エッセイ - 中島らも作品一覧

  • 獏の食べのこし
    3.5
    地上の人口は増えているが、獏の数は減っていて、獏の食べ残す夢の量はどんどん増えていっている。闇の少し残る明け方の路地裏やどう見ても女の顔に見える天井板の木目の中に、あるいは赤ん坊が握りしめているこぶしの中に、獏の食べのこしは潜んでいる。微毒を含有する夢を噛みつづける、夢の依存症となった夢中毒者、中島らもの愛と世界をめぐるエッセイ集。
  • ロバに耳打ち
    値引きあり
    4.0
    昨日、酒を一升飲んでしまった。ぶ厚いイカの一夜干しが「お酒がほしいよう」とおれの左腕を引っ張るのだから、仕方ない。「記憶の中島」と呼ばれた異常な記憶力のおれも、今では昼に喰った飯すら忘れる。両親のこと、幼少期のこと。ゆる~い中に懐かしい匂いがする、らもエッセイ。(講談社文庫)
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1
    4.0
    日本全国の悩める老若男女が駆け込む、最後の砦。中島らもの明るい悩み相談室が、装いも新たに帰ってきた! 「ゾッとするほどあんこ中毒の父」「将来の夢はピーマン屋といいはる娘」「束縛されたくないと裸で料理する夫」などなど。思わず吹き出す珍妙な相談と、思わず唸ってしまう絶妙な回答の中から、爆笑必至の70篇をよりすぐってお届けします。
  • 恋は底ぢから
    3.9
    「恋は世界でいちばん美しい病気である。治療法はない」女子高生が一番いやらしいと断言できる訳について。結婚について。ご老人のセックス。いやらしいパパになる条件。清潔と身だしなみについて。親の心について。などなど。恋愛の至高の一瞬を封印して退屈な日常を生きる「恋愛至上主義者」中島らもの怒濤のエッセイ集。
  • せんべろ探偵が行く
    3.6
    「せんべろ」とは、千円でべろべろに酔っぱられる店のひと。酒をこよなく愛する、らも団長を先頭に、酒さえあればご満悦の中年探偵団が居酒屋巡礼の旅に出た。せんべろの聖地・大阪は新世界から始まり、東京、金沢、博多など、安くて気取らず、美味いアテを揃えた店を探して日本全国を駆け巡る。「せんべろ名店」で開催された爆笑座談会を収録。
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町
    3.8
    超有名進学校「灘校」に入学したものの、ギターにのめりこみ、漫画を描いたり、学業以外に打ち込みすぎて、成績はどんどん落ちていく。受験校の片隅で底抜けの明るさと、底無しの泥沼とを味わった「落ちこぼれ」の日々。60年代後半から70年代にかけて、神戸を舞台に、著者の青春を描く。おかしく哀しいエッセイ。
  • 僕にはわからない
    3.8
    偉人は何がエライのか、鰯の頭は効くか、人は死ぬとどうなるのか……宇宙の深淵から詐欺の手口まで、素直な疑問、思いもかけない質問について、やわらか頭を駆使して中島らもがとことん考えた。とことん考えて“僕にはわからない”コトがわかったりもする、ホントにらもがとまらない、“哲学”的エッセイ。

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  • 変!!
    4.0
    「私って変なんですう」というような女の子を見ると、僕はそのまま段ボールに入れて国もとへ送り返し、「農家の嫁」にしてやりたくなる――。一見「変」なものは、実は「変」じゃない。でも「変」じゃないものなんて「変」だ!中島らもが、ひっかかった「変」をその都度書きとめて身の養いにした大評判エッセイ。

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  • 頭の中がカユいんだ
    4.1
    「この本は、つまりラリりながら書かれたものだ。したがって、世界そのものによく似ている。つまり、美しくて醜く、頭の中の痒みのように永遠にそれを掻くことができない」著者の事実上最初の、そして唯一の書き下ろしである本書は、まさに中島らもの原点である。

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  • 舌先の格闘技
    3.7
    「しゃべるスピード」が「ジャイアント馬場」級の中島らもが、「必殺のへらず口」を体得すべく、松尾貴史・いとうせいこう等口先の達人達と舌戦を展開するスーパー対談集! 格闘王・前田日明との対談も新たに収録。

