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  • ハーレクイン・ロマンスセット 1
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    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • ハーレクインコミックス セット 2024年 vol.154
    完結
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    毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「世紀のプレイボーイ」「愛人のレッスン」の2話をまとめて収録。
  • 放蕩貴族と片隅の花
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    「地味な田舎娘を、 10日間で社交界の花にしてみせよう」 プレイボーイの賭が、 19世紀倫敦に恋の嵐を巻き起こし―― RITA賞受賞作家、傑作リージェンシー・ロマンス!社交界デビューに向け常に品格ある振る舞いに努めてきたラヴィニア。 だがデビューは大失敗に終わった。“女たらしの悪魔”と呼ばれる 次期男爵タックから半ば無理やりダンスに誘われたところ、 転倒して周囲の紳士淑女を巻き添えにしてしまい大騒ぎになったのだ。 翌日、涙に暮れるラヴィニアのもとに、責任を感じたらしいタックが訪れて申し出た。 君を最高のレディに変身させ社交界の花にしてみせよう、と。
  • あたたかな雪
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    この世界に生まれてきたのは、あなたを愛するためだった。不思議な力のせいで孤独に生きてきたデボラはある事故現場で宿命の出会いを果たし……。シャロン・サラ名作復刊! 幼い頃から不思議な力を持つデボラ。世間から疎まれ、ひとり山奥で暮らしていたある日、飛行機の墜落現場から幼い少年と女性が助けを呼んでいるのを感じ取る。ふたりに命の危機が迫っていると予知したデボラは吹雪の山へと向かうが、そこで出会ったのは少年の親族だという元軍人、マイクだった。デボラの能力に不信感を隠そうともしないマイクだが、デボラには近く結ばれる自分たち二人の姿が見えて――
  • 公爵家の籠の鳥
    5.0
    貧民街の捨て子は、公爵家への復讐のため、悪魔になった――L・ヒース真骨頂! 愛と罪が交錯するヴィクトリアン絵巻、開幕。 幼い頃に天涯孤独の身となり、公爵夫妻を親がわりに育ったアスリン。次期公爵に嫁ぎ、何不自由のない日々を送るはずだった彼女の世界は、突然現れた大富豪ミック・トゥルーラヴによって一変する。貧民街に生まれながらも、不屈の意志で巨万の富を築きあげた彼は、裏社会を統べる危険きわまりない存在。真夜中を思わせる瞳、官能的な手練手管に、純真無垢なアスリンが抗えるはずもなかった。しかし、ミックが近づいてきたのは壮大な復讐劇のため――30年前に公爵家から捨てられた幼子が、すべてを奪う悪魔となって戻ってきたのだ。
  • 花の巴里で待ち合わせ(巴里:パリ)
    5.0
    灰色のロンドンから、愛と自由がきらめく、魅惑のパリへ――放蕩貴族の手練手管と街の魔法が、堅物秘書を美しく花開かせて……。 秘書として慎み深く生きてきたインディアの最愛のおばが、たった一人で海外旅行に出かけ、消息を絶った。いても立ってもおれず、彼女はおばの旅を斡旋したと思しきデレク・ソーンダーズを訪ねる。放蕩者として悪名高いこの次期伯爵は、責任をもっておばを連れ帰ると宣言したが、彼を信用できないインディアは自らも捜索の旅に同行する決心をする。かくて二人は万博開催中の華やかなりしパリへ赴くが、花の都のめくるめく魔法と放蕩貴族の巧みなエスコートに、堅い蕾のようだったインディアの心は、甘く優しくほどかれていき……。
  • 伯爵の想いびと
    3.0
    巧みなストーリー展開と知的なユーモアは唯一無二。MIRA文庫初登場のL・サンズが贈る、珠玉のヒストリカル! シャーリーは男装し、双子の妹を連れて非情な後見人から逃げ出した。道中、二人は若き伯爵ラドクリフと出会う。彼はまだ幼さの残る“兄妹”に同情したらしく、ロンドンの屋敷に匿ってやると申し出てくれたが、彼との旅には予想もしない困難が待ち受けていた。そんなに軟弱では妹を守れない、と彼は手取り足取りシャーリーに射撃を教え、2部屋しかない宿では当然のように1部屋を妹に与えて「我々は相部屋だ」と言う。シャーリーはハンサムな伯爵を間近に感じるたびに心臓が飛び出しそうになり、彼の戸惑いには気づきもしなかった。
  • 子爵が恋した一輪の薔薇
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    彼女は子爵にとって、闇を照らす麗らかな木漏れ日――RITA賞受賞作家が紡ぎだす、リージェンシーに咲いた恋。 小さな村に暮らす準男爵の娘ルイーザは、名付け親の遺言によって社交界デビューをすることに。とはいえ愛ゆえに悲しい最期を遂げた母の影響で結婚に興味はなく、ロンドンへも渋々赴いたのだが、そこで滞在先の隣の豪邸に暮らすウェイクフィールド子爵と出会う。彼は、もう何年も公の場に姿を現していない隠遁貴族――この世のすべてに背を向け、本来は見目麗しいであろう容貌もすっかり陰を帯びている。なぜこの人はここまで心を閉ざしてしまったの? ルイーザはいてもたってもいられず、子爵の力になりたいと奮闘するが……。■結婚できない呪いがかけられた英国ケンプトン村のレディたちが、真実の愛を見つける本シリーズもついに4作目! 今回のヒロインはシリーズ内で“嵐を呼ぶ双子”と噂されていた、テンペスト姉妹の片割れルイーザです。「テンペスト=嵐」の名の通りロンドンにやってきて早々、飼い猫が隣家でちょっとした騒動を起こしてしまい、その騒ぎに目を覚ましたのが、屋敷の主ウェイクフィールド子爵。『美女と野獣』を思わせるような伸び放題の黒髪にぼろぼろの服で、彼女を怒鳴りつけ追いだそうとします。何年も太陽のもとに出ていないその姿は、まさに野獣のごとく恐ろしいものでしたが、ルイーザは怯まず、ある提案を……。優しいだけでは物足りない、傲慢で荒々しい(でも、猫にだけは優しい!笑)ヒーローが好き――そんな方はうっとり堪能できること間違いなし。傷ついた心が愛を知っていく優しい物語に、どうぞご期待ください!
  • 伯爵と日陰に咲くレディ
    3.0
    身分違いでも、すべてを失っても、貴方のそばにいさせて――『公爵の愛しのシンデレラ』に連なる、珠玉のリージェンシー! 準男爵の娘ハリエット・ハサウェイは一夜にして、この世の喜びと絶望のすべてを味わった。出会ったときから運命を感じた幼馴染み、ロクスリー伯爵とついに愛を確かめ合った直後、彼はハリエットの前から忽然と姿を消したのだ。恋心も名誉も、結婚するチャンスさえも奪われた彼女は、8カ月後、ロンドンの舞踏会でロクスリーと再会する。自分がいるはずだった伯爵の隣には、裕福で完璧なレディが婚約者として寄り添っていた。それでも彼のそばにいたいと願うハリエットは、伯爵家の伝統だという“花嫁候補試験”の存在を知り……。
  • 公爵と家庭教師
    2.0
    叶わぬ恋なのに、心も体も公爵に溺れゆく――。日本初上陸の期待の星による、華麗なるヴィクトリア朝絵巻。 ラザフォード公爵から“娘の家庭教師を探してほしい”と依頼が舞いこみ、求人仲介を営むリリーは驚きを隠せなかった。公爵と言えば女王陛下と王族の次に偉い身分。そんな相手から依頼がくるなんて……あいにく家庭教師の人材はあいていないけれど、好機を棒にふるわけにいかないわ。リリーは自らが家庭教師になろうと腹をくくり、豪華絢爛な公爵邸に出向いた。だが待っていた公爵は想像と違い、こちらが赤面するほど見目麗しく、女を魅了してやまない類いの男性。奇妙な胸のざわめきを覚えつつ、リリーの家庭教師生活は始まった。 ■イギリス・ヴィクトリア朝、女王陛下と王族の次に高い身分だったのが公爵。ヒーローは想定外にその爵位を継いでしまい、怠惰な日々を送っていましたが、今まで会ったこともなかった自分の娘がたずねてきた事件をきっかけに、人生を見つめ直していきます。その手助けをしたのが、娘の家庭教師となったヒロインのリリー。彼女は人に言えない過去がありながらもユーモアを忘れない持ち主。公爵は初心な家庭教師を怒らせてはその反応を楽しんでいましたが、やがてそのからかいが互いの視線に熱を帯びさせ…。米国Amazon2015ベストロマンスtop15にも選ばれた、注目作家の日本初登場作品。今後、大化けしそうな作家だけに今から大注目です!
  • 公爵の愛しのシンデレラ
    2.7
    ひと目見た瞬間、彼女は初めての恋に落ちた。ベストセラー作家が贈る、胸躍るシンデレラ・ロマンス。 2年前に父親を亡くしたタビサは、叔父夫婦に引き取られて以来、毎日使用人のように働かされている。そんなある日、タビサは罪深いほど美しい紳士プレストンに村で偶然出会った。よもや公爵とは知らず、タビサは彼に目を奪われる。でもわたしには恋も結婚も無縁のこと――。自分の思いを抑えつけたとき、さらなる不幸がタビサを襲う。叔父に意に染まぬ結婚を命じられたのだ。婚約者と会うため、憂鬱な気持ちでロンドンに向かう道中、タビサはプレストンと運命的な再会を果たす。驚くタビサに、彼はからかうような笑みを浮かべ……。■人気と実力を兼ね備えたエリザベス・ボイルがMIRA文庫に初登場! 19世紀の英国が舞台の華麗なシンデレラ・ストーリーです。MIRA文庫の歴代ヒロインのなかでも、不幸さは一、二を競うのではないでしょうか。父親を亡くし、叔父夫婦の世話になる身となったヒロインのタビサ。彼女はすぐさま屋根裏部屋に追い払われ、毎日床を磨き、皿洗いをする毎日。ボンネットはもちろん、ドレスもストッキングも、何年も新調してもらえず、ぼろを着ているようなありさまです。このままこの家で、叔父夫婦の慈悲にすがって生きるしかない…そう人生をあきらめていたときに、思いがけない転機が訪れます。親戚が彼女に莫大な財産を残して亡くなったのです。ところが、遺産相続の条件は25歳までに結婚すること。25歳の誕生日まではあと1カ月ちょっとで…。こんなにも健気なヒロインながら、物語はユーモアたっぷりでくすりと笑ってしまう場面も多々あります。はまること間違いなし! の今年イチオシの作品です。
  • 宵闇の鳥のささやき
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    きみが望むのなら、月も星もあげよう――それは罪と背徳の伯爵が夢見た、儚くも狂おしい愛の物語。社交界を賑わすウォーリングフォード伯爵マシューは、その見目麗しい容貌で幾多の浮き名を流しつつも、退屈な日々に辟易していた。女などしょせん欲望の捌け口――そう思っていたマシューの心を初めて揺さぶったのが、ジェイン。ごろつきに襲われ入院した際、一時的に盲目となった彼を天使の声で癒してくれた看護師だ。ジェインの姿も知らぬまま退院したマシューは、柄にもなく彼女に会いたくてたまらず、どうにか手紙で会う約束を取りつけた。だが当日、そこには地味な眼鏡の女性がいるだけで、ジェインらしき人物は現れず……。■官能、耽美、詩的――そんな漢字表現が似合う、どこか日本人好みのエロティックな作風で人気のフェザーストーン。約1年ぶりの新作となる本作もこってり濃厚、まさに淫靡な作品です。不幸な幼少期を過ごしたがためにブラックホール並(!)の闇を心に抱える伯爵マシュー。そんな彼が、怪我をして目が見えないときに出会ったのが、男性経験がなくてうぶな看護師ジェインでした。姿も見えぬ彼女に、生まれて初めて心を揺さぶられたマシューでしたが…。自堕落な放蕩貴族と、貧しく地味な看護師…正反対の二人の恋はひと筋縄ではいきません。どこまでも官能的でありながら心をえぐるこの純愛ロマンスは、Romantic Times Reviewer Choice AwardやAustrailian Readers Awardにもノミネートされた話題作。ぜひ本作を読み終わられた後は、『花嫁たちに捧ぐ詩』に収録「七夜の契り」もお手に取ってみてください。本作主人公たちのその後の姿をお楽しみいただけます。
  • 侯爵と疎遠だった極秘妻
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    世に知られざる疎遠な侯爵夫妻。いびつな関係が今、波瀾を呼ぶ―― これから夫と会う――8年間、一度も顔を合わせていない夫と。リリーは亡き兄の最期の願いで、兄の親友オリヴァーと結婚したが、今、侯爵位を継ぐ彼が自由に生きられるよう、離婚を申し出るのだ。この結婚は、内輪だけの挙式後、すぐに別居生活が始まった。だから終わらせるのも簡単なはず。なのに、なぜこんなに心が乱れるの?一方、爵位と領地を継ぐには既婚者でなければならないと知り、オリヴァーは困っていた。妻リリーの存在は世間に公表していないのだ。余命わずかな親友の願いを叶えるための、形ばかりの結婚だったから。そんななか折悪しく、リリーが離婚したいと言いにやってきた。どうしたものか……。妖艶になった妻を見て、彼の悩みは深まるのだった。 ■好感度・共感度の高いヒーローとヒロインの夫婦元さや物語をお贈りします! 辻褄合わせのため、今からフランスで出逢って恋に落ち、電撃結婚して帰国したことにしようと決めて、愛し合っているふりをする二人ですが……。
  • 完璧な公爵は嫉妬と愛をもてあます
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    そう、私はただの居候。愛しの公爵の眼中にさえない……。 エレノアは14歳のとき、父の遺言で指名された後見人である、ケンダル公爵ヒューに引き取られ、公爵邸で暮らしてきた。年上の彼に密かな恋心を抱き、いつしか憧れは愛へと変わっていった。それなのに今、ヒューはエレノアを早く“片づける”と口にして、社交界デビューさせるという。結婚させて厄介払いしたいのだろう。「私はおまえに手を出すほど恥知らずではない。おまえの純潔を守るのが、わが務めだ」彼にそう告げられ、エレノアはとっさに挑発的に反論した。すると、ヒューは彼女を机に押し倒して唇を奪い、冷徹に言い放った!「まるで食指が動かず、始める気にもならない」 ■エレノアにキスし、凍てつくような冷たい言葉で彼女を突き放したヒューは、翌日、社交界で評判の伯爵未亡人との婚約を決め……。エレノアの長年の想いは、実らぬまま枯れてしまうのでしょうか?『公爵の無垢な花嫁はまだ愛を知らない』(PHS-296)の関連作。
  • 売り渡された誇り高き娘
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    おまえは言葉を話せないはずでは……。偽りの代償を払わせる――愛の床で。 うら若き娘エンヤは、訳あって老女に身をやつして暮らしている。数年前、唯一の肉親だった兄によって奴隷商人に売り飛ばされ、たまたま市場を通りかかった北欧の戦士ウルフリックの目にとまった。エンヤは買われずにすむよう、口がきけないふりをしたが、ウルフリックはかまわず彼女を手に入れて家へ連れ帰った。その後、彼なりの方法でかわいがられはしたけれど、彼女は隙をついて主人を短剣で切りつけ、逃げ出したのだった。だが、ある町を訪れたとき、エンヤは突然現れた男を見て絶句する。目の前に立ちはだかった大男は、ウルフリック!彼女のつけた傷痕が今なお残る顔で、主人がこちらを睨みつけていた……。 ■HQロマンスで大活躍中のケイトリン・クルーズが放つ、情熱的なヒストリカル第2弾! 『さらわれた亜麻色の花嫁』(PHS-276)の関連作です。勇猛果敢なウルフリックと気高い魂を持つエンヤ――二人で一つの完全体となる、究極の愛が描かれる渾身作!
