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-二大巨匠による贅沢なアンソロジー!甘くせつないシークレットベビー物語2編。 ■北米ロマンス界の重鎮ダイアナ・パーマーが描いた衝撃作が初再版されます! 複雑に絡み合い、もつれ合う人間模様や恋模様。英国の大スター作家シャロン・ケンドリックの大ヒット作と合わせて、読み応えあるシークレットベビー・アンソロジーをお贈りします。
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-英国社交界一のプレイボーイと地味であかぬけない“本の虫”――正反対の二人が奏でる恋の協奏曲(ラプソディ)。 伯爵令嬢でありながら、26歳まで田舎に引きこもっていたメアリー。姉の出産に付き添うためいやいやロンドンに出てきたものの、到着早々、泥酔した男のあらぬ姿を目撃してしまう。最悪のトラウマを残したこの彼は数日後、別人のような見目麗しい姿で再び現れた。彼こそ、ベッドの前に女達が列をなすという社交界一の放蕩者ウェスト。警戒するメアリーだったが、なぜかとんでもないスキャンダルに巻き込まれ……。
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-『ブルーな恋だとしても』 失恋がもとで男性不信のジョラナは、画家になる夢を追いかけて田舎から出てきた。五番街を歩いていたとき、傲慢だが魅力的なイタリア系富豪ニックと出会う。頼まれて恋人のふりをし、ニックの人となりを知るうち、ジョラナは彼に強く惹かれ、愛するようになっていった。やがて二人は結ばれ、ニックは結婚さえほのめかした。だが数日後、思いもよらない彼の言葉に、ジョラナは涙を流した。「あの晩のことは後悔している……君は単なるはけ口だったんだ」 『孤独が終わるとき』 妊娠中に夫を亡くしたマギーは独りで息子を育ててきた。義父が遺した牧場で休暇を過ごす間、隣人の無愛想な大牧場主テイトに反発心を覚える。しかしワイルドな彼を崇拝する息子が「僕は父さんを知らないんだ」と言ったとき、テイトの意味深長な沈黙の訳を――そして彼自身のことを、もっと知りたいと思うようになって……。 *『孤独が終わるとき』は、ハーレクイン・デジタルから既に配信されている作品と同作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-ふたりの想いと情熱が、たった一夜で消えるはずはなくて。 1年前、エリーゼとショーンは真夏の夜の夢を分かち合った。エリーゼはショーンの外科医らしいスマートなたたずまいに惹かれ、ショーンはエリーゼの情熱的な女らしさにそそられた。お互い仕事第一で、男女間の面倒はとことん避けるふたりにとって、ひとときの甘い戯れに興じるには、理想の相手どうしだった。やがてショーンは都会へ戻り、あの一夜は、ひと夏の恋となった――。翌年の夏、突然倒れた祖父を看るためショーンが呼び戻される。彼ははばかりもせずエリーゼに情事の再開をほのめかすが、エリーゼの本能は告げていた。再び一線を越えたら、もう戻れない。彼と目が合うたび胸を熱くせずにいられない衝動に苛まれながらも、戯れ以上の深み……そう、たとえば“愛”なんて危険は冒せない、と。■イギリスで10万部を売り上げ話題をさらったサラ・モーガン初の長編『誰もいないはずの聖夜に』。あれから半年、きらめく太陽が眩しい夏のバーモントに、オニール3兄弟の次男ショーンが戻ってきます。あの秘密の一夜は過去のもの、とうそぶくエリーゼですが……。
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4.0街は光り輝き、誰もが幸せそう…… クリスマスを嫌いなのは、私だけ? 離婚した両親に捨てられたのは、13歳のクリスマスの朝だった。 以来ケイラは、寂しさが募るこの季節が大嫌いだった。 今年はどうやり過ごそうかと、仕事中も暗い気分で思案していると、 思いがけずも、上司から休暇返上の出張命令が下された。 新しいクライアントから、条件つきで仕事の依頼があったというのだ。 “1週間うちのリゾートに滞在して、キャンペーンを企画してほしい”と。 浮かれ騒ぐ街から逃げ出す、またとない口実だわ。ケイラは快諾した。 雪に埋もれたコテージで、クリスマスが終わるまで隠れていよう。 リゾートのオーナー、ジャクソンがどれだけハンサムだろうと、 仕事に没頭するケイラにはなんの支障もないはずだった。 当のジャクソンは、まったく逆の考えを抱いていたとしても。■HQロマンスやイマージュで、枠にとらわれない多才ぶりを発揮している人気作家サラ・モーガンが、初の長編を手がけました。本国イギリスで10万部を売り上げたこの作品は、ロマンティックな気分にさせてくれること請け合いの、極上クリスマス・ロマンスです。
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4.019世紀英国。子爵令嬢が亡きおばから受け継いだのは、レディが独りで生きていくための手引――全米ベストセラー作家が贈る、珠玉のロマンス! 子爵令嬢ルーシーは社交界デビューを前に憂鬱だった。ドレスや宝石には見向きもせず慈善活動に走りまわる毎日で、貴族との縁談には興味が持てないのだ。そんな矢先、独身を貫いた亡き伯母から突然小包が届く。中には日記と、伯母が遺してくれた屋敷の鍵が――しかし父が屋敷をすでに売り払ってしまったと知り、ルーシーはどうにか買主と話をつけようとする。現れたのは見目麗しくもどこか影のある侯爵で……。
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-社交界ぎらいのレディと、ハンサムな堅物研究者。19世紀ロンドンに、身分違いの恋がそっと花開く… 変わり者ぞろいで有名なモアランド一族の長女シスビーは、公爵令嬢でありながら科学の研究に没頭する日々を送っていた。浮いた噂もないまま23歳になったある日、こっそり参加した公開講義で、才能あふれるハンサムな青年デズモンドと出会う。身分を隠して接するうちに、彼への友情はいつしか初めての恋心へ変化していくが、デズモンドにはシスビーを愛してはならない理由があって……。
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4.3傷ついた心を癒すのは、あなたがくれる痛みだけ――危険なほどに純粋な愛が始まる。NYタイムズNo.1作家マヤ・バンクス 夫を亡くして三年、ようやく過去に別れを告げる決意をしたジョスリン。心の奥にある孤独を振り払うため、彼女はつてをたどり、誰にも言えなかったひそやかな願いを叶えるべく秘密の場所へ足を踏み入れた。だが、そこはいるはずのない人――夫の親友で、親身に支えてくれるダッシュがいた。優しい彼の初めて見る暗く官能的な瞳に、ジョスリンの胸は震える。それは危険な愛の始まりで……。
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4.0堅物美女と型破りな公爵家の息子――正反対な二人の恋の行く末は!?面白さお墨付きのキャンディス・キャンプ、最新刊! 白い薔薇で飾られたその舞踏会場で結婚式後の祝宴が開かれ、ライラは花嫁である幸せそうな親友の姿を壁際から眺めていた。親友が嫁いだのは社交界でも有名なモアランド公爵家。その変わり者揃いの公爵家の面々と、ライラもすっかり仲良くなっていた――ただ一人、コンスタンティンをのぞいて。末男の彼は調子がよく世慣れていて、堅物なライラと正反対。顔を合わせればついいがみ合ってしまうのだ。そのとき「踊ってもらえますか?」と声をかけられライラは振り向いた。そこにはコンスタンティンが目を煌めかせて立っていて……。
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-公爵家の末っ子が恋したのは、男装した記憶喪失のレディ!?あの〈モアランド公爵家〉が15年の歳月を経て、新章開幕! モアランド公爵家のアレックスはその日、双子の兄弟が営む調査所にたまたま一人でいた。そこへ、帽子を深々とかぶって顔を隠した、小柄な紳士が依頼に現れる――と思いきや、なんとその紳士は男装した、黒髪の美しきレディ。どうやら気がついたときにはいっさいの記憶をなくしていたらしく、「自分を探してほしい」という。しかし手がかりは身につけていた指輪やロケットのわずかな所持品と、そこに記されていた“サブリナ”という名前だけ。行くあてのない彼女をひとまず公爵家に連れて帰ることにしたアレックスだが……。
