遠藤彩見のレビュー一覧
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最後はほろりと来た。
終わってしまったのが寂しい。
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「自分の店を持つ!」という夢に向かって再び歩き始めた宗は、ホテルでのアルバイトを掛け持ちし大忙し。だが、そんな彼にまたまたトラブルが。栄養士の毛利は、怪我をして病院に。さらには、空気の読めない新入職員の出現で、調理場の雰囲気は最悪に……。給...続きを読むPosted by ブクログ -
佐々目のように勤務先の学校で給食を作るものを自校方式というらしい。
ずっとセンター方式の給食だったので、佐々目たちが給食を作る場面は珍しくて新鮮だった。
自分たちが食べる給食を少しだけでも見ることが出来るなんて、とてもワクワクするだろうな・・・と思う。
小学校を舞台にしているので、食生活自体が子供た...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ3作目の中でこの「卒業」が一番好きな物語となった。
佐々目も言っているけれど、「栄養は食べる人の中に残る。栄養は、体になって。気持ちは、思い出になって」。
毎日、親がご飯を作ってくれるのは当たり前だと思ってきた。
朝早くに起きてお弁当を作ってくれても、それも当たり前だと思ってきた。
だけど、...続きを読むPosted by ブクログ -
同シリーズの5巻目。
場面は前巻と同じくで、小中高・一貫教育の超々お嬢様学校が舞台なので、正直のところ男性でオジサンの自分には馴染めない...。
物語を織り成す人物は数人追加設定されている。
今までの中では、本書が最もミステリータッチが強いのではないだろうか?(ちょっと目まぐるしくて混乱したけど.....続きを読むPosted by ブクログ -
元一流シェフの「給食のおにいさん」、佐々目。
子供たちや教職員と関わることで 給食はただの昼飯ではないと感じるようになる。
給食を通して人とかかわり、誰かのためになっている、と、やりがいを見い出すようになったのだ!
さて、彼の2年目は果たしてどんな一年になるのだろうか?
春は意見交換会で保護者に反...続きを読むPosted by ブクログ -
とうとう「給食のおにいさん」が卒業する。
佐々目はホテルでのアルバイトを始め、昼は小学校、夜はホテルと一日中、夢のために必死で働く。
しかし世の中は生易しいものではない。
卒業にいたるまでにはまだまだ困難が続く。
これが佐々目の、「給食のおにいさん」としての最後の仕事となってしまうのか?!
いきな...続きを読むPosted by ブクログ -
同シリーズ最終巻...だと思い込んでいたけど、どうやら違うな、これは...。
前巻までとは舞台が変わり、ちょっと馴染みが無く話の中に没入できないのは残念。
未知に近い環境とか設定は面白くはあるけれど、無意識の内にページを読み進むのが早くなっていた(自分は、感動的に面白いときは遅くなる)。
最後の大団...続きを読むPosted by ブクログ -
給食のおにいさんとして働いて1年半。
自分の店を持つという夢に近づけない日々を送る佐々目は焦っていた。
そんな中、学校では給食の時間にいじめが起こり…
どんな店でもいいから、資金を稼ぐために働きたいと迷う佐々目だったが、自分のこだわりを捨てきれず、迷っていた。
そんな佐々目に、保健室教諭の由比先生...続きを読むPosted by ブクログ -
三部作の最終巻。
2話目はまだ読んでないけど、それでも十分楽しく読んだ。
登場人物ひとりひとりが、次のステップへと挑戦していく前向きな姿が、キラキラとかっこいい。
夢への準備に追われる中でも、日々の給食現場で発生するトラブルを、見て見ぬフリせず、真正面から向かい合う佐々目くんは、すごい。
苦手な人...続きを読むPosted by ブクログ -
仕事を途中でやめることは「退学」円満にやりとげることを「卒業」とかけてこのタイトル。味にしか興味を持たなかったのが、大勢の人に楽しんでもらうこと、周りの人たちのことを気にかけることを学んで卒業していくのがすがすがしい。最後に黒チワワがあんな感動的なこと隠れてしたりするから、感動してしまった。Posted by ブクログ
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一見とっつき難いのに実は優しい佐々目が主人公なので仕方ないんだけど、給食費払わないモンペにあんなに優しくしないといけないもんか?!と思う
けど「子供の為」「子供が傷つく」「子供に罪はない」って言われると誰も反論出来ない・・・何かその辺がどうもなぁPosted by ブクログ -
前作(シリーズ第3作)『給食のおにいさん 卒業』でシリーズが完結したと思っていたので、私の中では『帰ってきた給食のおにいさん!』という感じで、嬉々として読み始めました。
思春期真っ只中の多感な女子中学生(しかもお嬢様!)を相手にホテル給食存続に懸けて、悪戦苦闘する主人公と「戦友」の栄養教諭、毛利...続きを読むPosted by ブクログ -
佐々目が無事卒業出来て良かった!最後に近づくにつれて、涙腺に刺激が…。それぞれ問題を抱えた子供たちとの触れ合い描写も臨場感あり、素敵な物語。夢の為の材料を用意しよう。料理に適した材料がある様に…!Posted by ブクログ
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4話全部が前巻まではあまり意識しなかった「若竹小を去る」というひとつの終わりに向かっていて、周りの人達との別れを意識せずにはいられませんでした。
もう毛利さんとの付かず離れずの会話を見られないんだなあとか、児玉君と働くところをもっと眺めていたかったなあとか、名残惜しさばかり感じてしまいます。8月に出...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公の佐々目をはじめ登場人物たちが新たなステージへの卒業に向かって成長していく。佐々目も学校での出来事や出会いを通じて本当の夢に気づき、歩を進める。
給食費未納の問題は、明確なハッピーエンドとしては描かれなかったが、変化せざるをえない状況を迎える前に子供にとっての状況も含めて家族の視点での解決が予...続きを読むPosted by ブクログ -
学校生活・食事のマナー、いじめ。
カッコよく、信じられる好きな自分になろうとする一歩を踏み出していく登場人物たちにエールを贈りたくなる。
15-46Posted by ブクログ -
給食のおにいさん 3作目
そして完結?でいいんだよね?
ま、あのラストでもし続編があるならそれは「給食のおにいさん」ではないし
万が一「給食のおにいさん」としての続きがあるとしたらそれはそれでダメだろと思う
炊き出しのときの贈る言葉はちょっと感動
子供に聞かせるにはいい話しだよね
ところで、毛利...続きを読むPosted by ブクログ -
子どもの事情だけでなくて、
それぞれの大人の事情がだんだん出てきて、
解決されないこともあるけれど、
皆前向きになっていて、
やはり最後はハートウォーミングで良かった。
毛利さんがこんにゃく屋さんに甘えていた話が、
いつもの黒チワワぶりと違っていて、
ちょっとかわいらしかった。Posted by ブクログ