  • お忍びの子爵と孝行娘
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    親孝行なシンデレラは、犠牲を強いられ、追いつめられて……。 ベッツィーは丘の上に立つオークの木の下で、人知れず泣いていた。人生でたった一度の社交シーズンに失敗したあと、野心家の母に命じられた、恥ずべき玉の輿作戦にも失敗した。さる貴族にキスを迫ろうとしたところ、相手が既婚だとわかったのだ。親孝行と思って、望まぬことも頑張ってきたけれど、もう限界……。地べたに座りこんで涙を流す彼女に、声をかける者があった。隣の伯爵領を代理で管理しに来たという、たくましくハンサムな執事だ。そのジェームズに小作農の娘と間違えられ、ベッツィーはむっとするが、なぜか彼とは気安く話せて、いつしか涙は乾いていた。本当は、ジェームズは執事などではなく、由緒正しき子爵とも知らず―― ■HQヒストリカル・スペシャルの刊行300冊目となる記念号! 『伯爵と片恋の婚礼』(PHS-286)の関連作である本作は、前作ヒロイン、デイジーの長兄ジェームズが執事になりすました“お忍び子爵”として大活躍。先の読めない恋物語です!
  • 伯爵と片恋の婚礼
    3.0
    あの夏、淡い想いを踏みにじった彼となりゆきで結婚することになるなんて……。 長いあいだ兄弟たちの悪ふざけに悩まされてきたデイジーは、男性不信のため社交界デビューにも失敗し、両親に失望されていた。そんな折、デイジーは兄とその友人たちの信じがたい会話を聞いてしまう。兄が「君たちの誰でもいいから妹と結婚してほしい」と頼み、友人たちは「氷柱を抱いて寝るほうがよっぽどましだ」と答えたのだ!何より傷ついたのは、その中に初恋の伯爵ベンがいたことだった。夜になり、デイジーが湖上の小島でひとときの安息を得ていると、舟で湖に繰り出した友人たちが悪戯で半裸のベンを小島に置き去りにした。心優しいデイジーがベンを説得して自分の舟で岸に連れ帰ったとたん、あらぬ誤解を呼んで家族中に激怒され、ふたりは結婚を強いられて……。 ■初恋の人ベンとの愛なき新婚生活に夜ごと枕を濡らすデイジー。ベンも嫌われていると思い込み、徹底的に新妻を避けます。やがて気持ちは通じ合いますが、めくるめく幸せも束の間、過酷な運命がふたりを引き裂いて……。A・バロウズのもどかしすぎる純愛物語!
  • さらわれた亜麻色の花嫁
    -
    勇猛な男が乙女に施したのは、驚くほどやさしい愛の導きだった。 両親を亡くし天涯孤独となった王女エルフィンは、非情な叔父に故郷を追い出され、修道院へ向かっていた。道中、突然目の前に筋骨たくましい長身の男が立ちはだかる。「その女をいただきに来た」男は高らかに宣言し、彼女を連れ去った。ソールブランドという名の彼は王女を遠くへさらい、無垢な彼女を妻にするつもりだった。だが、無理やり純潔を奪うつもりはない。ゆっくり教え込むのだ……。一方、エルフィンはソールブランドの考えなど露知らず、自分は彼の奴隷になったものと思い込む。しかし、心は乱れていた。私をかごの鳥にした彼を嫌ってもいいはずなのに、胸が甘く疼いて……。 ■ハーレクイン・ロマンスの大人気作家にしてUSAトゥデイのベストセラー作家、ケイトリン・クルーズが満を持してヒストリカルに初登場! 若きヒロインに心を奪われるつもりはなかったヒーローが、純真な彼女を溺愛せずにいられなくなる様子が巧みに描かれます。
  • 伯爵と古城の乙女【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
    5.0
    中世さながらの古風な乙女は、伯爵に導かれ、華麗なロンドン社交界へ―― マデリンは筋金入りの中世研究者である父のもと、すべてが中世のまま時が止まったような生活をしてきた。だが父が亡くなり、要塞のような城に一人きりになった彼女には、父が生前に計画していた政略結婚の道だけが残された。相手は、ジャック・ランサム。第五代ダーシントン伯爵だ。荒野を越えて花嫁を迎えに来た彼は、さながら黒馬の騎士――年老いた偏屈な父親しか知らなかったマデリンにとって、初めて出会う、若く、たくましく、ハンサムな生身の男性だった。怖れとときめきに思わず目を伏せた彼女に、冷たい声が降ってきた。「あいにく僕は、時代錯誤な変人の娘と結婚するつもりはない」 ■マデリンの父親が用意した周到かつ狡猾な計画により、結婚せざるを得なくなった二人ですが、一匹狼の伯爵ジャックと浮世離れした無垢な乙女マデリンは、ロンドン社交界でも噂の的に。最新流行のドレスに身を包み、華麗な変身を遂げた妻の姿に、ジャックは――。
  • 伯爵夫人の片想い
    3.0
    憐れみや施しはいらないと言ったのに、それならば僕を受け取れ、ですって? エリーをただ働きの家政婦扱いしかしなかった冷淡な継兄が、紳士クラブで起きた諍いの流れ弾を受けて死亡した。その訃報を伝えに来たのは、ヘインフォード伯爵ブレイク――社交界随一の富と美しい容貌を持つ、エリーが密かに憧れる男性だ。銃弾が、本来彼を狙ったものだったことに責任を感じ、急いで駆けつけたのだろう。髪は乱れ、シャツも破れたままだった。天涯孤独の身となったが、彼からの憐れみだけは受けたくない……。私のことを“不美人で脚の悪い女”と呼んでいたから。だが、継兄がエリーの財産を使い果たしていたことを知るや、ブレイクは支援を拒む彼女を突っぱね、こう言った。「僕と結婚しろ」 ■人気実力派作家ルイーズ・アレン。伯爵との便宜結婚ものをお贈りします。エリーはなかば強制されるように伯爵の妻となりますが、彼に愛がないのは自明。でも、過去の事件による男性不信、不自由な脚――それらをすべて受け入れてくれる夫への片想いは夜毎せつなく募り……。
  • 伯爵が愛した灰かぶり
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    伯爵の目に飛び込んできたのは、王女のドレスをまとった、清貧の乙女。 両親亡き後、エレナーは老婦人の付添人としてつましく働いていたが、ある日突然、婦人の親戚ラヴェナム伯爵からプロポーズされる。ハンサムでやさしい彼を密かに慕ってはいたけれど、話が合う君となら、ベッドで飽きてからも穏やかに暮らせるだろうから、などという理由で結婚なんて。ショックで逃げ出したエレナーは、ひょんなことから、さる公爵未亡人の町屋敷で世話になることに。事の顛末を聞いた公爵未亡人は面白がり、伯爵の追跡をかわすため、エレナーを豪華なドレスと宝石で飾り、架空の国の王女に仕立て上げた。変装の成果を試したい夫人に、あらゆる夜会や舞踏会に連れ出されるが、そこには必ず、怒りにたぎるまなざしのラヴェナム伯爵がいるのだった。 ■ヒストリカルのベテラン人気作家アニー・バロウズが贈る『公爵の秘密の願い』の関連作です。伯爵は、エレナーの変装も、彼を欺くことになり自己嫌悪に陥っている彼女の心もお見通し。公爵未亡人の前では調子を合わせながらも、ある夜ついにしびれを切らし――
  • 伯爵と日陰のシンデレラ
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    淡い想いも、ささやかな夢もすべてはぎ取られた無垢な乙女は……。 両親亡きあと、やむにやまれず着の身着のままで家を出たマリアンは職業紹介所にたどり着き、どうにか住み込みの使用人の職を得た。雇い主の名はウィリアム・アシントン――最近爵位を継いだばかりの、ハンサムで謎めいた伯爵だ。ほのかな恋心を胸に秘め、身を粉にして働くマリアン。しかし、つましくも幸せな暮らしは突然終わりを告げた。借金まみれの義兄につかまり、裕福な男と結婚するよう命じられたのだ。義兄の家に監禁され、気力を失いかけたある日、ふいに伯爵が現れた。彼はマリアンの唇を乱暴に奪い、信じがたい言葉を口にした。「あの男から愛人を買い取った――きみは今日から僕の愛人だ」 ■憧れの伯爵に抱きすくめられ、口づけられた喜びもつかのま、蔑まれていると知って再び絶望の淵に落ちるマリアン。誤解を解こうにも、伯爵は義兄の卑劣な嘘を信じ込んでいて……。RITA賞受賞作家が繊細に描く、甘く切ないシンデレラ・リージェンシーです。
  • 疎遠の妻と憂いの領主
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    ずっとあなたを愛してた。そのひとことが、言えなくて……。 良家の子女に仕えるお堅い教師キャリーには秘密があった。17歳で情熱のおもむくまま駆け落ち結婚をして子供を産み、やがて夫と別居したまま9年も経ってしまったなんて――さえない私が貴族の奥さまだなんて、自分でもほとんど忘れかけている。果てしない雑務の合間に外出したある夏の昼下がり、キャリーはあまりのショックに意識を失い、道端に倒れこんだ。目の前に突然、馬を駆る夫が現れたのだ――夜ごと夢のなかでキャリーを悩ませる、罪なほど魅惑的なギデオンが。彼は馬から飛びおりると、妻のそばにひざまずいてつぶやいた。「やっと君を見つけた。ひさしぶりだな、レディ・ラフレイン」 ■ふたたび強く惹かれ合いながらも、素直になれないふたり。互いに誤解を抱いたまま、形ばかりの復縁を果たしますが……。幼すぎた花嫁、引き裂かれた純愛、運命の再会――『家政婦と不機嫌な子爵』『侯爵と男装のシンデレラ』関連作、切なくも美しい十年愛です!
