検索結果

  • 置き去りの恋
    3.8
    アニーがカバーモデルを務める高級モード誌が、世界的な宝飾デザイナー“エダマス”との契約に成功した。だが素顔が謎に包まれた彼は、一つの条件を提示してきた。撮影は彼が指定する地で、極秘裏に行うこと。不安を覚えつつも、アニーは指示どおりに飛行機を乗り継いだ。そうしてたどり着いた孤島には、思わぬ人物が待っていた――先日、あるパーティで怒りに満ちた視線を浴びせてきた謎の男。まさか、あの人が“エダマス”だったなんて! 驚くアニーに、君を呼んだのは復讐のためだ、と彼は告げた。
  • 大富豪の無垢な人質
    値引きあり
    3.7
    リュック・バルビエ…若くして競馬事業で成功を収めた伝説の調教師。競馬界の謎多き異端児と呼ばれる男。ネッサは兄が勤めていたリュックの牧場に、真夜中忍び込んだ。横領を疑われ行方知れずとなった兄を救う手がかりを探すために。しかしリュックに見つかり、非情な彼の人質となってしまう。逃げ出せば兄の無実の罪は晴らせない。ネッサはやるせなしにリュックの手に落ちた。その支配者の手が、純真無垢な彼女を情動へと導く、危険なものであるとは気づかずに――。
  • 千年の愛を誓って【ハーレクイン文庫版】
    3.7
    エヴィの恋人の名はシーク・ラシード・アル・カダー。父の跡を継いで国を統治し、いずれ一族の女性を妻にするという定めを負った、見惚れるほど美しいアラブのプリンスだ。ラシードの立場を慮り、身ごもっていることを打ち明けるのをためらっていたエヴィだったが、いつものように抱きあい、甘美なひとときを過ごし――妊娠したことを告げると、冷たいまなざしでラシードに、「赤ん坊は僕の子か」と突き放されて、エヴィは青ざめた。しかも追い打ちをかけるように、彼の婚約を知らされ……。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 星屑のシンデレラ
    3.7
    彼は私をこう呼んだ。“完璧に都合のいい愛人”と。 “イタリアのプレイボーイ”と名高い大富豪レアンドロに勤め先のバーで見初められ、マーニーは彼と同棲を始めた。昼夜を問わず求めてくる彼との、めくるめく愛の営み――だが、彼は決してマーニーを公の場に同伴しなかった。1年が過ぎ、ふたりの関係に疑問を感じ始めた矢先、ふとした諍いから彼が発した言葉にマーニーは衝撃を受ける。きみは愛人だ。この先ぼくの妻になることはない……。深く傷ついたマーニーはレアンドロの屋敷をあとにした。お腹のなかに新たな命が宿っているとは夢にも思わずに。■別離の直後に事故で記憶を失ったマーニー。お腹の子の親権が欲しいレアンドロは、何とか彼女と結婚しようと完璧な婚約者を演じ始めますが……。繊細かつドラマチックなシンデレラストーリー。
  • 裏切りの結末
    完結
    3.7
    ある日、親友からかかってきた夫の浮気を告げる1本の電話――。その瞬間、レイチェルの世界は粉々に砕け散った。17歳で結婚して以来、子育てに追われながらも裕福でハンサムな夫に愛されていると思っていたのに。夫のダニエルは会社経営者で仕事は常に忙しい。家を空けることも幾晩もあったけれど、それを疑いもしなかった私がバカだったの? 何かの間違いだと信じて帰宅したダニエルを問いただすと、彼はレイチェルの疑いを否定しようともしなかった…。
  • 復讐は炎のごとく
    値引きあり
    3.7
    夫ビートと別居して3年。愛する息子サーントは物心ついてから両親が一緒にいるところを見たことがない。息子とのたまの面会を心待ちにする夫だが、彼の新しい恋人は息子の存在を快く思っていない。心ない言動で深く傷つけられたサーントを守るため、ビートはもう1度家族3人で暮らすことを提案してきた! 過去の傷は癒えず、壊れた愛は冷えたままなのに、彼に触れられると体が熱くなる!! この同居はサーントのため、ただそれだけなのに……。
  • ガラスの家
    値引きあり
    3.7
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】リリーの夫が事故で亡くなった。すぐに夫の兄デインに連絡が取られたが、到着を待つ彼女の心は千々に乱れていた。デインはリリーが金目当てに自分の弟と結婚したと信じている。「名門ノーフォーク家の名を汚す卑しい女! 清楚な顔をした悪女!」デインの蔑みの言葉にどれほど胸えぐられたか。本当はリリーの結婚にはある密約があったのだ。けれど彼は何も知らない。偽装結婚のことも、リリーの躰が無垢なことも。そしてもうすぐリリーの憎悪だけを胸にここに来る…。
  • シークと結ぶ初恋
    値引きあり
    3.7
    ジュリアはパーティー会場でブルクワット国のシーク・カデンと偶然再会し激しく動揺した。カデンと出会ったのはジュリアが20歳のとき。彼はまだ皇太子でふたりはたちまち恋に落ちた。しかしある日を境に彼はジュリアを遠ざけ、突然冷たく別れを告げてきた。まもなくして彼の結婚を知ったとき、ジュリアの心は完全に凍りついた。そう、あの時恋に落ちたと思っていたのは自分だけだったのだ――。苦い思い出に耐えられなくなったジュリアは会場を飛び出すが…!?
  • 婚礼の夜をふたたび
    3.7
    大富豪ロークの妻として幸せに暮らしていたアンジーは、1年前に夫の浮気を知って家を飛び出し、今は独りで暮らしている。ある日、大学生の弟アレックスがやってきて、驚愕の事実を告げた。ロークの口座で決済されるアンジーのカードを無断で使い、インターネットの株取り引きで莫大な額の損失を出したというのだ。それを知ったロークが、アンジーに会いに来いと言ってきた。いちばん顔を合わせたくない相手に弱みを握られてしまった!屈辱をこらえ、お金は少しずつ返すと訴えるアンジーだったが、ロークはからかうような冷笑を浮かべ、妻を抱き寄せてささやいた。「きみを呼んだのは、このためだ」■ポルトガル人の夫が妻を呼び戻した理由――それは、あまりに残酷で甘美な復讐のためだった!
  • シチリアからの誘惑者
    3.7
    ジャンカルロは義兄が経営する会社の重役用ルームに入ると、若く美しい赤毛の女性に目をとめ、顔をしかめた。あれが社長秘書のナタリア・デイトン――義兄の愛人ともっぱらの噂で、僕の姉を苦しませている女か。鋭い視線に気づいたのか、そのときナタリアが振り向いた。青く魅惑的な彼女の瞳に、一瞬、呼吸すら忘れそうになる。ジャンカルロはそんな自分に腹を立てつつも、ほくそえんだ。不届きな愛人など金で追い払うつもりだったが、計画は変更だ。もっと愉しい方法で、彼女には罪を償ってもらおう。
  • 二つの顔を持つ恋人 ラミレス家の花嫁 II
    3.7
    官能的なボサノバのリズムが流れるパーティ会場で、クリスティーナは信じられぬ思いで元恋人アントンを見つめた。まさか、こんなところで再会するなんて!~三百年続く一族の血を、あなたの血でけがされたくないの~六年前、彼に浴びせた辛辣な言葉が脳裏によみがえる。愛しているからこそ、彼に別れを告げたつらい記憶が……。アントンは今や世界的に有名な銀行の頭取で、クリスティーナが経済的苦境にあることもすでに知っているらしい。「楽しかったあのころを再現しようじゃないか」復讐に燃える目でそう告げられ、クリスティーナは凍りついた。★〈ラミレス家の花嫁〉今回はミシェル・リードがお届けします。以前、愛した女性に裏切られたヒーロー。そんな彼のもとに届いた実父の遺言状が、止まっていた愛の歯車を動かします。★
  • 百八十夜の愛人契約
    完結
    3.6
    父は行方不明、貯金も底をつき、さらに火事に見舞われて、サブリナは代々受け継いできた屋敷の売却を決意した。そんな時、意外な人物が屋敷を訪ねてきた。クルス・デルガド! かつて父に雇われていた貧しい青年は仕事で成功を収め、大富豪として名を馳せていた。10年前、ふたりは恋人同士だったが、今ではすっかり立場が逆転していた。サブリナの窮状を聞き、クルスはすぐに資金援助を申し出た。彼女が半年間の愛人契約に従うなら、という非情な条件つきで。
  • 妻という名の咎人
    3.5
    禁じられた夢を見た――ご主人様に恋する夢を。 「弟を破滅させた君と、僕は結婚しようと考えている」義兄クルスの蔑むような眼差しに、トリニティは凍りついた。2年前、スペイン大富豪である彼のメイドだったトリニティは彼の異母弟リオから、息子たちの世話をしてくれと頼まれた。双子の惨状を見かねて自堕落なリオと便宜上の結婚をしたが、いま名ばかりの夫は急死し、彼女が双子の後見人となった。彼は私が弟をたぶらかしたと信じ、悪女を監視する気なのだ……。愛する双子を奪われたくない一心で、彼女はクルスに従った。千々に乱れる胸の奥で、彼への恋心をもてあましながら。 ■双子もクルスも愛するがゆえ、果てしない苦しみを背負ったトリニティ。スペインの古城で積年の想いが溢れ出し、ついにクルスと夢の一夜を過ごすも、いまだ無垢な体だった理由を詰問されて……。数奇な運命に弄ばれた孤独な娘の、あまりにも切なく甘やかな初恋。
  • 億万長者の非情な提案
    完結
    3.5
    世界的なジュエリー企業のCEOマークには忘れられない女性がいた。ニューヨークで彼の家に代々伝わる秘宝『ミッドナイトサン』と彼のハートをまんまと盗んだ伝説の大泥棒のひとり娘アイサ・ヴァリン。彼女は今、名前を変え、宝石学会の教授としてLAで暮らしていた。今はもう裏社会から足を洗い、平穏に生きているはずだった。マークと再会するまでは。彼は「ずっときみを捜していた」とささやき、熱く力強くアイサを奪う。私を軽蔑しているはずなのになぜ…?
