遠藤彩見のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「給食のおにいさん」シリーズ、第5弾。
もう、第5弾。
ストレートに給食勝負だった、1・2巻に比べると、給食のお兄さんが学校のミステリを解決する方面に重きがかかって来た。
それも、基本形にいつまでも留まっていられないシリーズ物としてはやむを得ない発展かもしれない。
主役は「給食」そのものではなくて、「給食のおにいさん」なのだ。
毛利さんとのコンビも、もはやガチ。
ささめの行く先が気になって仕方ありません。
今回の舞台がお嬢様学校なのと、作者が女性なためか、いちいちダイエットに話が結びついてしまうのがちょっと。
それと、時々、人物をニックネームで書かれて、誰の事を言っているのか分からなかったり -
Posted by ブクログ
給食のおにいさん、2作目。
「1年だけだ」と決めていた給食のおにいさんの仕事が、2年目に突入。学校給食を作る現場ならではのルールにも大分慣れてきた佐々目だが、今回はそれを取り巻く環境に大きく悩むことになる。
調理場での幽霊騒ぎで、給食の残飯率が増えたり、給食の時間の仲間はずれや、嫌いなものを集めて食べさせるなどのイジメ、長年お世話になっている仕入先との提携打ち切りなどなど。
あまり気にしてはいないものの、とてもリアルな問題提起で、ページを捲りながら一緒に頭を抱えてしまう。
加えて毛利さんのキャラの背景も濃くなってきて、次作でこれがどうまとまるのか期待。