服部まゆみのレビュー一覧
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復刻版ということで。京都の書店さんでしか買えないのかしら?そんなことはないと思うけど。
かの天才、レオナルド・ダ・ヴィンチにまつわる人物たちの群像劇。あるものは身分と盲信を持ち師に傾倒し、あるものは身分に悩みながらも信奉する。寵愛を受けるもの、なんとか批評し、貶めようとするもの。
語り手はみな男なのだけど、その愛憎劇はとても女々しい。大嫌い、大嫌い、でも大好き。みたいな少女漫画。いや、そういうの別に嫌いじゃないし面白いからいいのだけど。
そう、面白い。レオナルド・ダ・ヴィンチとかあんまり興味はないし、最後の晩餐くらいはなんとなくシルエット思い浮かぶ程度で、ルネサンスあたりのイタリアも世界史受験 -
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ネタバレ概要
1888年のロンドンを舞台としたミステリー。医学留学生としてロンドンに滞在していた日本人、柏木と、スコットランドヤードに所属する友人の鷹原が、当時ロンドンを騒がせた切り裂きジャックと呼ばれる連続殺人事件の捜査に挑む。切り裂きジャックの正体を追うミステリーとしての側面に加え、エレファントマンの人生や背景を通じて、ヴィクトリア朝時代のロンドンを緻密に描き、濃厚な物語が展開される小説
総合評価 ★★★★☆
切り裂きジャックをテーマにした作品。当時のヴィクトリア朝の世界を濃厚に描いており、柏木の視点を通じて、エレファントマンなどの時代背景を鮮やかに描いた上で、切り裂きジャックの正体を追うミス -
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私はめっっちゃくちゃ面白かったです!
主人公二人がすごく好き!!魅力的!
そして実際の事件や人物が出て来るのに
全然説明じみたり取ってつけた感もなく
自然に胸の中に収まっていく物語の面白さと繊細な描写でした。
ただ推理小説としては後手後手に回りすぎているので
つまらないと思う方もいるかもしれませんが、
私は、これは主人公である柏木薫の転機・成長を記した手記のようなものと思って読んでいたので、
純朴で真面目だけど人の心の機微に疎い柏木の心の動きにも惹きつけられたし、
日本人でありながら欧州の人をも虜にする美貌を持ち如才無く王族とも接し、
光源氏のように皆に愛される光こと鷹原の活躍と
その奥に疼い -
Posted by ブクログ
舞台は19世紀末のロンドン、実際に起きた切り裂きジャックの事件について、医学を学ぶために渡欧した日本人の目を通して、犯人を暴いていく。
切り裂きジャックと呼ばれる犯人による娼婦連続殺人は、未解決の猟奇事件ということもあり、ミステリーの素材として取り上げられることも少なくない。これもそのひとつで、史実を織り混ぜながら重厚な読み物に仕上げている。
主人公はまったく冴えない青年で、対照的に事件を解決していく友人は、容姿も性格も頭脳も正反対。そのコンビは、主人公が事件を日記風に綴っていくところも含め、ホームズとワトソンの姿と重なる。番外編で、別の事件も読みたいと思ったほどだ。
個人的には、主人公が