  • 星屑のシンデレラ
    値引きあり
    3.5
    勤め先のカフェ・バーで見初められ、イタリアの大富豪レアンドロと同棲を始めたマーニー。1年後、愛の日々を送りながらも、マーニーの心は不安で揺れていた。彼はいっさい自分のことを話さないし、私のことを知ろうともしないわ。私はあなたの恋人じゃないの? マーニーは胸の内をレアンドロに打ちあけるが、彼は残酷な言葉を突きつけてきた。君は愛人以外の何者でもないと。傷つき、レアンドロのもとを離れるマーニーだが、彼の子を妊娠していることが発覚し…!?
  • サンレモ、運命の街
    完結
    3.5
    こんなところで出会ってしまうなんて! イタリアの街サンレモを訪れたカサンドラは、現れた男性に愕然とした。大富豪カルロ・バレンティ。姉の元恋人で妊娠を知るなり姉を捨てた男。彼女の死後、なぜか子供の親権を求めてきたカルロから、カサンドラは姪をつれて逃げ続けてきたのだ。彼はふたりを自分の屋敷につれて行くと、姉について残酷な事実を突きつけてきた。そんなことはでたらめだわ! 怒りを募らせるカサンドラだが、カルロは強引に唇を奪ってきて――!?
  • 許されぬ愛のゆくえ
    完結
    3.5
    父の遺志を継ぎ、家業を立て直す決意をしたマディーは、帰省してワイン醸造業者の集うパーティーに顔を出した。ぶどう園の売却を執拗に迫るニックに自らの決意を伝えるために。8年前、ふたりは恋に落ちるが、代々反目しあう両家の親に無理やり仲を引き裂かれてしまった。その後、両家にまつわる身の毛もよだつ秘密が明るみに出て、マディーとニックは互いを憎みながら生きる羽目に陥ったのだ。だが舞踏会での再会は、ふたりに実らずに終わった恋を思い出させた。
  • あの愛をもう一度
    3.5
    困窮する兄夫婦のために、マーニーは不本意ながらやむなく、イタリア人実業家である元夫、ガイに助けを請うことにした。4年前、彼女は妊娠を知らせるため駆けつけた先で夫の不貞を知り、言い訳しようとする彼を振りきって離婚を決めた。15歳も年上の夫には、汚れを知らぬ幼妻では不満だったのだろう。怒りと憎しみは消えないけれど、今、頼みの綱は彼だけだった。援助の見返りに何かほしいものはあるかとマーニーが訊くと、ガイは悪魔のように冷ややかで官能的な笑みを浮かべて言った。「きみがほしい。今この瞬間から、ぼくと一緒に暮らすんだ」
  • 結婚という名の罠
    3.5
    『愛に震えて』―優しかった大切な母が末期の癌だという突然の知らせに、リーアンはとるものもとりあえず、飛行機に乗った。到着した空港には、義兄ディミートリが迎えに出ていた。リーアンが十代のとき、母がディミートリの父親と再婚。大人の男性の魅力を持つ彼は、リーアンにとって憧れの人だった。彼女は夢中で追いかけたが、ある日はっきり拒絶され、傷心のあまり家を出て、これまで会っていなかったのだ。『伯爵家の秘密』―七年前、キャロラインはスペインのリゾート地で、もとギャンブラーで実業家のルイス・バスケスと出会い、恋に落ちた。だが、彼が父のエドワード卿からポーカーで大金を巻きあげたと知り、燃えるような恋は七週間で破局を迎えた。父はその後もギャンブルにのめりこみ、今や破産状態だというのに再び姿を現したルイスが提案したポーカーの大勝負に乗ろうとする。彼女がやめてと懇願すると、ルイスは途方もない条件をつけた。
  • 初めて知った恋だから / 秘書の告白
    完結
    3.5
    兄の借金を返済するための大事な形見の指輪をひったくられたメレン。途方に暮れる彼女に億万長者のジャラッドが援助を申し出てくれる。メレンは知らなかった。それが彼の恋人のふりをする“契約料”だとは…。(「初めて知った恋だから」) 秘書のベニーは社長のホルトに恋をしていた。5年前に雇われたその日からずっと。だが彼が望むのは上流社会に入るための名家の花嫁。耐えきれなくなったベニーは彼を振り向かせるため、最後の手段に打って出て…!?(「秘書の告白」)
  • ガラスの家
    3.5
    夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの弟と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインに罵声を浴びせられつづけてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。
  • シチリア大富豪の忘れ形見
    3.5
    シングルマザーのクリスティンは、これ以上ないほど困窮していた。働きづめのせいで、3歳の息子ニコから笑顔も消えてしまった。もうどうしようもない。プライドを捨て、ニコの父親に助けを求めよう。かつて愛したシチリアの大富豪セルジオは子どもを望まなかったが、今こそ息子がいることを伝えるのだ。けれどそう決意した矢先、クリスティンは新聞でセルジオが婚約することを知る。いてもたってもいられず、婚約発表のパーティに駆けつけた彼女は、セルジオがマイクの前で口を開きかけたそのとき、思わず叫んでしまった。「だめよ! そんな結婚は許されないわ!」激しく後悔してももう遅い。セルジオの冷ややかな目が彼女を見据えた。

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  • 愛しあう理由【あとがき付き】〈恋する男たち Ⅳ〉
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】イザベルは実業家の夫、レアンドロスとの結婚を終わらせるべく弁護士とともに車を走らせていた。3年前に家を飛び出して以来、なんの音沙汰もなかったのに、突然連絡をよこしたと思ったら離婚の手続きについてだなんて…。慰謝料なんていらないから、早く離婚を成立させましょう。そう言いに話しあいに向かったのに、夫の様子はどこかおかしくて…? 4回にわたってお届けしてきた<恋する男たち>シリーズも、ついに完結。あのカップルも再登場します!
  • シークの祈り
    3.5
    アラブのプリンス、シーク・ハッサンの苦悩は深かった。6年前に結婚したイギリス人の妻リオーナは、跡継ぎができないのを気に病んだ末、実家に帰ってしまった。さらに、それを知った隣国のシークが、自分の娘を後釜に据えようとリオーナの誘拐を企てているという。そんな折、妻が別の男にエスコートされスペインにいると聞き、ハッサンの怒りは爆発した。妻を守るのは夫の特権ではないか!彼は部下にリオーナを襲わせ、豪華ヨットに連れ込んだ――誰よりも先に、妻を誘拐するために。
  • ティアラにさようなら〈取り替えられた運命 II〉
    完結
    3.5
    モンリュース国のプリンセス・ロッティは内気で、今まで本当の気持ちを出せたことがない。しかし、皇太后である祖母に一方的な縁談を進められ、とうとう逃避行の旅に出る。自分だけの力を試してみたい。もしできれば初めての恋も…。ところが途中の村で持ちなれない財布をなくしてしまい、偏屈者と噂の男性コランのもとで家政婦として働くことに。彼の不躾な態度に最初は憤慨するが、粗野でぶっきらぼうな彼の裏にあるやさしい素顔に思わず胸がときめいて…!?
