遠藤彩見のレビュー一覧

  • イメコン

    Posted by ブクログ

    「感じ悪い」と言われて不登校になった主人公が、イメージコンサルタントの一色と偶然出会い、一色のイメコン指導を横で見ながら自分を見つめ直していくミステリー

    あごの角度とか姿勢とか声の高さとかで印象が変わるんだなあと学びを得た

    0
    2025年07月23日
  • 左右田に悪役は似合わない

    Posted by ブクログ

    オジサン俳優の左右田がちょっとした謎を解いていく連作短編集でした……現場で起こる謎をスマートに解いていく様はかっこ良かったです!今の自分と同年代の左右田のちょっとした一言が心に刺さりました!

    0
    2024年11月05日
  • 左右田に悪役は似合わない

    Posted by ブクログ

     名探偵ではない。
     名セットアッパーだな、困ったことが起こる前に何とかする。
     それに気づいた轟の存在がGood。

    0
    2024年08月04日
  • 二人がいた食卓

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    真綿で首を絞めるというのはこういうことか。
    すれ違いの話ではあるんですが、普通のすれ違いと違って、主人公が夫のことを対等な人として見ていなかったのが別れの根本的な原因であるように思います。徹頭徹尾、自分の正解にこだわって相手の希望をほぼ聞かないことが麻生サチのエピソードから分かって恐ろしかったです。外堀の埋め方も、日常的に正論で逃げ道が潰されていたところもぞっとしました。夫はそんな風に表面を取り繕われて、自分の心情は妻を含めてだれも知らないなんて孤独だったんだろうな。

    行間を変に深読みしただけかも知れませんが、個人的に夫は、お互いダメなところも愛し合っていけたらいいなと考えているタイプだと思

    0
    2024年04月17日
  • 左右田に悪役は似合わない

    Posted by ブクログ

    NHKの22時以降の時間帯でドラマ化されそう。草刈正雄さんとか(ダンディでモブ感が無いけれど)イケオジに主役をして欲しい。

    0
    2024年04月14日
  • 左右田に悪役は似合わない

    Posted by ブクログ

    5篇からなる連作短編集。
    全く売れない端役の俳優左右田氏が撮影現場や打ち上げ会場で起きる不可解なハプニングを解決する。ささやかな人間模様が面白い。左右田氏を映像化するなら誰だろうと考えるのも楽しかった。

    0
    2024年02月23日
  • 給食のおにいさん

    Posted by ブクログ

    こんな仕事、と下に見ていた給食調理にも、前向きに取り組むササメがカッコよかった。荒っぽい性格に描かれてるけど、気持ちを大事にしている繊細な部分も良かった。

    0
    2024年01月20日
  • みんなで一人旅

    Posted by ブクログ

    「男二人は聖地を目指す」「みんなで一人旅」「癒やしのホテル」「空飛ぶ修行」
    「氷上のカウントダウン」「誰も行きたがらない旅」「幸せへのフライトマップ」
    7話収録の短編集。

    楽しい旅の物語かとワクワクしていたら、ヒリヒリ、ギスギス、トゲトゲ。
    あちこちに毒が散りばめられていて不穏な展開に心がざわつく。

    其々の人物描写が巧みで嫌~~な登場人物の顔が脳内に浮かんで来る。
    中でも「氷上のカウントダウン」の琴里は超自己中。
    怒りが込み上げ主人公の露子に同情した。

    けれど最終話ではホロリ。

    悲喜こもごも、盛り沢山の7つの旅を満喫した。

    0
    2023年02月16日
  • 給食のおにいさん 卒業

    Posted by ブクログ

    シリーズ3冊目、いちばん面白かった!

    未納問題は、自分が仕事で関わることもあるから、その大変さがよくわかる。でも、小牧母のように子どもたちの思いを無視してまでお金を払わない親って何なの!と登場人物に共感して悶々とした。

    最初は尖ってて嫌な主人公だった笹目が、めちゃめちゃ子どもたち思いの調理員になってくれて良かった。

    0
    2023年02月13日
  • 千のグラスを満たすには

    Posted by ブクログ

     キャバクラを舞台にした群像劇で、お仕事小説としても興味深い。

     プロローグと5話からなり、各話が1週間単位で描かれている。
     また、本作の前身となる短編が『キッチン・ブルー』に収録されている。

         * * * * *

     一流のホステスに必須なのはクレバーさと人間的魅力、強靭なメンタル。昔からよく言われることです。

     けれど、絶世の美女である必要はないとも言われていた昭和の時代と違って、現代はビジュアルも重要になってきたのかな。だとすると登っていく傾斜のなんとキツいことか。

     だからこそ急坂を登り得た者は、他の追随を許さない秀でた能力とオーラを身につけているのかもしれませんね。

    0
    2022年08月28日
  • バー極楽

    Posted by ブクログ

     小さな寺の跡継ぎを嫌い出奔するも夢破れ帰宅。俗と欲を捨て、仏道修行に邁進することにした副住職・照月の奮闘を描く。
     プロローグおよび5章からなり、お仕事小説としての側面もある。

         * * * * *

     ずいぶん地味な小説だなあというのが読み始めの印象。夜な夜な営業するバー極楽やバーを切り盛りするフミヨ・テイ子の姉妹にも、惹きつけられるイメージがちっとも湧かない。