  • 愛なき伯爵の手に堕ちて
    -
    仮面舞踏会の夜、乙女は窮地に陥って……。 「抵抗しても無駄だ。安心しろ――悪いようにはしない」リネットは仮面の男に抱きすくめられ、甘いおののきを覚えていた。弟が悪友にそそのかされて盗んだ宝石を返そうとしただけなのに、偶然居合わせた泥棒にとらわれて、唇を奪われてしまうなんて……。混乱するリネットの口から不意に、恥ずべき言葉が飛び出した――私の純潔と引き換えに、盗みを諦めてはもらえませんかと。男は彼女の申し出を一笑に付し、宝石を手に立ち去った。呆然と立ちすくむリネットは夢想だにしなかった。彼は単に、友人に預けていた宝石を持ち帰っただけだということを。そして、やがてリネットが住み込みで働く伯爵家の主だということを。 ■主不在のあいだに雇い入れられた家庭教師がリネットだと知るや、即座に解雇を言い渡す伯爵。リネットは深く傷つきながらも、彼と初めて会った夜の淡いときめきを忘れられず……。傲岸不遜な伯爵と心優しき健気な乙女の情熱的なシンデレラ・リージェンシーです。
  • 公爵の秘密の願い
    2.5
    さえない私がいったいどうして、公爵閣下の花嫁候補に……? 両親を亡くして以来、親戚に虐げられてきたソフィアのもとにゆうべ花火見物で出会った無礼でたくましい男性が訪ねてきた。彼はティークストン公爵を名乗り、彼女を馬車で連れ出した。あまりの驚きに圧倒され、気の利いた会話もできないソフィアを、公爵は名家の令嬢たちとともに1週間のハウスパーティーに招待した。花嫁候補を見比べるために大勢まとめて屋敷に滞在させるなんて、いったいどういう男性なの? 結婚を急ぐ事情でもあるのかしら。とらえどころのない公爵の魅力に心乱されるソフィアだったが、ある朝、森の中で彼に生き写しの少女と出会う。それを知った公爵はソフィアを闇夜の密会に誘い出して……。 ■生き生きとした人物描写に定評のある大人気作家アニー・バロウズが、繊細かつ軽やかな筆致で公爵と乙女の心のひだを描きます。愛の伝えかたがわからず途方に暮れる傲慢ヒーローと、無欲でたおやかな薄幸ヒロインが織りなす魅惑のシンデレラ・リージェンシー!
  • 伯爵と塔の上の貴婦人
    -
    ふとどきで美しい伯爵の、温かな腕にさらわれて……。 「私の純潔と引きかえに、弟の土地を返していただけないかしら?」遊び人と名高い伯爵ガブリエルに向かって言葉を絞り出した瞬間、きまじめな令嬢キャロラインの頬は燃えるように熱くなった。賭事に負けた父のせいで、愛する弟の未来が奪われるなんて耐えられない。そして私も、悲惨な結婚をさせられる前に一夜だけでも夢を見たい……。「話はわかった。だが僕も、処女を金で買うほど落ちぶれてはいない」軽くあしらわれて追い返されたキャロラインだったが、残忍で醜い中年男との結婚は刻一刻と迫ってくる。すべてを諦めかけたある日、父が道楽で雇った僧衣の詩人が現れた。キャロラインだけはすぐに気づいた――彼がガブリエルであることに。 ■ガブリエルに導かれて父の手を逃れ、地味な家政婦に変装して田舎の屋敷に隠れたキャロライン。平穏な日々もつかの間、ふたりでいるところを父に見つかり、ガブリエルは大混乱のさなかに愛なき結婚を申し出て……。甘く儚い愛の夢、〈不肖の四貴族〉最終話です。
  • 乙女を愛した悪魔 公爵家に生まれて I
    2.5
    彼女を愛するのは、悪魔の咎。兄と慕う彼への愛は、永遠。 僕が孤児院から引き取られてきたというのは嘘だったのか……。育ての親と思っていたソーン卿に実の親だと聞かされたとき、サムは共に育ったイーブリンへの想いを断ち、屋敷を去ることを決めた。まさか血のつながった妹を愛していたとは。僕はなんと罪深い悪魔なのだ!6年後――サムが帰ってきた。再会を待ち侘びていたイーブリンはしかし、今はセイント・オールドリック公爵に求婚されている身。いっそサムが私をさらってくれたら……。なのに、なぜ彼は私に冷たいの?そんな折、彼女は驚くべき事実を父に告げられる。なんとサムはセイント・オールドリック公爵の異母弟なのだという。高貴な出自をサム本人に明かしてほしいと懇願するイーブリン。だが、父は言った。おまえが公爵の求婚を受け入れるならば、と。■印象的なプロットで傲慢貴族と一途で健気な乙女の恋を描き、一躍人気作家に躍り出たクリスティン・メリル。本2部作では、運命に翻弄される公爵家の兄弟の物語を圧倒的筆致で綴ります。罪深き愛に懊悩する弟と、完全無欠の兄――予測不能な展開に乞うご期待!
  • 美しき刺繍師
    3.0
    すべてを失った薄幸の貴婦人に なおも降りかかる、愛の試練――。 フランス貴族出身のエロディは無慈悲な運命に翻弄されていた。軍人である兄の上官に異国へと連行されたうえ、大切な家族を人質にとられ、ある企みに手を貸すよう強要された。やむにやまれず協力したものの、その企ては失敗し、エロディは異国に置き去りにされてしまったのだ。今は刺繍の内職で糊口をしのぐ日々。なけなしの賃金から貯えをつくり、人質となった家族と再会するために1日も早く母国へ帰りたい……。そんなある日、ウィル・ランスレイと名乗るイギリス貴族が現れた。彼は精悍な顔に怒りをみなぎらせ、不遜に言い放った!「ロンドンまで来て、悪事を包み隠さず白状してもらおう」■読み応え満点のリージェンシーの書き手ジュリア・ジャスティスが“ランスレイの悪党”と呼ばれる名門一族の紳士たちのロマンスを描く連作。『涙のレディ』に続いてお届けするのは、複雑な生い立ちを背負うウィルと謎めいた美貌の刺繍師エロディの物語です。
  • 伯爵の花嫁候補
    4.5
    さえない田舎娘のわたしが、 伯爵家の花嫁になれるわけがない。 放蕩伯爵デベン卿は30歳を迎え、跡継ぎをもうける必要に迫られていた。 久々に舞踏会に足を運んで妻にふさわしい女性を見つけようとしたが、 蜜に群がる蜂のように玉の輿狙いの浅ましい令嬢ばかりが寄ってくる。 うんざりした彼が大広間からテラスに逃げだしたところ、 妖精を思わせる娘、ヘンリエッタと出会った。 田舎から出てきたばかりの彼女はロンドン社交界から冷遇され、 テラスの植えこみの陰で涙に暮れていたらしい。 デベン卿はヘンリエッタを妻にしようと心ひそかに決め、 放蕩者として名高い彼に警戒の目を向ける彼女に話しかけた。 「きみを光り輝く社交界の華にしてやろう」

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  • シチリア富豪の麗しき生け贄
    -
    本物の妻になるか、城の囚われ人になるか。 清らかな花嫁は冷徹な夫に迫られた。 最愛の父を亡くし、途方に暮れていた18歳のクロエ。 頼れる人は富豪のラオしかおらず、居城のあるシチリアに飛ぶと、 彼は書類上の結婚という形でクロエを守ると約束してくれた。 ラオの庇護の下、彼女はロンドンで自立の道を探す猶予を得たが、 5年後、突然ラオから呼び出され、再びシチリアへと赴いた。 ついに名ばかりの結婚の解消を言い渡されるんだわ……。 怯えるクロエはカリスマ的オーラを放つ富豪の言葉に耳を疑った。 「僕たちの結婚を本物にする時が来た。毎晩僕のベッドに入れ!」 彼女は承諾するしかなかった――跡継ぎ作りのためだけと知りつつ。
  • 世継ぎを産んだウェイトレス
    -
    再会した彼は私のことなど忘れていた。あの甘い日々はつかの間の夢だったの? マデリンが息子とつましく暮らす小さな家に、ある日突然、イロニア王国の使者が訪れた。すぐに渡航せよとの通達だった。とうとう私の重大な秘密を知られてしまったの?6年前、短期留学生としてケンブリッジで学んでいた彼女は、イロニア王国の皇太子パリスと激しい恋に落ちた。妊娠がわかったのは帰国後で、密かに出産するしかなかったのだ。今や国王となったパリスと思わぬ再会を果たしたマデリンは、「きみは誰だ?」という彼の非情な反応に凍りついた。だが息子の存在を知るやパリスは態度を翻し、彼女に迫り……。 ■個性豊かな物語を描いて人気のケイトリン・クルーズ。今作はシークレットベビーをめぐる、王道のロイヤル・ロマンスです。王位継承者である息子のために結婚を承諾したヒロイン。ヒーローの心の闇を垣間見ると同時に、彼を愛していることに気がついて……。
  • 一夜だけ愛された籠の鳥
    -
    籠の鳥は生まれて初めての恋をした。自分を檻に閉じこめたがる非情な夫に。 ヴィクトリアが18歳になって以来、父親は結婚相手をさがしてきた。そして、ヴィクトリアはイタリア貴族アルドの花嫁となった。結婚式の夜、誰からも恐れられている彼は言った。「僕は君を自分のものにしたいんだ。僕のかわいい妻を」怖くてたまらないはずなのに、ヴィクトリアの胸は高鳴っていた。だが数カ月前の夜の薔薇園で、彼女が熱い想いと純潔を捧げて情熱的なひとときをともにしたアルドはもうどこにもいなかった。アルドが私を妻にしたのは、トスカーナの屋敷に閉じこめるため、世間の目にいっさい触れさせないためだったのだ。なぜなら、結婚する気のなかった彼の子を私が身ごもっているから。 ■父親から自由を制限され、富裕な男性に売られる日のために囚人のような暮らしを強いられてきたヒロイン。ヒーローも父親と同じことを考えていると知り、愕然として屋敷から逃げ出しますが、彼につかまって……。危険なのに甘いロマンスをご賞味ください!
  • 砂漠の王に囚われて
    -
    冷徹な国王との結婚に、愛は含まれていなかった! タレクはアルザラムの国王となって1年足らず。周囲の期待に応えるため、妻を娶り跡継ぎをもうけなければ……。そう考えていたところへ、またとない花嫁候補が現れた。彼の知らぬところで不当に囚われていたアメリカ人女性アニヤだ。突然地下牢に現れた国王タレクに、アニヤは目を見張った。罪なき拘束生活に憤りつつも、長衣の美しい王に胸がときめく。彼女は宮殿の贅を尽くした部屋に通され、法外な提案をされた。あなたの問題と私の問題を解決するため、結婚しようですって? ■ケイトリン・クルーズは斬新かつユニークな設定で読者の心をわしづかみにする、USAトゥデイのベストセラー作家です。跡継ぎを今すぐもうけたいシークヒーローと支配的な父親から逃れたい純真なヒロイン。そんな二人が繰り広げる恋愛模様をお見逃しなく!