  • アラビアンナイトの夢
    3.5
    「王女である君が、どうして政略結婚を避けられると思うんだ?」サミアはサディクの言葉に耳を疑った。思いもよらないことだった。サディクは大国アル・オマールのスルタン。彼女は隣国の王女。確かに二人が結婚すれば、双方の国にとって大きな利益にはなるだろう。でも、こんな求婚の仕方があるだろうか? まるで何かの取引のようだ。彼にとって世継ぎをもうけるための“政略結婚”と愛人との関係は別。美女を選んでは捨てるプレイボーイぶりは、誰もが知っている……。だがサミアは、今とはまったく違う彼の孤独な姿も目撃していた。あのときサディクはうなだれ、心の痛みが手に取るように伝わってきた。あれが誰も知らない彼の素顔だとしたら……。サミアは返事を迷った。■先月刊行の『オアシスの熱い闇』にも登場した王国、アル・オマール。その国を治めるスルタン、サディクの物語をお届けします。傷心の王と純真な王女が紡ぐ砂漠の熱い夢の数々にご期待ください。
  • オアシスの熱い闇
    3.5
    隣国のスルタンの誕生日パーティで、ジャミーラは初恋の人に再会した。少女時代から心ひそかに憧れていたシーク・サルマン――5年前にジャミーラを誘惑して純潔を奪い、残酷に別れを告げた男。彼は今も悪名高いプレイボーイとして自堕落な生活を送っているらしい。いいかげんに彼のことなど忘れようと決意したところだったのに……。目が合った瞬間、サルマンは苦痛を感じたように顔をゆがめたが、すぐにけだるげなまなざしでジャミーラの体を見下ろした。「君はあのときも美しかったが、今は成熟してあでやかな美女になった」値踏みするような態度に怒りを覚えて激しい口論になったのもつかの間、焼き印のように熱いキスでジャミーラは唇をふさがれた。■放埒にふるまう砂漠の王子が、実は意外な素顔を隠していて……。せつなくも情熱的なアラビアンナイトをお楽しみください。本作は『砂漠の国にとらわれて』の関連作で、さらに来月には隣国アル・オマールのスルタンをヒーローにした作品も刊行されます。
  • 情熱から始まる関係
    3.5
    デザイナーのベルはギリシアの小島で大富豪ルーカスを待っていた。彼の妹のウエディングドレスを緊急で製作するため、これからプライベートアイランドに赴くのだ。だが迎えに来たルーカスは尊大な態度でベルに小切手を差し出し、事情が変わったからこのまま帰ってほしいと言う。お金ですべて解決できると思うなんて、どれほど傲慢な人なのかしら。でも、デザイナーとしての将来のために、私にはこの仕事が必要だ。ベルの懇願に、ルーカスは一度だけチャンスを与えようと言ってくれる。喜びいさみ、期待に胸ふくらませるベルは、彼が数週間だけの情事を楽しもうとしているとは想像もしなかった。
  • 再会は復讐のはじまり【あとがき付き】
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】たった1度のキスがあんなことになるなんて! カリーは17歳のとき、婚約者がいるとも知らずに憧れていたアレクサンドロスにキスしてしまう。結果、婚約は破談になり、彼の運命を変えてしまった。7年後、カリーは冷淡な“世界の海運王”に変貌したアレクサンドロスと再会する。ずっと忘れられなかった彼を前に、彼女の胸は張り裂けそうだった。一方、彼の心には美しく成長したカリーへのある欲望がもたげていた。――思いきり楽しんでやる。復讐と彼女のすべてを。
  • トスカーナの甘い夏
    完結
    3.5
    インテリア・デザイナーのタムシンは、その美しさゆえにグレンジャー伯爵夫人の座を狙っていると誤解されていた。ただ親しくしているだけなのに、伯爵の友人ブルーノは、タムシンをなんとか伯爵から遠ざけようと企んだのだ。そしてブルーノは、その罪深いほどの男性的魅力でタムシンにせまり、あっという間に彼女を彼のベッドで生まれたままの姿にしてしまう。だがそれはすべて、伯爵にタムシンがどんなに尻軽かを見せつけるための罠だった!
  • あの愛をもう一度
    完結
    3.5
    浮気現場を目撃した事がきっかけで、元F1レーサーの夫、ガイとの情熱的な結婚生活が終わったマーニー。4年後、二人の間にあるのは憎しみだけだった。だが、兄夫婦の窮地を救う為、マーニーは彼に融資を求めるはめになる。同居を条件に融資を承諾したガイ。裏切りは許せない、でも愛してる。募る思いはやがて…。
  • 愛を知らない恋人 愛に戸惑う娘たち I
    3.5
    トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、一週間前に、自分の父親がイギリスの大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。オスカーには三度の結婚で七人の娘がいる。愛人の子ミアは八人目だ。彼女は初めて父親に会うため、広い私道を屋敷に向かって歩いていた。ところが猛スピードで走ってきた車に危うく轢かれそうになる。運転していた魅力的な男性は一方的にミアを非難し、その場を去った。それから三カ月後、新しい生活になじめないミアのために、オスカーは生活全般の教育係としてある男性に娘を託すことにした。男性に会ったミアは呆然とする。わたしを轢き殺そうとした人だわ!冷笑を浮かべる彼ニコスは、ギリシアの億万長者だというが……。■おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2600号を迎えることができました。記念作品はベテラン作家のミシェル・リード。バルフォア家の娘たちの物語は今月から八カ月連続刊行いたします。
  • 罠に落ちた天使
    3.5
    ニューヨークで生まれ育ったレオニダス・パルナッソス――レオは、父親の海運会社を引き継ぐためギリシアに帰国した。後継者をアテネの社交界に披露すべく、パルナッソス家の壮麗な邸宅でパーティが開かれた。そこでレオは美しい女性に出会い、目が釘づけになる。■パーティで給仕係をつとめていたエンジェルは、突然目の前に現れたギリシア神のような男性に息をのんだ。二人きりのテラスで唇を奪われたとき、その男性がレオニダス・パルナッソスだと知り、彼女はおびえた。エンジェルは、彼が復讐に燃える仇敵の家の娘だったのだ。
  • 嵐の夜に奪って
    3.5
    バイオリンに生涯を捧げてきたエラは、男性も知らない。友人のからかいの的だが、初めての時は心から愛する人と迎えたい。だが、ある夜初めて会った男性の魅力に、強い衝撃を受けた。彼の名はバディム。ロシア人の大富豪で、有名なプレイボーイだ。「ぼくらの体が激しく求めあっているのは否定できない」そう言われ、その情熱を信じたエラは、彼の求めに応じて思わず純潔を捧げてしまう。きっと彼なら、これからも私を愛し続けてくれるはず。しかし次の瞬間、冷酷に言われた言葉におののいた。「経験のない女性はごめんだ。僕はベッドで楽しみたいだけだ」
  • いわれなき罰
    3.5
    リコとの結婚式を六週間後に控えたある日、ナターシャは幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた。彼の浮気現場にでくわしたのだ。あろうことか、その相手は彼女の妹だった。パニックに陥って逃げだすナターシャを偶然その場に居合わせたリコの義理の兄、レオが追う。彼はギリシアの大富豪で、心ひそかに彼女に思いを寄せていた。レオは傷心の彼女を優しく慰めるが、本心は別のところにあった。六週間、ナターシャを拘束する必要がある……。■彼は救世主なのか、それとも悪魔か――情熱的な作風で人気のミシェル・リードが愛と憎しみに彩られた日々を描く新作です!
  • 花嫁の値段
    3.5
    ミアは血も涙もない父親に道具として利用されようとしていた。ギリシア人大富豪アレクサンダー・ドゥーマスとの契約結婚――父はある島と引き換えに、跡継ぎにする男孫を得るつもりなのだ。かつて衰退したドゥーマス一族が父に売り渡したその島を、いまアレクサンダーが取り返そうと狙っていることにつけ込んで。ミアからすれば父の提案は野蛮きわまりないものに思えたが、島を買い戻すつもりでいたアレクサンダーにとっても同じだった。それでもやむなく条件をのんだ彼は蔑みを込めてミアに宣告した。「夫婦でいるあいだ定期的にきみを抱く。悪魔の子ができるまで」
  • モンテカルロの愛人
    3.5
    家族に暴力を振るう冷酷な継父トムが亡くなり、マギーはひそかに安堵していた。これでようやく母親と二人、穏やかな毎日を送ることができる、と。ところが顧問弁護士からとんでもない事実を聞かされ、マギーはショックで呆然となった。財産はおろか、実父と過ごした思い出の家まですべて、実業家ケイレブに奪い取られたというのだ。彼は私に復讐するつもりなの?やはり……半年前のあの出来事を忘れていなかったのだ。ほどなくして、マギーの手元に愛人契約書が届けられた。
  • 情事の報酬〈ファム・ファタールの息子たち II〉
    完結
    3.4
    アレクシオの手は、握られただけで抱かれているみたいな気分にさせる――。その日、不運続きのシドニーに奇跡のような出会いが訪れた。パリ行きの飛行機、エコノミー席の隣に、あの世界的に有名な航空会社のCEOアレクシオ・クリスタコスが座ったのだ。しかも彼は飛行機が苦手なシドニーの手をやさしく握ってくれた。アレクシオの熱い体温が、シドニーを甘い妄想へと駆り立てる。地味な私を相手にするはずなんてないのに、彼がいつまでも手を放さないのはなぜ?
  • 置き去りの恋
    完結
    3.4
    「僕は悪魔のしもべだ」世界的宝飾デザイナーのエダマスは冷ややかに言った。アニーは震えあがった。トップモデルのアニーは、エダマスのジュエリーと撮影をするために、彼の指示でこの孤島に来た。「君はひとりぼっちで取り残された。僕という岩の上にね」アニーはだまされたことに気づいたと同時に、恐ろしい過去を思い出した――この男の狙いは何か。私はまた、あの時のようなおぞましい体験をしてしまうのかしら!――瞬間、エダマスはアニーの唇を乱暴に奪った!!
