遠藤彩見のレビュー一覧

  • 二人がいた食卓

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    食卓といえば、向き合う人のいる温かな家庭を思い浮かべるのだが…。

    これは、読み進めるほど辛くなっていく。
    苦しくなっていく。
    何故か胸の締め付けられるような…。
    とにかくしんどいのだ。
    しかし、どうなるのか確認せずにはいられない…
    心理戦、まさに心理戦だった。

    どちらの味方⁇と聞かれても…難しい。

    夫の体調を管理するべく、完璧な料理を朝晩作り続ける妻。
    だんだんとその料理を口にするのも苦痛になってくる夫。

    食べ物に関することは、大事なことだが
    何事もほどほど、とか良い塩梅というのもあって然りで…。

    自分が思うにジャンクなものほど美味しく感じたりもするし、あっさり茶漬けでもいいし。

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    2021年11月18日
  • 二人がいた食卓

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    夫の健康管理のために一生懸命ごはんを作る妻と、もっと濃い味のジャンクなものが大好きな夫。愛し合って結婚したのに、食の相性の悪さからどんどんすれ違っていくお話。

    もっと軽いお話かと思ったら、わりとシリアスな物語で「こんなこと、本当にありそう」と思う。夫の健康が気になる妻の気持ちがよくわかる、わかるけど夫の苦しい気持ちもわかる。「家での食事って大事なんだなぁ」と改めて思う。

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    2021年08月07日
  • 給食のおにいさん

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    元シェフが、給食調理員になって、子どもたちとの触れ合いを通して成長していくお話。
    個性的な管理栄養士や、ここまで給食室とやりとりがある小学校って今どのくらいあるだろうと思いつつ、温かい気持ちに慣れて気軽に読める一冊でした。

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    2021年07月17日
  • 二人がいた食卓

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    一生懸命作った料理をこっそり捨てるとか、相手の好物に嫌いなものをこっそり細工するとか...ミスター味っ子のオマージュ?もうこの物語は「味覚の不一致」という問題ではないような。性格の不一致だろう。ヘルシー料理を頑張る妻。野菜嫌い・ファミレス味が大好きな夫。新婚なのに食卓ですれ違いばかりの夫婦の行く末とは。夫も悪いけど、私は押しつけがましく、執念深く、小賢しい妻に嫌悪感。「家族」の形に拘り過ぎて息苦しい。いい年した大人の味覚をガラッと変えるのは困難だろう。私の夫も毎日おはぎを食べる謎習慣があるが放置している。

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    2021年06月14日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    「食」に憂鬱を抱えた6人の短編集。
    「会食不全症候群」「味覚異常」「マイルドドラッグ」「家事ハラ」

    食に関する悩みって本当に色々あって日常に潜んでいるんだ…って思いました。
    食べることは毎日のことだし、どんな問題にしろ相当なストレスだろうなって思う。そしてそうとは知らずに陥っている食習慣病の怖さ。
    初めて知る「会食不全症候群」
    人と一緒に食べることが出来ない不自由さは想像以上に過酷でした。

    心理描写も繊細だし温かい読後感も良かった。
    手軽に色々楽しめて得した気分♪
    昔読んだ「給食のお兄さん」シリーズも良かったけど、こちらも面白かったです。

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    2021年05月29日
  • イメコン

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    主要キャストであるイメージコンサルタントが、
    怪しさ百万年(^ ^;
    正体も、行動も、過去も謎(^ ^;

    悪い人でもないし、有能なのも伝わって来るが、
    とにかく人として謎(^ ^;

    ストーリーは、謎のイメコンと一緒に
    様々な経験を積んだ引きこもり少年が、
    少しずつ少しずつ成長していく様を描く。
    主人公がまだ子どもだ、ということもあり、
    安っぽいロマンスみたいなのが絡んできたりもしない。

    そして、最後まで読んでも、イメコンの
    「謎の部分」は謎のままで(^ ^;

    「続編を書く気満々」ということか?(^ ^;

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    2021年02月18日
  • 給食のおにいさん

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    子供向けのライトな小説と思って読み始めた。
    ハプニングと解決を繰り返す王道な小説構成。
    でも、ちょっと泣ける感じがいい。
    おっさんになった自分に、まだこんなピュアさがあるのかと確認できた一冊。

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    2021年02月03日
  • 二人がいた食卓

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    食をきっかけに、夫婦それぞれの求めるもののギャップが顕在化していく話。
    とにかく美味しそうな料理の描写が殺伐としたストーリーに添えられており、かなり胃にくる。色んな意味で。

    あらすじに「良かれと思ったことが、押し付けに」と書いてあり、たしかに多少独善的なところが泉にはあるけれどこれはそんなに異常なことなの…?と思った。
    そもそもコレステロール値引っかかってんじゃん…とか、いい歳した男がファミレス舌でゴネてる方が無理なんだけど…とか個人的には気になってしまうんだけど、それらは本質的な問題じゃないんだろうな。でも、なんだろうな、とにかく腹立つなこの男……。
    「美味しいもので相手の口を塞いでんでし