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  • 愛をひっかけるための釘
    3.7
    早く、一秒でもいいから早く大人になりたい。少年たちは理不尽な叱られ方をする度に怒りを一種のホルモンに変えて成長していく――。空を飛ぶ夢ばかり見た少年時代、よこしまな初恋、金縛りから始まる恐怖体験、さまざまな別れと出会い、とことん睦み合った酒の正体、煙草呑みの言いわけ。薄闇の路地裏に見え隠れする、喜びと悲しみと羞じらいに満ちた遠い日の記憶。
  • ぷるぷる・ぴぃぷる
    4.0
    ホーソーンの短編に想を得た奇怪落語、家庭内宗教戦争に火花をちらす超常識プッツンホームドラマ落語。傑作二題。抱腹絶倒、ぷるぷるすることまちがいなしのラジオ、TVでの必殺コント脚本34本。二十世紀末期調査のため宇宙船に乗り込んだオトボケ隊員、妖怪研究博士、ロック英会話教師、代官と御用商人、謎の三老忍者、不気味な双子社長が縦横無尽にTV局内を駆巡る小説。豪華三本立て異能作品。
  • 西方冗土 カンサイ帝国の栄光と衰退
    3.7
    「ヤクザ、アキンド、ヨシモト」マスコミに描かれる関西人は三つの人種のみで、かれらは「けつねうどん」と「たこやき」を主食にしており「わやでんがな」などの、奇妙な言葉を操りつつ「がめつい奴」を演じている――という、恐るべきカンサイ人の朝昼夜。街角の看板、張り紙。試験に出る関西弁を縦横無尽、奇想天外に考察し、関西人にエールを贈り、ヨタを飛ばすエッセイ集。浪速はこれ一冊でわかります。
  • こらっ
    3.9
    「こらっ」が言えない性格と自他ともに認める中島らもが堪忍袋の緒を揉みほぐして、ついに怒った! 駅前開発を、言論の圧殺を、非実用英語を、グルメブームを、心霊商売を、変態いびりを、大麻取締法を、性教育の遅滞を叱って叱って叱りたおす。いまどきの若者いまどきの日本人、頭をたれて良く聞くようにっ、という一読ハラワタが煮えくり返る超ぶっとび硬派エッセイ集。
  • 砂をつかんで立ち上がれ
    3.6
    本と人との出逢いは、運命だ。偶然、手にしたように見えても、しかるべき人に、しかるべき本が巡りあうようにできている。山田風太郎『甲賀忍法帖』、バロウズ『裸のランチ』、東海林さだお「丸かじりシリーズ」……。イヤミな優等生だった小学校時代、フーテン青年時代、そして印刷会社の営業マンを経て今に至るまで、道草を繰り返しながら出逢ってきた数々の書物へ、愛をこめてつづる、本読みエッセイ。
  • アマニタ・パンセリナ
    4.3
    睡眠薬、シャブ、アヘン、幻覚サボテン、咳止めシロップ、毒キノコ、有機溶剤、ハシシュ、大麻やLSDもあれば、アルコールもある。ドラッグのオンパレードである。著者自らが体験したリーガルなものもあるし、話に聞いただけのイリーガル・ドラッグもある。古今の作家の生活や名著などもひきながら、話は「人はなぜ快楽を求めるのだろうか」へと進む。煙の向こうにひとの本質が見え隠れするような傑作ドラッグ・エッセイ。
  • ビジネス・ナンセンス事典
    3.9
    「あ」から「ん」まで、サラリーマンの身の回りに、当たり前に起こるできごとや、ことがらを、サラリーマン経験のある著者のセンスで解説した、いわばサラリーマンのための基礎知識的エッセイ。【阿諛追従】もあれば、【愛】もあり、【営業】もあれば、【左遷】もある。決してお気楽ではないサラリーマン。苦しいことや、悲しいこともあるだろうが、本書を読んで元気を出して、頑張ってみようじゃないか!
  • 変!!
    4.3
    「私事、この度、無事死去つかまつり候。……」と生前に妙な「死亡案内」を出した落語家。通勤電車の中で、オナラをしたしないで「つかみ合い」のケンカをするサラリーマン。凄い剣幕でリングに乱入しマイクを奪うが、いきなり「こんばんは」と挨拶してしまうレスラー。奇想の天才が綴った世の中の「変」が大集合。抱腹絶倒間違いなしのエッセイ集。文庫化に際しひさうちみちおと松尾貴史の特別対談収録。
  • しりとりえっせい
    3.7
    この本を手にとったあなたの目の前には、しりとりから始まる、とんでもない快楽の図がひろがっている!! 中島らも、ひさうちみちおの二大奇才がページごとに織りなす、意識が遠のくほどの不思議な世界。全105篇、どこから読んでもやめられない、次の言葉をつい追跡してしまう、目くるめくエッセイ集。
  • とらちゃん的日常
    3.9
    おれは猫を飼うに値しない人間だ。いままでやった悪業を考えると、そう思う。とらちゃんは今、オレのベッドで丸くなって眠っている。うっとりと目をとじて。たおやかな峰のような背中。ときどきぴくりと動く耳。丸まった足の裏からのぞいている肉球。おれの無口なペン先ではとても描写できないほどとらちゃんは愛らしい。彼女がおれの罪を洗い流してくれるのかもしれない……。鬼才・中島らもが愛猫に捧げるエッセイ集。カラー・モノクロの写真を全67点も収録!
  • 作家と猫
    4.0
    昭和の文豪から現代の人気作家まで、49名によるエッセイ、漫画、写真資料を収録。笑いあり、涙ありの猫づくしアンソロジー!

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