  • 憂鬱な城主〈ファム・ファタールの息子たち III〉【分冊】 1巻
    無料あり
    3.3
    スペインのダ・シルヴァ城の厩舎に忍び込んでいたレキシーの前に、突然黒い馬に乗った男性が現れた。彼は息をのむほどに美しく、強烈に魅了されたレキシーは、唇を奪われても抵抗することすら忘れていた。パパラッチにふたりの写真を撮られるまでは。男性は城の主にして世界的な実業家セサル・ダ・シルヴァだったのだ。レキシーはめまいを覚えた。きっとタブロイド紙が大喜びしてふたりの素性を暴くだろう。私は誰にも知られてはいけない暗い過去を持つ女なのに…。

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  • 愛の逆転劇
    値引きあり
    3.3
    若きホテル王アンドレアスは我が目を疑った。あの惨めなウエイトレス姿の女はまさかシエーナ!? 5年前、シエーナはうら若き令嬢、アンドレアスはホテルの従業員だった。パーティーで出会ったふたりは身分差を忘れ激しく求めあった――そこへ父親が現れ、「乱暴された」とシエーナが告発するまでは。権力者のシエーナの父により暴力を受け仕事を奪われたアンドレアスは必死の思いでホテル王にまで成り上がった。再会に怯えている彼女を今度こそ思いどおりにしてやる!
  • 熱い過ち
    完結
    3.3
    不毛な愛に終止符を打とうと別れを告げるロバータを、傲慢な実業家マックは容赦しなかった。彼女を強引に抱きしめ、唇を奪おうとする。ロバータはたくましい腕を振りほどこうともがいた。いつまで待ってもマックは結婚してくれようとしない。彼の周囲からも愛人扱いされ、誇りを踏みにじられてきた。もう我慢はしないわ。しかしその抵抗は、彼女に不利な結果を招いた。独占欲の強いマックは、いつもと様子の違う女の抵抗に刺激され、欲望に火がついてしまったのだ!!
  • 招かれざるシンデレラ
    完結
    3.3
    雨の降る寒い夜、ベスはようやくイタリアのサルデーニャの古城に着いた。冷たく堅牢な城…城の主、銀行家のチェザリオ・ピラスもこんな冷たい人物かしら…。突然ロンドンからやって来たベスに、チェザリオは迷惑そうな顔を隠そうともしなかった。だがベスは彼の頬の傷と、どこか暗い陰の漂う端整な顔立ちに魅力を感じてしまう。いいえ、見とれている場合じゃないわ。ベスは腕のなかの赤ん坊を抱きなおした。「ここに来たのは、この赤ちゃんがあなたの子だからです」
  • 罠に落ちた二人〈恋する男たち Ⅲ〉
    完結
    3.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ラーマン国際銀行ロンドン・オフィスの最上階で、頭取代行のシーク・ラフィク・アル・カディムは机に新聞を叩きつけた。一面には自分のセックスフレンドが他の男と結婚するというゴシップ記事が載っている。やはり女は裏切る生き物なんだ!8年前に最愛の女性に裏切られて以来、ラフィクは女性に期待するのをやめた。信じたところで自分が傷つくだけ…。その時扉が開いた。そこには8年前に別れたときから会っていないメラニーの姿があった。今さら何をしに来たんだ? ぼくをまただまそうというのか?
  • 情熱から始まる関係
    完結
    3.3
    デザイナーのベルは大富豪ルーカスを待っていた。彼の妹のウエディングドレスを緊急で製作する打ち合わせのためだった。だが、迎えに来たルーカスは尊大な態度でベルに小切手をさし出し、事情が変わったから仕事はキャンセルだ、このまま帰れと言う。お金ですべて解決できると思うなんて、なんて傲慢な人なのかしら!食い下がるベルに「1度だけチャンスを与えよう」と彼につれて行かれたのは、ふたりきりのプライベートアイランドだった。
  • スペイン公爵の愛人
    3.3
    ローレンは今夜、久しぶりに会うスペイン人の恋人ラモンにあなたの子どもを身ごもった、と言うつもりだった。ところが二人の今後に話を向けた途端、ラモンは驚くべきことを言う。彼は企業グループの総帥であるだけでなくスペイン公爵家の跡取りで、花嫁はいずれ貴族の家柄から“ふさわしい女性”を迎える、と。一時の相手と宣言され、ローレンは何も告げずに彼のもとを去った。1年半後、彼女が働く弁護士事務所に突然ラモンが現れ、ローレンを彼の会社の専属弁護士として雇いたいと言いだした。いっしょに仕事をしていれば、いつか息子のことを知られてしまう!そして、いまも彼を忘れられずにいることを……。
  • 見せかけの結婚
    3.3
    両親を亡くしたクレアは、貧しくも懸命に幼い妹を育てていた。ある日、様子を見に来た伯母から厳しい現実を突きつけられる。裕福な家へ養子に出すほうが妹のためだと忠言されたのだ。最愛の妹を手放すなんて……。激しく動揺したクレアは、ふと伯母の忘れ物に気づき後を追った拍子に車に轢かれてしまう。だが偶然にも、伯母の知人らしき男性アンドレアスに助けられ、けがが治るまで妹と一緒に彼の邸で暮らすよう提案される。クレアは戸惑いつつも妹のためにその申し出を受けることにした。まさか彼が“見せかけ”の妻子を必要としているとも知らずに。
  • 愛したくないのに
    3.3
    モデルのソルカはパーティである男性の視線に気づいて身震いした。ロマン・ド・ヴァロア! 八年前、彼女はあらぬ嫌疑をかけられ、ドラッグ漬けだと業界の実力者ロマンに手ひどく糾弾されてファッション界からも追放された。仕方なく故郷に戻り、出直して、やっと再スタートができたのだ。私の人生をめちゃくちゃにした彼の顔など二度と見たくないのに。ソルカは逃げるようにしてパーティ会場をあとにしたが、後日、彼から有力キャンペーンのモデルに起用したいと言われて驚く。私からすべてを奪っておきながら、彼は何を企んでいるの?訝るソルカは彼の次の言葉を聞いて全身が凍りついた。「君を僕のものにしてみたくなった」
  • 情事の身代金
    値引きあり
    3.2
    弟のスティーヴンが100万ユーロを横領して姿を消した? グレイシーは詳しく事情を聞こうと、急いで弟の会社に駆けつけた。彼女を出迎えたのは社長のロッコ・デ・マルコ。彼は険しい表情で彼女の弟が会社の金を盗んで失踪したと告げた。しかも、グレイシーも共犯ではないかと疑っているようだ。「君は重要な人物だ。スティーヴンが現れるまで、僕の会社の最上階にあるペントハウスで過ごしてもらおう」これって、軟禁ってことじゃない!?
  • お前なんか黒歴史 1
    完結
    3.1
    「あなたは私の黒歴史なんだから!」運命の相手と信じて悠人と結婚した真奈美。しかし結婚生活は自己中心的な悠人を優先する毎日で……。ついに耐えられなくなった真奈美は離婚を決意。悠人と真奈美の結婚生活はあっけなく終わりを告げた――。それから3年後。真奈美は転職もして順風満帆♪そんなある日、先輩に誘われて合コンへ…!新しい出会いにワクワクしていると…遅れて参加してきたのは「やあ、久しぶり。片桐さん」元旦那・悠人――!?久しぶりの再会からかドキドキしていると、悠人はやさしく微笑んできて!?私と悠人はもう終わったはずなのに、私の人生どうなっちゃうの――!?
  • 野獣に買われた花嫁
    完結
    3.0
    幼い頃から厳格な祖母と父に抑圧されて育った、名門貴族の令嬢ジュリエット。出来のいい異母姉と比べられ、家の繁栄のためだけに生きることを強いられながら、それでも彼女は密かに自分の人生を諦めずにいた。たとえ政略結婚することになった相手が「怪物」と呼ばれる男性であっても…。スラム街出身の大富豪ハビエルは、特権階級の血筋を得たいがためにジュリエットとの結婚を望んだことを、隠しもしなかった。その野心溢れる眼差しに、ジュリエットの心は揺れて…。
  • 忘れられた花嫁【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    就任式で新オーナーを見てキャシーは気を失いそうになった。6年前、キャシーと情熱的な一夜をともにして結婚も誓ったのに、そのまま姿を消し、ひどい仕打ちをしたサンドロではないかと。その後、キャシーは妊娠に気づいて愕然としたが、誰にも頼ることなく、一人で双子を産んで育ててきた。妊娠がわかったときに一度だけ電話をし、すげなくされた、あのときの絶望感は、いま思いだしても鋭く胸を刺す。呆然とする彼女の前で、サンドロは残酷すぎる言葉を口にした。「僕たちは以前、どこかで会ったことがあるのだろうか」 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を夢見た家なき子
    3.0
    身ごもっても、心から尽くしても、やっぱりあの人は暴君だった……。 生まれ育った古城を銀行に没収されたら、私に居場所はない。亡き両親が遺した莫大な借金を前に、キアラは呆然としていた。そこへイタリア屈指の富豪ニコが現れ、城は彼の一族のもの、当然返してもらうと声高に主張して、こう付け加えた。「君がここに住み続けたければ、僕と結婚するしかない」便宜結婚さえ受け入れたら、すべては丸く収まるの?すがる思いで承諾したキアラだったが、初夜に誘惑の罠に落ち、純潔を捧げた翌朝、彼の冷酷な企みに怯えて城を逃げだした。5カ月後、彼女はウェイトレスとして働いていた。身重の体で。 ■天涯孤独で生家までも失いかけているヒロイン。ヒーローの真の狙いが、後継ぎをもうけることだけだと気づくも、時すでに遅く……。スター作家アビー・グリーンが描く、激情ロマンスをお楽しみください。大スター作家ペニー・ジョーダンが好きな方は要注目です!
