岡本太郎の作品一覧
「岡本太郎」の「自分の中に毒を持て<新装版>」「壁を破る言葉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
岡本太郎氏が、どんな思想の持ち主なのか、それを読み取ろうと何回も何回も読みました。
あるものを、あるがままに外に打ち出すこと。
それが、真の芸術であり、自由であることなのだと感じました。
型はいらない。理論もいらない。下手でいい。むしろ下手こそが素晴らしい。きれいであってはいけない。
特に次の言葉が印象的でした。
「でたらめをやってごらん」
「自然の樹木がわれを忘れたように伸びひろがっている、凝滞ない美しさ。そんな、そのままの顔。自分の顔なんか忘れているような、ふくらんだ表情こそが素晴らしい」
この本を読んで岡本氏が、まわりの目をしないで作品を創ることができる理由がわかりました。
人ではなく、世界を相手にしているからです。
壮大な考えに唖然としてしまいました。
この本には、タイトルの通り、壁をぶち破るためのヒントが散りばめられている気がします。
まだまだ、何回も読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
驚いた。すごくいい本だと色々な人が言っているのは知っていたが、本当に素晴らしい。
冗談でなく、一文一文に魂がこもっていて、全く無駄がない。
初めから終わりまで、ぎくっとするフレーズだらけ。(流石に芸術が絡むと、その道の大家なので、若干話が難しくなる)
「過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。」
1ページ目からマーカー引いちゃったのは初めてかもしれない。絶対素晴らしい本だと最初から確信した。マジで、今の職場に必要な考え方。
「ぼくは〝幸福反対論者〟だ。幸福というのは、自分に辛いことや心配なことが何もなくて、ぬくぬくと、安全な状態を言うんだ。」
ぎくっ。
最近どういう時に幸せを感じるかって会話をしたばかり。
「生命の緊張感を失い、逆に虚しくなっている」
現代人の悩みの全てがここに通ずる気がする。今悩んでいること、それが生き死にに関わることだという人がどれだけいるだろうか。
人生訓から、恋愛、結婚、キス、性的なことまで岡本太郎さんの考えが聞ける。そして全てにおいて説得力がある。
人生の節目、節目で何度でも読み直したい一冊となりました。
以下心に残った文章。
「つまり、これでしあわせなんだと自分を納得させているが、一方にほんとうにしあわせなんだろうかというマイナスの面をあわせ持っている。人間として当然だ。外に向かって発言する時はそれをごまかして、なにごともないようににこにこしているが、もっと正直になって、恐れずに自分の内側を直視していいじゃないか。必ず心のどこかに満たされていないものがあるはずだ。それとマトモに向かいあうことはなかなかスリルのある、しあわせなんかよりも、もっとキリッとした面白さだと思う。」
「サービス精神が旺盛で、ついまわりの期待するようにふるまってしまったり、チャラチャラと軽口を連発し、そのくせ軽薄だと思われてやしないかと内心絶望している人がいる。」
「あなたは言葉のもどかしさを感じたことがあるだろうか。とかく、どんなことを言っても、それが自分のほんとうに感じているナマナマしいものとズレているように感じる。」
読み返すたびに、人生で置かれている状況が変われば、刺さるフレーズはまた変わるのだろう。