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偽装国家ニッポン!! いつからこの国は「嘘つき」だらけになってしまったのか? その驚くべき真相を最新の心理学が鋭く解き明かす! 心と文化をめぐる常識を次々と覆していくラジカルな日本社会論! ●構造改革が「安心社会」を崩壊させた●日本人とは「人を見たら泥棒と思え」と考える人々だった●「渡る世間に鬼はない」と楽天的に考えるアメリカ人たち●実は日本人は集団行動よりも一匹狼のほうがずっと好き●「心の教育」をやればやるほど、利己主義者の天国ができる●いじめを深刻化させる本当の原因は「傍観者」にあり●なぜ日本の若者たちは空気を読みたがるのか●どうして日本の企業は消費者に嘘をついてしまうのか●武士道精神こそが信頼関係を破壊する
...続きを読むPosted by ブクログ 2018年10月31日
世の中には、閉鎖的な安心社会と、商取引から発展した信頼社会があり、それぞれが異なるモラル体系を作り上げたと論じる。2つのモラル体系は全く対立するものであるため、グローバル化が進んだ信頼社会においては、安心社会に基づく武士道の精神を持ち出すのは有害であると断じている。
教育で知識を教え込むことはでき...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月22日
複数の方たちが「この本は重要な本だ」とおっしゃるものですから、私も読んでみようと思った次第ですなのですが、いやー、これは確かに重要な本です。
私の実感ベースでも社会心理学のアプローチで切り込んだ山岸先生の日本人論、日本組織論には大いに共感、納得するところ大です。俗論を真っ向から覆すところ大ですが。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月31日
ふたつの驚き!日本人は個人主義!そして他人を信頼していない!単なる意見ではなく、データに基づき解説されているのでグウのねもでない。
「ムラ」社会に基づく「安心」社会、他人を信頼するところから始まる「信頼」社会。クローズ社会とオープン社会とも言えるかな。
現実的に起きている事象、ニュースレベルから個...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月17日
最後のジェイン ジェイコブスの『市場の倫理 統治の倫理』が紹介されてましたが、商人道と武士道に対比されるこれら二つのモラル体系は、混ざると、救いがたい腐敗をもたらすとされている点がもっとも驚かされた。
最終的には、何をやってもかまわないという究極的な堕落を産み出すことになってしまう。
内部監査と...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月25日
安全社会とは、監視統制を基本として、内と外を明確に区別し、基本内側に閉じた社会。悪いことをすると仲間から外されるので、誰も悪いことや抜け駆けをしないので安心して共同仕事ができる。
信頼社会は、自らの席んでリスクを覚悟で他社と関係を積極的に築く人が集まった社会。リスクもあるがメリットも大きいと考え、ま...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月29日
著者の前著「信頼の構造―こころと社会の進化ゲーム」で感銘を受けたものの、さらに多くの要素の盛り込まれた本書は、素晴らしかった!
とくに本書の結びとなっている、「武士道=統治者の道徳」と「商人道=大衆の道徳」の混用が日本のモラルを破壊するという理論には、目から鱗でした。
不況や震災の影響か、精神論ばか...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月01日
どうするかね。とにかくシンガポールあたりで仕事できるようにしておくしかないな。
p.108「信頼する心」がないと都会生活は送れない
山深い農村に住む人が都会に出て仕事をするようになったら、その人は都会の生活にどのような感想を抱くと思いますか?きっと、田舎からいきなり都会に出てきた人にとっては、都会...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年04月25日
嘘をつかず
誠実に生きること
それが自分のためになる
「情けは人のためならず」
~人に親切にすれば、
その相手のためになるだけでなく、
やがてはよい報いとなって
自分にもどってくる~
嘘をつかないことが
かっこいい生き方
努力した人が
誠実に生きた人が
報われる社会
信頼は
人と人...続きを読む
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