  • 嘆きのウエディングドレス【ハーレクイン・セレクト版】
    3.0
    親友ビアンカの結婚式に招かれ、エリザベスはミラノを訪れた。結婚前のパーティが続いたある夜、ビアンカの婚約者――巨大銀行を率いるルチアーノの魅力に屈し、エリザベスは彼にキスを許してしまう。こんなの親友への裏切りだわ! 彼女は自分を激しく責めた。ところが挙式直前、エリザベスの兄がビアンカと駆け落ちするという、とんでもない事件が持ちあがった。兄は会社の金を横領したうえに花嫁を連れ去ったらしい。「兄さんを刑務所に送りたくないなら、僕と結婚しろ」脅迫めいたルチアーノの求婚に、エリザベスはなす術もなかった。 ■ヒーローに追いつめられ、やむなく彼と結婚式を挙げたエリザベス。盛大な結婚披露パーティのあと、行き先も知らされないまま自家用ジェット機に乗せられてハネムーンへと……。圧倒的な人気を誇るミシェル・リードのドラマティックな展開に目が離せません。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ジュリエットの純愛
    完結
    3.0
    駆け出しの舞台女優ミナは、客席から見つめる男性に心奪われた。世にもセクシーな彼はアクセルと名乗り、舞台の打ち上げ後、ふたりは急接近すると熱い一夜をともにした。ところが翌朝、彼が北欧の公国ストーヴァルの大公であることを知る。しかも、インターネット上にホテルに入るふたりの写真が流出してしまった。話題作りのために利用されたと誤解され、アクセルは彼女を罵倒し姿を消してしまう。わたしの愛を信じてほしい…ミナは彼を追い極寒の国へと向かうが?
  • 孤高の王のあやまち
    3.0
    私のすべてを奪い去ったあなたが、再び目の前に現れるなんて……。 小さなレストランで忙しく立ち働くカットの前に場違いなほど洗練された男性が現れ、彼女は思わず息をのんだ。元恋人のザフィールが、いまや国王となった彼の外交訪問に国宝のダイヤを身につけて同行する仕事を依頼しに来たのだった。すでにモデルを辞めた私に、そんな大役を果たせるはずがない。でもその報酬で経営難のリハビリセンターを救えるとしたら……。かつて自分を絶望の淵から引きあげてくれた人たちに恩返しをしたい一心で、カットはザフィールの依頼を引き受けた。彼と別れた直後に片脚を失った事実を、精巧な義肢で覆い隠して。 ■昼夜を問わず行動をともにするうち、再び強く惹かれ合うふたり。彼の望みは王妃を娶るまでの火遊びだと知りながら、カットは彼の誘惑に抗いきれず……。引き裂かれた初恋、運命の再会、再び立ちはだかる大きな障壁――切なくも美しいシンデレラ・ロマンスです。
  • 砂上の愛の城
    完結
    3.0
    ショーダンサーのシルヴィーは、パーティーで冷酷非情と名高い実業家アーキムにいきなり唇を奪われた。しかも彼は妹の婚約者だという。結婚を嫌がる妹を守るためシルヴィーは結婚式でアーキムと関係があると嘘をつく。後日、彼女のもとに砂漠の国での仕事が舞いこんできたが、それはアーキムが自分の城へとつれ去る罠だった。憎らしい彼…でもなぜか触れられると体が熱くなってしまうの。彼の狂おしいまでの情熱は私への罰なのに。
  • 偽りの抱擁
    完結
    3.0
    さあ、行くのよ! レイチェルは、目の前の美貌の大富豪ラファエロを前に意気込む。わけあって、彼とのキス写真をパパラッチの兄に撮らせなければならないのだ。そうして、レイチェルは思いきって彼にキスをした――すると彼に思いがけず熱くキスを返される。なんてとろけそうな口づけなの…。レイチェルが心奪われているとカメラのフラッシュが光った。次の瞬間、彼女はラファエロに腕をつかまれ、つれ去られてしまう。いったい私はどうなるの――!?
  • 百八十夜の愛人契約
    3.0
    落ちぶれた令嬢を買ったのは、かつての貧しき恋人だった。 父は行方不明、貯金も底をつき、さらに火事に見舞われて、サブリナはついに代々受け継いできた屋敷の売却を決意した。そんな折、意外な人物が屋敷を訪ねてきた。クルス・デルガド! かつて父に雇われていた貧しい青年は、その後仕事で成功を収め、今では大富豪として名を馳せている。10年前、二人は恋人同士だった。だがサブリナが妊娠し、その後流産したことがきっかけで、いつしか心は離れていった。いまサブリナの窮状を聞き、クルスはすぐに資金援助を申し出た。彼女が半年間の愛人契約に従うなら、という非情な条件つきで。■互いに愛し合いながらも障害を乗り越えられず、離ればなれになったサブリナとクルス。奇跡的な再会とクルスからの思いがけない愛人契約の提案が、サブリナの心を激しく揺さぶって……。
  • ねじれた愛
    3.0
    ボスの誘惑は目的のための手段。なのに、すすんで身を捧げるの? 傲慢で魅力的な実業家マックスの新しい秘書に自分が雇われた理由を、ダーシーは誰よりよくわかっていた。髪型も容姿も平凡な女なら、決してボスの気を散らさないから。ところがマックスは、そんな地味秘書と結婚すると言い出した。一世一代の大口契約のため、家庭的な男を演じる必要に迫られたのだ。彼みたいなプレイボーイが私を妻に? 誰も信じるわけがないわ。もちろんダーシーは必死に拒み、退職さえ願い出た。だがマックスは取り合わず、平然とこう言い放った。「誰しも人には値段がついている 君はいくらだ?」ああ、この人は成功と引きかえに、私を使い捨てるつもりなのね……。 ■ルカとセリーナのロマンスを描いた『もつれた愛』に続き、ルカの弟マックスの物語をお贈りします。男性から見向きもされない地味な女性秘書は、買われた妻となりますが……。ロマンス小説の永遠の人気テーマである、ヒロインの“華麗な変身”を描いた作品です。
  • 妻になる資格【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    アントーニアは、愛するマルコとの将来を憂いていた。出生のあやしいアントーニアを、マルコは恋人に選びながらも妻としてふさわしくないと思っているのは明らかだったからだ。彼女は、名画“鏡の女”のヌードモデルだと噂されていた。ミラノの財閥を率いる名門ベリーニ一族の彼の両親は、そんな噂のある女性との結婚を決して許さないだろう。ある日、パーティーでその懸念は現実となった。マルコの母親があからさまに彼女を無視したのだ。アントーニアの顔は蒼白になり、唇は血の気を失った。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 四つの愛のかけら
    3.0
    イギリスの大富豪バルフォア家主催の慈善舞踏会に、当主オスカーの姪であるメレディスは招待されていた。夫のアレッサンドロは仕事先のミラノから遅れて参加するという。ともに仕事を持つ夫婦として、二人は一緒に過ごす時間が少なく、喧嘩と仲直りをくり返す日々を送っているが、前の日に判明した妊娠の事実を、メレディスは夫に伝えたかった。ところが舞踏会の会場で、彼女は信じられない噂を耳にする。アレッサンドロの旧友とわたしが情事を重ねている、ですって!?確かにきのうの電話で、夫は機嫌がいいとは言えなかった……。――ミシェル・リード『愛のアリアを歌って』より *本書に収録されている「愛のアリアを歌って」「別れを選んだ理由」は、既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 偽りの復縁
    3.0
    愛していないなら、求めていないなら、なぜ離婚を拒むの? 3年前、イザベルは秘書の代理として派遣された先で、コンスタンティン・デ・セヴェリーノに見初められた。プレイボーイのイタリア人実業家で爵位も持つ彼と、炭鉱の村で育ったイザベルとでは身分が違いすぎたが、二人の情熱はそんな格差が入り込む余地もないほど激しく、イザベルはやがて妊娠。コンスタンティンは結婚を申し込んだ。だが不幸なことに、イザベルは流産してしまう。急によそよそしくなった夫に、イザベルは深く傷ついた。高貴で厳格な育ちのせいで、夫が悲しみを表に出さないこと、だからこそベッドではあんなにも激しく情熱をさらけ出すこと――若すぎた妻にわかるはずもなく、イザベルは打ちひしがれて家を出た。 ■シャンテル・ショーは、HQロマンス担当編集者の“推し作家”の1人。しっとりと胸に迫る描写と、上品だけれど官能的なラブシーンが魅力です。イザベルたちが結ばれたのは、情熱のため? それともはじめから愛はあったのか――。ぜひ、お確かめください。
  • イタリア富豪の不幸な妻
    3.0
    誰もが今をときめく富豪との結婚を羨んだ。ただ一人、当の花嫁を除いて。 イタリア富豪との政略結婚を受け入れるか、さもなければ勘当か。父親から選択を迫られ、キーリンは追いつめられていた。傾きかけた家業を救いたい気持ちは誰にも負けないが、だからといって、よく知りもしない相手と愛のない結婚はできない。そこでキーリンは一計を案じた。結婚相手のジャンニのほうから、破談を申し出てもらえばいいわ。こんな女はごめんだ、と。その日から、キーリンはジャンニと会う日には別人になった。派手な化粧と露出の多いドレス。態度もありえないほど下品に。だがジャンニは頑として、結婚の意思を翻そうとしなかった。そして迎えた結婚式当日、キーリンは予想外の事態に見舞われる。 ■イタリア中の女性が“結婚したい男”ナンバーワンに選びそうなジャンニ。そんな彼との結婚をなんとしてでも避けたいというキーリンには、実はある秘密が……。いったいどんな事情があるのでしょうか?
