遠藤彩見のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2021/08/28
給食のおにいさんの作者の人だとは知りませんでした。旅行関係のエッセイや小説などを読み釣っていて、長らく置いておいたこの本をようやく読むことができました。旅行、特に一人旅に関することが短編で収められているのですが、それぞれの話がすごくいいところで終わるので、「その後どうなった!!?」ととても気になる内容です。しかもただの旅ではなく、出てくる人物がそれぞれに微妙な何かを抱えているので、ミステリアスチックだったり、あーめっちゃわかると共感できたり。最後の話はコロナ禍ならではのVRで旅行をするという内容に家族愛を絡めたものです。
自分もたくさん一人旅に行っていたので、この本の主人公たちがそれぞれに考えていたことや、そんな場面にとても共感してしまいました。 -
Posted by ブクログ
今年(2017年)の夏頃、Twitterなどで「横浜市の中学校の昼休みが非常に短く、子どもたちがゆっくり昼食をとれない」という話題を目にし、学校給食のありがたみやあり方について考える機会がありました。
そう云えばちょっと前に天海祐希さん主演で給食調理員のドラマをやってたっけと思い出し、原作を読んでみようと思い立ったのですが、どうやらそちらは書き下ろし脚本だったそうで……。そんな折、ネットで同モチーフの本書『給食のおにいさん』の存在を知り、即購入した次第。
読んでいる間に大磯町の給食食べ残し問題(その後、異物混入も発覚)なども起こり、フィクションとノンフィクションがリンクする中で食と安全、子どもと給食について改めて意識するきっかけとなった作品です。
プロの料理人として挫折を味わい、不承不承ながら給食調理員として働くことになった主人公・佐々目宗。子ども嫌いの彼が初めて目の当たりにした給食室は、レストランの調理場とはまた別次元の戦場だった……!
栄養バランス、予算、味、楽しさ、そして個々の子どもたちが抱える問題といかに向き合うか、支えるか。
食べるのは人間。作るのも人間。うまく行かない事もたくさんあるんだけど、だからこそ心を通い合わせられた瞬間がむちゃくちゃ尊い。
『進級』『卒業』『受験』と、シリーズ通して読みたいと思います。おかわり!