  • 生け贄の花嫁は聖夜に祈る
    -
    わたしは明日、花嫁になる──心から愛する人に思いを残したまま。 20歳で両親を亡くし、強欲で支配的な叔父から逃れるように生家を飛びだし、ロンドンで暮らし始めたティモニー。実業家クレタと偶然出会って恋に落ち、彼のペントハウスへ移り住むように。半年後、ティモニーはついに愛を告白するが、驚いたことにクレタは拒絶すると、その場で彼女を追いだした。なぜこんな酷い仕打ちを? わたしは愛されていなかったの?傷心の彼女は叔父に強いられるまま、高齢の富豪との縁談を受け入れてしまう。だが挙式を翌日に控えた聖夜のパーティに突然クレタが現れ、彼女を担ぎあげると車で連れ去って……。 ■ヒロインが聖夜に突然現れた最愛の人から聞かされたのは、彼の哀しい生い立ちの秘密でした。そして同時に叔父のたくらみも知ることに……。ケイトリン・クルーズらしい軽快な展開でありながら、印象深いシーンも多い、ドラマティックな一作です。
  • 鳥籠の姫に大富豪は跪く
    2.0
    鳥籠の外に出た彼女が知ったのは、甘くて苦い愛の罪。 王女アマリアの人生は、25歳で激変した。出生時に取り違えられ、実は農家の娘だったと判明したのだ。公私にわたる重圧から解放されて宮殿をあとにした彼女は、5年前、スペイン富豪ホアキンと出会ったホテルへ向かった。つらいとき、何度あの夏の甘美な思い出に救われたことか。だが出迎えた彼は、まるで罰するように乱暴なキスをすると、冷たい声で告げた。「あの残酷な仕打ちを償ってもらおう」王女ゆえに別れを選ぶしかなかった私を、今も憎んでいるの?思わず身震いしたアマリアを、ホアキンの氷の視線が貫いた。 ■『宿命の花嫁に王は跪く』に続く、ケイトリン・クルーズ渾身のロイヤル・ロマンス〈王女と灰かぶり〉第2話をお贈りします。ある日を境に、突然王女から庶民になったヒロイン。5年ぶりに再会した想い人から手ひどく扱われ、ショックを受けますが……。
  • 宿命の花嫁に王は跪く
    -
    カンザスの農場で育った田舎娘の私が本当は地中海の小国の王女ですって? 病弱な母を抱えながら農場を営むディレイニーの前に、ある日、見たこともないほど美しく、魅惑的な男性が現れた。高貴な血を引くカエターノと名乗る彼は、驚いたことに、ディレイニーを花嫁にするために迎えに来たという。「君こそ、出生時に取り違えられた、僕の国の真の王女なんだ」二人の結婚が国に平和をもたらす唯一の方法なのだと聞き、彼女は混乱する。そんなばかげた話を私が信じると思う?だが、カエターノの金色に輝く瞳と芽生えた好奇心に抗えず、ディレイニーは地中海に浮かぶ彼の国へと飛び立った。 ■出生時の取り違えで異なる人生を歩むことになった2人のヒロインのロマンスを描く2部作〈王女と灰かぶり〉の第1話をお贈りします。軽妙な筆致で人気のケイトリン・クルーズがハーレクイン・ロマンス3700記念号を飾ります。
  • 幻を愛した大富豪【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    義兄への想いを封印し、名前も捨てた。そうまでして隠したかった“愛の証”……。 5年前、リリーは車の事故で死んだ――でも本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていたリリーにとって、そうするしか中毒のような関係から抜け出すすべがなかったのだ。ところがある日、とうとうラファエルに見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだ彼に、密かに産み育てている息子のことを知られるわけにはいかない。彼の突然のキスに動揺しつつも、彼女はとっさに言った。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰?」これまで1日たりとも、彼を忘れたことなんてないのに……。 ■数多の女性と浮き名を流しながら、義妹のリリーをも誘惑した不埒なラファエル。けれど、リリーの死を信じず、似た人を見かけるたび確かめずにいられなかったのもまた、彼の真実でした。初めから赤の他人だったなら……と思わずにいられない、劇的ロマンス! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 全能神ゼウスの誘惑
    -
    これは茶色のめんどりが、王子さまに恋をした物語。かなわぬと知りつつも。 孤児のニーナはイザボー王女に引き取られ、長年仕えてきた。しかしある夜、神のような容姿を持つゼウス王太子の甘い言葉とまばゆい笑顔を愛と信じ、彼に清らかな身を任せた。直後パパラッチが現れ、ゼウスが王女との婚約を破棄するために自分を利用したのだと知って、ニーナは愕然とする。数カ月後、彼女は妊娠したことに気づくが、仕事は解雇され、国からは追放されていたので無一文というありさまだった。最後の手段として、ニーナはゼウスの王宮を訪ねた。まさか王太子が、彼女のような平民との結婚を望むとも知らず。 ■激しく切ないストーリーで読者の心を揺さぶってやまないC・クルーズの、おとぎばなしをモチーフとした一作です。全能神の名を持つヒーローの、まさに神のごとき魅力にはヒロインだけでなく、読者のみなさまも虜になること間違いなし! ぜひご一読ください。
  • 妻とは知らずにプロポーズ
    -
    あなたがすべてを思い出したとき、わたしの恋は終わってしまうの? ジョセリンは父に言われるがまま、金の瞳の美貌のイタリア富豪チェンツォと結婚した。そして彼の所有するシチリアの古城で衝撃的な話を聞かされる。「きみと結婚したのは、きみの父親に仕返しするためだ」夫はわたしを手籠めにするつもり? だが城に着いたその日に、チェンツォは石段を踏み外して頭を打ち、記憶喪失に陥る。これは天の恵みよ。ジョセリンはいたずら心から彼に告げた。「チェンツォ、あなたはわたしが雇った“召使い”なの」かくして、彼女と大富豪の花婿との奇妙な結婚生活は始まった。 ■やがてヒーローは“奥様”が気になりだして、こんなところに彼女を放っておく“夫”とはどんな男なのか? 身分の壁を越えて奥様を手に入れたいと思うようになり……。ユニークな設定で読者を虜にする、大人気作家ケイトリン・クルーズの筆が冴える1作です!
  • 花嫁は救いの天使
    -
    盲目の花嫁に夫は見えない。その姿も、愛も、見えない……。 メロディは生まれつき盲目で、非情な貴族の父親に疎まれてきた。このままでは今にも家から追い出されかねない。メロディの窮状を見かね、地中海の国の王妃となった姉が、国王の弟グリフィンとの縁談をお膳立てしてくれた。そうすれば、メロディは冷酷な父のもとを離れられるし、グリフィンも放蕩王子という悪評を拭い去ることができるから。初対面の時から陽気な王子に密かな想いを抱いていたメロディ。ところが、結婚式とそれに続く舞踏会が終わって初夜に臨む前、彼は言い放った。「後継ぎは必要ないから、体の関係も必要ない」 ■王子が感じているのは同情心だけで、愛が与えられることはない。悲しい現実に打ちのめされたメロディですが、“君はもう安全だ”と言って抱きしめてくれた王子の優しさだけを頼りに、王族としての生活が始まり……。『エーゲ海の政略結婚』関連作になります。
  • ギリシア富豪の愛人契約
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    母を救うため、我が身を捧げるのは、ギリシアの悪魔と呼ばれる美しい大富豪。 モリーは破産寸前の窮地にあった。母に借金を負わせたのは、いまや大富豪となったかつての継兄、コンスタンティン。彼に母への誤解をといてもらうにはどうすればいいの?母を救いたい一心で、モリーはギリシアへ飛んだ。10年ぶりに会った彼はしかし、16歳だったモリーを虜にしたギリシア彫刻のごとき美貌で、驚愕の提案をする――それはあろうことか借金のかたに彼の愛人になること。困惑するモリーに彼は強引にキスをし、抜け目なく告げた。「たったいま熱く応えたくせに。君の演技はお見通しだ」 ■ゴージャスなギリシア富豪兄弟の恋を描く〈スカラス家の氷の掟〉2話目をお贈りします。かつての継兄への無垢な恋心も、彼のキスでたちまち燃え上がった体の奥の炎もひた隠して、彼の提案をのむほかないヒロインでしたが……。傲慢ヒーロー、ここにあり!
  • 一夜の恋は宿命の出逢い
    -
    「君は兄を助けるためなら、その身を捧げられるのか?」 ケンドラは多国籍企業総帥バルサザールのオフィスに赴いた。彼は昔パーティで出会い、庭の東屋で情熱を教えてくれた男性。今、兄の不正を許してほしいと懇願する彼女に、無慈悲にもバルサザールは、その身を投げ出すならと迫った。嵐のように荒々しい黒い瞳がときに悪魔を思わせる、尊大な彼の強烈な魅力に抗えるはずもない……。ケンドラは熱い行為へといざなわれた――。3カ月後、彼は突如現れて言った。「君は妊娠しているはずだ」どういうこと? まさか、おなかの子を取り上げるつもりなの? ■忘れられずにいたプレイボーイ富豪は、意外にもヒロインとの一夜を覚えていました。再び身も心も虜にされた彼女は、妊娠を知った彼に、後継ぎは渡さないとギリシアへ連れ去られ……。ゴージャスなギリシア富豪兄弟の恋を描く2部作〈スカラス家の氷の掟〉です!
  • エーゲ海の政略結婚
    -
    みにくいあひるの子は美しい王に恋をした。 自分ではつり合わないと知りながらも。カリスタは働いていた父の会社をくびにされ、車に放りこまれ、 引きずられるように宮殿へ連れてこられた。 なによりも権力を望む父が、大金を払って縁談を用意した? ごく平凡な容姿の私が、君主の花嫁になって子供を産むですって? 精悍で男らしいオリオン王に初めて胸のときめきを覚えたときも、 カリスタは父の道具となった自分がみじめでたまらなかった。 でも王の氷の視線にも、私はひたすら耐えるしかない。 逆らえば、ずっと守ってきた盲目の妹を家から追い出し、 二度と会えないようにしてやると、父に脅されているのだから。
  • ジュリエンヌの悩める献身
    -
    10年の片想いが実っての結婚。ただし、おなかの子は祝福されぬまま。 クリスティアーノ――16歳から想い続けてきた私の大切な人。その夜、ジュリエンヌは憧れのイタリア人富豪に純潔を捧げた。クリスティアーノは生きるために身を売ろうとした私を救い、住まいと教育を与え、彼の会社で働くチャンスまでくれた。だから一夜の思い出以上は望まず、夜明けとともに姿を消した。ところが数カ月後、ジュリエンヌは妊娠していることに気づく。再会したクリスティアーノの反応は衝撃的だった。“自分の子を望んではいなかったが、こうなってはしかたない”そして愛する男性は憎しみをこめ、彼女に結婚を申しこんだ……。 ■ヒロインは妊娠に驚きますが、喜んでもいました。一人で育てるつもりで、彼女はヒーローに会いに行きます。しかし、待っていたのはトスカーナの彼の屋敷に閉じこめられた孤独な生活でした。ヒロインに選択肢はなかったのです――愛する男性の要求だったから。
  • 黒い城に囚われた花嫁
    -
    荒海に囲まれた孤島の城は、美しい花嫁たちの鳥籠なのか……。 アンジェリーナは、二十歳になったばかりで結婚を決められた。相手は、イタリア貴族の末裔ベネデット・フランセッシ――莫大な富を持つ、孤島にそびえる〈黒い城〉の城主だ。アンジェリーナは破産寸前の没落貴族の末娘で、父親が金銭的援助を受ける代償として、ベネデットに売り渡されたのだった。彼と初めて会った夜、その恐ろしいほどの美貌に心奪われ、アンジェリーナは熱いキスと、それ以上の行為を許してしまう。彼には6人もの前妻にまつわる、恐ろしい疑惑があるというのに。 ■〈7つの愛のおとぎばなし〉の4話目は、モチーフとなっている『青ひげ』同様、花嫁は“決して開けてはならない部屋”の鍵を託されます。すばらしい初夜を過ごした翌朝、夫は姿を消してしまい……。謎めいた夫への、切望と愛が描かれます。
  • 塔に囚われたシンデレラ
    -
    今までずっと男性を拒んできた私が彼にはなすすべもなく翻弄されて……。 企業経営者の適性診断をするセラピストのサリーナは、その日、ヴェネツィアの名門貴族の邸宅を訪れた。主の世界的複合企業を率いる実業家マテオ・クーム――権力者らしく尊大で自信に満ちた彼は最も苦手なタイプのはず。なのに、にじむ威厳と色気に心は激しく乱れた。気づけばマテオに唇を奪われ、サリーナは陶然となった。その様子を録画されているとも知らず。やがてマテオは狼のようにほほえんで言い放った。「僕が何を要求するか――楽しむがいい」 ■『修道院育ちの花嫁』で妹ピアの花婿となった王子を、妹を妊娠させたという理由で殴った兄マッテオ。今作ではそのカリスマ性で瞬時にヒロインを魅了、要求どおりの報告書を書けと迫ります。無垢な彼女は彼に身も心も捧げ、やがて思いもよらぬ妊娠をして……。
  • 見習い修道女の秘密
    -
    愛をくれない花婿は、祭壇でささやく。「いずれ君は抱いてくれと僕に懇願する」 セシリアは見習い修道女。イタリアの小さな町ドロミティの修道院の前に捨てられ、修道女たちを母親代わりに育った。だが、けがをした美貌の男性パスカルを看病するうち虜になり、やがて傷が癒えた彼に身も心も捧げた――まさか彼が翌朝、姿を消し、その一夜に新しい命を授かるとは夢にも思わず。修道院を出たセシリアは清掃の職を見つけ、赤ん坊を産んだ。6年後、彼女が聖堂の床に這いつくばって掃除をしていたとき、誰あろうパスカルが現れた。今になってなぜ? 息子は絶対渡さないわ! ■忘れもしない彼の金色を帯びた黒い瞳。その電撃のような視線に貫かれ、ヒロインは体がかっと熱くなるのを必死でこらえます。一方、ヒーローはイタリア有数の大実業家という正体を明かし、息子の親権を取り上げると脅して、ヒロインに結婚を迫ります。
  • 魔法がとけたシンデレラ
    -
    わたしは公爵夫人の座なんて欲しくない。ただお腹の子と二人で生きていきたいだけ。 アミリアは公爵テオが主催する仮面舞踏会に忍びこんだ。かつて義兄と呼んだ初恋の人、テオ。二人の両親が別れたあとも、ずっと彼を忘れられなくて、想いを断ち切るために、この屋敷を訪れたのだ。目の前の仮面をつけた女性が、義妹とは気づかぬテオは、官能的なダンスで彼女を幻惑して抱き上げると、仮装のまま客間へ入って、夢のような情熱の時を与えてくれた。でも、まさか妊娠するなんて……。やがて正体を明かし、妊娠を告げた彼女にテオは傲慢に言った。「妻になるか、さもなくば使用人になれ」 ■いとしい男性に金目当てと誤解され、ショックを受けるヒロイン。一方、ヒーローは鑑定でお腹の子が我が子と判明するや、彼女を別荘へと連れ去り、残酷な選択を迫ります。憎まれても蔑まれても彼の子が産みたい……。C・クルーズ得意の、危険で刺激的な物語!
