遠藤彩見のレビュー一覧

  • 千のグラスを満たすには

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     キャバクラを舞台にした群像劇で、お仕事小説としても興味深い。

     プロローグと5話からなり、各話が1週間単位で描かれている。
     また、本作の前身となる短編が『キッチン・ブルー』に収録されている。

         * * * * *

     一流のホステスに必須なのはクレバーさと人間的魅力、強靭なメンタル。昔からよく言われることです。

     けれど、絶世の美女である必要はないとも言われていた昭和の時代と違って、現代はビジュアルも重要になってきたのかな。だとすると登っていく傾斜のなんとキツいことか。

     だからこそ急坂を登り得た者は、他の追随を許さない秀でた能力とオーラを身につけているのかもしれませんね。

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    2022年08月28日
  • バー極楽

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     小さな寺の跡継ぎを嫌い出奔するも夢破れ帰宅。俗と欲を捨て、仏道修行に邁進することにした副住職・照月の奮闘を描く。
     プロローグおよび5章からなり、お仕事小説としての側面もある。

          * * * * *

     ずいぶん地味な小説だなあというのが読み始めの印象です。夜な夜な営業するバー極楽やバーを切り盛りするフミヨ・テイ子の姉妹にも、惹きつけられるイメージがちっとも湧かない。

    でも1章を読み終える頃には ( 作品の雰囲気に慣れたせいもあるでしょうが ) おもしろくなってきました。これは地域に根差す寺としての「困り事解決ミステリー」だとわかったからです。

     実際に解決するのは

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    2022年08月20日
  • みんなで一人旅

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    「みんなで一人旅」一人旅が多い私には、お一人様限定ツアーは魅力的。また、「幸せへのフライトマップ」のバーチャルな旅はコロナ禍の今、参加してみたい旅の形だけど、やはり早くリアルな海外旅行に出かけたいなぁ。

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    2022年04月25日
  • 給食のおにいさん

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    給食だからーと思ったけれど美味しそうな料理が出てくるっていうよりも
    食育とか…、現代の学校事情とか、仕事への考え方とか…
    .
    この学校では給食の調理室が「保健室」みたいな.
    子供の拠り所のような.
    ネグレクトの問題なんかは…
    多分実際にもあるんだろうな… .
    「---おれは給食でできています」はぎゅーっときた.

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    2022年01月06日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    美味しいご飯小説ではない。「食」に憂鬱を抱える人々の短編集。食べることは生きている限り避けては通れない。美味しく楽しく食事ができますように

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    2021年12月29日
  • 二人がいた食卓

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    食卓といえば、向き合う人のいる温かな家庭を思い浮かべるのだが…。

    これは、読み進めるほど辛くなっていく。
    苦しくなっていく。
    何故か胸の締め付けられるような…。
    とにかくしんどいのだ。
    しかし、どうなるのか確認せずにはいられない…
    心理戦、まさに心理戦だった。

    どちらの味方⁇と聞かれても…難しい。

    夫の体調を管理するべく、完璧な料理を朝晩作り続ける妻。
    だんだんとその料理を口にするのも苦痛になってくる夫。

    食べ物に関することは、大事なことだが
    何事もほどほど、とか良い塩梅というのもあって然りで…。

    自分が思うにジャンクなものほど美味しく感じたりもするし、あっさり茶漬けでもいいし。

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    2021年11月18日
  • 二人がいた食卓

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    夫の健康管理のために一生懸命ごはんを作る妻と、もっと濃い味のジャンクなものが大好きな夫。愛し合って結婚したのに、食の相性の悪さからどんどんすれ違っていくお話。

    もっと軽いお話かと思ったら、わりとシリアスな物語で「こんなこと、本当にありそう」と思う。夫の健康が気になる妻の気持ちがよくわかる、わかるけど夫の苦しい気持ちもわかる。「家での食事って大事なんだなぁ」と改めて思う。

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    2021年08月07日
  • 給食のおにいさん

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    元シェフが、給食調理員になって、子どもたちとの触れ合いを通して成長していくお話。
    個性的な管理栄養士や、ここまで給食室とやりとりがある小学校って今どのくらいあるだろうと思いつつ、温かい気持ちに慣れて気軽に読める一冊でした。

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    2021年07月17日
  • 二人がいた食卓

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    一生懸命作った料理をこっそり捨てるとか、相手の好物に嫌いなものをこっそり細工するとか...ミスター味っ子のオマージュ?もうこの物語は「味覚の不一致」という問題ではないような。性格の不一致だろう。ヘルシー料理を頑張る妻。野菜嫌い・ファミレス味が大好きな夫。新婚なのに食卓ですれ違いばかりの夫婦の行く末とは。夫も悪いけど、私は押しつけがましく、執念深く、小賢しい妻に嫌悪感。「家族」の形に拘り過ぎて息苦しい。いい年した大人の味覚をガラッと変えるのは困難だろう。私の夫も毎日おはぎを食べる謎習慣があるが放置している。

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    2021年06月14日
  • 給食のおにいさん

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    一流の腕を持ちながら不運が重なり、失業中の料理人・佐々目宗。一年限りのつもりで小学校の給食調理人として働くことになるが…