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-愛してしまったのは、永遠の愛を誓ってはくれない人。ロマンスの名手L・ヒースが情感豊かに綴る、切ない愛の一幕。 マティルダはその午後、ハンサムな来訪者に厳しい視線を向けていた。妹の求愛者として現れたレクストン侯爵は、英国社交界最高の花婿候補と謳われ、家柄も立ち居振る舞いも完璧だ。しかし、かつての自分のような不幸な結婚をさせないため、マティルダは二人の外出にお目付役として同行する。完全無欠な侯爵の、不適切な一面はすぐに明らかになった――冬空を思わせる青い瞳はマティルダに向けられるときにだけ、暗く官能的な熱を帯びるのだ。危険な男性だ。妹にはふさわしくない。憤りつつも、彼のまなざしに体は熱くなって……。
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4.0求婚を断った相手が、まさか沙漠の君主だったなんて。大人気作家J・リンジーの伝説のデビュー作、満を持して登場! 18歳になった令嬢クリスティーナの初めてのロンドン滞在は、フィリップという男のせいで台なしになる。裕福そうな身なりに、社交界で異彩を放つ漆黒の髪と浅黒い肌――セクシーな風貌に惹かれたのも束の間、彼はいきなりクリスティーナに求婚し、唇を奪ったのだ。思わず彼の頬を打ち、クリスティーナは逃げだした。数日後、彼女は就寝中に襲われる。目隠しをされ、肩に担がれ、何日も経て辿り着いた場所は、見渡すかぎりの砂の国。暴漢が顔を覆っていた布を取る。クリスティーナは息をのんだ。それは、あのフィリップだったのだ。
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-悪名高き公爵が見つけた、心に染みいる純愛――人気作家L・ヒースが精緻に紡いだ、珠玉の愛の物語。 社交界に浮き名を流すアヴェンデール公爵は、退廃的な放蕩暮らしに退屈していた。周囲の女性たちは喉を鳴らし、吐息をもらし、耳元で淫らな言葉を囁く。それが楽しくないわけではないが、誰もが似通っていて同じことの繰り返しだ。そんなある夜、社交場に現れた謎めいた女性ロザリンドにアヴェンデールは目を留めた。取り立てて美人というわけでもないのになぜか心揺さぶられ、思わず彼女を暗がりへ連れ出すと、口づけを交わす。彼女の秘密にも、わが身を滅ぼしかねない危険なゲームを自ら始めてしまったことにも、まだ気づかぬまま。
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5.0壁の花になって途方に暮れていた私を救ったのはあなた――。ビクトリア時代を舞台に繰り広げられる可憐な恋の物語。 社交界にデビューして2年めを迎えた子爵家の令嬢クレアにとって、今夜の盛大な舞踏会は大切な催しだった。優雅にワルツを踊り、今度こそ理想の花婿候補に見初められるのだ。冷え冷えとした屋敷で問題だらけの家族と暮らすクレアには、結婚はただひとつの希望だ。しかしクレアは昼間の散歩中に足をくじいて、歩くのもやっとになってしまう。ワルツなど踊れるはずもなく、みじめな気持ちで部屋の片隅にぽつりとたたずんでいると、見覚えのない容姿端麗な男性が声をかけてきた。熱く真摯なまなざしにクレアの胸は高鳴ったが……。■NYタイムズ、USAトゥデイベストセラー作家の日本デビュー作品をお届け! ビクトリア時代を舞台にした華やかなヒストリカル・ロマンスになります。子爵令嬢であるヒロインは結婚を夢見ていますが、ヒロインを取り巻く上流階級は、よりよい結婚相手をゲットしようと足の引っ張り合い、陰口の渦。いつの世も女性同士のいじわるは変わらず、浮かないように時には頭が空っぽのふりまでするヒロインの姿には共感する人も多いのでは。そして読みどころは、もちろん恋の行方。ヒロインは舞踏会の壁の花となったときに、謎めいたヒーローと出会います。互いに惹かれ合いながらも決して結ばれる運命にないふたり。距離を置こうとするさまは「切ない!」の一言。もどかしくもキュンとするロマンスをご堪能ください。
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3.8心に闇を抱える紳士は、ある晩、汚れなき天使を拾った。人気作家ロレイン・ヒースが紡ぐ、記憶喪失ロマンス。 社交界で浮名を流すドレーク・ダーリングには“天敵”とも呼べる相手がいる。伯爵家の令嬢オフィーリアだ。どうやら放蕩の限りを尽くす成り上がりのドレークのことが許せないらしく、やたら辛辣な態度で接してくるのだ。そんな折、舞踏会の帰り道で、ドレークはテムズ川の近くで倒れている女性を見つけた。全身ずぶ濡れで意識を失っていたのはオフィーリアその人。しかも目覚めたとき彼女はいっさいの記憶を失っていた。途方に暮れるオフィーリアを前にしていたずら心に火がつき、ドレークは告げた。「実は君は、僕の家の家政婦なんだ」 ■ご好評いただいた『公爵とリトル・ローズ』関連作。前作でも人気の高かった富豪ドレークがヒーローの物語です。路上生活から身を立てた彼は、そつのない紳士でありながら暗い生い立ちを背負って生きる、影のある美男。そんなドレークを女性が放っておくわけがなくもちろんモテモテなのですが、ヒロインのオフィーリアだけはその放蕩ぶりを“不道徳”と言って、彼を目の敵にしています。ところがある事情からヒロインが記憶を失ってしまい……。素顔を見せたヒロインの、けなげでかわいいこと! ヒーローが恋に落ちてしまうのも納得。ヒーローにもヒロインにもときめく、珠玉のストーリーです。
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4.0意に染まぬ結婚さえも、彼女は拒むすべがない――不遇の令嬢に訪れた、奇跡のシンデレラ・ロマンス。 継母に疎まれ、異母妹たちのために裕福な男性と結婚することを期待されている令嬢サラ。社交界シーズン真っ盛りのある日のこと、サラたちは一家そろって郊外の瀟洒な館ソーンクリフへ休暇に訪れる。そこで両親の選んだ“有望な独身男性”と初対面し、サラは打ちのめされた。相手は親子ほど年の離れた年寄りで、好色な目を向けてきたのだ。結婚とは名ばかりで、売り払われるも同然だわ。悲嘆に暮れていたとき、同じく館に滞在中のスペンサー子爵と出会う。サラの胸はときめくが、彼女には幸せな結婚など望めない理由があって……。 ■広大なお屋敷、ソーンクリフ・マナーを舞台に繰り広げられる、華麗なリージェンシー・ロマンスをお届けします。ヒロインのサラは親の決めた相手との結婚を迫られた令嬢。それも相手の男性は親子ほど年が離れ、好色で卑劣。サラは嫌悪感をおぼえますが、ある事情からこの結婚を断るすべはありません。一方、同じ屋敷に滞在するスペンサー子爵は、独身主義なのに母親からも5人の妹たちからも結婚を急かされて辟易しています。偶然サラと知り合った子爵は、彼女を助けたいと思うようになりますが…。子爵のまわりで活躍する妹たちがとってもキュート。ぜひ縁結びに奔走する彼女たちの視線でお楽しみください。
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-一度だけ、夢を見させて。もう二度と叶わなくても。 心を閉ざした億万長者に、彼女は身分違いの恋をした―― J・R・ウォードが紡ぐ、切ない純愛ロマンス 湖畔の小さな町で暮らすジョイ。 恋愛経験もなく、家族の世話に明け暮れる毎日だが、夏だけは心が浮き立った―― 避暑のため、名家の御曹司グレイがやってくるからだ。 長年彼に思いを寄せながらも、いつもなら挨拶をかわすだけだが、今年は何かが違った。 ひょんなことからNYで彼と数日間過ごすことになったのだ。 魔法のような時間のあと、ついに夢見た二人きりの夜が訪れるが、待っていたのは冷たい現実で……。 *本書は、mirabooksから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-そばにいるのに愛されないのは、あまりにさみしい……。 社交界デビューしたばかりの19歳のエヴィには、数多の紳士に言い寄られても、とうに心に決めた相手がいた。親友の兄で11歳年上のジェームズ。やがて伯爵となる彼が、遠い国へ旅に出ると知って、エヴィは勇気を出して恋心を打ち明けた。彼が鮮やかな緑の瞳でエヴィを熱く見つめ――熱烈なキスをくれるとは想像もせずに。驚きと喜びに舞い上がるエヴィ。だがその手を握った彼は翌朝、求婚を心待ちにしていたエヴィに何も言わず、旅立った。エヴィは泣き暮らし、心に誓った。もう誰も愛さないし、結婚もしないと。2年後、舞踏会でしつこく言い寄ってくる男に襲われかけたエヴィは、相手の足を撃ち難を逃れたが、悪評が立つ前に形だけの結婚をすることに。花婿に名乗りを上げたのは誰あろう、帰国したばかりのジェームズだった! ■Kindleのベストセラー作家にしてRITA賞ファイナリストという実力派M・ウィリンガムがシェイクスピアの『じゃじゃ馬ならし』にインスパイアされて執筆した作品! 傷心からじゃじゃ馬となったヒロインの、初恋の伯爵との切ない愛なき結婚の行方は?