  • 落札された口づけ
    完結
    3.0
    チャリティオークションで世界的モデル、ケイトのキスが出品される。価格は競りあがっていき…なんと80万ドルで落札! 相手は金融業界の王者ティアナン・クイン。10年前、ケイトが想いのたけを打ち明けるが、冷たく拒絶した初恋の男性だった。相変わらず傲慢で威圧的で、女性を虜にする魅力にあふれている彼は、ケイトを南の島へのバカンスに誘ってくる。どういうつもりなの? 危険だとわかっていながら愚かな少女時代の恋心から卒業するため、誘惑にのり…!?
  • 裏切りの指輪【ハーレクインSP文庫版】
    3.0
    愛する娘を誘拐され、ショックに打ちひしがれていたサラは、夫ニコラスとの3年ぶりの再会にさらなる動揺をおぼえた。出会った瞬間に恋に落ち、結婚したときは幸せの絶頂だった。だが、頑固なシチリア人である義父は英国から来た花嫁を嫌い、息子の目を盗んでは、周囲も巻き込んでサラにつらく当たった。そして事実無根の浮気の罪を着せ、ついに彼女を追いだしたのだ。ニコラスの子を身ごもったとサラが知ったのは、そのあとのこと。夫は今も金色の瞳に、妻への不信と復讐の念を浮かべている。自分の子供だと信じてもいない娘のために、なぜ訪ねてきたの? *本書は、初版ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 恋する個人秘書 華麗なるシチリア I
    3.0
    愛しいボスと火遊びなどできない。 わたしはきっと、灰になってしまう。 日曜日の朝6時、電話が鳴り響く。「エラ、今すぐ来てくれ」 サント・コレッティの個人秘書として働くようになって4カ月、 時間外の呼び出しには慣れっこになっていた。 イタリアなまりの強い、深みのある低い声が寝起きの耳を愛撫する。 どんなに傲慢で、わがままで、女ぐせが悪くても、 サントはシチリア名家の御曹司として眩しいほどのオーラを放ち、 エラの心を惑わせる。ボスにこんな感情を抱くのは禁物なのに。 いいえ、それもあと少しのこと。エラは仕事を辞めようと思っていた。 だが駆けつけた先でサントのある姿を見たとたん、エラは胸をつかれ、 彼のもとを離れることなどできないと悟った。もしかしたら、永遠に。
  • 楽園の誘惑 恋する男たち II
    3.0
    楽園の蛇のように男を誘惑する女。そんな相手とはかかわるまいと彼は思った。■カリブ海に浮かぶ島で建築家のイーサンは休暇を満喫していた。しばらく前にシーク・ハッサンの妻リオーナとのあらぬ仲を噂され、トラブルに巻きこまれた経緯がある。だから当分、女性は避けるつもりだった。だが気になるのは、やはり島で休暇中の魅力的なイヴのこと。ギリシアの大富豪の孫娘で、いつも若い男たちに囲まれている。男を挑発し、誘惑し、破滅させてしまう官能的な娘だ。彼女の祖父の家で何度か会ったことはあるものの、イーサンはイヴのうぬぼれを嫌い、イヴはそんな彼を避けてきた。ある晩、イーサンが自分の部屋で寝ていると、隣接するイヴのビーチハウスから悲鳴が聞こえた。急いで駆けつけた彼が見たのは、半裸で震えるイヴの姿だった。
  • 愛人関係
    3.0
    今日、クレアの予感は非情にも的中した。妊娠……。 子供の父親は、ボスである若き実業家マックス・レイサム。 クレアはこの5カ月間、昼は有能な社長秘書として、 夜は情熱的な愛人として、身も心も彼に捧げてきた。 そう、独身とはいえ束縛を嫌うマックスにとって、 わたしは正式な恋人ではなく、愛人でしかない。 妊娠を打ち明ければ、彼はきっと猛烈に怒るだろう。 そして結局は、責任をとると言い出すかもしれない。 でも、決して心から愛してくれない人と結婚なんてできないわ!
  • 愛のアリアを歌って 愛に戸惑う娘たち
    3.0
    イギリスの大富豪バルフォア家主催の慈善舞踏会に、当主オスカーの姪であるメレディスは招待されていた。夫のアレッサンドロは仕事先のミラノから遅れて参加するという。ともに仕事を持つ夫婦として、二人は一緒に過ごす時間が少なく、喧嘩と仲直りをくり返す日々を送っているが、前の日に判明した妊娠の事実を、メレディスは夫に伝えたかった。ところが舞踏会の会場で、彼女は信じられない噂を耳にする。アレッサンドロの旧友とわたしが情事を重ねている、ですって!?確かにきのうの電話で、夫は機嫌がいいとは言えなかった……。

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  • 打ち砕かれた愛
    完結
    3.0
    夫亡きあと、ひとりで娘を育ててきたエマの前に、突然現れた大富豪ロッコ・ダンジェリ。彼は独り暮らしの祖母をイタリアにつれ帰るにあたり、担当看護師だったエマを付き添いに雇いたいと法外な報酬を示してきた! しかも彼は、際どい魅力をふりまきながら、まるで当然の権利を楽しむかのようにエマを誘惑してきた。地中海の海辺で、甘い言葉をささやかれても、本気になってはいけないわ。彼は結婚も愛も信じていないと、最初に言ったのだから…。
  • 愛の逆転劇
    3.0
    若きホテル王アンドレアス・クセナキスは我が目を疑った。あの惨めなウェイトレス姿の女は、まさかシエーナ・デ・ピエロ?5年前、シエーナは社交界にデビューしたてのうら若き令嬢、かたやアンドレアスはホテルの一従業員だった。あるパーティで出会った二人は身分の違いも忘れて激しく惹かれ合い、シエーナは自ら進んで彼に身を任せた――だがそこへ現れた父親に、あろうことか彼女は“乱暴された”とのたまったのだ!落ちぶれたシエーナに何があったか知らないが、今も変わらず美しい。再会に怯え、震えている彼女を、今度こそ思いどおりにしてやる!

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  • 奪われた贈り物
    完結
    3.0
    イタリア人で銀行頭取のサンドロとウエイトレスのジョアンナ。恋に落ち、幸福の絶頂で結婚したはずのふたりの新婚生活が地獄と化したのは、ジョアンナのせいだった。心では夫を深く愛していたのに、どうしても体を許せなかったのだ。ジョアンナが抱かれることができない理由……それを彼に知られるくらいなら、結婚生活を終わらせたほうがいいと、彼女は無言で夫のもとを去るが――3年後の再会で、夫婦の仲をひき裂くこととなった悲しい理由が明らかになり…。
  • プリンセスに選ばれて
    完結
    3.0
    バイオレットが家で発見した短剣が、鑑定番組で、ある王族の宝だとわかった! 高祖母がアラブのプリンセスだったという言い伝えは本当だったのだ。高祖母は夫を捨てて高祖父と駆け落ちし、今の土地で子孫を残した。その末裔がバイオレットだった。この一件から翌朝の新聞には彼女がプリンセスとして大きく報じられ、騒動を聞きつけて異国から美しい王子が訪ねてきた。彼は威圧的に告げた。「君は今、とても危険な状況だ」その瞬間、女の悲鳴が家中に鳴り響いた!!
  • 打ち砕かれた愛
    3.0
    夫の死後、エマは看護師をしながらひとりで娘を育てていた。ある日、訪問先の老女の孫息子で、有名な大富豪ロッコ・ダンジェロに、3カ月間イタリアの屋敷に住み込んで、祖母を看てほしいと頼まれる――それも破格の報酬で。老女のたっての願いとあって引き受けたものの、あまりにもハンサムで魅惑的なロッコを前にし、よみがえるのは亡き夫の手ひどい裏切り。タブロイド紙で報じられていた恋人とは別れたと言うロッコに突然キスをされても、エマの警戒心は簡単に消えない。あれほど愛していた夫にさえ、私は愛されていなかった。プレイボーイの甘い言葉に、心を許してはいけないのに……。■イギリスの小さな村でひっそり暮らしていたヒロインは、愛を知らない億万長者に誘惑されたうえ、法外な給料と引き替えに一つ屋根の下で暮らすことに……。コバルトブルーの海が広がる美しいイタリアの町で花開く、ゴージャスな恋をお楽しみください。
  • 冷たいプレイボーイ
    完結
    3.0
    厩舎で働くレイチェルの夢--それは障害馬術でオリンピックに出ること。ある日、ジャンプの練習中に落馬したところをディエゴ・オルテガに介抱される。彼は馬の調教にやって来たポロの伝説的選手にして億万長者。プレイボーイとしても名高い彼に反感をもつが、ついに彼の誘惑に負けて一夜をともにしてしまう。彼と送る、めくるめく夏の日々。その時はまだディエゴの子供を身ごもったまま彼の前から姿を消すはめになるとは、レイチェルは予想もしていなかった。
  • オアシスの奇跡
    値引きあり
    3.0
    ナニーとして働いていたエリンは、病に倒れた雇い主ファイサルに頼まれ、彼と結婚して息子カジムを養子にした。ファイサルの死後、突然彼の弟と名乗るザヒールがクバー王国からやって来て、甥をひき取りたいと言う。1度は拒否したものの、事情を聞いて、エリンはやむを得ず子供を連れてクバーへ向かうことにした。そこで自分がどれほど屈辱的な目にあわされるかなど考えもせずに。そして、ザヒールが魅力的だからこそどれほど危険な男であるかなど思いもよらずに…!