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    2021年01月19日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    食えない女
    七味さん
    さじかげん
    味気ない人生
    ままごと
    キャバクラの台所
    の短編集
    身近にありそうな話もあるけれど、食に関する話は奥が深い。

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    2021年01月06日
  • 給食のおにいさん

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    レストラン経営で失敗した主人公が小学校の臨時給食職員という立場で四苦八苦しながら成長していくという物語。読み始めたら最後まで読みたくなる甘酸っぱい喜劇。

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    2021年01月03日
  • みんなで一人旅

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    みんなで一人旅、ロシア旅行、フライトシミュレーションの話など、読後感がなかなかよかったなと思う。
    特に最後、年老いて旅行にはもういけないお母さんと一緒に楽しむ旅行の話は、以前の旅の思い出が新たに思い出されて、胸にくるものがある。

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    2020年12月03日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    食(のトラブル)に纏わる6つの物語。個人的には3-1-5の順だったかな。家での料理は大切だと誰もが分かる一方でストレスにもなるんだなと。

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    2020年11月29日
  • 給食のおにいさん

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    2020年9月11日
    マカロンの500円玉入り御守りって悲しい。
    怒ることでしか感情を表せない親子って確かにいる。
    調理場は凶器の宝庫というのもひどく納得。
    人それぞれ、いろいろな悩みを持っている。
    自分に自信持って、居場所を確保できると頑張れる。
    1食250円の給食でも、子どもを思って栄養面、安全、美味しさ、好み、原価などそれはそれは大変な思いをして作っていることがよくわかる。

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    2020年09月11日
  • 給食のおにいさん 卒業

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    ささめー!
    待望のシリーズ第3弾。
    やっぱりこの「卒業」とはそういうことだよな(涙)。
    第4弾はどうなっていくんだろう。
    若竹小は?毛利は?
    とっても楽しみ。
    ささめくん、不器用だけどいいヤツ。
    私の中で、ささめくんは福士蒼汰、毛利は八嶋智人なんだけど、年齢がちょっと違うか。

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    2020年08月10日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2-3時間ですらすら読めた。
    元々脚本家さんということからか?一編一編が短い中で盛り上がりとオチがきちんと用意されていた。
    逆にそれが若干性急に思わせる話もあった(『食えない女』)。変に色恋沙汰を混ぜなくても面白い話はあるのに。私のお気に入りは『キャバクラの台所』。でも元板前?が箸を振ったり包丁を向けて指図したりするのはどうかしら。

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    2020年01月24日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ストレスで味覚障害になってしまう女性や、料理の味付けが苦手で悩む女性、食べる時には素が出ると聞いて、職場で本当のボスを探す男性など、「食」にまつわる「ブルー」な短編が6話。
    人前で食べる事ができない「会食不全症候群」という障害に悩まされている話は興味深かった。理解されにくい障害なので、誤解も多くて大変だと思う。
    最後の話はなんだか怖かった。取り憑かれた様に料理を振る舞い、ブログに載せるための写真撮影に必死な女性。その彼女に違う意味で胃袋を掴まれてしまった男性。最終的には、全話に出てくるバーテンのおじさんに救われたので良かった。

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    2019年04月14日
  • バー極楽

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    副住職のご近所&檀家トラブル解決。バーの二人の年齢は設定より10歳は上に思える。食べているものからトラブルの元を推測する日常の謎解きは他にもあるけど、それが仏教とつながるところが面白い。

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    2019年02月10日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    帯は、
    ***
    「おいしい」って思えなくなったら、
    私たぶん、疲れてる。
    ついがんばってほしい人に
    読んでほしい一冊。
    ***

    食にまつわる短編集。
    ひとつまり、ふたつまり、みんなどこかで躓いて、
    一瞬ぐっと苦しくなるし、現状の打開まではいかなくても、ちゃんと読後は良い終わり方をしてくれます。

    味覚障害、料理が下手、人前では食事がとれない…登場人物たちは、いろんなものを抱えて、前に進んでます。

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    2018年12月21日
  • 給食のおにいさん 進級

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    引き込まれた。過剰に子供みたいなところがある毛利さんのアンバランスさがとても際立っていて、微笑ましいとか可愛いとかいうよりも読んでいて不安になる。でもそれがシリーズの個性になっている気がして、この先の展開も含めて興味を引かれる。いじめ問題はどうしようもなく解決しないものに思えて苦い気持ちになった。いじめられっ子が頑張っても、いじめっ子はいなくならない。

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    2018年10月19日
  • 給食のおにいさん 卒業

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    すきなシリーズ。自然で濃やかな、内側から溢れ出るような変化であり成長だと感じられる、佐々目が無意識に逃げ場としての居場所を欲して小さな夢の終わりを目指していたことを自覚するところや、毛利さんが混ぜ食いをやめるところが良かった。最後、新しい職場で早々には上手くいかないところが現実的で、たった数ページなのにつらさが棘のように刺さってしんどかった。でも毛利さんの推薦状が憎らしいくらい佐々目を思ってくれていて、苦しいくらい温かくなるようだった。それを渡してくれた総料理長の窪さんも、敵じゃないのだと思えて安心した。

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    2018年10月19日