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-銀の匙をくわえて生まれたのに、私は社交界からこぼれ落ちた……。 親の反対を押し切って駆け落ち同然に結婚したエマは、社交界に身を置けなくなり、実家の援助も受けられずに暮らしてきた。4年前に夫を亡くし、今、エマの生活は困窮を極めていた。子供を学校にやるのはおろか、新しい靴を買ってやることさえできない。そんなある日、エマはダンディな侯爵ハントと出逢い、高潔で知的で優しい彼にまたたく間に惹かれていった。やがて、跡継ぎが必要な彼から結婚を提案され、エマは胸を高鳴らせた。ところが、折しも母からハントの“最新の愛人”と揶揄されたうえ、自分の父親が誰なのか本当は不明だと知ったエマは、ハントに告げた。「私、あなたと結婚はできません」彼の名を汚すわけにいかないから……。 ■Amazonの読者レビューで高い評価を受ける本作は、社交界からこぼれ落ちて社会の片隅に生きるヒロインの物語。ダンディな年上侯爵ヒーローは、彼女の灰色の地味な服を見て、社交界に出入りしていないと悟りつつも、自分の求める妻にふさわしいと確信し……。
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-公爵様と踊った思い出を胸に、明日から私は家庭教師になる……。 駆け落ちして伯爵家を勘当された母のもとに生まれたアンナ。今は亡き母が手持ちの宝石を売って行かせてくれた学校で教育を受け、明日からは家庭教師として一生働くつもりだった。だが今夜、伯爵令嬢である親友マリアの計らいにより、アムスコット公爵家で催される舞踏会に代理出席することになった――すてきなドレスをまとい、“レディ・マリア”の名を借りて。思いがけず、アンナは主役の公爵ジェームズにダンスを2度申し込まれ、さらにはキスもされて、こう告げられた。「明日、君の家を訪ねる」だめよ! 私はレディ・マリアではないし、明日からは働く身なのだから。公爵への恋心を封印し、アンナは慌てて舞踏会をあとにした! ■真夜中に逃げるように去った魅力的な“レディ・マリア”に求婚するため、公爵は翌日に家を訪問し、気に入った女性がレディ・マリアではなかったことを知ります。やがて公園で再会を果たす二人ですが、公爵と家庭教師は普通は友人にさえなりえない関係で……。
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-稀代の放蕩富豪が求婚したのは、父にさえ愛されない醜いあひるの子。 母を亡くし、父から“返品されたもの”のように扱われるアデリーン。きっと、私には母のような美しさが欠けているからだわ……。そんな彼女には、父に決められた20歳も年上の婚約者がいた。さるレディの屋敷で催されるハウスパーティーへ招待されたとき、アデリーンは婚約者とそのレディが密通していることを知り、彼を愛していないとはいえ屈辱に耐えなければならなかった。翌日の晩、さらに驚くべきことが――アデリーンの眠る部屋に目が覚めるほど容姿端麗な男性が現れ、彼女の純潔を奪ったのだ!相手は、彼が歩いた後には恋に破れた女のハートが積み重なると言われる社交界随一の人気者、放蕩富豪グラント・レイトン。いったい、なぜ? ■アデリーンの部屋にグラントがやってきたのは、婚約者の浮気相手のレディが仕組んだ罠でした。期せずしてとはいえ、アデリーンと夜をともにしたグラントは、責任を取って彼女に求婚する羽目に。けれど傲慢な男性にあれこれ指図されたくないと、彼女は断り……。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている『一度だけの誘惑』を改題したハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-清貧のシンデレラにはわかっていた。愛だけでは身分差は超えられないと。 社交界デビューを間近に控える牧師の長女コーラは、若きハーロウ公爵の舞踏会へ出席できることになった――折しも自宅に誤配された返送先不明の空色のドレスをまとって。それは、彼女の境遇では到底買えない高級なシルク地の上等品だった。いざ舞踏会が始まり、コーラを最初のワルツの相手に選んだのはなんと、夏の海のような青い瞳が美しい、ハーロウ公爵デクラン!コーラはたちまち彼に惹かれるが、みずからの素性は明かせなかった。貧しい牧師の娘が公爵と結婚できないことはわかっていたから。でも、このおとぎばなしの続きを味わいたい。あともう少しだけ……。そう願ったが、その空色のドレスは私のものと主張する令嬢が現れ―― ■長年、母の看病や妹たちの世話に忙しくしてきたコーラ。貧しさゆえただ一度のチャンスと臨む社交界シーズンに、天の恵みのように受け取ったドレスが恋の波瀾を巻き起こします。しかも空色のドレスの持ち主は、デクランの第一の花嫁候補と目される令嬢で……。
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-夫の生還、よみがえる片想い。妻は愛と嫉妬に懊悩する……。 ローラはある夜、婚約者と馬車で移動中に何者かにさらわれた。洗練された身のこなしに、魅惑的な瞳を持つその男が顔を覆い隠していたハンカチを外した瞬間、ローラは目を疑った――2年前に海で死んだはずの夫、ルーカス! 最愛の夫が生きていた!「きみの婚約も今日までだ。きみはぼくと結婚しているんだぞ」ルーカスをいまだ愛するローラの心はしかし、複雑に揺れた。そもそも二人の結婚は、ルーカスの手違いによるものだったから。そう、私は手違いの花嫁……愛されぬ花嫁だった。ローラのそんな切ない思いを裏づけるかのように、ルーカスはかつて彼が結婚を望んだ別の女性を屋敷で匿うと言いだし……。 ■追いはぎに襲われたとき、ローラは何を奪われてもネックレスだけは渡せないと頑張ります。それは、亡き夫ルーカスから贈られた大切な形見だったから。ところがその“追いはぎ”がまさかルーカス本人だったとは! リージェンシーの名手H・ディクソンの名作! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている『さらわれたレディ』を改題したハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-路地裏で伯爵が見つけたのは、薄汚れた少年の姿をした真珠だった―― 伯爵アダムはある日、ロンドンの路地裏で時計を盗られ、スリを働いた相手を捕まえてみると、小柄な少年だった。エドと名乗った少年は意外にも聡明そうで、誇り高さすら感じられた。少年に同情し、路地裏生活から救い出してやろうと考えていた矢先、アダムはその少年が何者かに殴られて路上に倒れているのを発見した。急いで知人の館へ運びこむと、そこで驚きの事実が判明する。少年はなんと、エドウィナという名の麗しき18歳の娘だったのだ!だがそのときのアダムはまだ知らなかった――エドウィナが本当はさる男爵家の令嬢であることも、アダムの横顔を見ただけで胸の高鳴りを抑えられずにいることも。 ■父を亡くした男爵令嬢エドウィナは、後見人に決められた不気味な老伯爵との縁談を嫌い、少年に扮して家出を決行。けれども所持金をすべて盗まれたうえ、悪党につけこまれて路地裏でスリを働かされていたとき伯爵に拾われたのでした。不遇な令嬢の恋の行方は? *本書は、ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャルから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-誰からも望まれないのなら、私は独りで、この子を産む。 フィオナは凶暴な父から逃れるべく、遠くを目指して家出した。道中、湖で沐浴していると背後から声をかけられ、振り返った瞬間、相手を見て驚愕する――1年前まで相思相愛だったブランドン!よりにもよって、ここが彼の領地だったなんて……。かつて二人は双方の父親に交際を反対され、逢い引きを重ねたが、不幸にも氏族間で争いが起き、秘密の恋は終わったのだった。フィオナのせいで氏族に犠牲が出たと考えるブランドンは今、瞳に怒りの炎を燃やしてこちらを鋭く見据えている。そのとき、フィオナが地面に置いておいた布包みから赤ん坊の声が響き、彼女は告げた。「ブランドン、あなたの息子を紹介するわ」 ■美しい赤ん坊にほほ笑みかけられたブランドンは思わずほほ笑み返しますが、はたと、これは罠ではないかとフィオナの意図を勘繰ります。けれども、赤ん坊の腕にはブランドンや彼の兄と同じピンク色の卵形の痣があり、この子は確かに自分の息子だと悟るのでした。
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-〈奥様が帰宅されました〉伯爵は手渡された紙を、握り潰した―― ロンドンの路地裏の下宿屋に暮らすパーディタは、3カ月前に市場町で旅一座に拾われ、経理や衣装管理の仕事をしている。じつは彼女にはそれ以前の記憶がない。“パーディタ”も仮の名だ。ある日、仕立屋で用事を済ませ、急ぎ自宅に足を向けたつもりが、なぜか下宿屋ではなく大きな屋敷に帰り着いてしまった。「お、奥様」驚き顔の執事に中へ招き入れられ、彼女は混乱した。奥様って……? 私は何者でもない、名もなき路地裏の住人だけれど。しかし、どこか見覚えのある部屋に通されてしばらくすると、怒った男性――エピング伯爵が雷のごとく飛び込んできて言い放った!「君への要求はただ1つ。私たちの子供がどうなったかを話すことだ!」 ■伯爵の顔を見たとたん、彼が夫だとわかったパーディタこと、エピング伯爵夫人メアリー。“私たちの子供”と聞いて、自分に子供がいたのかと彼女は驚きますが、怒濤のごとく押し寄せた感情に心が乱れ……。リージェンシー・ロマンスの大スター作家による傑作!
