはなかなか礼儀正しい。ハードカバーだと1冊なんだけど、岩波少年文庫だと上下巻なのよね。ハードカバーの全巻セットほしかったなあ。なくてね…でも読めたことがありがたい。さて下巻を読もう。
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ヴェルヌ『永遠のアダム』との類似。どちらも聖書→洪水伝説が下敷きということはあるだろうが、「大陸が海に沈むのから逃れて次の世界の人類の祖となる」という共通点はそれ以上のものがある。
p.277
「アジアからきた、外国の人たちと戦っておりました。」は太平洋戦争を元にしているのか。
Posted by ブクログ
ドリトル先生シリーズの中で一番長い本。ハードカバーなら,ずっしりと手にこたえるほど。小学校の5年生の頃読んだと思いますが,読みごたえも十分で,長い本なのにいつまでも終わらないでほしいと思いました。
とくに大ガメのドロンコが過去を語る部分は,長い長い不思議な神話を読んでるようなイメージでした。
ドリトル先生シリーズは子どもの頃のお気に入りで,平均してどの本も3,4回は読んでたと思うけど,秘密の湖は特にお気に入りで,シリーズの中で再読回数がベスト3に入っていたと思います。本のページ数が多いことを考えれば,これが一番だったかもしれない。
Posted by ブクログ
前半は長生きの研究にいきづまり、気が抜けてしまったドリトル先生を盛り立てようと、トミー・スタビンズ君と動物たちがいろいろ手を尽くす話。
ドリトル先生、何気に手がかかる。
そして後半は、ノアの大洪水のころから生きている大ガメのドロンコが行方不明ということで、探しに出かける話。
以前、ドロンコの語る太古のあれこれを聞き書きしたのに、それっきりになっていた原稿。
放置している間に原稿はびりびりび引き裂かれ、ネズミたちの巣になってしまった。
先生は再びドロンコの話を聞くことができるのか。
やっぱりね。
先生、整理整頓できない感じだしね。
次々新しい研究に手を出していると思っていたけど、まさか全部やりっぱなしってことはないよね。
全く子どもみたいなんだからさあ。