作品一覧

  • アクション作品創作バイブル
    3.0
    世界で最も人気のジャンルで勝ち残れ! ジャンルの約束事、魅力的なヒーロー・悪役・被害者の設計、興奮を引き起こす5つの技巧……ハリウッドの名シナリオ講師が、ありきたりな設定を乗り越え最高のアクション作品を生み出すためのテクニックを徹底伝授 ザック・ペン(『レディ・プレイヤー1』脚本、『アベンジャーズ』原案)推薦! 古代ギリシャの『オデュッセイア』や『イリアス』、古代インドの『マハーバーラタ』、そして古代メソポタミアの『ギルガメシュ叙事詩』──。人類は古代から「生と死」をテーマにした物語を語り続けてきました。自己犠牲の精神を持つヒーローが自分の命をかけ、自己中心的な悪役を打倒し、不運な被害者を救い出す、これが「アクション」というジャンルの特徴です。この3,000年で「アクション」は世界で最も人気のあるストーリーテリングのジャンルとなりました。 最高の脚本家・作家が世に送り出してきた優れたアクション作品は、多くの観客・読者を魅了し、興奮を引き起こしてきました。しかし「アクション」は、その人気ゆえ、これまでに膨大な数の作品がつくられ、現在では創作が最も難しいジャンルとなっています。 本書では『ダイ・ハード』『スター・ウォーズ』シリーズ『ダークナイト』『マトリックス』『アベンジャーズ/エンドゲーム』など現代を代表するアクション作品を事例に、ジャンルを構成する「四つの要素」について解説。また、アクション作品に必須の3つの役柄(ヒーロー、悪役、被害者)や、ストーリーを構成するさまざまな出来事(契機事件からクライマックスまで)、そしてアクションにおける16のサブジャンルについても詳しく解説しています。 本書の著者のひとりロバート・マッキーは、世界で最も著名なシナリオ講師と称され、約40年にわたり世界中を飛び回り、脚本家、小説家、劇作家、詩人、ドキュメンタリー制作者、プロデューサー、監督など、多岐にわたるクリエイターの育成に尽力してきました。これまでに10万人以上が彼の講義を受講し、その中からアカデミー賞受賞者が70名(ノミネート250名)、エミー賞受賞者が200名(ノミネート1,000名)が誕生しています。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督や、ピクサーの脚本チームもマッキーの教えを受けたことで知られています。 また、マッキーは「物語創作のバイブル」と評される『ストーリー』『キャラクター』『ダイアローグ』から成る創作指南三部作を執筆。いずれも世界的なベストセラーとなり、多くのクリエイターに影響を与えています。 本書でマッキーは、脚本家でありライティング講師でもあるバシム・エル゠ワキルと共に「アクション」ジャンルの特徴や創作上の課題を明らかにしながら、独創性あふれる作品を作るための方法を探っています。映画脚本だけではなく、マンガ、アニメ、小説、ゲームなど「アクション」ジャンルに挑むすべてのクリエイター必読の一冊です。   アクション作品はその人気ゆえに、いまや創作するのが最も困難なストーリーテリングのジャンルとなり、独創性を発揮するのがきわめてむずかしい。前世紀だけ見ても、同じような作品が何万、いや何十万とページ上やスクリーン上やゲームの画面上に出現してきた。見渡すかぎり、陳腐なクリシェばかりだ。犯罪やホラーなど、作品数の多いジャンルは、すでに膨大な数のアクション作品で飽和状態にある。 どうすれば現代の作家は、これまで散々観たり読んだりしてきた物語とはまったく異なるアクション作品のシーンを、未来のファンのために生み出せるのだろうか。どうすれば古くからつづくクリシェとの闘いに勝つことができるのか。単なるよい作品ではなく、極上の作品を生み出すにはどうすればいいのか。本書は難題に光をあて、作家がうまく独創性を発揮できるよう導いていく。 ──本書「はじめに」より
  • キャラクター
    4.0
    アカデミー賞&エミー賞の請負人ロバート・マッキーが物語における「キャラクター」を徹底解明 登場人物の本質を問い、創造力に磨きをかける、キャラクター創作術の最新版にして決定版がついに登場! ロバート・マッキーは約40年間にわたり世界中を飛び回り、脚本家、小説家、劇作家、詩人、ドキュメンタリー作家、プロデューサー、演出家を育成してきました。受講者数は10万名以上にのぼり、その中からアカデミー賞受賞者が60名(ノミネートは200名)、エミー賞受賞者が200名(ノミネートは1,000名)生まれています。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンは彼の門下生であり、ピクサーの脚本チームもマッキーの教えを受けています。 マッキーはこれまでに、「物語創作のバイブル」との呼び声高い『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』、「ダイアローグは単なる会話ではなく「言葉によるアクション」であることを解説した『ダイアローグ 小説・演劇・映画・テレビドラマで効果的な会話を生みだす方法』と、二冊の世界的ベストセラーを世に送り出しており、本書はこの二作に続く、物語創作術三部作の第三作となります。 2021年に米国で原書が刊行されたばかりの本書は、登場人物の創作に特化し、キャラクターを「創造」する視点から、着想の源までさかのぼって徹底的に分析していくことで、キャラクターの本質を理解でき、創作の技法を磨くことができる内容となっています。 