服部まゆみのレビュー一覧
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服部まゆみ追悼読書の第二弾。むせるような夏草の匂い、幼いころ心奪われた洋館の美少女、白皙で異端の作家、ジル=ド=レイ、そしていばら姫とラプンツェル、、、。背徳の妖しい香りがたちこめる、ただただひたすらに耽美で妖艶なゴシック・ロマン。謎解きの要素が用意されてはいるものの、そんなのは些細なこと。作者の美意識がそこかしこに散りばめられた人工的な美の世界に、酔いしれればいい。好き好き大好き。 なぜ私が服部まゆみ作品が好きなのかと言うと、結局は、私も大好きなものがたくさん詰まっているからなのだと、この作品を読んで悟ったわ。ああ、服部さん、、、、涙。その服部さんが今はもういないなんて、、、、涙。 たぶ
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Posted by ブクログ
ネタバレ他の方のネタバレ感想に、原口の気を引きたい狂気のファンが書いた妄想話という見方もできることが書いてあって、誘拐は現実と信じ切っていた私からすると衝撃で、読後と感想とで二度楽しめました。
前半のレイアIは長いなとは思いつつ、子の成長を温かく見守る気持ちで読み進められました。
目が見えるようになって世界がきらめいて見えていたものがどんどん色褪せていく描写や、おとうさま像が瓦解していくところも切なくて、多感な年頃である怜をことを思うと胸が締め付けられるようでした。
西洋耽美世界観と日本の醤油風味世界観の落差に想像を掻き立てられ、レイア期10代のビジュはおとこの娘ゴスロリちゃんだったのかな?とか、原口 -