服部まゆみのレビュー一覧

  • 一八八八 切り裂きジャック

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    ネタバレ

    概要
     1888年のロンドンを舞台としたミステリー。医学留学生としてロンドンに滞在していた日本人、柏木と、スコットランドヤードに所属する友人の鷹原が、当時ロンドンを騒がせた切り裂きジャックと呼ばれる連続殺人事件の捜査に挑む。切り裂きジャックの正体を追うミステリーとしての側面に加え、エレファントマンの人生や背景を通じて、ヴィクトリア朝時代のロンドンを緻密に描き、濃厚な物語が展開される小説
    総合評価 ★★★★☆
     切り裂きジャックをテーマにした作品。当時のヴィクトリア朝の世界を濃厚に描いており、柏木の視点を通じて、エレファントマンなどの時代背景を鮮やかに描いた上で、切り裂きジャックの正体を追うミス

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    2025年01月25日
  • 一八八八 切り裂きジャック

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    私はめっっちゃくちゃ面白かったです!
    主人公二人がすごく好き!!魅力的!
    そして実際の事件や人物が出て来るのに
    全然説明じみたり取ってつけた感もなく
    自然に胸の中に収まっていく物語の面白さと繊細な描写でした。
    ただ推理小説としては後手後手に回りすぎているので
    つまらないと思う方もいるかもしれませんが、
    私は、これは主人公である柏木薫の転機・成長を記した手記のようなものと思って読んでいたので、
    純朴で真面目だけど人の心の機微に疎い柏木の心の動きにも惹きつけられたし、
    日本人でありながら欧州の人をも虜にする美貌を持ち如才無く王族とも接し、
    光源氏のように皆に愛される光こと鷹原の活躍と
    その奥に疼い

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    2017年01月07日
  • 一八八八 切り裂きジャック

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    舞台は19世紀末のロンドン、実際に起きた切り裂きジャックの事件について、医学を学ぶために渡欧した日本人の目を通して、犯人を暴いていく。

    切り裂きジャックと呼ばれる犯人による娼婦連続殺人は、未解決の猟奇事件ということもあり、ミステリーの素材として取り上げられることも少なくない。これもそのひとつで、史実を織り混ぜながら重厚な読み物に仕上げている。
    主人公はまったく冴えない青年で、対照的に事件を解決していく友人は、容姿も性格も頭脳も正反対。そのコンビは、主人公が事件を日記風に綴っていくところも含め、ホームズとワトソンの姿と重なる。番外編で、別の事件も読みたいと思ったほどだ。

    個人的には、主人公が

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    2017年01月04日
  • レオナルドのユダ

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    「「幸せ」の入る場所に、嫉妬が待ち伏せしてこれを襲う。そして幸せの去ったあとには苦痛と悔恨とが残る。嫉妬は自分を傷つけるだけのもの」

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    2016年09月07日
  • 一八八八 切り裂きジャック

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    19世紀末のロンドンを舞台に、日本人青年の鷹原惟光と柏木薫の二人が当時世間を震撼させた「切り裂きジャック」を追うミステリで、文庫本で800ページ近くもある大変な労作です。惟光、柏木、薫は、いずれも源氏物語に登場する人物の名前で、さながら優雅かつ耽美な物語世界が展開されます。
    緻密な描写と野心的な設定は非常に魅力的ではあるのですが、どうでしょう、一般受けするにはハードルがちょっと高い気がします。

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    2016年07月23日
  • 一八八八 切り裂きジャック

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    カタカナ苦手なので今まで読んだ本のなかで一番辛かった…(;ω;)
    途中何度やめようと思ったか(;ω;)
    ただ!
    読んで良かった!!!
    実際の歴史上の人物がちょいちょい出るのも面白い。

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    2016年02月02日
  • 一八八八 切り裂きジャック

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    ネタバレ

    本格ミステリでもパズラーでもない、
    エレファントマンおよび切り裂きジャック事件を題材にし、
    世紀末ロンドンの風景、文化、風俗、倦んだ人々をたっぷり描写する中で、
    ひとりの青年が思い悩み作家になることを決意する、
    いっぷう変わったビルドゥングスロマンだ。

    いくつかの軸がある中でどこに着目するかで見え方が異なる。

    BLというよりJUNE的展開もなかなかよい。
    美形美形といわれる鷹原よりも、その鷹原や同性愛者異装者を惹きつけておいてのほほんとしている柏木のほうに萌え。
    それにしても卑怯なネーミングだね。

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    2015年11月12日
  • 黒猫遁走曲

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    服部まゆみ第4作目。

    「この人コメディかけるのか!」と目からうろこの1冊。
    いや、本人は実に真面目なんだろうけどね。
    そのまじめっぷりが実に面白い。

    うん、面白いサスペンスでした。

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    2009年10月07日
  • ハムレット狂詩曲

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    切り裂きジャック1888と比べると、ずいぶんと描写やら口調がさらりとしたお話で読みやすい。
    構造や配役の妙が面白いのだが、やや描写に現実感が希薄だけれど、これは2人のハムレットのモノローグだと言う気もする。
    タイトルの通り、ハムレット狂詩曲にふさわしい、読後感が爽やかなお話。
    物語のための物語の好きな方にお勧め。