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-灰かぶり娘と公爵家子息の“友情”が、永遠の愛に昇華するはずもなく―― 1771年フランス。孤児のリラはラングドック公爵家のメイドとして、12歳の頃から働いてきたが、使用人たちにいじめられてきた。つらいときに救いとなったのは、公爵の子息バスティアンの存在だった。リラはいじめられるたびにかばってくれる彼を密かに慕うも、身分違いも甚だしい恋などこの世界にはありえなかった。そんなある日、公爵の書斎に呼ばれたリラは、驚きの事実を告げられる。彼女はさる伯爵の、出生時に死んだと思われていた娘と判明したという!しかも父親同士の取り決めで、将来バスティアンと結婚するのだ、と。だが、弾みかけたリラの心に、バスティアンの冷たい言葉が突き刺さった。「君との結婚は私の計画にはない。私が結婚するのは、元使用人ではなく、非の打ちどころのない評判の高貴な女性でなくては」 ■心の拠り所だったバスティアンからの容赦ない言葉に深く傷ついたリラ。彼が国外に旅立ってしまったため、その日を最後に二人が会うことはありませんでした――4年後に、彼が公爵となって帰国するまでは。気鋭の作家パーカー・J・コールが放つ、濃厚で情感豊かな灰かぶり物語!
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-恋の喜びが一転して、愛の苦しみになるなんて……。 外科医の娘カサンドラは馬車に乗っていたある朝、不穏な銃声を聞いた。見ると、整った鼻筋と官能的な唇を持つ優美な男性が倒れていた。痛みに顔を歪めながらカーロウ伯爵と名乗った彼に、応急処置を施す。カーロウ伯爵といえば、傲慢で、ロンドン中の美女との噂がある男性だ。とても魅力的だけれど、私とは住む世界の違う人だわ……。しかしその後、カサンドラの妹がカーロウ伯爵のいとこと駆け落ちし、彼女は伯爵と一緒に、いなくなった二人を追いかけることになった。しだいに惹かれ合い、カサンドラは生まれて初めての恋をした――伯爵が彼女を誘惑できるか友人と賭けをしていると、偶然立ち聞きしてしまうことになるとも知らずに……。 ■明るく華やかな英国摂政期を舞台に繰り広げられる恋を描くリージェンシー・ロマンス。なかでも実力派ヘレン・ディクソンが生むヒロインはとてもけなげで好感度が高くて人気です。本作のヒロイン、カサンドラも正義感が強くて賢く、好きになること請け合いです! *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-花嫁を醜いほうの娘にすり替えるとは、我が氏族を侮辱するつもりか! 女子修道院に暮らすイリサは突然、非情な父の命令により連れ戻された。 「お前は結婚することになった。相手には花嫁が、私には同盟が必要だ」 政略結婚の相手はマクミラン氏族の支族長、ロス・マクミラン。 視界を遮るようなベールをかぶせられ、式に臨んだイリサが知ったのは、相手方からは、花婿本人ではなく代理人しか現れなかったこと。 そして、本当はイリサの姉が花嫁になる約束だったが、どういうわけか日陰の妹である自分が代わりに差し出されるという事実だった! 修道女のような私に、美しい姉の代わりなんて務まらないのに……。 一方のロスは、醜いと噂のイリサをあてがわれたと知って憤慨した。 やがて、目の前に連れてこられた花嫁がベールを脱いだとき、ロスと氏族の者は一斉に息をのんだ――花嫁の、その無垢な美しさに! ■じつは左腕が不自由なイリサは、冷酷無慈悲な父からお荷物扱いされて修道院に送られていたのでした。それなのに、今度は都合よく連れ戻され、騙し討ちのようにマクミラン氏族の花嫁にさせられた真相は? そして夫となったロスの、妻に対する意外すぎる反応は?
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-娘を見るたび、まぶたに浮かぶ彼の姿。ある日、本当に彼を目にするとは――! 乗馬中にぶつかった男性が顔を上げた瞬間、メリッサは息をのんだ。シルバーグレーの瞳。傲慢そうな顎。間違いない。ローレンスだわ。この20カ月、かたときも頭を離れなかった男性――ファーストネームしか知らなかった娘の父親が、目の前にいる。「メリッサじゃないか! その子はいったい──」「ローレンス……」腕のなかの娘を強く抱きしめ、一歩後ずさる。都会に憧れる世間知らずの男爵令嬢が、使用人の姿で訪れたロンドンで素性の知れない男と恋におち、身ごもった。家名に泥を塗ったと激怒する両親の反対を押し切って、メリッサは娘を産み育ててきた――。「とても美しい子だね。君の夫は幸せ者だ」「夫はいないわ」その言葉に“ウィンチカム伯爵”は顔色を変えた。 ■メリッサが自分の子を産み育ててきたことに責任を感じてローレンスは、彼女に求婚。彼が裕福な伯爵と知って大喜びする両親をよそに、メリッサは哀しみに沈みます。彼が欲しいのは私ではなく娘だけだから……。リージェンシーの切ないシークレットベビー物語!
