遠藤彩見のレビュー一覧
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「食」に憂鬱を抱えた6人の短編集。
「会食不全症候群」「味覚異常」「マイルドドラッグ」「家事ハラ」
食に関する悩みって本当に色々あって日常に潜んでいるんだ…って思いました。
食べることは毎日のことだし、どんな問題にしろ相当なストレスだろうなって思う。そしてそうとは知らずに陥っている食習慣病の怖さ。
初めて知る「会食不全症候群」
人と一緒に食べることが出来ない不自由さは想像以上に過酷でした。
心理描写も繊細だし温かい読後感も良かった。
手軽に色々楽しめて得した気分♪
昔読んだ「給食のお兄さん」シリーズも良かったけど、こちらも面白かったです。 -
Posted by ブクログ
食をきっかけに、夫婦それぞれの求めるもののギャップが顕在化していく話。
とにかく美味しそうな料理の描写が殺伐としたストーリーに添えられており、かなり胃にくる。色んな意味で。
あらすじに「良かれと思ったことが、押し付けに」と書いてあり、たしかに多少独善的なところが泉にはあるけれどこれはそんなに異常なことなの…?と思った。
そもそもコレステロール値引っかかってんじゃん…とか、いい歳した男がファミレス舌でゴネてる方が無理なんだけど…とか個人的には気になってしまうんだけど、それらは本質的な問題じゃないんだろうな。でも、なんだろうな、とにかく腹立つなこの男……。
「美味しいもので相手の口を塞いでんでし -
Posted by ブクログ
ネタバレストレスで味覚障害になってしまう女性や、料理の味付けが苦手で悩む女性、食べる時には素が出ると聞いて、職場で本当のボスを探す男性など、「食」にまつわる「ブルー」な短編が6話。
人前で食べる事ができない「会食不全症候群」という障害に悩まされている話は興味深かった。理解されにくい障害なので、誤解も多くて大変だと思う。
最後の話はなんだか怖かった。取り憑かれた様に料理を振る舞い、ブログに載せるための写真撮影に必死な女性。その彼女に違う意味で胃袋を掴まれてしまった男性。最終的には、全話に出てくるバーテンのおじさんに救われたので良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は東京都S区若竹小学校の臨時給食調理員 佐々目宗ーささめそうー28歳。佐々目は、料理コンクールに優勝する程の調理師だが、開店早々火事になってしまい給食の調理員として働くことに。佐々目が仕事を通じて職員や児童と関わっていくうちに、成長していく物語。4月から12月まで、次の5つの章で描かれる。
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