遠藤彩見のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ4話全部が前巻まではあまり意識しなかった「若竹小を去る」というひとつの終わりに向かっていて、周りの人達との別れを意識せずにはいられませんでした。
もう毛利さんとの付かず離れずの会話を見られないんだなあとか、児玉君と働くところをもっと眺めていたかったなあとか、名残惜しさばかり感じてしまいます。8月に出る続刊でも、既存キャラがちらりとでもいいから登場してくれないだろうか…なんて考えてしまうのは我儘でしょうか。
一番心に響いたのは、なんといっても毛利さんからの手紙です。栄養事務室での会話が最後だと、随分あっけないなあと思っていたのにあれは反則でしょう。読んでいたのが電車の中じゃなかったらちょっと泣 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新人刑事の涼は捜査で先走り、失敗を重ねて、上司に叱られてばかり。そんな涼を友人の小川が、ホームパーティーへ誘う。
そのパーティの最中、突然小川が倒れた。誰かが意図的にアレルゲンのそばを混入させたよう。戸惑う涼に、ケータリング業者として来ていた怜子が、冷蔵庫を見てたちまち謎を解いてしまう。
その洞察力に涼は、彼女に弟子入りをお願いするが。
表紙の装丁から軽いコメディミステリかと読み始めたら、けっこうシリアスでどろっとしたミステリだった。表紙のイラストが明るくないととことん暗くなるから、これはこれでいいのかな。
幼馴染の暗い思い出に後悔ばかりの涼。
以前の会社のトラブルで半引きこもりの怜子。
怜