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-落ちこぼれの私では貴族の妻になれない。どんなにあなたを愛していても。 ダンスは壊滅的に下手、流行のドレスや装飾品には興味なし、お茶会で気のきいた会話もできない――レティは母の悩みの種だった。そんな彼女は、誰にも言えない秘密の二重生活を送っている。男性に扮し、医師として村の人々の命を日々救っていたのだ。そんなレティのもとに、診てほしい妊婦がいるという手紙が届いた。患者の兄は、レティの初恋の人アンソニー卿だった。医師を続けたいなら、淑女の私を知る彼に会うのは危険すぎる。男装を見破られたら、家族までとんでもない醜聞に巻き込んでしまう。でも、苦しむアンソニー卿の妹を見捨てるわけにはいかない。それに何より、彼に会いたい気持ちを抑えておけなくて……。 ■エレノア・ウェブスターの邦訳デビュー作をご紹介します! 男装してまで医師として人々に尽くすヒロイン。戦争で体と心に深い傷を負うヒーロー。二人は不器用ながらも距離を縮めていきますが、村の名医が実は彼女だったと知られた瞬間、すべては壊れ――。
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4.0男性が怖い。肌を重ねずにすむならと受け入れた婚約だったけれど……。 時は1813年。“壁の花”“氷のレディ”と陰口をたたかれている伯爵の娘レジーナは、許婚との結婚式に臨もうとしていた。男性恐怖症に悩まされる彼女が、親の決めたこの婚約を受け入れたのは、当面は形だけの結婚で床入りの必要はないと許婚に言われたからだ。ところが式の当日、祭壇の前に許婚は姿を現さなかった。置き去りにされた花嫁として世間の白い目に耐える覚悟をしかけたとき、彼女の前に現れたのは、ハンサムなキャムフォード子爵ダルトン――7年前に一度だけ会ったことがある、許婚の親友だった。彼は驚きざわめく参列者たちを尻目にレジーナを連れ出すと、言った。「私と結婚してほしい。でも、君を誘惑しないという約束はできない」 ■端整な顔立ちで頼りがいのある子爵と、かつては天真爛漫だったのに今は壁の花と化した伯爵令嬢の切なくも美しい恋物語。開くことをやめてしまったつぼみのようなヒロインの心を、子爵はどう溶かすのでしょうか? 日本デビュー作『領主様の家庭教師』の関連作。
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3.0忘れられなかった初恋の人に、妻をあてがう立場となって再会し―― 結婚仲介人として生計を立てるアメリアは、新しい顧客である美しい令嬢を連れて、舞踏会に出席した。そこで彼女は独身主義者と悪名高いストーン公爵と再会する。社交界デビューの年、アメリアは彼にひと目で惹かれたが、ひどく冷たくあしらわれ、初恋は無様に砕け散ったのだった。あの公爵も、ついに花嫁を探すことにしたということ?アメリアが顧客の令嬢を紹介すると、意外にも彼はとても優しく、その紳士的な態度はお目付役のアメリアに対しても同様だった。公爵は令嬢を気に入っているようだわ……。喜ぶべきことなのに、なぜか彼と目が合うたび、その熱いまなざしに心がざわめき――。 ■アメリアがストーン公爵に手ひどい失恋をしてから数年。再会時、公爵は彼女を覚えてすらいませんでした。顧客の幸せを願い、公爵との結婚を後押ししようとするアメリアですが、それが実現しそうになったとき、まだ自分が公爵を愛していることに気づくのです。
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3.0子爵が乙女の唇に残した永遠に消えない、キスの刻印。 18歳のルーシーは、遠方の父親から思いも寄らぬ手紙を受け取った。なんと彼女を結婚させるというのだ。ずっと年上の、中年男と!婚約を社交界公認のものにするため、彼女は無理やり盛装させられ、婚約者となる男とともに、華やかな舞踏会に連れていかれた。と、二人の間に割って入ったハンサムな男性がいた。ロックリー子爵だ。彼はルーシーを静かな庭園に連れ出すと、優しく慰めた。「君は無垢で、若すぎる」そう言いながらも、甘いくちづけをして……。ルーシーは、子爵こそ私の愛する人と悟ったが、このキスによって婚約は破談になり、ルーシー自身も欧州に身を隠すことになる。1年後、美しい淑女となって戻った彼女に、ロックリー子爵は―― ■ヒストリカル・ロマンスのベテラン作家ヘレン・ディクソンによるみずみずしい初恋の物語をお贈りします。美しい大人の女性となり再び子爵とめぐり会ったルーシーですが、実は彼と元婚約者との間には因縁があることがわかり……。波瀾万丈なロマンスの行方は?
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-恋人はおろか、愛人にもなれない。ましてや、彼の妻になど。 家庭教師のフランシスは自らを戒めていた。彼に惹かれてはいけない。初仕事として派遣されたのは、遠く離れたスコットランドの領主の館。主であるラクランに、ロンドン社交界の作法を教えることだった。伯爵令嬢の婚約者がいながら、貴族のしきたりには無関心な彼を、ダンスや求愛のレッスンを通して完璧な紳士に仕立てあげるのだ。若い女教師の指図などおとなしく聞くはずもない傲慢な領主は、フランシスと踊りながらも投げやりで、誘惑的な冗談でからかってくる。野性的な美貌を持つこの男性に、軟弱なワルツなど似合わない――彼には、情熱的な愛こそふさわしい。握られた手を強く意識しながら、フランシスの胸は疼いた。それを私が知ることは、決してないけれど。 ■ミシェル・ウィリンガムのすばらしいデビュー作をお届けします! 悲しい過去を乗り越えるため、男爵の娘ながら家庭教師として身を立てる健気なヒロインと、氏族のために伯爵令嬢を妻に迎えることが決まっている領主の許されぬ愛。圧巻の読み応えをお約束します。
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4.0ハイランドに、優しい愛などない。愛は、乙女を一瞬で焼き尽くす野火。 破産寸前の没落貴族を父に持つペニーは、将来を悲嘆していた。いずれ私は、金持ちで好色な老人と結婚させられるのだろう、と。事実、父は娘を借金の形に売ったが、相手は意外な人物だった。ラクラン――海運業で莫大な富を築いたというハイランドの氏族長は、恐ろしく背が高く、屈強で非情な目をした無口な男だった。ペニーは怯えながら彼を見上げ、はっとした。この人を知っている!幼い頃、ただ一人心を許し、慕っていた年上の優しい少年。突然消えてしまった彼が戻ってくるなんて……私を妻にするために?だが、夫となったラクランに、少年の面影や優しさは微塵もなかった。彼はまるで復讐するかのように、夜ごと激しい情熱をペニーにぶつけ……。 ■HQロマンスとヒストリカル・スペシャル、二足のわらじで活躍する話題の覆面作家ミリー・アダムズがお贈りするのは、ワイルドなハイランダーとの愛なき結婚ロマンス。情熱的な筆致で綴られる感動作を、どうぞお見逃しなく!
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-1巻770円 (税込)『ヴァージン卒業宣言』 十代の頃から病弱な母の介護に明け暮れたウエイトレスのメリリー。気づけば同世代の皆が恋に結婚にと忙しい中、いまだ男性経験すらない。メリリーは意を決し、前から気になっていたセクシーな客ブリックに“初めての相手”を頼む。すると彼は一晩考えた末……。 『身も心も』 アンジェリーナは天涯孤独の身となり、寄宿学校へと送られて教育を受けた。アレクサンダー・セントクレア――第9代スタワーブリッジ公爵の計らいのおかげだ。3年後、彼女はロンドン随一の高級住宅街にある公爵の屋敷を訪れた。恩に報いて身を捧げるために。 『海賊に贈られた花嫁』 ガートルードは修道院から海賊船へ差し出された。船長の求める役目を果たすために。湯浴み中の船長に裸を誇示され、彼女は叫んだ。「ああ、神様!」船長が不敵に告げる。「海賊は奪う。持ち腐れの宝を狙う。優秀な海賊は、何一つ返さない――おまえを帰さない」 『過激な寵愛』 古代ローマ時代――奴隷小屋で競りに出された私は、堂々たる体躯の裕福な商人に買われ、彼の屋敷で働くことになった。夜、ご主人様が私の粗末な寝床に現れ、容赦ない歓びを与えてくださった。そこから、奴隷としての“お勤め”を待ちわびる日々が始まった――
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-仮面舞踏会の夜、乙女は窮地に陥って……。 「抵抗しても無駄だ。安心しろ――悪いようにはしない」リネットは仮面の男に抱きすくめられ、甘いおののきを覚えていた。弟が悪友にそそのかされて盗んだ宝石を返そうとしただけなのに、偶然居合わせた泥棒にとらわれて、唇を奪われてしまうなんて……。混乱するリネットの口から不意に、恥ずべき言葉が飛び出した――私の純潔と引き換えに、盗みを諦めてはもらえませんかと。男は彼女の申し出を一笑に付し、宝石を手に立ち去った。呆然と立ちすくむリネットは夢想だにしなかった。彼は単に、友人に預けていた宝石を持ち帰っただけだということを。そして、やがてリネットが住み込みで働く伯爵家の主だということを。 ■主不在のあいだに雇い入れられた家庭教師がリネットだと知るや、即座に解雇を言い渡す伯爵。リネットは深く傷つきながらも、彼と初めて会った夜の淡いときめきを忘れられず……。傲岸不遜な伯爵と心優しき健気な乙女の情熱的なシンデレラ・リージェンシーです。
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3.0けがれなき乙女の純情は、心なき伯爵に踏みにじられて……。 「あなた――あなたがアシャースト伯爵ですの?」優雅で荘厳な伯爵邸の書斎に通されたローザは愕然とした。書き物机から立ち上がった背の高い男性も驚いたように動きを止めた。つい先日最悪の出会いを果たした、あまりにも傲慢で魅惑的な男性――祖母が姉と結婚させようとしているのが、この人だったなんて。ローザは勇気を振り絞り、姉には愛する男性がいるのだと告げた。「わたしはここに……姉の代わりになるつもりで来ました。あなたがわたしとの結婚を考えてくださらないかと思って」身をこわばらせて頬を染めるローザを、伯爵は嘲るようにあしらった。「きみは自分にかなりの自信があるんだな。だが、答えはノーだ」 ■愛や家庭に興味はないと冷たく言い放ち、ローザを追い返した伯爵。しかし程なく事情が変わり、彼は便宜結婚を申し出ます。淡い想いと傷心を押し隠し、愛なき結婚を受け入れたローザでしたが……。『高慢と偏見』を彷彿とさせる、情感豊かな身分差ロマンスです。