マッキーは本書の中で、ヨーロッパ最古の演劇であるギリシャ悲劇から『ブレイキング・バッド』や『ゲーム・オブ・スローンズ』といった近年のテレビドラマまで、幅広い作品を例に「キャラクターとは何か?」を繊細かつ大胆に解説しています。構成はキャラクター作りの着想の源がどこにあるかを問うところから始まり、すぐれた架空の人物を生み出す執筆技法を通過し、キャラクターとストーリーのジャンルや観客との関係を見つめ、いかにストーリーの中でキャラクターを設計すべきかが語られていきます。 本書は、マッキーから「ストーリーの航行者、キャラクターの探求者である」作家志望者の方々へ、才能を開花させるための五輪書と言えます!
  • ダイアローグ
    3.0
    ストーリーテリングの分野で世界で最も影響力のあるロバート・マッキーの物語創作術、待望の最新作!! 物語を創作するうえでとくに重要な要素となる会話=ダイアローグに特化した、世界でも類を見ない画期的著作。 「ダイアローグを書くにはきわめて高度な技術が必要だ。マッキーの著書『ダイアローグ』は、あらゆる種類の作家にとって強力な武器となる」 ジョン・ラセター(米ディズニー/ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサー) ライティングワークショップによって国際的な名声を得ているロバート・マッキー。 マッキーは30年間世界中を飛び回り、脚本家、小説家、劇作家、詩人、ドキュメンタリー作家、プロデューサー、演出家を育成してきました。受講生の数は100,000人以上にのぼり、その中には数多くのアカデミー賞・エミー賞受賞者がいます。 【ロバート・マッキーのセミナー受講生の受賞歴】 アカデミー賞受賞者数 60人 (ノミネート200人) エミー賞受賞者数 200人 (ノミネート1,000人) 全米監督協会賞(DGA)受賞者数 50人 (ノミネート100人) 米・脚本家組合賞(WGA)受賞者数 100人 (ノミネート250人) ロバート・マッキーの門下生の中にはピーター・ジャクソンなど大きな成功を手にした監督もいます。また、ピクサーの脚本チームのように、ハリウッドの脚本家にとってマッキーの脚本講座は登竜門になっています。 ロバート・マッキーの待望の最新作『ダイアローグ』では、 演劇=聴覚のメディア 映画=視覚のメディア テレビドラマ=演劇と映画のあいだにあるもの 小説=心に直接うったえるメディア という物語の主要な4つのメディアそれぞれの特徴を踏まえ、それぞれが「ダイアローグ」をどのように生み出しているのかを詳細に掘り下げています。 古典的作品から人気海外ドラマ作品まで、物語のなかで登場人物たちが巧みな対話をするよう、実際の作品で鍵となるシーンを例にして詳細に分析します。 『ダイアローグ』は、芸術的で印象に残るような会話を創造するための羅針盤として最大限の力を発揮します。
  • ストーリー
    4.0
    ハリウッド関係者が全員読んでいるストーリーテリングの必読書であり、19カ国語で翻訳された物語創作のバイブル『Story(原題)』が新訳でついに刊行! 伝説的シナリオ教室の講師が、あなたの創作人生を変える! ロバート・マッキーは30年間世界中を飛び回り、脚本家、小説家、劇作家、詩人、ドキュメンタリー作家、プロデューサー、演出家を育成してきた。受講生には数多くのアカデミー賞・エミー賞受賞者がおり、門下生にはピーター・ジャクソン監督やピクサーの脚本チームが名を連ねるなど、ハリウッドの脚本家たちにとってマッキーの講座は成功するための登竜門となっている。 この伝説的なセミナーの内容を一冊に凝縮した本書では、脚本家が学ばなければならないストーリーの普遍的な「型」を解説するとともに、キャラクター造形の方法、または物語に必須の「事件」の描き方とその設定の仕方を徹底的に掘り下げている。特に、読者が目から鱗が落ちるように感じるのは、これまでの「脚本術」ではストーリーとキャラクターは別々であるかのように扱われていたフシがあるのに対し、本書が「ストーリーの構造とキャラクターとは等しいものである」と強く主張する点ではないだろうか。さらに、ストーリーを創作する上で物語の内容にふさわしい「形式」をどのように与えるか(選択するか)ということを詳説している。 本書では、セミナーの内容をマッキーの熱弁のまま再現しており、その切れ味鋭い断言の数々は読む者に疑問を抱かせる余地はない。 本書で論じるのは原則であって、ルールではない。 本書で論じるのは永遠に変わらない普遍的な型であって、公式ではない。 本書で論じるのは元型(アーキタイプ)であって、紋切り型ではない。 本書で論じるのは綿密さであって、近道ではない。 本書で論じるのは現実であって、執筆にまつわる種明かしではない。 本書で論じるのは技術の習得であって、市場の予測ではない。 本書で論じるのは観客へのリスペクトであって、侮蔑ではない。 そして、読者にとって一番気にかかる不安にも断言している。 本書で論じるのは独創性であって、模倣ではない! ストーリーに必要な「型」を学ぶことによって、真のオリジナリティを引き出す技術は、脚本家だけでなく、小説家、ジャーナリスト、ノンフィクション作家、あらゆるタイプのストーリーテリングに新たな視点を提示する至上の手助けとなるだろう。

