二人がいた食卓
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二人がいた食卓

小説・文芸
1,650円 (税込)
1,155円 (税込) 10月15日まで

5pt

良かれと思ったことが、押しつけがましさに。理想を追い求めるあまり、頑なになる。相手への気遣いが、裏目に出る。一番わかってほしい相手に限って自分の努力が伝わらない……。そんな夫婦関係の迷宮に迷いこんだ泉と旺介、きっかけはまさか、食の好みの違い……!
ドリア、生姜焼き、ハンバーグ、キッシュ……出てくる料理は、「食の検定」1級を持つ著者だからこそ表現できる、読むだけで美味しそうなものばかり。だからこそ、夫婦のすれ違いのきっかけとして、鋭く鮮やかな物悲しさを湛えています。
おいしさは恋で栄養は愛? 家族として、好きを越えた関係を築いていく覚悟を持てるのか。泉と旺介、二人の選択とは。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    二人がいた食卓
  • タイトルID
    :
    878473
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年12月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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二人がいた食卓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    夫婦間の食の好みの違いって本当にアルアルで、このお話の夫婦もなんだかんだ試行錯誤しつつ歩み寄って行くものだと思っていたら予想外の展開。
    妻の泉の融通のきかなさになんだかうんざりしました。
    自分は明らかに泉よりの嗜好ではあるので味を足されるとか夜遅いのにガッツリ食べられることに不快になるのはよーくわかるのですがそれでも泉のやり方はちょっとやりすぎ。

    0
    2026年04月24日

    Posted by ブクログ

    新婚さんの楽しい食卓の話と思いきや、
    読み進めるうちに少しのズレが出てきて嫌な予感しかしなくなった。

    お互いの思いやりが小さなすれ違いを生み、
    途中から読むのが辛くなるぐらい悲しくなって…

    夫婦、または家族の食卓の理想って何だろう?と
    思わず考えてしまうストーリー。
    主婦にとっては共感する部分が多いと思う。

    0
    2021年06月29日

    Posted by ブクログ

    自分の理想を実現したい気持ちはわかるな。

    でも、そんなことは滅多に実現しないんだよね。
    で、その時になってから、もうもとには戻らない事を痛感するんだよね。
    そうは知りつつ、適切な折り合いがつけられないのが人生って事ですかね。

    0
    2021年02月13日

    Posted by ブクログ

    食卓といえば、向き合う人のいる温かな家庭を思い浮かべるのだが…。

    これは、読み進めるほど辛くなっていく。
    苦しくなっていく。
    何故か胸の締め付けられるような…。
    とにかくしんどいのだ。
    しかし、どうなるのか確認せずにはいられない…
    心理戦、まさに心理戦だった。

    どちらの味方⁇と聞かれても…難しい。

    夫の体調を管理するべく、完璧な料理を朝晩作り続ける妻。
    だんだんとその料理を口にするのも苦痛になってくる夫。

    食べ物に関することは、大事なことだが
    何事もほどほど、とか良い塩梅というのもあって然りで…。

    自分が思うにジャンクなものほど美味しく感じたりもするし、あっさり茶漬けでもいいし。

    とにかく執着もなければこだわりもないので、手抜き料理もしばしばある。

    以前、同僚から「食」という文字は人を良くするって書くやん、だから大切やでって言ってたけどその人の持参してたお弁当は、白ごはんの上に鰯の甘露煮がのってた。種類は無いが栄養はある。

    ただイベントの時、みんなのお昼ごはんをまとめて買って来てくれたのが、デパ地下の一口サイズのおにぎりやサンドイッチなどでサッとつまめて見栄え良く種類も豊富でサイコーに美味しい品々だった。

    誰にとってもちょうど良い食事ってのはなかなか難しいのかもしれない。

    0
    2021年11月18日

    Posted by ブクログ

    夫の健康管理のために一生懸命ごはんを作る妻と、もっと濃い味のジャンクなものが大好きな夫。愛し合って結婚したのに、食の相性の悪さからどんどんすれ違っていくお話。

    もっと軽いお話かと思ったら、わりとシリアスな物語で「こんなこと、本当にありそう」と思う。夫の健康が気になる妻の気持ちがよくわかる、わかるけど夫の苦しい気持ちもわかる。「家での食事って大事なんだなぁ」と改めて思う。