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3.0乙女の尊いまでの純真さが、冷淡な伯爵の本気を揺り起こす―― 美しき黒髪の伯爵アレックスは名うての放蕩者だが、不貞をかさねて父を苦しめた母のせいで、女性には冷淡だった。そんな彼のもとに、ある日、敬愛する伯父が若い娘を伴い現れた。宝石のような瞳を持つそのアンジェリーナという名の娘は、かつて伯父との結婚を反対され大陸へ渡った、昔の恋人の忘れ形見らしい。貧困にあえいできた彼女に、礼儀や作法はこれから学ばせるという。アレックスは、伯父が財産をだまし取られるのではないかと疑い、この娘を早いところ誰かに嫁がせて、厄介払いしようと考える。ところがアンジェリーナは言い切った。「結婚なんてしたくありません」面白い。ならば生意気な小娘を、このわたしが誘惑してやろう。 ■結婚など跡継ぎのためだけと割り切る女嫌いの伯爵と、絶対に結婚などしないと決めている男嫌いの乙女。互いに心の傷がもとで異性を信じられなくなった二人の、恋の火花が深い愛に昇華するまでを描いた劇的シンデレラ・リージェンシーをぜひご堪能ください。
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4.0公爵とは知らずに捧げた、ただ一度の愛だったのに……。 平民の父を持つロザリンドは、母方の親戚の貴族たちに疎んじられ、そのつらい経験のせいで上流階級を避けて生きてきた。足の不自由な弟と幼い義理の弟妹のため、結婚もとうにあきらめていた。ある日、優しかった継父の死を機に、あくどいおじに家を奪われ、逃げた先で美しい銀の瞳の旅人レオと出会って心を通わせる。だがいずれロンドンへ帰る彼を思い、ロザリンドは胸を締めつけられた。そして生涯でただ一度だけ、愛しい人に身を捧げることを自分に許すが、ロザリンドが無垢だとわかるやいなや、レオの態度が豹変した。じつは公爵の彼は、自分に群がる女たちに辟易し、こう思っていた――彼女も僕の身分を知って、公爵夫人になるために誘惑の罠を張ったのか!■親戚やその周囲の非難がましい貴族たちと顔を合わせ、蔑まれ冷遇されることを考えると、今も怖くてたまらないロザリンド。そんな彼女は、愛を捧げたとたんに冷たくなったレオとロンドンで運命の再会を果たし……。大好評を博した『伯爵と壁の花』の関連作です。
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5.0氏素性も知れない私は、わずらわしいお荷物……。 生後すぐに母を亡くした幼い姫君は、貴族として生まれながら、父方の血筋を忌む祖母の命により、人知れず遠くの森に捨てられた。身元不詳の赤ん坊を拾った少年、名門家の次男マーカスは、彼女をロウェナと名づけ、面倒見のよい家令夫妻に育てさせた。月日は流れ、育ての親と死に別れた19歳のロウェナは、マーカスの異母兄の屋敷でキッチンメイドとして雇われる。だが、主人から下心たっぷりの誘惑を執拗に受けて困り果てていると、ある男性が颯爽と現れ、彼女を救った――ああ、マーカスさま!長く英国を離れていた彼がようやく帰ってきた。まさに夢のようだわ。大好きな彼の懐かしい姿に、涙をにじませるロウェナだったが……。 ■幼いときから密かに一途な想いを寄せてきたマーカスとの再会は、ロウェナにとっては無上の喜びでした。それなのに、ほどなくして彼女は、信じていたマーカスが自分を追い払うつもりだと語っているのを漏れ聞いてしまい、失意のどん底に突き落とされて……。
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-無垢な娘の罪なき誘惑は、不幸せな結婚への序章……。 二十歳のルイーザは決意を胸にロンドンのとある屋敷へやってきた。両親亡きあと、家督を継ぐはずの兄ジェームズは放蕩の限りを尽くし、故郷にも戻らず、毎夜賭事をしては大金をすっている。今すぐあの悪習を断たなければ、唯一残った館も人手に渡ってしまう。だが時すでに遅く、兄は一世一代の大勝負に出ていた。相手はカードの名手で社交界の重要人物、アリステア・ダンスタン卿。案の定、勝負を制したアリステアはしかし、その後に大きな過ちを犯す。ルイーザをジェームズの愛人と思いこみ、露骨に言い寄ったのだ。無垢な彼女は館を守りたい一心で、捨て身の作戦に出た。「4000ギニーいただけるなら、ひと晩、お相手を務めます」■頽廃の香り漂う18世紀ロンドン社交界。男は思った――誰の愛人だろうとかまわない、彼女が欲しい。女は思った――愛してもいない人に惹かれるって、こういうものなの? それぞれの思惑は外れ、事態は予期せぬ方向へ……。誤解と偏見が生む、愛の煩悶の物語。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0貧しきよるべのない娘を拾った公爵は、小鳥を襲う危険な鷹、それとも……? “けがれを知らない娘を堕落させる美貌の放蕩公爵”司書のジュリエットはそんな悪名高き公爵に雇われることになった。雨露をしのぐ家もない彼女にとって住み込みの仕事はありがたく、雇い主が噂どおりのふしだらな人物でないことを願った。あいにくの大雨に降られながらも公爵邸に到着すると、そこでは公爵ドミニクと貴族の友人たちが談笑しているところだった。破れたマントを引きずり、びしょ濡れのみすぼらしい彼女の姿を見て、友人たちは冷笑し、哀れな娘をあからさまに物笑いの種にした。顔を真っ赤にして恥じ入るジュリエットに、公爵が追い打ちをかけた。「女らしさのかけらもない。畑のかかしさながらだな」 ■冷たい雨に打たれ、高熱で倒れてしまうジュリエット。最初こそ侮辱的な言葉を放ったドミニクでしたが、彼女が病気と知るや心配で居ても立ってもいられなくなります。やがて周囲の貴族も、彼女が身なりを整えればとても美しい娘だと気づいてざわめき始め……。
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-「身も心もわたしのものになるんだ」伯爵は冷酷に言った。 わたしが養女だったなんて……。クリスティーナは打ちのめされた。イタリア貴族の血を引く彼女は、生後まもなく母を亡くし、祖母の計らいによって、ある条件付きで叔母夫妻に託されたのだという。それは“マルケージ伯爵の花嫁になること”先日、湖で出会った傲慢な紳士――初対面の私に無遠慮な視線を浴びせ、生意気な娘だと侮辱してきた。彼こそがマルケージ伯爵だったのだ。嫌いな相手なら結婚は無理強いしないと養父母は優しく言った。でも、これまで何不自由なく暮らせたのは、祖母からの養育費のおかげ。受け取った額はあまりにも莫大で、養父母に返済は不可能だろう。わたしはこの運命を受け入れるしかないの? ■史実を織り交ぜたロマンティックな作風で人気のH・ディクソンの作品をお楽しみください。傲慢なトスカーナの伯爵の花嫁となったヒロインの思いがけない運命とは? イタリアの魅力満載、巻末掲載の小宮教授のコラム【ヴィラという楽園】も、お読み逃しなく。 *本書は、ハーレクイン・ヒストリカルから既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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3.8“リトル・ローズ”と呼ばれたあの日、彼女は恋に落ちた。人気作家L・ヒースが描く、可憐で一途な初恋物語。 「求婚者が自分を本当に愛しているのか、持参金目的なのか、どうしたらわかるの?」――社交界にデビューしたばかりの令嬢グレースは、ある日の真夜中、不安を抱えてラヴィングドン公爵を訪ねた。幼いころにいじめっ子から助けられて以来、9歳年上のラヴィングドンはいつも彼女の救いの騎士だ。だが、2年前に最愛の妻子を亡くした彼は世捨て人のように荒んだ生活を送り、最近は会うこともなくなっていた。グレースはすっかり陰りを帯びた彼に驚きつつ、助けを求めた。彼女には、愛のある結婚をしなければならない理由があって……。 ■USAトゥデイやNYタイムズのベストセラーリスト入りを果たす人気作家がMIRA文庫に初お目見え。華やかなヴィクトリア朝のロンドンを舞台に切ない恋を描きます。ヒロインは19歳のグレース。持参金が多く世慣れていない彼女は、愛のある結婚を夢見て、幼なじみのラヴィングドン公爵に婚活のアドバイスを求めます。愛する妻と娘を亡くして以来、世を疎み孤独に生きてきた公爵は迷惑だとはねつけながらも、渋々彼女に助言を与えます。本当に彼女を愛する男なら――ただ花を贈るのではなく、“君の好きな花を選んで贈る”、ワルツのあいだは“君から目を逸らさない”。それを実演されるうち、いつしかグレースは手の届かない彼を愛してしまい…。ラヴィングドン公爵の誘惑の数々はため息もの。胸に染みわたる感動的な物語です。
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3.0路地裏をさまよう薄汚れた少年は、運命に見放された令嬢の、悲しき仮の姿。 男爵令嬢のエドウィナは少年に変装して家から逃げだした。不気味な老伯爵との縁談を、絶対受け入れられなかったから。だが世間の風は冷たい。所持金をすべて盗まれたうえ、悪人の手に落ち、ロンドンの路地裏でスリをはたらかされるはめになってしまった。ある日、偶然出会った立派な身なりの紳士アダムに救い出された彼女は、ほっとして自分が女性であることを告白した。すると、驚いた様子のアダムに意外な話をもちかけられる。「しばらく僕の屋敷に滞在して、ある仕事をしてくれないか?」伯爵位を継承したばかりだという彼から真剣な顔で頼まれ、一抹の不安を覚えながらも承諾したエドウィナだったが……。 ■PHS-102『迷い込んだ愛の森』で運命に弄ばれた娘の物語を描き、好評を博したヘレン・ディクソン。1770年のロンドンを主な舞台にした本作でも悲運のヒロインが登場し、魅力的な伯爵と数奇なロマンスを繰り広げます。どうぞお見逃しなく!
