遠藤彩見のレビュー一覧

  • 給食のおにいさん

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    子供向けのライトな小説と思って読み始めた。
    ハプニングと解決を繰り返す王道な小説構成。
    でも、ちょっと泣ける感じがいい。
    おっさんになった自分に、まだこんなピュアさがあるのかと確認できた一冊。

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    2021年02月03日
  • 二人がいた食卓

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    食をきっかけに、夫婦それぞれの求めるもののギャップが顕在化していく話。
    とにかく美味しそうな料理の描写が殺伐としたストーリーに添えられており、かなり胃にくる。色んな意味で。

    あらすじに「良かれと思ったことが、押し付けに」と書いてあり、たしかに多少独善的なところが泉にはあるけれどこれはそんなに異常なことなの…?と思った。
    そもそもコレステロール値引っかかってんじゃん…とか、いい歳した男がファミレス舌でゴネてる方が無理なんだけど…とか個人的には気になってしまうんだけど、それらは本質的な問題じゃないんだろうな。でも、なんだろうな、とにかく腹立つなこの男……。
    「美味しいもので相手の口を塞いでんでし

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    2021年01月19日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    食えない女
    七味さん
    さじかげん
    味気ない人生
    ままごと
    キャバクラの台所
    の短編集
    身近にありそうな話もあるけれど、食に関する話は奥が深い。

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    2021年01月06日
  • 給食のおにいさん

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    レストラン経営で失敗した主人公が小学校の臨時給食職員という立場で四苦八苦しながら成長していくという物語。読み始めたら最後まで読みたくなる甘酸っぱい喜劇。

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    2021年01月03日
  • みんなで一人旅

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    みんなで一人旅、ロシア旅行、フライトシミュレーションの話など、読後感がなかなかよかったなと思う。
    特に最後、年老いて旅行にはもういけないお母さんと一緒に楽しむ旅行の話は、以前の旅の思い出が新たに思い出されて、胸にくるものがある。

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    2020年12月03日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    食(のトラブル)に纏わる6つの物語。個人的には3-1-5の順だったかな。家での料理は大切だと誰もが分かる一方でストレスにもなるんだなと。

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    2020年11月29日
  • 給食のおにいさん

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    2020年9月11日
    マカロンの500円玉入り御守りって悲しい。
    怒ることでしか感情を表せない親子って確かにいる。
    調理場は凶器の宝庫というのもひどく納得。
    人それぞれ、いろいろな悩みを持っている。
    自分に自信持って、居場所を確保できると頑張れる。
    1食250円の給食でも、子どもを思って栄養面、安全、美味しさ、好み、原価などそれはそれは大変な思いをして作っていることがよくわかる。

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    2020年09月11日
  • 給食のおにいさん 卒業

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    ささめー!
    待望のシリーズ第3弾。
    やっぱりこの「卒業」とはそういうことだよな(涙)。
    第4弾はどうなっていくんだろう。
    若竹小は?毛利は?
    とっても楽しみ。
    ささめくん、不器用だけどいいヤツ。
    私の中で、ささめくんは福士蒼汰、毛利は八嶋智人なんだけど、年齢がちょっと違うか。

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    2020年08月10日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2-3時間ですらすら読めた。
    元々脚本家さんということからか?一編一編が短い中で盛り上がりとオチがきちんと用意されていた。
    逆にそれが若干性急に思わせる話もあった(『食えない女』)。変に色恋沙汰を混ぜなくても面白い話はあるのに。私のお気に入りは『キャバクラの台所』。でも元板前?が箸を振ったり包丁を向けて指図したりするのはどうかしら。

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    2020年01月24日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ストレスで味覚障害になってしまう女性や、料理の味付けが苦手で悩む女性、食べる時には素が出ると聞いて、職場で本当のボスを探す男性など、「食」にまつわる「ブルー」な短編が6話。
    人前で食べる事ができない「会食不全症候群」という障害に悩まされている話は興味深かった。理解されにくい障害なので、誤解も多くて大変だと思う。
    最後の話はなんだか怖かった。取り憑かれた様に料理を振る舞い、ブログに載せるための写真撮影に必死な女性。その彼女に違う意味で胃袋を掴まれてしまった男性。最終的には、全話に出てくるバーテンのおじさんに救われたので良かった。

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    2019年04月14日
  • バー極楽

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    副住職のご近所&檀家トラブル解決。バーの二人の年齢は設定より10歳は上に思える。食べているものからトラブルの元を推測する日常の謎解きは他にもあるけど、それが仏教とつながるところが面白い。

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    2019年02月10日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    帯は、
    ***
    「おいしい」って思えなくなったら、
    私たぶん、疲れてる。
    ついがんばってほしい人に
    読んでほしい一冊。
    ***

    食にまつわる短編集。
    ひとつまり、ふたつまり、みんなどこかで躓いて、
    一瞬ぐっと苦しくなるし、現状の打開まではいかなくても、ちゃんと読後は良い終わり方をしてくれます。

    味覚障害、料理が下手、人前では食事がとれない…登場人物たちは、いろんなものを抱えて、前に進んでます。

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    2018年12月21日
  • 給食のおにいさん 進級