  • 修道院育ちの花嫁
    -
    甘い一夜をくれた夢の王子様の求婚。でも、彼が欲しいのは跡継ぎだけ―― 修道院育ちのピアは、旅先のNYで初めての恋におちた。エメラルド色に輝く瞳を持つ黒髪の優美なアレスに身も心も捧げ、帰国後、思いがけない妊娠に気づく。アレスの連絡先すら知らず途方にくれたが、おなかのふくらみが目立ちだす頃、彼が現れた。そして、アティリアの皇太子という身分を明かし、おなかの子が我が子ならばと求婚してきた。子供に父親は必要よ。でも、愛のない結婚なんて……。ロンドンでのDNA鑑定のため、彼の自家用機に乗ったピア。機内で眠り込み、目を覚ましたとき……そこは彼の王国だった! ■地味で冴えない品行方正なヒロインの、一夜の夢で終わったはずの初恋物語は、切ない再会劇で第2幕が始まりました。地中海の王国で、生まれ来る我が子のため、ヒーローへの想いを必死に抑える狂おしい日々……。醜いあひるの子ヒロインの運命やいかに?
  • 狼に恋した個人秘書
    -
    森で彼女が出会ったのは、世にもセクシーな“狼”だった。 秘書のローレンはハンガリーの深い森へと赴いた。上司の異父兄ドミニクを帰郷させるためだ。森を抜け、小屋を訪ねると、現れたのは荒々しい風貌の男性。母の訃報を伝えた赤いコート姿の彼女を赤ずきんとからかい、ドミニクはあろうことかいきなりキスをした! しかし――。「帰れ。ぼくを捨てた母にも、見知らぬ家族にも興味はない」動揺しつつも説得を続ける彼女に、彼が出した帰国の条件は、“ぼくが望んだらいつでもキスをすること”。なんて不埒な人! なのに……彼と触れた唇が妙に熱い……。 ■無作法なドミニクは実は、一人で巨万の富を築いた敏腕実業家でした。品行方正なローレンとの結婚を弟に提案されると、“花嫁と初夜のベッドを共にすること”が条件だと、またもや彼女を当惑させて……。野性的なヒーロー像が光る、C・クルーズの作品です。
  • 野獣に買われた花嫁
    -
    美しい姉は伯爵家に嫁ぎ、冴えないわたしは“野獣”の妻となった。 婚礼を明日に控え、ジュリエットの思いは千々に乱れた。政略結婚の相手は、野獣とあだ名されるスペイン富豪ハビエル。公爵家の血筋の妻が欲しい彼に、わたしはお金で買われたのだ。それにしても、どんな女性でも買えるはずの彼がなぜ?赤毛の不器量なわたしを見たら、きっと落胆するわ……。危険なオーラを放つ、黒髪のハンサムな花婿と対面した瞬間、ジュリエットは震えた。そして、結婚の理由を尋ねた彼女に、ハビエルは不敵な笑みを浮かべるが早いか、身も心も奪わんばかりに貪欲なキスをした! ■ハビエルがかつて結婚を申し込んだのは、ほかならぬジュリエットの美貌の姉でした。それから10年、地味で冴えない赤毛の妹を花嫁に迎えた彼に、ジュリエットは夜ごと寝室で甘美な時を与えられますが、いつしか彼の心が欲しいと願うようになり……。
  • 放蕩王の無情な妃選び
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    親の顔も知らない貧しい私を、王が娶る。でも、彼の望みは世継ぎの王子だけ……。 恐れていた日がきた。ショーナは緊張し、現れたマラクを見た。ウエイトレスとして働く店に、場違いな高級スーツ姿の彼がいる。21歳の誕生日の夜、恋をして純潔を捧げた私を捨てた男性が。王子だった彼は王となり、過去の交際相手を調べたという。ショーナの顔に汗が流れた。やめて、続きは言わないで……。「出ていって!」この5年間を、マラクには知られたくない!彼女の不敬な言葉に護衛は気色ばんだが、王は高笑いをし、プロポーズにはほど遠い傲慢な言葉で、彼女に結婚を迫った。「君と僕の子は王子に、君は王妃となる。おめでとう、ショーナ」 ■『授かったのは、王家の秘密』『国王からの結婚命令』『獅子王は惜しみなく奪う』の関連作をお届けします。幼い我が子のそばにいるために、ヒーローの妻となるしかなくなったヒロイン。彼に愛されぬ王宮暮らしは華やかで贅沢でも、不安ばかりがつのり……。
  • 盗まれた伯爵家の花嫁
    -
    傷心の花嫁を待っていたのは、愛する人との屈辱の結婚だった……。 ソフィーは家を繁栄させるため、育てられた人形だった。政略結婚で人生が終わる前に、せめて情熱や愛を知りたい。一目で惹かれたシチリア富豪レンツォにバージンを捧げた結果、彼女はおなかに小さな命を宿した。しかし再会した彼はなぜか激怒していて、妊娠を言い出せず、ソフィーは親が決めた伯爵と結婚するしかないことに絶望する。チャペルに乗りこんだレンツォが、花嫁の彼女をさらうまでは。彼はソフィーを自分の城に閉じこめ、離婚を前提とした結婚と赤ん坊の親権を要求する。その目には彼女への憎悪しかなかった。 ■J・ポーター作、R-3379『シンデレラを拒んだ秘書』の関連作をお届けします。ヒーローによって情熱を知るまで、人間らしい感情を封じられていたヒロイン。だが、炎と氷の二人は惹かれ合うほどに傷つけ合い……。C・クルーズ得意の、危険で刺激的な物語です!
  • 夢の一夜の代償 ハーレクイン・ディザイア傑作選
    -
    孤独を癒したかった夜――夢の一夜か、悪夢の一夜か。 別れた元恋人の華やかな結婚披露パーティに出席中、孤独が身に染みたキャリーは、闇に沈むバルコニーへ出た。するとそこには、先客がいた。謎めいた緑の瞳の美男。名はニック。寂しさを埋めるように、キャリーはニックに誘われるまま踊り、生まれて初めて理性を忘れて、彼と熱い一夜をともにした。しかし翌朝、ニックの名刺を見てフルネームを知り、驚愕する。私から恋人を奪った花嫁の兄……しかも名だたる大富豪だったなんて!キャリーは何も告げず、眠る彼を残して逃げるように立ち去った。ところが後日、ニックと仕事上で再会してしまったうえに、彼に妊娠検査を迫られた結果、子供を身ごもっているとわかり……。 ■“ハーレクイン・ディザイア傑作選”からお届けする、早世の名作家サンドラ・ハイアットの渾身作です。心寂しさに負けそうになった夜、拠り所を必要としたキャリー。でも恋の相手の正体は、誰より不都合な人物でした。愛なき結婚という現実が目の前に迫り……。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン傑作選となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 無慈悲な富豪の愛の奴隷
    -
    私の幼い胸を焦がした彼の美しい瞳に、今は怒りと憎悪しか見えない。 レクシーは両親の死後、伯父の家で使用人扱いされて育った。そんな日々の中、心の支えだったのは憧れの上司アトラス。だがある日、無実の罪で囚われた彼は皮肉にもレクシーの証言が決め手となり、CEOの座を追われ長い獄中生活を強いられる悲劇に見舞われてしまう――。10年後、ついに無実の罪を晴らした彼がオフィスに現れる。そして、おののくレクシーに傲然と言った。「僕を監獄に追いやった君への罰は、僕と結婚することだ」何を企んでいるの? 彼の意図がわからずレクシーは狼狽した。 ■あまりにも変わってしまったかつての憧れの男性。悲しみの新婚初夜、過去の罪を体で償えとばかりの悪魔の仕打ちにヒロインは耐えますが、妻がバージンだと知った彼は……。文豪デュマの名作『モンテ・クリスト伯』さながら、重厚な愛憎劇の幕が開きます!
  • 公爵と不器用な家庭教師
    5.0
    悪名高い公爵にキスされたのに、この胸が高鳴るのはなぜ? 数年前に両親を悲惨な自動車事故で亡くして以来、エリナーは唯一の家族となった妹のためだけに必死で働いてきた。今、少しでも給与の高い仕事を求めてロンドンから赴いたのは、ヨークシャーの荒野に立つ巨大な館。館の所有者で雇い主でもある第12代グローヴスムーア公爵は、英国随一の大貴族ながら、その放蕩ぶりでタブロイド紙の常連だ。公爵が後見人である7歳の少女の家庭教師を務めるのが仕事で、留守がちな彼と顔を合わせることなどないという話だった。ところが到着早々エリナーは公爵と遭遇し、言い放たれる。「これまでの家庭教師のように僕の気を引こうとしても無駄だ!」 ■着任するやいなや公爵に侮蔑されたうえ、いきなりキスを浴びせられた家庭教師のエリナー。純真無垢な彼女は悪名高い放蕩公爵に心を鷲づかみにされてしまい……。人気急上昇中の作家ケイトリン・クルーズが描く正統派のロマンスをご堪能ください。
  • 身代わり秘書の純真
    -
    かごの鳥が自由を求め、普通の暮らしを手に入れたとき……。 「私はヴァレンティナ」「私はナタリーよ」何から何まで自分にそっくりな女性と空港で出会い、ヴァレンティナ王女は鏡を見ているような錯覚に陥った。そして妙案がひらめいた。2カ月後に迫る政略結婚の前に、夢にまで見た普通の暮らしを経験できるまたとないチャンスだ。仕事に疲れ切った様子のナタリーを懸命に説き伏せた彼女は、世界的な大富豪アキレスの秘書として化粧室をあとにした。魅惑的な金色の瞳にたやすく正体を見破られるとは――アキレスが生涯忘れ得ぬ人になるとは夢にも思わずに。 ■互いに真実には触れぬまま、禁断の愛に落ちるふたり。めくるめく2カ月が過ぎ、ヴァレンティナは彼への想いを振り切って帰国しますが、お腹には小さな命が宿っていて……。C・クルーズの官能的なロイヤル・ロマンス、『すり替わった王家の花嫁』関連作です。
  • すり替わった王家の花嫁
    3.0
    地味な秘書の極秘任務は、45日間だけのシンデレラ。 ロンドン郊外の空港のラウンジで、秘書のナタリーは悩んでいた。傲慢な億万長者のボスに仕えて5年。心身ともにもう限界だった。すると突然、背後から声がかかり、彼女は振り返って仰天した。そこにはナタリーと瓜二つの、身なりのよい女性が佇んでいた。異国の王女だという彼女とナタリーはすぐさま意気投合し、互いの悩みまで打ち明け合ったが、ふと王女が意外な提案をした。45日間だけ、密かに立場を入れ替わってみないかというのだ。私が王女に? 承諾したのも束の間、すぐに後悔に襲われる。あろうことか王女の許婚ロドルフォに惹かれ、唇を奪われて……。 ■まるで双子のようにそっくりな秘書と王女。ふたりが立場を入れ替わることで運命の歯車が回り、思いがけない愛の物語が生まれました。ケイトリン・クルーズの魅力を存分に堪能できる1作です。
  • 億万長者の罪な嘘 ディ・シオーネの宝石たち 1
    -
    初めて身も心も夢中になった人は、笑顔の裏に企みを秘めていた。 夢を実現するための資金調達に四苦八苦するアビーの前に、突然、潤沢な資金を提供するという救世主が現れた。名門ディ・シオーネ家の御曹司で、投資会社社長のマッテオだ。プレイボーイだと噂される彼は、実際に会ってみると寛大で率直な魅力にあふれたすてきな男性で、過去の出来事から男性不信に陥っていたアビーの心さえ動かした。さっそく食事に誘われ、彼女は生まれて初めて胸をときめかす。だが、マッテオの狙いをこのときのアビーはまだ知らなかった。そう、愛が憎しみに変わるほどの残酷な真の目的を……。■今作からスタートするミニシリーズ〈ディ・シオーネの宝石たち〉は、イタリアの名門一族ディ・シオーネ家に伝わる秘宝を捜す過程で巻き起こる恋愛模様を描いたシリーズです。豪華な人気作家たちの競演も見どころのひとつ。どうぞご期待ください!