    0
    2021年08月07日

    Posted by ブクログ

    一生懸命作った料理をこっそり捨てるとか、相手の好物に嫌いなものをこっそり細工するとか...ミスター味っ子のオマージュ?もうこの物語は「味覚の不一致」という問題ではないような。性格の不一致だろう。ヘルシー料理を頑張る妻。野菜嫌い・ファミレス味が大好きな夫。新婚なのに食卓ですれ違いばかりの夫婦の行く末とは。夫も悪いけど、私は押しつけがましく、執念深く、小賢しい妻に嫌悪感。「家族」の形に拘り過ぎて息苦しい。いい年した大人の味覚をガラッと変えるのは困難だろう。私の夫も毎日おはぎを食べる謎習慣があるが放置している。

    0
    2021年06月14日

    Posted by ブクログ

    食をきっかけに、夫婦それぞれの求めるもののギャップが顕在化していく話。
    とにかく美味しそうな料理の描写が殺伐としたストーリーに添えられており、かなり胃にくる。色んな意味で。

    あらすじに「良かれと思ったことが、押し付けに」と書いてあり、たしかに多少独善的なところが泉にはあるけれどこれはそんなに異常なことなの…?と思った。
    そもそもコレステロール値引っかかってんじゃん…とか、いい歳した男がファミレス舌でゴネてる方が無理なんだけど…とか個人的には気になってしまうんだけど、それらは本質的な問題じゃないんだろうな。でも、なんだろうな、とにかく腹立つなこの男……。
    「美味しいもので相手の口を塞いでんでしょ、ほら?美味しいだろ?文句ないだろ?って」的な嫌味を不倫相手が吹っかけてくる超絶胸糞シーン、いや言いたいことのニュアンスは分かるし、ああ…そこが軋轢生んでたのね……ってのは分かるんだけど、いや!!!!美味しいと自分が感じてんなら文句ねえだろ!!!何なんだお前は??!!!という気持ちが先行してしまってどうしてもあと一歩飲み込めなかった。

    とはいえ、人間関係というものは自分がどれだけ滅私奉公しようが世間的基準で正しく努力しようがそれがそのまま互いの関係値に反映されるわけではない。ということが往々にしてある。理不尽に思えるし、そもそも自分の努力は世間的には正しくても二人の関係を良好に保つのには適切ではなかったのかもしれない。
    そういう難しさをありありと見せつけられたように感じた。身に覚えがある話だから泉の肩を持ってしまうのだろうか、いや、いや!否!それを差っ引いてもこの男大嫌いだ……。何だ社内結婚社内不倫ってイカれてんのかこいつ……。

    思いやりとは、正しさとは何なのか。殴りつけられながら考えさせられるような作品だった。

    0
    2021年01月19日

    Posted by ブクログ

    親しみやすくて残酷な話
    泉は、旺文はどう振舞うのが良かったんだろう…お互い歩みよらなかったわけじゃない。一緒にいる努力を全くしなかったわけじゃない。
    根本的な価値観の不一致?
    これって乗り越えられるのか?

    そういったことを考えさせられる良い一冊でした。

    0
    2023年06月22日

    Posted by ブクログ

    心がざわざわし、そのざわつきは頁を捲る毎に増長して行く。
    食がテーマでこんなにも不穏な作品は珍しい。

    旺介と泉は同じ会社に勤める20代の夫婦。
    泉はコレステロール値が高い夫を気遣いヘルシーな食事作りに気持ちを注ぐが、かたや夫は偏食でファミレス舌。

    エスカレートして行く泉の料理と対照的に徐々に心が冷えて行く旺介。

    この食事作りは夫の為なのか自己満足なのか、私には執着に感じホラーの様にすら思える。

    旺介の気持ちも分からなくもないが、彼が取ったある行動には嫌悪感を抱いてしまう。

    たかが食、されど食、さじ加減を誤ると待っているのは破滅。

    0
    2023年02月16日

    Posted by ブクログ

    苦しさがすごい。

    よく「食べることは生きること」と言うけれど、相手の「食べること」の否定が、夫婦としての相手そのものの否定になってしまったというか。
    食事に対する食い違いがお互いをどんどん苦しめ、追い詰めていって、それ以外の部分で相手に惹かれたり救われたりしていても、修復できなくなってしまった話だった。

    いい人が多かったし、主人公の父に対する旺介のシーンと、義父母の30年の話、北極から来た人の話、「おいしいは味じゃない。食べたいものを食べるから」の話、魚屋の身贔屓の話など、じーんとしたりハッとさせられるエピソードも多かったけど、それだけで問題が解決するわけじゃないところがリアルだった。そしてよけいに苦しい。

    0
    2023年01月02日

二人がいた食卓 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    二人がいた食卓
  • タイトルID
    :
    878473
  • ページ数
    :
    288ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年12月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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