ユーザーレビュー

  • ストーリー

    Posted by ブクログ

    体系的にまとめられていながらも、この本自体のストーリーテリングが軽妙で楽しい!
    プロットに対する思考がスパッとインストールできて、
    映画や本を新しい視点でも楽しめるように。
    読書好きの皆さんにもおすすめかもしれない。

    0
    2023年04月22日
  • ストーリー

    Posted by ブクログ

    圧巻。
    帯にあるとおり、まさにストーリー作りのバイブル。

    著者の知識量がすさまじく、そこから引き出される方法論に圧倒される。

    これを読めばストーリー作りが上達する、という簡単なものではないけど、ここが土台なのは間違いない。

    人前で話をする全ての人に読んでもらいたい。


    この本を手にとったきっかけは、昨年プレゼンスキルを向上させたくて何冊か参考書を読んだときに、必ずこの本が紹介されていたから。

    プレゼンで大事なのはストーリーで、ストーリー作りに関してはこの本に書いてある、的な紹介。

    本当にそのとおりだった。

    読むのに1ヶ月かかったけど、それだけの重みがある一冊。

    人生で何度も読み

    0
    2020年04月28日
  • キャラクター

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     アリストテレスはキャラクターより出来事のほうが創作に芸術的技巧を要し、観客にも大きな影響を与えると考えていた。この考え方は二千年にわたって幅を利かせていたが、セルバンテスの『ドン・キホーテ』以降は小説がストーリーのおもな表現媒体へと進化し、十九世紀末になると、執筆に関する本の著者たちがアリストテレスの上位ふたつを入れ替えて、読者がほんとうに求めているのは印象に残るキャラクターだと主張した。彼らに言わせれば、プロットにある一連の出来事は、作家がキャラクター達を並べて掛けておく物干し綱にすぎない。
     この考え方では、プロットを物理的、社会的な平面で展開する数々のアクションやリアクションと見なす一

    0
    2025年06月19日
  • アクション作品創作バイブル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「アクション作品創作バイブル」は、映画脚本のテクニックを解説したもの。
    具体的に、「ダイ・ハード」「ミッション・インポッシブル」「ターミネーター」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「メン・イン・ブラック」「マトリックス」「アベンジャーズ」などの作品をベースに、アクション映画特有の約束事、魅力的ヒーロー、特徴的悪役、被害者の人物設計などを比較解説。
    さらに、興奮を引き起こす5つの技巧(権威に抗う、未知との遭遇、障害を乗り越える、制約を克服、禁忌を破る)を説明。
    独創性を出せるかどうかは大事だが、逆にオリジナリティにこだわり過ぎて肝心のストーリーや人物像がハチャメチャでは本末転倒。
    そんな難題をい

    0
    2025年08月20日
  • ストーリー

    Posted by ブクログ

    もちろん、これを読んだからといってストーリーテラーの才能が開花するわけではない。でも、文章を書く仕事をしていると、なんでもいいからもっといいものが書けるようになりたくて、こういう本にも放浪したくなる。で、最後に、簡単じゃないねってことに気がつく。

    0
    2020年09月14日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!