    スターシェフとして理想の店を開く夢をあきらめきれない一方で、給食調理という特殊な世界での仕事に少しずつやりがいを見出していくお仕事小説。
    プラス、子供たちの問題(食育、アレルギー対応、ネグレクトなどなど)に給食を通してふれあい、何とかして“美味しい”“楽しい”と思わせたいと思うようになる、人としての成長物語。


    遠藤彩見さん、初読。
    なんとなくタイトルだけ知っていて、なんとなく予想していた展開通りではあったけれど、なるほどこれは人気が出るわな。
    だって、部活ものやお勉強

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    2021年05月30日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    「食」に憂鬱を抱えた6人の短編集。
    「会食不全症候群」「味覚異常」「マイルドドラッグ」「家事ハラ」

    食に関する悩みって本当に色々あって日常に潜んでいるんだ…って思いました。
    食べることは毎日のことだし、どんな問題にしろ相当なストレスだろうなって思う。そしてそうとは知らずに陥っている食習慣病の怖さ。
    初めて知る「会食不全症候群」
    人と一緒に食べることが出来ない不自由さは想像以上に過酷でした。

    心理描写も繊細だし温かい読後感も良かった。
    手軽に色々楽しめて得した気分♪
    昔読んだ「給食のお兄さん」シリーズも良かったけど、こちらも面白かったです。

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    2021年05月29日
  • イメコン

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    主要キャストであるイメージコンサルタントが、
    怪しさ百万年(^ ^;
    正体も、行動も、過去も謎(^ ^;

    悪い人でもないし、有能なのも伝わって来るが、
    とにかく人として謎(^ ^;

    ストーリーは、謎のイメコンと一緒に
    様々な経験を積んだ引きこもり少年が、
    少しずつ少しずつ成長していく様を描く。
    主人公がまだ子どもだ、ということもあり、
    安っぽいロマンスみたいなのが絡んできたりもしない。

    そして、最後まで読んでも、イメコンの
    「謎の部分」は謎のままで(^ ^;

    「続編を書く気満々」ということか?(^ ^;

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    2021年02月18日
  • 給食のおにいさん

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    子供向けのライトな小説と思って読み始めた。
    ハプニングと解決を繰り返す王道な小説構成。
    でも、ちょっと泣ける感じがいい。
    おっさんになった自分に、まだこんなピュアさがあるのかと確認できた一冊。

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    2021年02月03日
  • 二人がいた食卓

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    食をきっかけに、夫婦それぞれの求めるもののギャップが顕在化していく話。
    とにかく美味しそうな料理の描写が殺伐としたストーリーに添えられており、かなり胃にくる。色んな意味で。

    あらすじに「良かれと思ったことが、押し付けに」と書いてあり、たしかに多少独善的なところが泉にはあるけれどこれはそんなに異常なことなの…?と思った。
    そもそもコレステロール値引っかかってんじゃん…とか、いい歳した男がファミレス舌でゴネてる方が無理なんだけど…とか個人的には気になってしまうんだけど、それらは本質的な問題じゃないんだろうな。でも、なんだろうな、とにかく腹立つなこの男……。
    「美味しいもので相手の口を塞いでんでし

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    2021年01月19日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    食えない女
    七味さん
    さじかげん
    味気ない人生
    ままごと
    キャバクラの台所
    の短編集
    身近にありそうな話もあるけれど、食に関する話は奥が深い。

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    2021年01月06日
  • 給食のおにいさん

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    レストラン経営で失敗した主人公が小学校の臨時給食職員という立場で四苦八苦しながら成長していくという物語。読み始めたら最後まで読みたくなる甘酸っぱい喜劇。

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    2021年01月03日
  • みんなで一人旅

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    みんなで一人旅、ロシア旅行、フライトシミュレーションの話など、読後感がなかなかよかったなと思う。
    特に最後、年老いて旅行にはもういけないお母さんと一緒に楽しむ旅行の話は、以前の旅の思い出が新たに思い出されて、胸にくるものがある。

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    2020年12月03日
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)

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    食(のトラブル)に纏わる6つの物語。個人的には3-1-5の順だったかな。家での料理は大切だと誰もが分かる一方でストレスにもなるんだなと。

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    2020年11月29日
  • 給食のおにいさん

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    2020年9月11日
    マカロンの500円玉入り御守りって悲しい。
    怒ることでしか感情を表せない親子って確かにいる。
    調理場は凶器の宝庫というのもひどく納得。
    人それぞれ、いろいろな悩みを持っている。
    自分に自信持って、居場所を確保できると頑張れる。
    1食250円の給食でも、子どもを思って栄養面、安全、美味しさ、好み、原価などそれはそれは大変な思いをして作っていることがよくわかる。

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    2020年09月11日
  • 給食のおにいさん 卒業

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    ささめー!
    待望のシリーズ第3弾。
    やっぱりこの「卒業」とはそういうことだよな(涙)。
    第4弾はどうなっていくんだろう。
    若竹小は?毛利は?
    とっても楽しみ。
    ささめくん、不器用だけどいいヤツ。
    私の中で、ささめくんは福士蒼汰、毛利は八嶋智人なんだけど、年齢がちょっと違うか。

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    2020年08月10日