  • 貴公子と床磨きの乙女
    5.0
    嘘でしょう? 捨て子の私が、異国の王の許嫁だなんて……。 マギーは20年前、道端に捨てられているところを保護された。以来、里親のもとを転々とし、不遇な子供時代を過ごして成長した。ある夜、マギーが勤務先のコーヒーショップで床磨きをしていると、護衛たちを大勢引き連れた尊大な男性がいきなり入ってきて、コンスタンティン国王レザだと名乗り、マギーを鋭く見つめた。いったい何の騒ぎ? 驚き怯える彼女にレザが厳かに口を開いた。マギーはじつは彼の隣国の、暗殺された国王夫妻の娘だというのだ。そして彼女を腕にかき抱くと、蠱惑的な笑みを浮かべ宣告した。「君は生まれたときに僕と婚約した。それが君の運命だ」 ■貧しいヒロインが磨き上げられ、別人のように生まれ変わる展開は、まるで『マイ・フェア・レディ』そのもの。人気のケイトリン・クルーズが描く、至高のシンデレラ物語をお楽しみください。
  • 育てられた花嫁
    3.0
    誕生日プレゼントはプロポーズ……。すべては大富豪の冷酷な計画だった。 誕生日の夜、リリアナはイサルにバージンを捧げた。10年間恋い焦がれた後見人の彼に、一瞬でも振り向いてほしくて。けれどその行動は、大きな過ちでしかなかった。どうしてイサルが、両親を亡くした12歳の彼女を引き取り、家から遠く離れた山奥の寄宿学校に閉じこめたのか?今も厳しい監視の目を光らせ、生活を制限するのか?なにもかもが、私を花嫁にするための計画だったなんて!今後は夫に従順に尽くし、子供を産み育てるだけ。イサルが求める、億万長者の愛されぬ完璧な妻として……。■両親の死後、自分を引き取ってくれた後見人のヒーローに、10年間あこがれてきたヒロイン。二度目に会ったとき、二人は情熱的に求め合い、ヒーローはヒロインに結婚を申しこみます。しかし、それは平手打ちにも等しい、あまりに屈辱的なプロポーズでした。
  • 純潔の未亡人
    3.0
    8歳年下の継母――彼に蔑まれても、屈辱さえ甘いのはなぜ? 金めあての強欲女――初めて会ったときからキャスリンは、イタリア人実業家ルカ・カステリからそう思われてきた。この2年間、彼女はルカに嫌われる一方だった。キャスリンが年老いた大富豪の夫を埋葬した日でさえも、義理の息子であるルカは彼女を軽蔑し、嘲るのをやめなかった。「次の標的は僕だろうが、そうはいかない」と言って。キャスリンが否定すると、ルカは突然彼女を抱きしめる。唇を奪われた瞬間、キャスリンは思った。この人がファーストキスの相手になるなんて、と。■ハーレクイン・ロマンスの中心的存在であるケイトリン・クルーズ。R-3176『幻を愛した大富豪』の関連作をお届けします。義理の息子との禁断の恋。でもそれは、ヒロインにとっては初めての本当の恋でした。
  • 幻を愛した大富豪
    3.3
    死んだはずの私を、ずっと捜していたと言うの? 5年前、リリーは車の事故で死んだ――。しかし本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていた彼女にとって、そうするしか、中毒のような関係から抜け出すすべはなかったのだ。しかしあるとき、リリーはとうとう彼に見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだラファエルに、私がひそかに産んだ息子のことを知られるわけにはいかない。突然のキスに心は動揺していても、彼女はとっさに嘘をついた。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰……?」 ■ラファエルは数多の女性と関係を持ちながら、義妹のリリーにも誘惑の手を伸ばした筋金入りの放蕩者でした。ところが、事故後もリリーの死を信じず、似た女性を見かけるたびに確かめずにはいられなかった彼は、ついに彼女を見つけるのですが……。
  • 砂の炎
    5.0
    政略結婚から逃げだした花嫁には、熱く厳しい罰が待ち受けていた。 婚約式の翌日、アマヤは婚約者の前から黙って姿を消した。兄の決めた政略結婚に一旦は同意したが、やはり間違いだった。婚約者であるシーク、カヴィアンはハーレムを持ち、そこに大勢の女性を囲っているとの噂を耳にしてしまったのだ。そんな人と結婚したら、わたしも母のようになってしまうわ。父の愛を得られず、心を病んだ母のように。半年後、居場所を突きとめられたアマヤは強引に連れ戻され、待ち受けていたカヴィアンから耳を疑うような言葉を投げられる。「さて、まずは服を脱いでもらおうか」 ■政略結婚から逃れられないと悟ったアマヤ。尊大で鼻持ちならないシーク、カヴィアンの本当の姿を知り、思わず心を動かされますが……。
  • 砂の檻
    4.0
    彼の兄との、愛なき結婚──すべては小さな命を守るため。 妊婦のスターリングは、慌てて自宅から逃げだした。おなかの子の父親であるオマールは、1週間前に交通事故で帰らぬ人となった。そしてたった今、彼の厳格な兄、バクリ国王のリハドがこちらへ向かっているとの情報を耳にしたのだ。目的は明白だ。王家の血を引くこの子を奪うつもりでしょう?未婚の母から生まれた王位継承者をリハドが認めるはずがない。そもそも彼は信じないだろう。弟が生涯隠し通した秘密も、スターリングが清らかなバージンであるということも。 ■祖国を離れ、年若い愛人のスターリングと長年暮らしてきた弟が突然亡くなった──リハドはそう信じていました。ところが彼女から驚愕の事実を聞かされ……。息もつかせぬドラマティックなロマンス!
  • 不実なギリシア海運王
    -
    娼婦呼ばわりされても、裏切り者と罵られても、それでも、あなたの腕に戻りたい。 母に捨てられ、父にも死なれて、癒しの旅に出かけたホリーは、エーゲ海のサントリーニ島で世にも美しい男性──ギリシア海運業界の雄、テオ・ツォウカトスと出会った。ふたりはたちまち激しい恋に落ちて電撃結婚するが、プレイボーイの夫にいつ捨てられるかと怯える生活に疲れ果て、ホリーは結局、みずからテオのもとを去った。別居して4年後。彼女はある目的のため、夫に面会を申し入れた。テオが指定した場所はバルセロナ──甘く熱いハネムーンを過ごした思い出の地で、彼はホリーを待ち受けていた。「裏切り者の娼婦が、今さら何をしに来たんだ?」 ■プレイボーイのギリシア海運王と電撃結婚したホリー。しかし、幸せな結婚生活は長く続かず……。過去の呪縛に苦しむヒロインが真の愛に気づく過程に、思わず心が揺さぶられます。
  • 伯爵の愛人契約
    3.0
    蔑まれ、屈辱を味わわされても、彼から離れられない。もう二度と。 親に虐げられて育った孤独なニコラにとって、イタリア伯爵の息子ジャンカルロと恋に落ちた2カ月は、愛と情熱に包まれたもっとも幸せな日々だった。なのに……金を無心する親に脅迫され、その幸せを自ら壊してしまった。ジャンカルロは怒り傷つき、彼女を裏切り者と責め立てた。10年後、ジャンカルロの母親の個人秘書として雇われた彼女は、かつて愛した人に再び罵倒される。「金目当ての欲得ずく」と。それだけでは気がすまない彼は、母親ともども、彼女をトスカーナの地所に連れていくと、屋敷に軟禁した。そして24時間、彼の慰みものになることを強いて……。 ■しっとりとした大人の官能ロマンスに定評のあるC・クルーズ。サディスティックなまでに嬲られるヒロインの甘く切ない苦悩を描ききっています。かつて自分を裏切った女性に責め苦を与えるつもりが、逆に欲望をかき立てられてしまうヒーローにもご注目。
  • 期待はずれの花嫁
    4.0
    “醜いあひるの子”の私が、美しい姉から夫を奪うですって? ザラは花嫁として、教会の通路を父とともに歩んでいた。その先で待っているのは、青い目の美しい億万長者、チェイスだ。彼の妻になるのは、美貌に恵まれたザラの姉……のはずだった。なのに、気まぐれでわがままな姉が行方をくらますと、父はおとなしいザラに身代わりになれと命じたのだ。いくら父にとって期待はずれの娘だからって、今度のはひどすぎる。お下がりのウエディングドレスを着て、見知らぬ男性の妻になるなんて。だいたい、新郎が気づかないはずがない。ところが、チェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫いた。それどころか、誓いのキスは情熱的すぎる気さえした……。■『罪色のウエディングドレス』の関連作品です。前作のヒロインの兄チェイスと、美しい姉の身代わりとして彼と結婚するはめになったザラは、お互いに異なる思惑を抱えながら、期間限定の奇妙な結婚生活を始めますが……?
  • 罪色のウエディングドレス
    3.5
    「結婚してくれ」そう言うと、彼はお金で私を買った。 ついに恐れていた日がやってきた。マティーは久しぶりに会った兄の言葉に愕然とする。亡き父の会社を守るために、ニコデムスと結婚しろというのだ。彼から初めてプロポーズされたとき、マティーはまだ18歳だった。それから10年間逃げつづけたのに、とうとうつかまるなんて。“君は僕のもので、ふたりが結ばれるのは運命で決まっているんだよ”高笑いをするギリシア人大富豪ニコデムスの顔が、目に浮かぶようだ。しかし、経営に苦しむ兄を救いたいなら、ほかに方法はない。彼女にできるせめてもの抵抗といえば、ニコデムスとの結婚式に、灰色のウエディングドレスを着ることくらいだった……。 ■資産家令嬢マティーは、さんざん冷たくあしらってきたギリシア人富豪ニコデムスとの政略結婚を強いられたあげく、一糸まとわぬ姿で、彼に命じられるまま屈辱の行為を強要されてしまいます……。実力派C・クルーズが贈る熱く激しいラブストーリーです!
  • スルタンと月の沙漠で
    4.0
    みじめな失恋旅行が、突如、おとぎばなしに変わる。 婚約者に手ひどく裏切られ、傷心旅行に出たクレオが、ある沙漠の国で車を走らせていると、突然少女が飛び出してきた。賊にでも追われているのかと車に乗せようとしたとき、追ってきた男が尊大な態度でクレオの眼前に立ちはだかった。少女が言う。「あれは兄のハリド。この国のスルタンよ……」クレオはスルタンの妹の誘拐を企てたなどと濡れ衣を着せられ、ハリドの警備隊によって、壮麗な宮殿に連行されてしまう。数日後、クレオに下された処分は、驚くべきものだった。西欧諸国から野蛮な国家と見られているイメージを払拭するため、スルタンは、このアメリカ人女性と結婚することにしたというのだ! ■男女の意味深長な会話とホットなラブシーンで人気のC・クルーズ。シークものは特に雰囲気がすばらしいと評判です。ひと目惚れしたスルタンと突然結婚することになった一般女性のクレオ。夫の思惑がわからないまま、王妃の務めを果たさねばならず……。
  • 恋する個人秘書 華麗なるシチリア I
    3.0
    愛しいボスと火遊びなどできない。 わたしはきっと、灰になってしまう。 日曜日の朝6時、電話が鳴り響く。「エラ、今すぐ来てくれ」 サント・コレッティの個人秘書として働くようになって4カ月、 時間外の呼び出しには慣れっこになっていた。 イタリアなまりの強い、深みのある低い声が寝起きの耳を愛撫する。 どんなに傲慢で、わがままで、女ぐせが悪くても、 サントはシチリア名家の御曹司として眩しいほどのオーラを放ち、 エラの心を惑わせる。ボスにこんな感情を抱くのは禁物なのに。 いいえ、それもあと少しのこと。エラは仕事を辞めようと思っていた。 だが駆けつけた先でサントのある姿を見たとたん、エラは胸をつかれ、 彼のもとを離れることなどできないと悟った。もしかしたら、永遠に。
  • 裏切り者をわが妃に 愛を拒むプリンス I
    3.5
    グローリーは、職場の上司で王族のヴィンチェンツォと激しい恋に落ち、夢のような日々を過ごした。なのに、君はつかのまの愛人にすぎないと屈辱的な言葉を投げつけられ、彼の人生から蹴りだされてしまう。想いを断ち切れぬまま6年がたったとき、一通のメールが届いた。“君の家族の罪を告発する”――送信者はなんとヴィンチェンツォだった。動揺を抑え、ヴィンチェンツォを訪ねたグローリーに彼は冷たく言った。不正を働いた家族を投獄されたくなければ交換条件をのめ、と。「1年だけ、ぼくの妻として暮らすんだ」それはつまり、妃になれということ?■人気絶頂オリヴィア・ゲイツのミニシリーズ3部作〈愛を拒むプリンス〉がスタート! “人生の最大の幸福は結婚”との信条をもつ王に、結婚を命じられた愛を知らないプリンスたちは、幸せをつかむことができるのでしょうか?

