遠藤彩見のレビュー一覧
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ネタバレ自分の店を出すという夢に向かって再び働き始めた主人公・佐々目宗は、都心のホテルでのアルバイト調理師と小学校の給食調理員の仕事のWワークで大忙し。
そんな主人公にまたもや問題発生。給食調理場には佐々目しかいない、毛利が怪我をして病院へ行く、給食を食べているのに給食費を学校に払わない親がいるなどの問題が。さらには空気の読めない新人調理員児玉が来たことで、調理場の雰囲気は最悪に。
主人公は新人教育をするよう毛利から任されたが間違えても絶対に謝らず、言われるまで何もしない児玉に悩まされる。そんな児玉に苦労する主人公だったがバレンタイン給食のデザートを一緒に担当することになる。それまでは上手くコミュニケ -
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ネタバレ自分の店を出すという夢を叶えるためにホテル・マイヤーズ東京で働き始めた主人公・佐々目宗は私立学校に向けてホテルメイドの給食を提供する給食課に配属された。
渋々向かった女子校には我がままなお嬢様ばかり。豪華な給食に太るからと言って食べようとしない、仲間に合わせて生活することにストレスがたまる、学校の「神」と呼ばれ、みんなから好かれている中園がみんなの神でいることにストレスを感じ、異食症になるなどの問題を抱える。
そんなお嬢様達の問題を解決するために主人公は食育授業で食べることの大切さ、生徒達が抱えている問題にアドバイスをしていく。食育授業を終えて、残菜率はほとんど変化なかったものの、これからもホ -
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ネタバレホテル・マイヤーズ東京で働く主人公・佐々目宗は日本有数のお嬢様学校である、白蘭女子学院中学校でホテル給食を作ることになった。わがままなお嬢様達を相手にホテル給食を成功させ、ホテル勤務に戻れると喜んだがガラスが割れる、池の水が赤色に染まる、学校で飼っている鳥が逃げる、床に青い水たまりができるなど謎の事件が続発する。怯える生徒達を救うため主人公と栄養教諭の毛利は捜査を始めるが謎の事件は解決せず、給食も無駄にされて悩んでいた。
そんな中、学校のイベントであるクリスマス・ページェントで食育授業が開かれ、料理の実演や食品ロス問題について語り、イベントを成功させ、やっとホテルのメインダイニングに戻ることが -
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「自分の店をもつ!」という夢に向かって再び歩き始めた宗は、ホテルでのアルバイトを掛け持ちし大忙し。だが、そんな彼にまたまたトラブルが。栄養士の毛利は、怪我をして病院に。さらには、空気の読めない新入職員の出現で、調理場の雰囲気は最悪に…。給食のおにいさんは、調理場の大ピンチを救うことができるのか。大人気シリーズ第三弾!
まさか、ラストでホロリとさせられるとは思わなかった。
今回もとても面白かった!
毛利さんのあだな「チワワ」が、
「○○チワワ」と、その時々で変化するセンスに
くすっ♪となった。
登場人物、話の内容、文章の読みやすさ、
言葉のセンス、どれも私好みだ。 -
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「味より栄養」という制約だらけの給食作りに反発しながらも、やりがいを感じ始めた元一流シェフの宗。そんな時、学校で生徒の居眠りや優等生の登校拒否が問題に。給食で彼らを助けたい!と奮闘する宗に、なぜか栄養士の毛利は「君は給食のお兄さんに向いてない」と冷たく言うが…。
前作に引き続き面白くて
簡単だし読みやすいので一気見。
主人公のささめが、
子供達を通して少しずつ成長していくのを見ると
なんとなく自分も考えさせられる気がする。
子供達の悩み、
将来への夢、
うまくいかない気持ちとの葛藤、
簡単に読めるわりに、色々な要素が詰め込まれていて
続きも一気見しそう。 -
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コンクールで優勝するほどの腕をもちながら、給食調理員として働くことになった料理人の宗。子供嫌いな彼を待っていたのは、保健室登校生や太ってしまった人気子役など問題を抱える生徒ばかり。さらにモンスターペアレントまで現れて。大人になりきれない料理人は給食で子供達を救えるか?笑いと感動そしてスパイスも効いた食育&青春小説。
いつだったか、天海祐希さん主演のドラマで
シェフから給食の調理員をすることになったというのを見たけど、
それによく似ていた。
最初はドラマが頭に残ってて
残像が出てきてしまってたけど、
途中からは、
ドラマよりも主人公が素直?なせいか、
「給食のおにいさん」と -
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キッチンブルーが面白かったので 出世作のこちらにも手を出してみた 。 結果は当たりで これもとても面白かった 。 1つの分野で実力をつけ それなりの業績も積みながらも 社会的には充分評価されていない 若者が 、別の分野に転進して 1から学びながら 、四苦八苦 して 成長していく 物語だ 。 僕自身も 高いプライドを持て余しながら 日々を送ってるので 身につまされるところもあるが 、虚心になって これから 新しい分野で 頑張っていこうという 気持ちにさせられた 。 ただし シリーズ化されている これ以降の作品はそれなりに楽しめたが、シリーズとして続けなきゃという 必要に 応えているようなところも
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佐々目が、帰ってきた!