  • 愛したのはシーク
    完結
    3.0
    フリーカメラマンのタリーは、子供の写真集を出版するため世界各地を放浪していた。ところが砂漠近くの小さな町で写真を撮っていると、突然出現した馬に乗った一団にさらわれ、彼らのテントへと軟禁されてしまう。どうやらスパイ容疑をかけられているらしい。釈明もいっさい通じず、大切なカメラもとりあげられた挙句に一団のボスらしき男が尊大な態度で彼女に宣言した。「きみを帰すわけにはいかない。私と結婚し、ここで暮らすんだ」と。
  • 嘆きのウエディングドレス
    値引きあり
    3.0
    親友の結婚式に参列するためミラノを訪れたエリザベスは、花婿となるルチアーノの魅力に負けて、思わず彼にキスしてしまった。こんなの親友のビアンカに対する裏切りだわ…。後悔するエリザベスだったが、それはまだ大事件の序章にすぎなかった。挙式直前にエリザベスの兄が会社の金を横領して、花嫁のビアンカを連れ去ってしまったのだ。しかも、今度は花婿のルチアーノが「君の兄を刑務所に送りたくないなら、僕と結婚しろ」と脅迫まがいのプロポーズをしてきて!?
  • 捨てられた花嫁
    3.0
    幼くして両親を失い、伯父夫婦に育てられたシャーンは、同じ企業で幹部社員を務める男性と恋におち、やがて婚約した。だが晴れて結婚式という当日、花婿はシャーンを見捨て、あろうことか別の女性のもとへと走ってしまう。ショックのあまり呆然とするシャーンに手を差しのべたのは、花婿の兄であり、冷徹と知られる企業トップのレイフだった。「代わりに僕と結婚してくれ。そうすれば君の体面は保たれる」不憫な姪を思って泣き崩れる伯父夫婦を安心させるためにも、シャーンはレイフのとんでもない提案にすがるしかなく……。
  • 落札された口づけ
    3.0
    ある慈善イベントで、ケイトのキスが高額で競り落とされた。上品な雰囲気の黒髪の紳士がステージに向かって歩いてくる。その顔が見えたとき、ケイトの心臓は跳ね上がった。ティアナン・クイン! 私の初恋を踏みにじった、親友の兄。10年前、情熱的なキスののちにきっぱり拒絶されて以来、自信喪失してすっかり男の人は苦手になってしまった。これまで慎重に彼を避けてきたのに、会えば今も心の傷は疼く。私とのキスに何十万ドルもの大金を払うなんて、どういうつもり?すると彼は壇上のケイトをぐっと引き寄せ、その場で権利を行使した。次の瞬間、ケイトは18歳に戻り、激しくキスを返していた……。■2010年にデビュー以来、ドラマティックな作風でファンを増やしている新進気鋭のアビー・グリーン。長いあいだ忘れようとして忘れられなかった男性への想いを、繊細な筆で綴ります。
  • 忘れられた花嫁
    3.0
    22歳の夏、キャシーはアルバイト先でイタリア人サンドロに出会った。ひっ込み思案の彼女を甘く情熱的にベッドに誘うサンドロ。未知へのためらいが崩れた熱い一夜の結末は、妊娠。事実を告げると、サンドロの無責任な拒絶の言葉が返ってきた…。それから6年。パーティーで彼と思いがけず再会しキャシーは動揺した。なのにサンドロは何事もなかったかのように再びベッドに誘ってきた! けれど熱い手に触れられ、彼女は魔法にかかったように同じ過ちを繰り返してしまい…。
  • 愛は嘘とともに
    3.0
    母の死後、まだ幼い異父弟ジーノを育てているリビーのもとに、イタリア巨大企業の後継者ラウル・カルドゥッチが訪ねてきた。彼の養父、そしてジーノの実父でもある先代が亡くなり、遺言によってジーノに莫大な財産が遺されたという――母子ともにイタリアで暮らすことを条件として。問題は、リビーがジーノの母親だとラウルが信じていることだ。貧しい私が母ではなく姉とわかれば、弟は連れていかれてしまう!とはいえ、病気がちな弟に良い環境を与えてやりたいとも思う。たとえ財産狙いと思われても、母親と偽ってイタリアへ行こう。私への軽蔑の念を隠そうともしない、この尊大な男性と……。
  • 激情の園
    3.0
    帰郷したマデリンの胸中には、痛々しい決意が渦巻いていた。この地に戻ってきたのは、愛の幽霊を葬り去るため。失意と孤独に満ちたこの4年間、自分を変える努力を重ねてきた。わたしを深く傷つけた元フィアンセ、ドミニックと再会を果たし、洗練されたしぐさで冷たくあしらってみせるわ。懐かしい川辺を散歩して緊張をほぐそうとしていたとき、からかうような声が聞こえた。「ついに放蕩娘のお帰りか」意に反して心臓が止まりそうになる。ドミニックだわ!背を向けようとしたそのとき、彼は激しく唇を重ねてきた。
  • 熱い過ち
    3.0
    私より大切な存在があるなら、いっそ独りで暮らしたい。そう別れを告げた時彼はいつになく取り乱していた。普段は冷静で非情な社長だというのに…。★ロバータは、マックとつき合い始めて一年ほどになる。彼は若いころ悲惨な結婚生活を経験したせいで、二度と結婚しないと心に決めている非情な男。彼女を“恋人”ではなく“愛人”と考えているのだ。こんな扱いは、もううんざり! マックを愛しているのに、彼が求めているのは体だけ。痛手が少ないうちに早く別れるべきだ、とロバータは思う。でも、彼を忘れ去ることができるかどうか、心もとない……。

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  • 密会は月夜に ダイヤモンドの迷宮 V
    3.0
    アリスト王国の王女キティは、王室主催のパーティの夜、魅力的なギリシア人大富豪のニコスにメイドと間違われてしまう。明るい妹と違って、内気な彼女は社交が苦手で、男性とつき合った経験にいたってはゼロ。でもだからといって、メイド扱いとはあんまりだ……。ニコスに名前をきかれたキティは、とっさに嘘の名前を告げた。王女だと告げて、哀れみの目を向けられるよりましだと思ったのだ。そのときニコスの力強い指に顎をつかまれ、彼女は驚き、素性を偽ったことを後悔した。このままではメイドと勘違いした彼に唇を奪われてしまう!■人気作家競演8部作〈ダイヤモンドの迷宮〉の第5話をお届けします。地味で内気なアリスト王国のプリンセス、キティを襲った前代未聞のスキャンダルとは? そして、失われたダイヤの行方が……。
  • 偽りの抱擁
    3.0
    「ラファエロ・ヴィラーニを誘惑してちょうだい」彼との浮気が夫にばれそうになった姉に偽装工作を頼まれ、レイチェルは場違いな豪華パーティに出席した。おずおずと声をかけてみても、相手が応えてくれるはずもなく、焦ったレイチェルは無理やり彼に抱きついてキスしてしまう。その不意討ちに、ラファエロはひどく腹を立て、半ば拉致するようにレイチェルを自宅へと連れ帰った。彼女から事情を聞き出して、いきさつを知ると、ラファエロは追ってきた報道陣の前に出て、突然、宣言した。「僕たちは婚約しました。どうか祝福してほしい」★イタリア人富豪ラファエロと心ならずもかかわることになったレイチェルは、予想のつかない彼の言動に翻弄されるばかり。情熱のストーリーで魅了するミシェル・リードの新作です!★
  • トスカーナの甘い夏
    3.0
    インテリア・デザイナーのタムシンは、親しい顧客の結婚披露パーティに出席した折、花嫁の父から、罪深いほど魅力的な男性を紹介された。彼、ブルーノはイタリアのファッション企業の社長だという。タムシンは彼の言動にどこか引っかかるものを感じながらも、ホテルの舞踏室で踊るうちに熱烈なキスを交わしてしまう。「きみが欲しい。僕の部屋、それともきみの部屋にするかい?」大胆な誘いに、タムシンの心は揺れ動く。彼女は知らなかった――ブルーノの誘惑の裏に卑劣な動機が隠されていることを。
  • 愛と悲しみの丘
    3.0
    ルイーザがギリシアの美しい小島を訪れたのは、わずか二歳で世を去った息子ニコスの墓参りのためだった。十七歳の夏、彼女はこの島で大富豪の御曹司と恋に落ち、ニコスを身ごもって結婚したが、それは息子の死とともに悲劇的な結末を迎えた。つらい記憶を振り払い、フェリーから降り立ったルイーザは、ひとりの男性の姿を認め、愕然とした。どうして、タイにいるはずのアンドレアスがここにいるの?五年前に別居して以来、一度も会わなかった夫との再会。彼女の心は愛と憎しみに引き裂かれた。★ギリシア人の夫との結婚生活で心に深い傷を負ったヒロイン。五年間の空白ののち、彼らは思いがけないかたちで再会しますが……。情熱の作家ミシェル・リードが放つ久々の新作です!★