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    2009年10月07日
  • この闇と光

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    ネタバレ

    よっどんでん返し!
    真ん中にしてるのは個人的に惹かれない部分があっただけなのであしからず
    伏線回収ありがとう
    前半と後半で読んでる話異なりすぎて頭訳わかんないですよこれ

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    2026年07月20日
  • この闇と光

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    始めはファンタジーの話かと思い読んでいき、展開を予想していたが、章が変わると全く予想をしていなかった展開に頭がついていけなかった。
    更に読むにつれしっかりと疑問を回収してくれる為腑に落ちた。

    人の価値観や考え方、生き方様々な視点で考えさせられる内容もあり、深い作品だと感じた。

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    2026年07月16日
  • この闇と光

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    ネタバレ

    途中から「面白いけど、これは全てが判明してスッキリする終わり方はしないぞ…」と思いながら読んでた。結果そうだった。

    皆川博子が解説しているお耽美小説ということでずっと気になってたけど、皆川博子の小説とは種類が違うと思った。この本はもっと現実、もっと生々しい。
    それもそれで好きなんだが、最後は結局犯人がしらばっくれてるってことでいいの?それとも怜の妄想?
    結末はどうあれ、真相は読める(誘拐された男の子で、現代日本であること)ので答え合わせみたいな感じで読んでた

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    2026年07月11日
  • この闇と光

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    森の奥深く、多分お屋敷みたいなところで父親と暮らす、目の見えないお姫様・レイア。
    部屋に閉じ込められた彼女は王様である父親にべったり。穏やかで優しい父親は、レイアに美しいドレスを着せ、世話をし、お話を読んで聞かせる日々。
    けっこうなところまで美しいおとぎ話と思って読んでいました。ダフネや兵士という不穏な存在があることで、レイアの世界がますます耽美なものになっている感じ。

    所々疑問な場面はありましたが…まさか真相がそんな事になっているとは。いやー、なんてこったい。

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    2026年07月05日
  • この闇と光

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    惜しい。とても惜しい。
    若い頃に読みたかった。そうすれば、いつまでも記憶に残る作品になった気がする。
    本当に惜しい。

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    2026年06月18日
  • この闇と光

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    最後は自分が感じたもの、見えた世界がひっくり返された。
    後半に差し掛かってから読む手が止まらなくなった
    絵画や映画の知識がもっとあれば、さらに楽しめたのかもと思うと悔しい

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    2026年05月19日
  • この闇と光

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    ネタバレ

    西洋が舞台の盲目の姫の話……と思ったらめちゃくちゃに本で誘拐されてて、しかも男の子。
    主人公:レイアは騙されていたけれど、物語の中で一番幸せそうだったのは闇の中、父と過ごしていた日々。
    誘拐した父はどんな気持ちだったんだろう……。
    前半が作中作という解釈もあるそうだが、事実派。女中と2役というのも面白かった。

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    2026年04月07日
  • 罪深き緑の夏

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    ネタバレ

    故人であることが惜しまれます。『この闇と光』に魅了されて、服部さんの著書を読み始めました。また違った背徳感。お互いに想いあう兄妹と嫉妬を募らせる兄弟。何もかもを持っていると思われていた兄の本心とは。粘りつくような空気の中、夢中で読み進めました。のめり込んだ作品ほど感想に困ってしまい、この思いをうまく文章に起こせない。好きな作品です。

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    2026年03月23日
  • 一八八八 切り裂きジャック

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    ネタバレ

    な、長い。長かった。9月の中旬くらいから読み始め、10月はずっとこの作品を読んでいました。あまりの奇形で有名になったエレファントマンの研究から、次々と起こる娼婦殺人事件。最初は鷹原のおまけで捜査に関わっていた柏木が、積極的に事件に介入していくさまがおもしろかったです。積極的になるきっかけは服部さんお得意のお耽美。今作ではそういった要素はないのだろうと思っていただけに、一目ぼれの相手の真実には驚きました。鷹原と柏木、最後に別々の人物を犯人と指すところも変わってる。長いけれど楽しかった。良い作品でした。

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    2026年03月23日
  • この闇と光

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    目の見えない暗闇の世界。そこで暮らしていて、いきなり目が見えるようになり、光の世界になったら。自分がそうなるのを想像して身震いした。

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    2026年03月20日
  • この闇と光

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    かなり前から読んでみたいと思ってた作品。
    前半と後半で物語かガラリと反転するというのは知っていたのですが、てっきりミステリかと思って読んだので思っていたのとはちょっと違いました。
    ミステリではなく幻想小説とか耽美小説ですね。
    なにか後半の伏線になる箇所があるのでは…と前半の記述を疑いながら読んでしまったのですが、ミステリではないので、美しい音楽や文学作品に耽溺する「レイア姫」の日常を不穏な空気を常に感じながら読むのが正解なのかと…。
    最後、そこで終わるのかと思うほど唐突に終わってしまい…もう少し先が読みたかったです。

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    2026年02月04日