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-運命のいたずらで結ばれた相手は、 愛など信じない冷徹な貴族だった! 貴族の家に五女として生まれたデルフィーンは、姉たちのように美人でも優雅でもないことに引け目を感じていた。華やかな社交界にもなじめず、おばの影響で慈善活動に精を出す毎日だ。ある日、デルフィーンは孤児院から逃げ出した女の子を捜すうち、いかがわしい館に足を踏み入れてしまった。そこで、何者かの配下とおぼしき男から“人助け”を頼まれる。そして親切心からついていった先に、容赦ない運命が待ち受けていた!男の上司であるスティーヴンという名の貴族に娼婦と間違われて……。相手の勘違いに気づいたのは、時すでに遅く、純潔を奪われた後だった。ああ、困った人の役に立ちたかっただけなのに、なぜこんなことに?■想像と史実が絶妙なバランスを保つ物語を描くヘレン・ディクソンの新作を久々にお届けします。運命に弄ばれ、まだ見ぬ将来を汚されてしまったデルフィーン。彼女の両親は娘が巻きこまれた由々しき事態を知り、スティーヴンに責任を取って結婚するよう迫り……。
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3.5小さな湖畔の町で暮らすジョイの楽しみは、毎年夏になると避暑を求めてグレイ・ベネットがやってくることだ。グレイは近くに邸宅を持つ、名家のハンサムな御曹司。ジョイは長年彼に片想いをしながらも、たまに挨拶をかわし、甘い情事を密かに夢想するだけで満足していた。だがその夏は何かが違った――ひょんなことから、ジョイは彼に連れられNYに行くことになったのだ。そして初めて知る華やかな世界の魔法にかけられ、グレイと官能のときを過ごす。まさか夢が叶うなんて……喜びもつかの間、待っていたのは冷たい現実だった。
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4.0チェイスは取引先の建築事務所でジェーン・モーガンに出会った。社長秘書の彼女はいかにも真面目な女性。対するチェイスはいかつく、服装もラフなため、一見すると会社経営者には見えない男だ。ちらりとも笑わぬジェーンの澄ました態度にそそられ食事に誘ってみるも、あえなく撃沈。やはり僕みたいにがさつな男はタイプではないんだろう、と諦めたチェイスだったが、その夜、意外にもジェーンから“会いたい”と電話がかかってきた! 期待と混乱が渦巻くなか駆けつけたチェイスに、彼女は潤んだ瞳でとんでもない頼みごとをする。
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3.310年前、父が頭に大怪我を負ったあの日がローリの人生を変えた。以来、意識が戻らない父の看病に明け暮れ、大学進学も、恋も諦めたのだ。その父がついに亡くなり、抜け殻になったローリも、ようやく自分の人生を歩き出そうと思い始める。まだ恋をする気にはなれないけれど、割り切った甘美な関係を誰かと楽しめたら――そんな秘めやかな願いを偶然知り、相手に立候補したのがクイン。親友の兄で建築家として成功した、今や住む世界の違うエリートだ。昔なじみで憧れていたクインからの突然の申し出に、ローリは目を丸くした。
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3.4モリーが10年ぶりに故郷に帰ってきたのには訳がある。亡きおばが遺した家に住むため、というのは表向きの理由で、本当は兄の親友ベンに会うためだ。寡黙ながらハンサムで頼もしいベンに、モリーは昔から憧れていた。ほのかな想いが情熱的なものへと形を変えたのは、モリーが故郷を出る直前のこと。あの日、偶然見てしまったのだ──快感に浸るベンの淫らな姿を。以来、彼に抱かれる日を密かに夢見てきたモリーは、今こそその夢を叶えようとするが、ベンは相変わらずモリーのことなど妹扱い。そこでモリーは、大胆な作戦に出た。
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-十一歳のとき、ローンは見知らぬ少年が倒れているのを見つけ、介抱しようとした。ところが、戦で殺気立っていた仲間たちは助けるどころか少年に怒りの矛先を向け、なぶり殺しにした。やがて、漆黒の髪のたくましい青年が馬を駆って現れた。男の名はイアン・モンロー。少年の兄だった。弟の亡骸を見ると、彼は呪詛の言葉を吐いて立ち去った……。それから七年の歳月が流れたある夜のこと。ローンは夜道でいきなり頭から袋をかぶせられ、何者かによって拉致された。意識を失いかけたとき、目の前にはイアン・モンローの姿があった。★部族間の遺恨によりさらわれてしまった清らかな乙女ローン。現れたのは、復讐心に燃える冷酷非情な伯爵でした。憎みながらも愛する――人間の複雑な心の機微をご堪能ください。★
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-ローラはある夜、婚約者エドワードとともに馬車で帰途についた。二年前、夫ルーカスが、海の事故で亡くなったと知らされた。それ以来、夫の遺した領地を女主人としておさめてきたが、最近になって地元の有力者エドワードと婚約したのだ。早く式を挙げようと迫るエドワードの言葉を聞き流しながら、外を見ていたローラは、馬車の前に二人組の男が立ったのに気づいた。追いはぎだわ! 異変に気づいた御者が馬車を止め、片方の男が近づいてきたかと思うと、ローラは暗がりに連れ込まれた。なぜか洗練された身のこなしに、魅惑的な瞳を持つ男性だ。次の瞬間、口を覆うハンカチを外した相手を見て彼女は言葉を失った。★亡くなったはずの夫が、追いはぎとなって再び目の前に現れた!ヒロイン、ローラの数奇な運命はどうなるのでしょうか? 情熱的な作風のヘレン・ディクソンの世界をご堪能ください。★
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-カサンドラは職場に向かっていたある朝、公園で銃声を聞いた。人が倒れているのが目に入り、駆けよった彼女は思わず息をのんだ。整った鼻筋に、官能的な唇を持つハンサムな男性だ。優美な雰囲気からして、間違いなく貴族だろう。応急処置を施し、医者に行こうというカサンドラの申し出を断って、男性は苦痛に顔をゆがめながらカーロウ伯爵と名乗った。カーロウ伯爵――傲慢といわれていて、ロンドンじゅうのあらゆる美女との噂が絶えない男性。魅力的だけれど、私とは住む世界の違う人だわ。言葉もなくただ相手を見つめるカサンドラは知るよしもなかった。彼と思わぬかたちで再会することになるとは。
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3.0エレノアはある夜、義父に手込めにされそうになり、家を離れ、叔父の家にしばらく住まわせてもらおうと決心する。義理の姉の結婚式に出席し、その夜に出ていこう。だが祝宴もたけなわのとき、乱入してきた男を見て彼女は凍りついた。ウィリアム・マーストン!父を裏切って処刑台に送り、その後領地を没収されて国外追放となっていた男。かつて宮廷で最も魅力的と言われた彼は、端整な顔で義父をにらみつけ、自分を異国へ追いやった恨みを必ず晴らすと宣言する。二人を見守るエレノアは、次の瞬間、思いがけない行動に出ていた――領地へ帰ると言う彼に、同行させてほしいと頼み込んでいたのだ。★父の死の原因となった憎き男性と一緒に旅をすることになったエレノア。しかし行く先々で起こるさまざまな出来事は、二人の絆を強くするばかり。はたしてこの旅の終わりは?★
