遠藤彩見のレビュー一覧

  • 給食のおにいさん 進級
    相変わらず面白かった。一巻よりもそれぞれの人物の背景が細かく描かれていて面白かった。佐々目と毛利の仕事仲間のような相棒のような関係が好き。マトリョーシカも一巻よりも好きになった。
  • 給食のおにいさん

    以外と良かった

    予想以上に良かったです。値段の価値はあると思います。
  • 冷蔵庫探偵 2巻
    日常のちょっとしたミステリーに冷蔵庫探偵が挑む!というほど大げさなモノではなくて楽しくさらりと読めます。
  • 左右田に悪役は似合わない
    無名の売プレイヤー俳優である左右田。彼の周りで起きるちょっとした日常の謎なミステリ短編集。他の日常の謎系ミステリとちょっとだけ差別化されてる点としては舞台がすべて芸能界なところ。ドラマだったりオーディションだったり。

    つまらないというわけでもないですが、自分の好みからするとちょっと読み口が軽すぎる...続きを読む
  • 左右田に悪役は似合わない
    【収録作品】2019年10月 消えもの/2019年12月 ライト/2020年5月 ステージママ/2021年8月 きっかけ/2022年10月 雲がくれ/エピローグ

    俳優の左右田始は50歳。演技経験は豊富だが、華がないため端役ばかり。しかし観察眼が鋭く、現場で起きたさまざまなトラブルをうまく解決に導く...続きを読む
  • 左右田に悪役は似合わない
    芸能界における日常の謎ときもの。

    トリック重視というよりは
    ヒューマンドラマや心情描写に重きを置いたような
    印象で、ゆるっと読めました!
  • 左右田に悪役は似合わない
    コージーミステリーにありがちな、若干無理の有る動機や手段は置いといて

    左右田さんの役者としての真摯な姿勢や、人間性はとても好感が持てるので、世間からもっと評価されて欲しいけど、いやそもそもこの評価されない所がキモな訳だから・・・と、もやもやしたけど、エピローグでそこも多少は救われた感じ
  • 左右田に悪役は似合わない
    「消えもの」
    「ライト」
    「ステージママ」
    「きっかけ」
    「雲がくれ」の5話とエピローグで構成された連作短編集。

    主人公は左右田始(そうだはじめ)、50歳、職業俳優。端役専門の無名俳優だが、長年に渡り芸能界の荒波を乗り越えて来ただけあって鋭い観察眼を持つ。

    様々な現場で生じる謎を左右田が名探偵の...続きを読む
  • みんなで一人旅
    ひとりではない。
    煩わしさはありながらも、ふたり(複数人)旅も悪くないなと思える、そんな心情描写が見れる作品でした。
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)
    食にまつわる憂鬱を抱えた六人がそれぞれの課題に立ち向かう短編集。
    中でも料理に奮闘する共働妻と夫の夫婦の問題を描いた”さじかげん”は共感できる感情が多く前向きなエンディングで好きなお話でした。
  • 二人がいた食卓
    親しみやすくて残酷な話
    泉は、旺文はどう振舞うのが良かったんだろう…お互い歩みよらなかったわけじゃない。一緒にいる努力を全くしなかったわけじゃない。
    根本的な価値観の不一致?
    これって乗り越えられるのか?

    そういったことを考えさせられる良い一冊でした。
  • みんなで一人旅
    最後の「幸せのフライトマップ」は好きだった。
    旅にまつわるいろんな関係の人々の短編集。のっけからギョッとするようなテーマでのスタートで正直引いたけど、読後感は悪く無かった。ただ、旅の楽しさを純粋に書いた本ではないので、今度はそういう本に巡りあいたい。
  • キッチン・ブルー(新潮文庫)
    おいしいものを食べることが大好きなので、食に憂鬱を抱えた人ってどんな人で、どんな想いがあるのだろうと気になり、手に取りました。主人公は真剣に悩んでいるのに、どこかクスッと笑えるところもあり、悩みに立ち向かう姿を応援したくなりました。読んだ後には、毎日おいしいと感じられるって幸せなことなんだなぁと改め...続きを読む
  • 二人がいた食卓
    心がざわざわし、そのざわつきは頁を捲る毎に増長して行く。
    食がテーマでこんなにも不穏な作品は珍しい。

    旺介と泉は同じ会社に勤める20代の夫婦。
    泉はコレステロール値が高い夫を気遣いヘルシーな食事作りに気持ちを注ぐが、かたや夫は偏食でファミレス舌。

    エスカレートして行く泉の料理と対照的に徐々に心が...続きを読む
  • 給食のおにいさん 浪人
    うん、3冊目で完結でも良かったのでは?と思わなくもないかなぁ。
    まったく別物の、新章だと思って読もうって感じ。
    私立中学でホテル給食ってほんとにあるのかな…?女子中学生がダイエットのために偏食をするとか、味方につければ一気に心開いてくれる感じはリアルだったと思う。
    作中に出てくる色んな給食、ご飯のレ...続きを読む
  • 給食のおにいさん 進級
    個人的には1巻より読みやすかった。

    主人公佐々目の性格がマイルドになってきたというか、協調性や、人の気持ちを考えて行動、発言をするようになってきたのがよかった。
    角のある主人公は、あんまり応援とかできない。話が進むにつれ、佐々目がいい料理人に成長していくのだと思うと、もう少し見ていたくなる。
    大袈...続きを読む
  • みんなで一人旅
    題名に惹かれて手に取った本です^_^読んでいると、息子から「『みんなで一人旅』って変なの〜」って言われました笑。読んだら理由は分かるんだけど、確かに題名だけだと矛盾しているね笑。

    旅は旅でも色んな切り口で描かれている短編物だったから、ちょっと怖かったり苦かったり、時には前向きになれたり、親の有り難...続きを読む
  • 給食のおにいさん
    仕事で学校給食の実情は知っているけど、こんな調理さんはまずいない。そして調理さんが子どもと関わる機会もない。そういう人に憧れるなら学校の栄養士さんを目指すべきかな。
    でも、学校給食のリアルな部分は描かれていた。親のネグレクトで給食しかご飯を食べられないとか、そういうのはある。
    型破りな調理さんだなぁ...続きを読む
  • 給食のおにいさん 卒業
    様々な学生や職場のチームと関わり合いながら成長する給食の美味しいを描いた物語。
    夢と向き合うことの辛さや楽しさなど改めて認識させられました。
    夢は言わなきゃ伝わらない。自分に秘めてるだけではなさだめとわかったので、しっかり準備したいと思いました。

    私は給食関係の仕事をしたことがありますが、目先の業...続きを読む
  • 二人がいた食卓
    苦しさがすごい。

    よく「食べることは生きること」と言うけれど、相手の「食べること」の否定が、夫婦としての相手そのものの否定になってしまったというか。
    食事に対する食い違いがお互いをどんどん苦しめ、追い詰めていって、それ以外の部分で相手に惹かれたり救われたりしていても、修復できなくなってしまった話だ...続きを読む