    でも1章を読み終える頃には ( 作品の雰囲気に慣れたせいもあるでしょうが ) おもしろくなってきました。これは地域に根差す寺としての困り事解決ミステリーだとわかったからです。

     実際に解決するのは照月なのです

    0
    2022年08月20日
  • みんなで一人旅

    Posted by ブクログ

    「みんなで一人旅」一人旅が多い私には、お一人様限定ツアーは魅力的。また、「幸せへのフライトマップ」のバーチャルな旅はコロナ禍の今、参加してみたい旅の形だけど、やはり早くリアルな海外旅行に出かけたいなぁ。

    0
    2022年04月25日
  • 給食のおにいさん

    Posted by ブクログ

    給食だからーと思ったけれど美味しそうな料理が出てくるっていうよりも
    食育とか…、現代の学校事情とか、仕事への考え方とか…
    .
    この学校では給食の調理室が「保健室」みたいな.
    子供の拠り所のような.
    ネグレクトの問題なんかは…
    多分実際にもあるんだろうな… .
    「---おれは給食でできています」はぎゅーっときた.

    0
    2022年01月06日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    美味しいご飯小説ではない。「食」に憂鬱を抱える人々の短編集。食べることは生きている限り避けては通れない。美味しく楽しく食事ができますように

    0
    2021年12月29日
  • 二人がいた食卓

    Posted by ブクログ

    食卓といえば、向き合う人のいる温かな家庭を思い浮かべるのだが…。

    これは、読み進めるほど辛くなっていく。
    苦しくなっていく。
    何故か胸の締め付けられるような…。
    とにかくしんどいのだ。
    しかし、どうなるのか確認せずにはいられない…
    心理戦、まさに心理戦だった。

    どちらの味方⁇と聞かれても…難しい。

    夫の体調を管理するべく、完璧な料理を朝晩作り続ける妻。
    だんだんとその料理を口にするのも苦痛になってくる夫。

    食べ物に関することは、大事なことだが
    何事もほどほど、とか良い塩梅というのもあって然りで…。

    自分が思うにジャンクなものほど美味しく感じたりもするし、あっさり茶漬けでもいいし。

    0
    2021年11月18日
  • 二人がいた食卓

    Posted by ブクログ

    夫の健康管理のために一生懸命ごはんを作る妻と、もっと濃い味のジャンクなものが大好きな夫。愛し合って結婚したのに、食の相性の悪さからどんどんすれ違っていくお話。

    もっと軽いお話かと思ったら、わりとシリアスな物語で「こんなこと、本当にありそう」と思う。夫の健康が気になる妻の気持ちがよくわかる、わかるけど夫の苦しい気持ちもわかる。「家での食事って大事なんだなぁ」と改めて思う。

    0
    2021年08月07日
  • 給食のおにいさん

    Posted by ブクログ

    元シェフが、給食調理員になって、子どもたちとの触れ合いを通して成長していくお話。
    個性的な管理栄養士や、ここまで給食室とやりとりがある小学校って今どのくらいあるだろうと思いつつ、温かい気持ちに慣れて気軽に読める一冊でした。

    0
    2021年07月17日
  • 二人がいた食卓

    Posted by ブクログ

    一生懸命作った料理をこっそり捨てるとか、相手の好物に嫌いなものをこっそり細工するとか...ミスター味っ子のオマージュ?もうこの物語は「味覚の不一致」という問題ではないような。性格の不一致だろう。ヘルシー料理を頑張る妻。野菜嫌い・ファミレス味が大好きな夫。新婚なのに食卓ですれ違いばかりの夫婦の行く末とは。夫も悪いけど、私は押しつけがましく、執念深く、小賢しい妻に嫌悪感。「家族」の形に拘り過ぎて息苦しい。いい年した大人の味覚をガラッと変えるのは困難だろう。私の夫も毎日おはぎを食べる謎習慣があるが放置している。

    0
    2021年06月14日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「食」に憂鬱を抱えた6人の短編集。
    「会食不全症候群」「味覚異常」「マイルドドラッグ」「家事ハラ」

    食に関する悩みって本当に色々あって日常に潜んでいるんだ…って思いました。
    食べることは毎日のことだし、どんな問題にしろ相当なストレスだろうなって思う。そしてそうとは知らずに陥っている食習慣病の怖さ。
    初めて知る「会食不全症候群」
    人と一緒に食べることが出来ない不自由さは想像以上に過酷でした。

    心理描写も繊細だし温かい読後感も良かった。
    手軽に色々楽しめて得した気分♪
    昔読んだ「給食のお兄さん」シリーズも良かったけど、こちらも面白かったです。

    0
    2021年05月29日
  • イメコン

    Posted by ブクログ

    主要キャストであるイメージコンサルタントが、
    怪しさ百万年(^ ^;
    正体も、行動も、過去も謎(^ ^;

    悪い人でもないし、有能なのも伝わって来るが、
    とにかく人として謎(^ ^;

    ストーリーは、謎のイメコンと一緒に
    様々な経験を積んだ引きこもり少年が、
    少しずつ少しずつ成長していく様を描く。
    主人公がまだ子どもだ、ということもあり、
    安っぽいロマンスみたいなのが絡んできたりもしない。

    そして、最後まで読んでも、イメコンの
    「謎の部分」は謎のままで(^ ^;

    「続編を書く気満々」ということか?(^ ^;

    0
    2021年02月18日