無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
巻末の解説によれば、原本は1969年に文藝春秋より出された四部構成の選集で、そのうちの第一部「現代の芸術精神」(+序文、詩4編)を独立させ文庫化したものとのこと。戦前から1960年代までに書かれた芸術論集ということで、「古臭いかなー」と思いながら読み始めた。
戦後暫く、乗り越えるべき最大の山として“ピカソ”を据えた諸論まではちょっと古臭く感じられたが、1954年の「芸術の価値転換」では“ここちよくあってはならない”“「きれい」であってはならない”“「うまく」あってはいけない”というテーゼを繰り出して、だんだん“ピカソ”と似たような立ち位置に至り(というよりも、岡本のほうがここに至るのは早かったのかも。ピカソが「ようやく子どものような絵が描けるようになった」と発言するのは、晩年の1960年代のこと)、「坐ることを拒否する椅子」(同名作品は1963年。本書中の文章発表は1964年)、「梵鐘を作る」(1965年)などを経て、「芸術と遊び――危機の接点」(1967年)に至る。1970年大阪万博を控えた時期に書かれたこの文章で、芸術の閉塞感の打破を「遊び」「まつり」に求めている。
現代で、この方向性に近いところの芸術といえば誰になるのだろう? と、私が名前を覚えているアーティスト名をあれこれ思い巡らすと…、「Chim↑Pom」(現:Chim↑Pom from Smappa!Group)だったりするのかもしれない。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
小説・文芸
小説・文芸
ビジネス・実用