遠藤彩見のレビュー一覧

  • 給食のおにいさん 進級

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    現実的に考えるとなかなかこうはいかないだろうけどたくさんの思いが詰まった給食は食べてみたい。
    悪い思い出を塗りつぶしてほしい。

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    2019年02月19日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    人生の一部分と食事を重ねている短編集。どの作品もあっさりしている感じがする。
    食って大事だなぁと改めて感じる。

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    2019年01月22日
  • 千のグラスを満たすには

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    キャバクラで働く女性、そして店長や送迎係の物語。
    あまりなじみのない世界なので、リアリティの有無についてはわからない。
    ただ、煌めく世界と、その世界を保つプライドがあることはわかる。
    実際にはもっと黒い気持ちも渦巻くだろうが、あまりドロドロしたものは描かれていない。

    『給食のおにいさん』の作者が全く違う世界をどのように書くのか楽しみだった。
    『小悪魔ageha』が流行ったことも覚えているし、どこまで「昇天ペガサスMIX盛り」(今はあそこまではではでしくはないらしいが)の世界が見られるかな、という期待があった。
    少し厳しく言えば、登場人物それぞれの、特に「嬢」の個性が弱い。
    No.1を張り続け

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    2019年01月15日
  • 給食のおにいさん

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    興味深く、楽しめた。味は二の次と言う毛利の、自分の食べるものや美味しさに無頓着なところが引っ掛かった。日頃、食の大事さを語る本を読んでも、楽しむ一方で食いしん坊の理由付けみたいに思いがちなところが揺らいだ。何だか説得力があった。太ってしまった子が、ダイエットの描写もなく痩せられるの、良いなあ。描かれていないだけかな。

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    2018年10月17日
  • 給食のおにいさん 浪人

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    4巻を読んでから少し時間をおいて読んだからか、面白さが少し減ってしまいました・・・。給食メインというよりは女子中学生の問題の解決に重点が置かれていた感じがして、小学校編までが面白かった感はありました。

    だけど、美味しそうな料理も出てきたし、最後もちゃんとまとまった感じもあって、最後まで読み終わったー!と思わせてくれました。

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    2018年10月15日
  • バー極楽

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    やりたい事をやった結果人生に挫折し、一度は出奔した実家の安穏寺を継ごうと副住職に就任した昭月。
    その父親であり現在は修行中の住職の許しを得ているからと、強引に寺の敷地内でバーを開く色気はたっぷりあるけれどどことなく胡散臭い姉妹。
    最初はなんだこの図々しい姉妹、と思ったのに、じわりとにじり寄られいつの間にやら絡め取られて、昭月や檀家や地域住民と同じ様に彼女達の掌で転がされてる感じ…。

    トラブルの解決法がちょっと強引かな、と思うけれど面白かった。
    姉妹の素性が最後まで明かされないので、もしかしたら続刊もあるかも。

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    2018年09月30日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「幸せごはん小説」とあるけれど、そんなに幸せな話じゃありません。タイトルどおりブルー、ちょっぴり憂鬱な、食べることにまつわる話が6つ。

    摂食障害は知っていても会食障害なるものがあるとは知らなくてビックリ、味覚障害でも食感がイケていれば美味しいと感じられるのだということにもビックリ、キャバクラでアルコールの売り上げを伸ばすために採られる荒技にビックリ。

    しかし本書でいちばんビックリしたのは、新潮文庫なのに、KADOKAWAから出版される同著者の最新作が帯で堂々と紹介されていること。「どこのでもええから本読んで!」とでも言いたげ。出版社の一致団結を見た気がして嬉しくなったのでした。

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    2018年07月27日
  • イメコン

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    引きこもり高校生とイメージコンサルタントの謎解き。表紙がラノベっぽいイケメンイラストでなかったのが良かった。うさんくさいくらいイメージコントロールできている見た目は各自で想像したほうがよさそう。謎解きよりも、イメコン指導が興味深かった。

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    2018年07月21日
  • 給食のおにいさん 浪人

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    『受験』に続き、同じ女子学院が舞台。

    学院内で続いて起こる怪事件、語り継がれてきた”しるし”
    シスター入江の過去や、内部・外部生の目に見えない壁。
    生涯結婚はしないし、子供も作らないと誓う毛利の生き方も、
    それはそれで潔いと思えた。

    一番印象的だったのは、シングルマザーの家庭の幼い兄弟。
    弟の誕生日にお肉を食べさせてあげたいお兄ちゃんに、
    高野豆腐でソイミートの作り方を教えるシーンがすごく温かくて。
    かたや「食べられるのに食べない」
    かたや「食べたくても食べられない」
    その格差がどうにもやりきれなかったです。

    近年、問題になっている「フードロス」の4大原因は、
    買いすぎ・期限切れ・過

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    2018年04月08日
  • 給食のおにいさん 受験

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    お前ら、口開けて待ってろ!
    給食のお兄さんが帰って来た───。

    佐々目と子犬顔の毛利に、また会えたのが嬉しくて、わくわくして読み始めた。
    でも、さほど引き込まれなかったのはなぜなんだろう…

    舞台は白蘭女子学院中学校。
    年間給食費15万円、オシャレで豪華なホテル給食を、お嬢様たちは嫌だとおっしゃる。
    私にしてみれば、給食を残してもいいというだけで羨ましい限りですが…。

    彼女たちに美味しく給食をたべてもらうため、残菜率を少しでも下げるため、奮闘する佐々目と毛利。
    愛情ゆえか、指導するシスターの入江は、生徒たちばかりか彼らにも厳しい。

    「ダイエット異食症」というものを初めて知りました。
    食べ

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    2018年04月06日
  • 給食のおにいさん 進級

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    前作に引き続き、毛利のキャラ設定がブレ過ぎている…精神不安定な人間が、物語の中心を担うとすごく危なっかしくなる。相変わらず視点は鋭敏。教育現場の問題のそこを切り取るかと感心してしまう。しかも、その視点が給食指導なのだからよりユニークである。食育に対する意識が若干高まるという点において、有意義、かな?

