遠藤彩見のレビュー一覧
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「自分の店をもつ!」という夢に向かって再び歩き始めた宗は、ホテルでのアルバイトを掛け持ちし大忙し。だが、そんな彼にまたまたトラブルが。栄養士の毛利は、怪我をして病院に。さらには、空気の読めない新入職員の出現で、調理場の雰囲気は最悪に…。給食のおにいさんは、調理場の大ピンチを救うことができるのか。大人...続きを読むPosted by ブクログ
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「味より栄養」という制約だらけの給食作りに反発しながらも、やりがいを感じ始めた元一流シェフの宗。そんな時、学校で生徒の居眠りや優等生の登校拒否が問題に。給食で彼らを助けたい!と奮闘する宗に、なぜか栄養士の毛利は「君は給食のお兄さんに向いてない」と冷たく言うが…。
前作に引き続き面白くて
簡単だし...続きを読むPosted by ブクログ -
佐々目が、帰ってきた!
いや、正確には新しい学校に、赴任した。
今度は中学生。
しかも超お嬢様学校。
佐々目が相手にする子供達は、思春期に入り、問題はますます難しくなってくる。
太るから、食べない。
みんな一緒じゃないとダメ。
周りが望む子でいなきゃ。
彼女たちが抱える問題は、小学生よりももっと大...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ3巻目。
好きだからこそ3巻目まで続けて読んで来ているので、大切に、ゆっくり読みたい...。
と思いつつ、ちょっとしたスキマ時間を見付けては読み進め、あっと言う間に読み終えちゃうんですよね...。
ああ、勿体ない!
各巻の中で巻き起こる事件・事態は、これまではその巻の中で解決してきた。
が、...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ第2巻。1巻に続き、小学校や生徒・生徒の親、給食とか、舞台なる様々なことをよく取材している...のかなあ。 凄い。
そういった情報を元に、設定やストーリーは読ませる!
面白かったです。Posted by ブクログ -
先生に反論の隙を与えないような「嫌いなものを大量に食べさせる」なんていじめがリアルに行われているんだとしたら、いじめはどんどん陰湿化していますね。
一方で、素直に甘える毛利さんの姿や、彼の過去が垣間見られたのは嬉しかったです。なんだかつかみどころがない人なので。過去を思い返して食べるフリをする毛利さ...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルが卒業なので、
読む前から別れと旅立ちを覚悟していたせいか、
胸に刺さる言葉がいくつもあった。
子供の事情より大人の事情が多かったせいかもしれない。
ささくれ立った気持ちで学校給食へとやってきた佐々目が、
多くの人に美味しいものを食べさせたいという自分の本当の気持ちに気がついて、
また、言...続きを読むPosted by ブクログ -
最初は、果てしなく遠い道のりに思えても、横道に逸れそうになっても、毎日、仲間たちとともに、目の前のことに真剣に向き合っていくことで、夢は確かな形となって現れる。独りで悶々と考えているだけでは、前には進めないものなのだと改めて気づかされました。
前に向かって、きちんと日々を過ごしていくヒントがいっぱ...続きを読むPosted by ブクログ -
つらいとき、そしてそこから抜け出せたとき、いつも誰かがちゃんと見ていてくれる。人は独りで戦っているんじゃないんだと温かい気持ちになりました。
給食を通して子供たちや先生方、給食調理の仲間たちとの交流を深めていく一方で、もう一度、シェフとして働く道を模索している主人公。お話は『給食のおにいさん 卒業...続きを読むPosted by ブクログ -
好きなことをしていけるだけが幸せではない。
嫌なことも辛いこともあるけど
伸びていけるのが本当の幸せなんだ。
自分の夢とちゃんと向き合うこと。
夢に必要なレシピをそろえること。
必要なレシピを考えること。Posted by ブクログ -
本当に卒業なんですね~、寂しいなあ。
料理に関する小説の多い中、給食という珍しい(?)分野で、学校や子どもたちを取り巻く問題も取り上げられて、良いシリーズでした。
食べ物が人間を作るのだから(中も外も)、まさに作られていく途中の子供たちにとって、食事は本当に大切な問題。
シリーズ3作目、この本は、や...続きを読むPosted by ブクログ -
5篇からなる連作短編集。
全く売れない端役の俳優左右田氏が撮影現場や打ち上げ会場で起きる不可解なハプニングを解決する。ささやかな人間模様が面白い。左右田氏を映像化するなら誰だろうと考えるのも楽しかった。Posted by ブクログ -
こんな仕事、と下に見ていた給食調理にも、前向きに取り組むササメがカッコよかった。荒っぽい性格に描かれてるけど、気持ちを大事にしている繊細な部分も良かった。Posted by ブクログ