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  • 氷の富豪の愛人教育
    -
    生涯に一度、女は悪い狼を愛してもいいのかもしれない。アリシアは慈善団体の職員にふさわしく、聖女と呼ばれるほどのまじめ人間。つまらない女と言われても気にしたことはない。それが友人に連れていかれた店で偶然ニコライにぶつかったとたん、今まで誇りに思っていたまじめで品行方正な生き方を忘れた。危険で美しい人。まるで狼みたい。彼にかかわったら、私は取り返しのつかない間違いを犯す気がする。なのに、逃げ出そうとしても体はニコライの腕の中から動こうとせず、ただ息もできないほどの興奮に理性が遠くなるばかりだった。荒れ狂う激しい欲求に従い、アリシアはニコライと唇を重ねた。キスは夜と破滅の味がした。■大好評を博している若手作家ケイトリン・クルーズが贈る、燃えるような恋の物語です。悪魔のように美しい実業家との激しい一夜を過ごしたアリシア。けれど喜びもつかの間、その情熱は一瞬にして絶望と後悔に取って代わられ……。
  • 放蕩王子と汚れなき秘書
    -
    いわれのない中傷も、蔑みも、 愛する人のためなら耐えてみせる。 アルプス山脈の懐に抱かれた小国、キッツィニア。 この国の皇太子の有能な秘書であるエイドリアーナは、 あるとき皇太子に呼ばれ、弟のパト王子の世話役を命じられた。 世界が注目する皇太子の婚礼が間近に迫ったいま、 王族一の放蕩者パトの行動に厳しく目を光らせる必要があるのだ。 あらゆる女性を虜にするセクシーな魅力と憎めない愛嬌。 パトの強烈な引力にエイドリアーナは初日から翻弄される。 そして翌朝気づけば、なんとベッドの隣にパトが横たわっていた! 動揺する彼女に彼は、指一本触れていないと断った上で言い放った。 「僕が生まれたままの姿で寝るのが何より好きだと知らないのか?」

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  • 届かぬ愛に傷ついて ウルフたちの肖像 I
    -
    ナサニエル・ウルフはある日、仕事場に現れた人物を見てパニックに陥った。なぜだ、20年も経った今になって――その男は、複雑な血筋で構成された名家ウルフ家の過去を知る人物。彼は通りがかりの仕事仲間ケイティの腕をつかみ、乱暴に言った。「僕をここから連れ出してくれ、早く」憧れのナサニエルからかくまってほしいと頼まれ、ケイティは戸惑いながらも彼を自分のアパートメントへ案内した。ふだん自信家で冷静な彼の瞳に、見たこともない絶望がある。すると翌日、ナサニエルはさらに突拍子もないことを言い出した。「パスポートを用意してくれ。ブラジル沖の島に一緒に行くんだ」■亡きウィリアム・ウルフと数人の女性との間に生まれた8人の兄妹たち。過去に秘密を抱える彼らが家族の絆を取り戻し、最愛の相手とめぐり合う作家競作8部作〈ウルフたちの肖像〉がついにスタート! HQロマンスの中心的存在S・モーガンがトップを飾ります。
  • 幻の王子様
    4.0
    女医のキキは、医学シンポジウムでステファノと出会った。地中海に浮かぶ島国アスペリクス大公国のプリンスであり、優秀な外科医でもあるステファノの魅力に心を奪われたキキは、ともに情熱的な1週間を過ごすが、彼は突然姿を消してしまう。あろうことか妊娠が判明し、ひとりで育てようと決意した矢先、キキはさらなる悲劇に襲われる。なんと、流産してしまったのだ。すべてを忘れるため、豪華客船の船医として働き始めた彼女は、まさかステファノが同じ船に乗船してくるとは思いもしなかった。彼は悪びれもせずキキに熱い口づけを浴びせると、“アスペリクスに来て、ぼくのそばで働かないか?”と持ちかけた。■イマージュ期待の作家フィオナ・マッカーサーのロイヤルロマンスをお届けします。二度と会うことはないと思っていたプリンスと再会したヒロインの、激しく揺れる心が劇的に描かれています。

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  • シークの妻に望まれて
    -
    砂漠の国ハータンの皇太子アズリンと結婚して5年。夫に心から愛され、キアラは幸せの絶頂にあった。彼は国家の投資事業を担って世界中を飛びまわっているため、キアラは故郷のシドニーに残って家業の手伝いをしているが、ひとたび夫婦が顔を合わせれば、またたく間に情熱がほとばしる。そんな愛の形に酔いしれていた二人に、ある日ハータンから急報が届く。病に倒れた父王に代わり、アズリンが即位する日が決まったのだ。キアラは未来の王妃として、慌ただしくハータンの宮殿へと移った。だがそこに待っていたのは、よそ者に対する人々の冷たい視線と、まるで人が変わったかのように、妻に絶対服従を求める夫の姿だった。■傲慢だけれど一途なヒーローを描いて人気急上昇中のC・クルーズ。華やかな世界を描き、うっとりするようなラブストーリーをいつも届けてくれます。最新作は、国王という立場に縛られたシークと、夫を愛しながらも、彼の突然の変貌に苦悩するヒロインの物語です。

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  • 夢の一夜の代償
    3.0
    シドニーで開かれた華やかな結婚披露パーティで、キャリーは孤独を噛みしめながら闇に沈むバルコニーに出た。花婿は、6年もつき合ったあげく別れた元恋人なのだ。バルコニーには先客がいた。謎めいた緑の瞳の持ち主。名前はニック。寂しさを埋めるように、キャリーはニックに誘われるまま踊り、生まれて初めて理性を捨てて、彼と熱い一夜をともにした。しかし翌朝、彼の名刺を見てフルネームを知り、愕然とする。ニックは元恋人を奪った花嫁の兄で、名だたる大富豪だったのだ!キャリーは何も告げず、眠る彼を残して逃げるように立ち去った。一夜の代償に、運命が残酷な再会の理由を用意しているとも知らず……。■RITA賞ノミネート経験もある実力派作家サンドラ・ハイアットの、ドラマチックな渾身の力作です!
  • 楽園の忘れ物
    -
    ドルーは限界だった。ボスのカヨの下で働いて5年、巨大企業を率いる彼の手足となり、世界中で起こるトラブルの処理から、別れた恋人への贈り物の手配まで、どんな仕事もこなしてきた。私はひたすら耐えてきた。それも療養中の弟の医療費をまかなうため、そして3年前、カヨと交わした一度きりのキスの思い出のため……。けれど弟を亡くした今、自分をあとまわしにするのはこれでおしまい。ボスに尽くすだけのかなわぬ想いからも、そろそろ解放されたい。ドルーはカヨに退職を申し出た。有能な秘書の突然の申し出に、カヨは内心あわてた。そこで言葉巧みに南の島へ誘い、彼女を手に入れて引き留めようと企む。
  • 結婚の掟 地中海で恋して I
    3.0
    サンティナ王国の王女ソフィアは、考え抜いた末に心を決めた。父が無理やり進めるスペインの王子との縁談から逃げるため、幼なじみの皇族アッシュに恋人のふりをしてもらおう。彼には、16歳のときバージンを捧げようとして拒絶された。それ以来会っていなかったけれど、きっと助けてくれる。ところがアッシュにすげなく断られ、なす術のなくなったソフィアは、とりあえず向かった空港で、当日便はもうないことを知った。どうすればいいの? 今この国を発たなければ、政略結婚させられる。そのときアッシュの言葉がよみがえり、ある案が浮かんだ。彼の自家用機が今夜発つ。そっと忍び込めばいいわ。■作家競演によるミニシリーズ〈地中海で恋して〉が今月から始まります。王国サンティナの王子と王女たちがおりなす華麗な物語です。第1作は一昨年亡くなったペニー・ジョーダン。新作としてお届けできる最後の作品となります。
  • 疑われた無垢
    3.3
    何度目かの手術が成功し、ついにデヴォンは歩けるようになった。そんな喜びも束の間、彼女は恐ろしい事実を知る。莫大な手術費用を捻出するため、父が会社の金を横領していたのだ。解雇された父を救おうと、デヴォンは社長のグラントに懇願した。「わたしのために罪を犯した父を、どうか告訴しないでください」脚が不自由だったと知らないグラントは手術のことなど信じず、デヴォンを贅沢好きの放蕩娘と決めつけると、屈辱的な申し出をした。「ぼくがきみに飽きるまでそばにいるなら、考え直してもいい」だが初めての夜、震えるデヴォンを強引に引き寄せたグラントは、彼女の腰に走るまだ新しい傷跡を見つけ、息をのんだ。■愛人としての役割を果たさなければ、父が告訴されてしまう……。焦るデヴォンですが、グラントはもう彼女に触れようとしません。男性の気持ちがわからず戸惑い、未熟な誘惑を仕掛けようとするヒロインがいじらしい、J・スティールの1983年の初邦訳作品です。
  • 砂漠の一夜を胸に
    4.0
    灼熱の国ジザーンの王子で世界的神経外科医のファリードは、父王に結婚を反対され事故死した弟の婚約者と赤ん坊を捜していた。だが、押しかけてくるのは財産目当ての偽物ばかり。そんな中、4年前ひと目で惹かれたグウェンが赤ん坊を連れ、訪ねてきた。彼女に婚約者がいたから諦めるほかなかったのに、婚約はあのあとすぐ破棄し、誰とも結婚していないという。そして、精子バンクを利用して授かった赤ん坊の先天性の病気をファリードに治療してほしくてやってきたのだと説明した。運命の皮肉を恨みつつ、彼は手術を無事成功させた。ところが、グウェンへの抑えきれない想いを告白すると……。■愛しい女性が胸に抱く赤ん坊の正体は、いったい!? シーク物で絶大な人気を誇るO・ゲイツ。来年2月には、〈ジュダールの王冠〉と〈ゾハイドの宝石〉の関連ミニシリーズ3部作がスタート。砂漠の王国を巡る壮大な愛と陰謀のロマンスの幕が再び開きます!
  • 十二月のシンデレラ
    -
    メイン州沿岸に浮かぶエンディコット島。マンハッタンの自宅を離れ、ラリッサは島で穏やかな時を過ごしていた。だが人もまばらなレストランで、まさか彼に会うとは思っていなかった。ジャック・エンディコット・サットン――島に名を残す名家の後継者で、かつて一度だけ、身を焦がすような週末を過ごしたことのある相手。でもあれは、わたしがまだ父への反発から気ままな暮らしを続け、婚約者とも破局を迎えた、8カ月前までの出来事――。ラリッサは今、あらゆる過去を忘れ、生まれ変わろうとしていた。けれど、あの週末の記憶だけはあまりにも鮮烈によみがえってくる。彼への思いの激しさに怖くなって逃げだした、あの夜の記憶だけは……。■マンハッタンを舞台に、期待の作家ケイトリン・クルーズが、名門一族の御曹司と令嬢との間に生まれた真実の愛の物語を書きました。冬の夜、摩天楼の街で舞う、2人のワルツと共にお楽しみください。
  • 身代わりのフィアンセ
    -
    母の婚外子として生まれ、大富豪である伯父に疎まれてきたベッカは、ある日その伯父の邸宅に呼ばれ、訝った。伯父のせいで妹と私は辛酸をなめてきたのに、今さら何かしら。聞けば伯父の娘でベッカの従姉ラリサが事故で昏睡状態となっているが、持ち株のすべてを浮気相手に譲るという文書を残していたのだという。そこで、ベッカをラリサに仕立てあげ、浮気相手の手元にあるその文書を取り戻そうというのだ。即座に拒絶するつもりだったが、その場に居合わせたラリサの婚約者セオの言葉にベッカは迷った。「報酬ははずむ。妹をいい大学に行かせたいんだろう?」ええ、もちろん。でも、この魅力的な男性の婚約者を演じるなんて……。■毎回、華やかな世界を描き、うっとりするようなラブストーリーを届けてくれるケイトリン・クルーズ。今月は身代わりの恋人を演じることになったヒロインのせつない恋物語です。
  • 捨てられたプリンス
    3.0
    レオ――本当は今でも心から愛する私の夫。トロントの画廊で別居中の夫と再会したとたん、ベサニーの心はうずいた。イタリアの公国のプリンスであるレオとは、周囲の反対を押しきって結ばれたものの、夫はベサニーにプリンセスとしての役割を押しつけるばかりだった。3年間、彼が態度を変えてくれるのを願ったけれど、もう限界ね。張り裂けそうな胸の痛みを無視し、離婚を切り出した彼女は、冷淡な表情のレオの口から出た言葉にその場で凍りついた。「離婚を望むなら、もう一度僕と一緒にイタリアに戻るのが条件だ」■2011年にデビューし、華やかなストーリーと、傲慢ながらも一途なヒーローを描いて人気上昇中のケイトリン・クルーズ。今月は、苦悩するプリンセスとそれを見守る夫の物語です。
  • 灼熱のアルハンブラ
    4.0
    フェリシティは亡き父の祖国スペインにやってきた。公爵家の一員だった父が認知できなかった娘のために、家を遺していたと知らされたのだ。混雑する空港でフェリシティを出迎えたのは、いまや公爵の地位を受け継いでいるビダル・イ・サルバドーレス。最後に会ってから7年が過ぎていたが、目鼻立ちの整った顔には相変わらず冷酷さが漂っている。案内された公爵家の壮麗な屋敷で、フェリシティはビダルの誘惑にあらがえず、唇を許してしまう。するとビダルは目に嫌悪の色を浮かべ、侮蔑の言葉を投げつけた。■『アレジオ公国の花嫁』2部作で、ペニー・ジョーダンは愛の揺らぎを華麗に描きました。今月の最新作では、傲慢な貴族のヒーローに翻弄されるヒロインの物語が繰り広げられています。
  • 愛人のレッスン
    3.0
    地中海の港に停泊中の豪華クルーザーで催されたパーティで、トリスターヌは危険な魅力を放っている男性を見つめた。ギリシアで巨大な海運帝国を築いているニコス・カトラキス。冷酷な異母兄の立てた計画のせいで、彼女はニコスに途方もないことを依頼せざるをえなくなったのだ。「わたしをあなたの愛人にしてほしいの……」ニコスは宿敵バルベリ家の娘トリスターヌから誘いをかけられ、思わず勝ち誇った笑みを浮かべた。この絶好のチャンスに彼女を思う存分利用してやろうじゃないか。ニコスは所有するクルーザーの自室へと彼女を導いたが……。■ヒロイン一家への雪辱に燃えるギリシアの海運王が登場します。どうぞお見逃しなく!
