ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

781円 (税込)

3pt

安宅産業処理、平和相銀・イトマン事件、磯田一郎追放、銀行大合併、UFJ争奪戦、小泉・竹中郵政改革……現場にいたのは、いつもこの男・西川善文だった。密室の出来事すべてを明かす!「私は悪役とされることが多かった」顔が見える最後の頭取=「ザ・ラストバンカー」と呼ばれた著者が綴った、あまりに率直な肉声!

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ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者が亡くなったことをきっかけに知った。一金融マンとして、これを機に読んでおこうと思って購読。
    頭取になるような人物が手掛けたオイルショックやバブル崩壊に起因する不良債権処理というものが如何に銀行にとって大事かつ大変か、現場感を持って知ることができる。さらには銀行同士の合併や、郵政民営化の話もこれま

    0
    2020年10月11日

    Posted by ブクログ

    元住友銀行頭取で日本郵政が民営化したときの社長。激変する時代の中で破綻処理と再建の役割を担われてきた西川さんの実務者としての矜持が感じられる本。もちろん本の後半は経営者なんですが、常に自身の中の定規に置き換えて判断し物事を進めていく姿勢はまさに当事者としての強い責任感だと感じました。面白かった。

    0
    2015年06月22日

    Posted by ブクログ

    銀行員にとっては必読だが、社会人としても絶対に読んだ方がいいといえる一冊に出会えた。
    仕事内容として、銀行特有でイメージしにくいところもあったが、社会人としての習得すべき心得がたくさんあった。
    著者の判断ミスや失敗した部分も率直に包み隠さず書かれている点も好感を持てる。

    スピードこそが付加価値であ

    0
    2014年02月10日

    Posted by ブクログ

    元三井住友銀行頭取の西川氏の自伝である。この手の本にしてはかなり踏み込んだ内容となっており、しっかりと持論も展開されている。特に郵政問題に関しては、民間経営者であり銀行の頭取経験者の視点から当然の理論を展開し、いかに理不尽な政治に翻弄されたかが良くわかった。
    一方、安宅、イトマン、平和相互など、住友

    0
    2012年09月16日

    Posted by ブクログ

    「銀行の役目は野戦病院」

     著者の「不良債権と寝た男」こと西川善文さんは住友銀行の元頭取。
    googleでザザ〜っと調べてみると、糾弾とか犯罪とかあんまり穏やかじゃない言葉がちらほらと。
     簡単に言うと、世間には彼を悪人だとみる人が何人かいるということで、善意の敵だということ。その意見に理解はでき

    0
    2012年07月01日

    Posted by ブクログ

    バブル崩壊から現在に至るまで、銀行が非難され叩かれる場面は散々見てきた。そして僕自身も銀行にはかなり批判的な目でしか見てこなかった。

    でもこの本を読む前から薄々勘付いていたし、この本でも感じたのは、日本の銀行の多くは所詮、日銀や財務省の意向から外れて行動することなんてできないということ。

    護送船

    0
    2012年12月06日

    Posted by ブクログ

    三井住友銀行頭取で日本郵政社長だった西川氏の回顧録である。日本郵政時代より銀行時代の話が面白かった。銀行は危ない取引先に行員を立て直しのために派遣するが、支店長経験者とはそれほど経営にもスキルがあって優秀なのかと思った。

    0
    2018年10月20日

    Posted by ブクログ

    名立たる経営者の回顧録はどれを読んでも外れがない。本書もその例外ではない。著者は、住友銀行・三井住友銀行の頭取、日本郵政の社長を歴任しているが、こなしてきた仕事の大きさにまず衝撃を受けた。付け加えると、通常有名な経営者の業績をたどると派手なものが多いが、著者は不良債権処理という地味だが責任の重い業務

    0
    2021年08月08日

    Posted by ブクログ

    単純によみものとしてもおもしろかった。
    色々な課題、問題に対し、どうしたのか、はもちろんだが、背景というか問題の奥底が何なのか、それが大切。
    回顧録だし、実際他の人から見たら分からないけど、振り返ってこうだった、と後付けでも言える人生は良かったんだろうな。

    そして、家庭は顧みてないようで、時々奥さ

    0
    2015年01月28日

    Posted by ブクログ

    三井住友銀行頭取、日本郵政社長を歴任した西川善文氏の回顧録。著者が、直面する難題から逃げずにスピード感をもって決断を下してきた、まさにリーダーシップを持った人物であることがよく伝わってきた。
    著者には「不良債権と寝た男」との異名があるとおり、本書も安宅産業処理をはじめとする「破綻処理と再建」のエピソ

    0
    2014年12月28日

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