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    2017年07月23日
  • 給食のおにいさん

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    ネタバレ

    2017/7/23
    読み始める前はなぜだかスーパーマンのような給食のおにいさんの話だと思っていた。
    悩める青年でした。
    主人公ささめはまあ良い、私が勝手にスーパーマンと思い拍子抜けしただけだし。
    でも栄養士の毛利はちょっと怖いぞ。不安定。
    彼のバックボーンが知りたくて、その後が見届けたくて続き読んじゃうなぁ。

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    2017年07月23日
  • 給食のおにいさん 浪人

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    給食を残すお嬢様たちには口開けて待ってろよだけではいかないんだなーとより思った今作。中2女子なんてややこしさの塊だし。続きが読みたい。給食のおにいさん開店かな?

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    2017年06月14日
  • 給食のおにいさん 浪人

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    我がままなお嬢様たち相手に、ホテル給食を成功させた宗。やっとホテル勤務に戻れると喜んだ矢先、学院ではガラスが割れたり、池の水が赤くなったりと怪事件が続発する。そのせいか残菜率までアップする始末。犯人は一体誰なのか。怯える生徒らを救うため、宗と栄養教諭の毛利は捜査に乗り出すが……。栄養と愛情いっぱいの大人気シリーズ第五弾。

    佐々目さんが、シリーズ1作目と比べて、給食という仕事に誇りを持ち始め、生徒の心の動きにも敏感になっていて、成長している!と思った。
    毛利さんも新しい技(今回は変顔)をどんどん身につけているし、前作では冷たかったシスター入江も、今作では給食推進者として力になってくれている。

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    2017年06月17日
  • 給食のおにいさん 浪人

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    我がままなお嬢様たち相手に、ホテル給食を成功させた宗。やっとホテル勤務に戻れると喜んだ矢先、学院ではガラスが割れたり、池の水が赤くなったりと怪事件が続発する。そのせいか残菜率までアップする始末。犯人は一体誰なのか。怯える生徒らを救うため、宗と栄養教諭の毛利は捜査に乗り出すが……。栄養と愛情いっぱいの大人気シリーズ第五弾。


    前回に引き続き舞台はお嬢様学校。

    小学校が舞台だった時よりは
    面白さが半減したものの、

    基本的には面白かった。

    ただ、
    前回よりも読みにくさが目立った気がする。

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    2017年05月30日
  • 給食のおにいさん 浪人

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    ネタバレ

    給食のおにいさんシリーズの5作目。

    舞台は前作直後の女子高、題材はフードバンク。

    内容はつまり気味な感じもあるけれど、新しい題材が出てくるのはすごいなぁと思った。フードバンクは知らなかった。

    自分のなかでのエコは食べ物を残さないこと。
    それが故に食べ過ぎてしまい体に蓄積されていくのがちょっと気になっていた。
    フードバンクか。うまく活用してみようかな。
    このたるんだおなかのためにも(笑)

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    2017年05月04日
  • 給食のおにいさん

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    給食現場はあまり意識したことのない世界だったから、そこでどのような物語が展開するのか、何を物語の中心に添えるのかが楽しみで読み始めた。よくよく考えたら、給食って学校現場ならではだから、子どもが物語の枢軸を担っているのは当然のことで…。主人公と子どもがしっかりと接点を保つべく、自校給食という設定にしたところが、この物語の全ての成功要因に関係している。子どもはやはり、あたたかいなー。ただ、毛利さんの設定がブレてないか?登場人物の心情が不安定なことと、登場人物が不安定なことは違うと思う。アレルギー、不登校、モンペ、まあそうだよね。

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    2017年04月24日
  • 給食のおにいさん 浪人

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    給食のお兄さんシリーズ5作目

    小学校の給食のお兄さんのほうがおもしろかったな。お嬢様中学校が舞台の今回の作品は、身近に感じないからかあまり入り込めなかった。

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    2017年04月08日
  • 給食のおにいさん

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    いろいろな制約があって自由に調理できるわけではない給食。
    大量に、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく。
    子どもたちの栄養にも配慮して、それでいてコストは低く。
    味が二の次三の次になってしまっている現状に、初めて給食と向き合った佐々目は驚く。
    コミカルな部分もシリアスな部分も、子どもたちの自由な独特の目線を通すとちょっと変わった風景になる…そんな物語だった。
    毛利のブラックぶりがいい。
    「給食命!!」みたいな毛利にも、いろいろな裏事情がありそうだ。
    給食で明日への命をつないでいる、そんな事情の子どもたちもいる。
    少しでも子どもたちの栄養になるように、少しでも子どもたちの健康に役立つように。
    味よ

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    2017年04月02日
  • 給食のおにいさん 進級

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    色々な人間模様も見えてきて面白かった。
    とても大変そうだけど、やりがいのありそうなお仕事。
    宗が友達・同僚だったら楽しそう。

    文中にあった「セロリとニンジンの残りをスティックにし、たらことサワークリームを混ぜたディップをつけたもの」がとても気になる!
    ーーー
    「味より栄養という制約だらけの給食作りに反発しながらも、やりがいを感じ始めた元一流シェフの宗。そんな時、学校で生徒の居眠りや優等生の登校拒否が問題に。給食で彼らを助けたい! と奮闘する宗に、なぜか栄養士の毛利は君は給食のお兄さんに向いてない」と冷たく言うが……。「おかわり」の声に応えて、人気作が待望のシリーズ化!

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    2017年04月05日