いや、正確には新しい学校に、赴任した。
今度は中学生。
しかも超お嬢様学校。
佐々目が相手にする子供達は、思春期に入り、問題はますます難しくなってくる。
太るから、食べない。
みんな一緒じゃないとダメ。
周りが望む子でいなきゃ。
彼女たちが抱える問題は、小学生よりももっと大人に近づいていて、もっと根本的なこと。
待っていれば誰かがやってくれる、だから私は何もしない。
それは違う。
このシリーズで繰り返し言われるのは、あなたの人生を周りはずっと守ってはあげられない、ということ。
「嫌いでも苦手でも面倒でも、食べなければならないものはある。
人に食べやすくしてもらってで -
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ネタバレ本当に卒業なんですね~、寂しいなあ。
料理に関する小説の多い中、給食という珍しい(?)分野で、学校や子どもたちを取り巻く問題も取り上げられて、良いシリーズでした。
食べ物が人間を作るのだから(中も外も)、まさに作られていく途中の子供たちにとって、食事は本当に大切な問題。
シリーズ3作目、この本は、やや大人たちが中心でしたが、その辺、書ききってほしいと思っていたので、読者としても、ささめの『卒業』を祝いたい気持ちです。
給食費未払いの件は、どうなったのでしょうね?
安易にハッピーエンドにならなかった所が、却ってリアルかもしれない。 -
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ケータリング(出張料理人)のレイコさんが、その家の冷蔵庫の中身を手掛かりに、色んな事件を解決していくプロファイリングミステリ。
レイコさんはあくまでも「人の家で料理を作る(または料理を持ち込む)」だけの人なので、起こる事件もせいぜい「パートナーが浮気?」や「同居人が失踪?」といった日常の延長線上のものばかり……かと思いきや、序盤で新米刑事・リョウ(料理関係と人間観察力がまるでダメ)が相棒になるので、時々「かなりの大事件」に駆り出されたりもする。
今までに自分が読んだ料理漫画って、男性が料理をするものが多かったので(例:「きのう何食べた?」「美味しんぼ」「沈夫人の料理人」「焼きたて!!ジャぱ -
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冷蔵庫探偵というネーミングが気になって手に取った一冊。ケータリングサービスで料理を作っている蔵前怜子と刑事の涼が出会ったのは友人のパーティーだった。その友人がパーティーの最中にアレルギー反応を起こして倒れてしまう。ケータリングにはアレルギーのあるそばを完全に除去するように伝えてある。ケータリングの中に怜子が用意したものでないクッキーが見つかり、その中からそば成分が見つかる。クッキーを用意したのは誰なのか?刑事の涼と怜子は冷蔵庫の中身を見て、推理を始める。
新たな視点だけど、確かに冷蔵庫の中身ってその人の生活とかが垣間見えるから確かに捜査に役立ちそうだなと思った。物語も重々しすぎず、軽い気持ち