  • この身をシークに捧げて ゾハイドの宝石 I
    4.0
    ああ、彼が結婚してしまうなんて。ヨハラは、少女時代から恋い焦がれている砂漠の国の王子シャヒーンがアメリカから帰国早々結婚するというニュースを聞き、彼の送別パーティ会場にもぐりこんだ――ひと目でいい、彼に会いたい。8年ぶりに目にしたシャヒーンの高貴で圧倒的な存在感。ヨハラは世界でただ一人の愛しい男性をじっと見つめた。目が合った瞬間、ヨハラはまるで魔法にかかったようになり、彼にいざなわれるまま会場を抜け出すと、熱い時を過ごした。だが、魔法は一夜にしてとけ、残酷な現実がヨハラを打ちのめした。彼は私が誰だか気づきもしなかった。ショックのあまり、ヨハラはシャヒーンの前から姿を消すが……。■陰謀渦巻く砂漠の国の愛憎劇――オリヴィア・ゲイツが描く3部作〈ゾハイドの宝石〉は、〈ジュダールの王冠〉の関連ミニシリーズです。2012年1月にお贈りする次兄ハーレスの物語もご期待ください。
  • 砂漠の王についた嘘
    3.5
    彼に息子の存在を気づかれてはだめ。きっと取り上げられてしまう。■投資銀行のインターンとしてロンドンで働き始めたジェッサは、大口顧客であるタリクと出会って恋に落ちた。情熱的な時間を過ごすうちに妊娠が判明し、彼女は今後のことをよく考えるために数日ほど友人宅に身を寄せた。ところが、その間にタリクは不意に姿を消してしまう。メディアの報道から、ジェッサは驚くべき事実を知って呆然とした。中東の王国ヌールで王一家が殺害されたため、王族の一員であるタリクが急遽帰国し、新しい王となったという。それから5年後、ジェッサの勤め先に突然タリクが現れ、あろうことか、もう一度だけ夜をともに過ごしたいと言ってきた。■先月発売の『売り渡されたプリンセス』で鮮やかな日本デビューを飾ったケイトリン・クルーズ。今月は情熱的なシークの子供を身ごもってしまったヒロインの愛と苦悩の物語をお届けいたします。
  • 売り渡されたプリンセス
    3.0
    プリンセス・ガブリエルは父の歓心を買おうと従順に生きてきた。だが、願いはいっこうにかなわず、彼女は愛に飢える一方だった。そんなある日、父から、彼女の婚姻契約が結ばれたと突然聞かされる。相手はイタリア貴族の血が流れる大実業家、リュック・ガルニエ。巨万の富を得て、王家の血筋を盤石にするための結婚だという。父は愛情を示すどころか、最も高い値をつけた男に私を売り渡したのね!涙をこらえながらも、彼女はこれまでどおり従うほかなかった。結婚式当日。祭壇の前には、一度も会ったことのない花婿が立っていた。所有欲もあらわな彼の視線に思わず膝を震わせたガブリエルは、この結婚は過ちだと気づき、生まれて初めての“反抗”を心に決める。■清らかでまじめなプリンセスに突然つきつけられた、見ず知らずの大富豪との政略結婚。従順なはずの彼女がとった思わぬ行動に、誇り高い花婿は……?
  • キスを盗んだ億万長者
    -
    彼と夢のような一夜を過ごしてみたい――女性社員がそう熱望する最高経営責任者(CEO)アレックス・カーライルはカリスマ性と自信にあふれ恋愛に興味がないダニーでもつい彼のことを目で追ってしまうほどだ。ある日、彼と二人きりで乗り合わせたエレベーターが突如停止した。閉所恐怖症のせいで、ダニーの動悸は激しくなっていく。「大丈夫か?」アレックスの緑の瞳にやさしく見つめられ、気づくと、彼に唇を奪われていた。いったい、どういうつもりなの?翌日、ダニーは突然、派遣会社から解雇された。昨日のエレベーターでの顛末が、動画共有サイトで配信されていたのだ。お金も行くあてもなく、ダニーはアレックスのオフィスへ向かう。すると、アレックスは瀟洒な自宅にダニーを連れていき……。■とびきりすてきなボスに盗まれたキス。とまどうダニーと彼との間に、不思議な感情が芽生えはじめます。はたしてそれは、恋なのでしょうか? それとも、一時の情熱にすぎないのでしょうか?
  • あたたかな雪
    3.8
    超能力をもつデボラは、世間から疎まれ、山奥でひっそりと暮らしている。ある日、飛行機の墜落現場で幼い子供と女性が助けを呼ぶのを感じ、意を決して吹雪の山へと向かった──ふたりに命の危険が迫っていることを予知して。そこで彼女は、幼い子供の家族である青い瞳の屈強な男マイクに出会う。マイクはデボラの能力への不信感を隠そうともせず、魔女でも見るようににらみつけてくる。だが、マイクの手がふれた瞬間、デボラは近い将来、彼と結ばれると予感した。それでも動揺を隠し、雪山でともに生存者の捜索を始めるが……。
  • 期待はずれの花嫁【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    4.0
    お下がりのウエディングドレスをまとい、ザラは祭壇に向かっていた。こんなのってないわ……美しい姉の身代わりに花嫁になるなんて。気まぐれでわがままな姉は、挙式当日に姿をくらましたのだ。結婚相手は、見も知らぬ億万長者、チェイス・ウィテカー。祭壇の前で待つ彼の、空のように青く美しい瞳も、新婦が別人とわかれば、怒りの炎を燃やすにちがいないわ。それでも、この政略結婚を悲願とする父の命に背くことなどできず、ザラは震えながら新郎のもとへ一歩一歩進んでいった。ところが、チェイスは花嫁のすり替えに気づいても無言を貫き、それどころか、あまりにも情熱的な誓いのキスをしてきて……。 ■幼い頃からつねに美しい姉と比較され、日陰で生きてきたザラは、これまでずっと父にとって期待はずれの娘でした。そんな彼女が突如結婚することになったチェイスには、“道具”として花嫁を利用するある思惑があり……。内気で心優しいザラの運命は!?。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 身代わりのフィアンセ【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
    -
    婚外子として生まれたベッカは、大富豪である伯父に疎まれ、妹を大学に通わせるための援助を乞うたが、邪険に追い払われた。半年後、伯父の邸宅に呼び出され、不思議に思いつつも向かうと、そこにいたのは、伯父の娘ラリサの婚約者、セオだった。聞けば、ラリサは一族の株を浮気相手に譲り渡す文書を残したまま、事故に遭って、今は昏睡状態にあるのだという。「きみはラリサによく似ている。だから、呼んだ」浮気相手からくだんの文書を取り戻すために、ラリサのふりをしろと!?即座に拒んだベッカに、セオが悪魔のように冷徹な声で告げた。「妹の未来を捨てる気か。報酬は弾む。いい大学にやりたいんだろう?」 ■〈私はイミテーション〉と題して、瓜二つの別人になりすますヒロインの切ない恋物語をお届けします。きみを改造してみせるというセオの言葉どおり、髪をブロンドにされ、化粧も服装も変えられたベッカ。そうして、セオの婚約者としての生活が始まりますが―― *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 公爵と不器用な家庭教師
    完結
    -
    両親を亡くして以来、妹のために必死で働くエリナー。イギリスの大貴族ヒューゴ・グローヴスムーア公爵が姪の家庭教師を探していると知り、少しでも高い給与を求める彼女はヨークシャーの城を訪れた。ゴシップ誌の常連で悪名高い公爵様らしいけど関係ない…私は仕事を全うするだけ。ところが現れた公爵に冷たく美しい瞳で見つめられ…エリナーは易々と唇を奪われてしまった。地味で男性とつきあったことすらない私にキスをするなんて…この人は何を考えているの!?
  • スルタンと月の沙漠で
    完結
    5.0
    外交官見習いのクレオは、通訳の仕事で出会った砂漠の国の王ハリドの美しさにひと目で心奪われた。運命の出会い? いいえ…こんなに素敵な人が私となんて。ところがカフェでハリドと偶然再会し、お忍びの視察につきあってほしいと頼まれる。楽しい時間を過ごした数か月後、彼にもう一度会いたいと、クレオは旅行で沙漠の国を訪れた。再会を喜ぶハリドになんとプロポーズされ、夢見心地のまま受け入れるクレオ。けれどハネムーンが終わった後、ハリドの態度が一変して?
  • 薔薇と屑
    値引きあり
    4.0
    私の身体を返して。全身整形で別人にされた孤児の歪められた運命は――三原ミツカズ描き下ろし、美麗挿絵収録! 目覚めると、キティは見知らぬベッドに横たわっていた。目に映るのは見覚えのない体躯。試験に失敗し、奴隷同然の身分に墜ちたキティは拉致され、青い瞳を残して別人に全身整形されていた――令嬢ライラ・ハートそのものに。尻には何の印か蝶のタトゥーまで刻まれている。突きつけられた選択肢はふたつ。このままライラになりすまして生きるか、今すぐ殺されるか。数奇な運命が動き始める。
  • 修道院育ちの花嫁
    -
    純潔を捧げた相手が皇太子とも知らず、身ごもって… 修道院育ちのピアは旅先のNYで初めての恋におちた。身も心も捧げ、帰国後、思いがけない妊娠に気づく。連絡先すら知らず途方にくれたが、おなかのふくらみが目立ちだす頃、両親の葬儀に彼が現れた。まさか彼がアレス王子――アティリア国の皇太子なんて! 秘密はすぐにバレ、マスコミに騒がれてしまう。まだ産まれてもいないこの子が第一王位継承者になるの。DNA鑑定のためピアは彼の自家用機に乗せられるが目をさましたとき、そこは…海に浮かぶ彼の王国だった!
  • 見習い修道女の秘密
    完結
    4.3
    死にものぐるいで働き、巨万の富を得た大富豪パスカル。あとは完璧な結婚をするだけだ。理想の妻を探す彼の胸に、かつて出会った天使の笑顔が去来した。セシリア…6年前、事故にあった僕を救ってくれた見習い修道女。惹かれあい愛を交わした彼女は今、どうしているのだろう…。過去の想いが疼いたパスカルは修道院を訪れた。一方、突然現れた彼をセシリアは睨みつけた。私のすべてを奪い、ふたりの将来を期待させたうえで突然消え去ったあなたが、今さら何の用?
  • 放蕩王の無情な妃選び
    完結
    4.0
    ニューオーリンズの観光客向けレストランで働くショーナ。場違いな高級スーツを身にまとい護衛つきで現れたのは5年前、一夜の恋に落ちバージンを捧げた相手マラクだ! ショーナは彼との子供を育てながら、彼が迎えに来ることを夢みていたが、まさかこんな形で再会するなんて…。彼はプロポーズにはほど遠い傲慢な言葉で結婚を迫った。「僕は正式に王位に就いた。君と僕の子は未来の王となる」温かい家庭を作ることを夢みていたのに、彼の望みは世継ぎだけなの──!?

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