  • 嵐の朝の出会い
    3.0
    ジェンナが法律事務所の派遣秘書として初出勤の朝はさんざんだった。通勤の電車が運転休止となり、しかも雨まで降ってきた。それでもコーヒーショップの軒先で、彼女はすてきな男性と出会う。コーヒーを一緒にどうかと誘われはしたが、遅刻は気になるし、伝線したストッキングを買い換えたいと言って、その場を去った。ところが事務所には、予定よりさらに三十分も遅れて着く始末。ジェンナは大きく深呼吸して上司のオフィスに入った。「どこまでストッキングを買いに行ったんだ?スコットランド?」そう皮肉な言葉をかけたのは、なんと先ほどの男性――弁護士で、法律事務所の経営者アレックスだった。
  • 愛された不思議
    3.0
    彼はなぜ、ここがわかったの?スペインの隠れ家に現れた夫を見て、エミリーは愕然とした。身重の彼女を疎んじ、秘書と一夜を過ごした夫に愛想を尽かし、ロンドンの家を出てから一年余りが過ぎていた。「僕はすでに目的を果たしたよ」エミリーがはっとして夫の車を見やると、そこに息子の姿が。「子供と離れたくないなら、僕についてくるんだ」半ばさらわれるようにして彼女が連れていかれたのは、フランスのロワール渓谷にある古城だった。夫は私と息子を幽閉するつもりなのだろうか。
  • 冷たいプレイボーイ
    3.0
    伯爵の所有するポロクラブで厩務員として働くレイチェルは、仕事のかたわら障害馬術のオリンピック代表入りをめざしていた。ところがある日、ジャンプの練習中に落馬し、たまたま居合わせたディエゴ・オルテガに介抱される。彼は世界的なポロ選手で、プレイボーイとしても名高い。出会った直後からレイチェルはディエゴに惹かれ、ついに彼の誘惑に負けて一夜をともにしてしまう。レイチェルはめくるめくような夏の日々を送った。ほどなくディエゴの子供を身ごもったまま、姿を消すはめになるとは予期もせずに。■ハーレクイン・ロマンスで活躍中の作家シャンテル・ショーが、アルゼンチン生まれの傲慢なプレイボーイにもてあそばれるヒロインを描きました。激しい愛の行方にご期待ください。
  • いわれなき罰【あとがき付き】
    完結
    2.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】神様、今すぐ私をこの世から消してください――。婚約者との結婚式を前に、ナターシャは幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた。彼の浮気現場にでくわしたのだ。あろうことか、その相手は彼女の妹…。パニックに陥り逃げだしたナターシャを、現場に居合わせた婚約者の義兄レオが追う。彼はギリシアの大富豪で、非情さとその美しい容姿から“悪魔”と恐れられている。そんな彼がなぜ私をやさしく慰めてくれるの? そこには悪魔の名に相応しい、罪深い計略があり…!?
  • 愛は忘れない
    2.8
    サマンサは一年前の事故のせいで記憶をなくした。自分の名前や住んでいた場所さえ思い出せず、どうして事故に巻き込まれたのかも覚えていない。事故を境に別の人生を歩み始めている気がする。いまは職を得て、ホテルのフロント係として客の応対に当たる毎日だ。「きみはぼくの妻だ」ある日、不意にそう言われ、口にした男の顔を見たとたんサマンサは気を失った。写真を見せられたが、記憶は戻らない。だが彼がある名前を口にすると全身に震えが走り、抱き寄せられ、キスをされると、はっきりとわかった。この唇、このキス、この体はなじみがある……。同時に、恐ろしい記憶がよみがえった。
  • ウエディングは華やかに
    2.7
    『捨てられた花嫁』―結婚式の当日、シャーンは花婿に捨てられた。ほかに愛する女性がいると知らされたのだ。残酷な別れの手紙を持参したのは、花婿の兄であるレイフ。偉大なるダンバーズ家の花嫁としてシャーンはふさわしくないと、最後まで主張していた男だ。さぞ満足に違いない。屈辱を噛みしめるシャーンに、レイフは信じられない言葉を告げた。「かわりに僕と結婚してくれないか」。 『あどけない花嫁』―あふれる喜びにエリーは踊り出したいほどだった。今日はずっと愛していたリーとの結婚式。ついに夢がかなう!彼に愛されていないことは知っているけれど、ずっと一緒にいれば、気持ちも変わるはず。そこまで考えたとき、エリーは罪の意識に襲われた。いえ、あのことを知ったら、気持ちが変わるどころか、彼はわたしをうとましく思うようになるかもしれない…。 『二度目の花嫁』―不動産会社に勤めるデイジーは、オフィスで引き合わされたクライアントに呆然とした。アレッシオ・レオパルディ!十七歳のとき、デイジーはアレッシオと出会った。ふたりはデイジーの妊娠をきっかけに結婚したが、数カ月後、流産したあとに破局を迎えたのだった。十三年ぶりに目の前に現れた元夫を見て、デイジーの胸は震えた。 *現在、配信中の『捨てられた花嫁』、『二度目の花嫁』と同作品となります。
  • スペイン公爵の愛人
    値引きあり
    2.7
    ローレンは今夜、恋人ラモンに妊娠を告げるつもりだった。ところが、彼は実はスペイン公爵家の跡継ぎで、いずれ貴族の花嫁を迎えるつもりだと宣言されてしまう。君は一時の愛人に過ぎないと言われ、悲しみに暮れるローレンは何も言わず彼の前から姿を消した。1年後、彼女が働く弁護士事務所に突然ラモンが現れ、仕事を依頼される。彼はいったいどういうつもり? 息子のことを知られたらどうしよう。再会した彼の熱い瞳は変わらず私を狂おしく燃えたたせるのに…。
  • 砂漠の国にとらわれて
    2.7
    イサルトが家族で細々と経営する牧場がアラブの小国を治めるシーク・ナディムに買い取られることになった。母を亡くして以来父は酒に溺れ、事業は衰退の一途をたどってきた。かつては名門と言われたが、もう家族で維持するのは無理だろう。ナディムに買収されれば借金も返済でき、牧場の将来は安泰だ。ところが、下見にやってきたナディムは一頭の馬を気に入り、その馬を調教したイサルトに彼の国に随行するよう命じる。病気の父を置いて、この国を離れることなんてできないわ!激しく反発を覚え抗議する彼女に、ナディムは冷ややかに言った――ここが僕のものになった今、君も僕のものだ、と。■冷酷でありながら心の奥に秘めた情熱を持つシーク・ナディム。愛を知らない彼をいつしか愛してしまったイサルトは……。
  • 十八歳の許嫁
    値引きあり
    2.5
    18歳の誕生パーティーでイゾベルの唇を奪ったラファエル。彼は傲慢で血も涙もない実業家。そして、家に強要された許嫁だ。「君は実に都合のいい花嫁だ」彼の狙いは家名だけ。ひきかえに彼が支払う大金がないとイゾベルの家は破産してしまうが――愛のない結婚なんて! イゾベルは家を捨て社交界から逃げ出し、パリでタンゴを教えながらつましく暮らし始めた。けれど、約束の21歳の誕生日。突然、教室に現れたラファエルは彼女の手をとり、ダンスをリードして…!?
  • 見知らぬ結婚相手
    完結
    2.5
    今日はアンバーの結婚式。イギリス田園地方の教会で、厳かに式は進んでいた。美しい花嫁アンバーの夫となるのは、伯爵家の御曹子。申し分のない家柄だ。が、アンバーが誓いを立てようとしたその時、静寂は力強い男性の声によって破られた。「この結婚に異議を申し立てる!」振り向いたアンバーの目に映ったのは、忘れもしない黒髪のイタリア人グイード。1年前、彼女がラスベガスで恋に落ちて結婚した「夫」だった。今さら何を…あの結婚は本物じゃなかったくせに!
  • 復讐という名の誘惑
    完結
    2.5
    倒産寸前の老舗宝石商の父を救うため、営業目的でセレブのパーティーへと乗り込んだターリア。そこで圧倒的な魅力を放つギリシャの若きホテル王タノス・サワキスと出会う。だが、彼こそが父を窮地に追い込んだ張本人だった!「君は俺の復讐の標的。だが俺の愛人になるなら救ってやろう」突然の挑発的な言葉。なかば強引に結ばれた愛人契約。そうして、豪華ホテルで始まったサディスティックな欲望に弄ばれる日々。タノスの復讐とは…その本心とはいったい―――!?

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