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    引き込まれた。過剰に子供みたいなところがある毛利さんのアンバランスさがとても際立っていて、微笑ましいとか可愛いとかいうよりも読んでいて不安になる。でもそれがシリーズの個性になっている気がして、この先の展開も含めて興味を引かれる。いじめ問題はどうしようもなく解決しないものに思えて苦い気持ちになった。いじめられっ子が頑張っても、いじめっ子はいなくならない。

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    2018年10月19日
  • 給食のおにいさん 卒業

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    すきなシリーズ。自然で濃やかな、内側から溢れ出るような変化であり成長だと感じられる、佐々目が無意識に逃げ場としての居場所を欲して小さな夢の終わりを目指していたことを自覚するところや、毛利さんが混ぜ食いをやめるところが良かった。最後、新しい職場で早々には上手くいかないところが現実的で、たった数ページなのにつらさが棘のように刺さってしんどかった。でも毛利さんの推薦状が憎らしいくらい佐々目を思ってくれていて、苦しいくらい温かくなるようだった。それを渡してくれた総料理長の窪さんも、敵じゃないのだと思えて安心した。

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    2018年10月19日
  • 給食のおにいさん 受験

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    生徒たちの問題が、異食症とか、身近でなくても何だか他人事じゃなく感じられて、濃やかで、完成度の高さを強く感じた。やっぱり大すきなシリーズ。毛利さんの栄養バーが健在で根深いなあと思う。ホテル給食としてデザートにケーキまで出て来るって華やかで凄いなあ。メニューのバリエーションが豊富で、ナイフとフォークの堅苦しさを感じるよりも、毎日の給食が楽しみになってしまいそうと、ダイエット的にはつらそうだから物語として割り切った上で思ってしまった。実際にこんな風だったら、残すことは罪悪感があって難しいから朝と夜で調整かな。

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    2018年10月19日
  • 給食のおにいさん

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    ネタバレ

    主人公は東京都S区若竹小学校の臨時給食調理員 佐々目宗ーささめそうー28歳。佐々目は、料理コンクールに優勝する程の調理師だが、開店早々火事になってしまい給食の調理員として働くことに。佐々目が仕事を通じて職員や児童と関わっていくうちに、成長していく物語。4月から12月まで、次の5つの章で描かれる。
    春スパイス、保健室登校の1年1組手塚佑磨くん、くじびきハンバーグ
    初夏スプーン、ネグレクトの親を持つ 吉田陽くん、ふれあい給食、給食委員会保健委員会合同公演「手を洗わなかったお姫さま」
    夏 スー・シェフ、元天才美少女子役で太って仕事がない5年野木美玲、先生メニュー、スフレ
    秋グリル、卵と乳製品の食物ア

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    2018年10月19日
  • 給食のおにいさん 進級

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    ささめ~!
    読んでいて、私の中でささめは福士蒼汰。
    実際の学校も、これだけ給食室が絡むといいな。
    食って大事だし、食の観点から解決することもありそう。

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    2018年08月30日
  • 給食のおにいさん 受験

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    ネタバレ

    シリーズ読破中!!4作目も一気に読んでしまった!小学校を卒業してほっと一安心かと思いきや、新しい職場でまた新たな給食への挑戦!
    給食のおにいさんだから給食でないと意味ないけれどもw

    今度は中学校、しかも女子中という未知の戦場へ!このごろの女子なんて何考えてるのか分からないよね、同じ女子としても思うところあるもん!

    というかあの入江先生の無敵さ加減が半端なくて、いつも以上にささめを応援してしまった巻でしたー!

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    2018年08月27日
  • 給食のおにいさん 卒業

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    ネタバレ

    シリーズ読破中!3作目は卒業とだけあって、みんなそれぞれの旅立とか変化とかが中心の内容だったと思います!

    そんな中でも学校給食の問題もきちんと取り上げられていて、今回は給食費未払い!
    払うのが当たり前だと思っていた私にとっては、払わないという理由に驚きでしたが、これがきっと現実なんだろうと思う。結局、この問題は解決したのか・・・。解決してほしいと願うばかりですね・・・

    主人公のささめが周りの人とともに変化していく、何かを気づかされていく様子に読んでいるこっちも心がほっこりしましたー

    学校給食を卒業したささめの次作はどうなるかな?4作目を楽しみ♪

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    2018年08月26日
  • 給食のおにいさん 進級

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    ネタバレ

    シリーズ読破中!1作目を読んでから、だいぶ時間が開いたから最初の読み始めは面白かったっけ?って感じながら読んでたんだけど、読み進めるうちに、段々と面白くなって、1作目読んだ時の感みたいなのを取り戻しましたw

    今回の解決すべきことはいじめとか食事のマナーとかが問題にあって、今の学校であり得そうだと感じずにはいられませんでした。

    もちろん、小説なのでいろんな問題は無事に解決するんですけど、給食のおにいさんであるささめがどう給食で解決していくのかは、毎回楽しみながら読めました。

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    2018年08月24日