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4.0アデリーンは父に言われるままにポールと婚約した。ハンサムだけど二十歳も年上の彼とは話も合わないが、平穏で裕福な結婚生活を送れるにちがいない。ある日、二人がポールの女友達の屋敷に招待されたとき、ポールとその女性が密通しているのをアデリーンは目撃する。彼を心から愛しているわけではないけれど、私を欺いて、二人の愛の巣にまで連れてくるなんて……。明日の朝、一人でこの屋敷を出て、もう彼のもとには戻らないわ。そう決心したアデリーンは、屋敷で一夜だけ過ごすことにするが、夜中にふと目覚め、隣に見知らぬ男性が忍び込んできたのに気づく。
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-長身で黒髪の貴公子アレックスは、放蕩者で有名だが、浮気を繰り返し父を苦しめた母のせいで、女性には冷淡だった。そんな彼の敬愛する伯父ヘンリーがある日、アンジェリーナという若い娘を伴い現れた。アメジストのような瞳を持つ優美なその娘は、伯父との結婚を反対され大陸へ去った昔の恋人の忘れ形見だという。一方、伯父に愛を拒まれた腹いせにその弟と愛のない結婚をした女――それがアレックスの母だった。浅からぬ因縁に敵意を抱く彼に、アンジェリーナも負けていない。「わたしは誰とも結婚などしませんから」面白い。生意気な小娘を誘惑してやろうじゃないか。★従順な妻をめとり、情事をあきらめない――打算だけの結婚を思い描く放蕩者と、絶対に結婚などしないと決めている男性嫌いの美しき乙女。二人が心の傷に打ち克つ軌跡が、丹念に綴られます。★
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3.0わたしが養女だったなんて……。クリスティーナは打ちのめされた。イタリア貴族の血を引く彼女は、生後まもなく母を亡くし、祖母の計らいによって、ある条件付きで叔母夫妻に託されたのだという。それは“マルケージ伯爵の花嫁になること”先日湖で出会った傲慢な伯爵――彼こそが許婚のマックスだった。激しくキスされたことを思い出し、クリスティーナの頬が熱くなる。嫌いな相手なら結婚は無理強いしないと養父母は優しく言った。でもこれまで贅沢な暮らしができたのは、祖母からの養育費のおかげ。受け取った額はあまりにも莫大で、養父母に返済は不可能だろう。わたしはこの運命を受け入れるしかないの?■城から突然消えた赤ん坊。彼女をいつか必ず見つけ出すと心に誓った少年は十七年後、許婚として彼女の前に現れますが……。惹かれ合いながらも素直になれない、二人の心の葛藤が切ない一作です。
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-傲慢を極めた大富豪が、無垢な乙女にひざまずく日―― 継父に虐げられ、両親の死後は施設で育ったケイトは、4年前、実は大物実業家の隠し子だったことがわかった。以来、異母兄に引き取られて暮らしてきたが、18歳の今も、訳あって事実を公表できず、世間には兄の恋人と思われている。そんなある日、年上で妖艶な大富豪ダミアンと出逢う。いるだけで場を制圧するような傲慢さには反感を覚えるけれど、誰もが認める彼の才能とカリスマ性には危険な魅力がある。“彼に恋しちゃだめよ”“いいえ、恋してみたら?”天使と悪魔の声に惑うケイトに、ダミアンが誘惑の手を伸ばす!
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-愛のままには生きられない。私はただの政略結婚の道具だから。 許婚が事故死し、ランツァは心から嘆くも、親の決めた政略結婚から解放されたことにほっとしている自分に後ろめたさを感じていた。そんなある日、今度は亡き許婚の兄ステファノとの結婚を命じられる。彼とは、大人になってからまともに会ったこともないのに。病を患う父を安心させるためにも、ランツァは従うほかなかった。1年後の結婚式の日、祭壇でようやく顔を合わせたステファノは、驚くほど端整な顔だちで、大人の魅力をまとい、きらきら輝いて見えた。そう、ランツァは幼き日から、本当はステファノが好きだったのだ。だが、人知れず頬を染めるランツァに、彼は事務的に告げた。これはあくまでも形だけの結婚で、寝室は別だ、と。 ■大スター作家レベッカ・ウインターズが描いた、愛なきロイヤル・ウエディングと切ない片恋の物語。もどかしい二人のロマンスに加えて、ヒーローの亡き弟との兄弟愛が優しい筆致で綴られた本作は涙なくして読めない名作です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-この子の髪も瞳も、あなたにそっくり。それなのに、血のつながりを疑うの? 看護師のミアはある夜、たくましくて魅力的な男性ブリンと出逢い、パーティの喧騒から逃げてきた者同士意気投合し、一夜を共にした。だが翌日には彼が異国へ渡ってしまい、それきりとなった。3年後、ミアはあの夜に授かった娘を独りで産み育てていた。小さくてかわいい、私に生きる目的を与えてくれた大切な娘。父親にそっくりなのに、父親のことを知らない娘……。ところが彼女の住む地域が嵐に襲われたとき、救急救命士としてドクターヘリで現れたのはなんと、忘れもしないブリンだった!思いがけない再会にミアは戸惑いながらも、娘の存在を彼に告げた――予期せぬ反応に打ちのめされるとも思わず。「僕は親子鑑定を要求する」 ■劇的な展開の『愛し子がつなぐ再会愛』(I-2813)で鮮烈な日本デビューを飾ったルイーザ・ジョージによるシークレットベビー・ロマンスをお届けします! ヒーローが頑なに娘との親子鑑定をしたがるのには、じつは深い事情があって……
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-愛で支えたかった。愛を拒絶された。切なすぎて、もう耐えられない……。 助産師のヒーラは医師の夫レオと4カ月前から別居していた――もうすぐ臨月を迎えるというのに。原因は、年の離れた妹を亡くしたレオが罪悪感に囚われ、ヒーラがあなたの力になりたい、話をしてほしいと言っても、妻である彼女にさえ心を閉ざし、人生から閉め出したことだった。居を移したヒーラは、彼が迎えに来ることを密かに期待したが、非情にも時間だけが過ぎていく。独りで出産するしかないのね……。ところがあるとき、ヒーラが手伝うクリニックに2週間限定で、膝が震えるほど美声でハンサムな医師が来たという噂が。話半分で聞きながら診察室に入ったヒーラは目を疑った。「レオ?」 ■疎遠になって4カ月。ようやくヒーラの前に現れたレオは、「話がある」と彼女に語りかけますが、つらい思いをさせられてきた彼女は素直に応じられず、拒んで帰ろうとします。けれども、突然めまいに襲われ、レオの車で自宅まで送ってもらうことになり……。
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-なぜ、今になって戻ってきたの? 娘にどう告げよう――父親はあなただと。 セバスチャン――? フェリシティは我が目を疑った。 16年前、自分を捨てて消えた恋人が、目の前にいる。 今や世界的ホテル王となったセバスチャン・デュボワ―― 忘れえぬ初恋の人が、16年ぶりに村を訪れたのだった。 フェリシティは胸を締めつける痛みをこらえた。 この16年、いったいどこにいたの? ああ、どんなにあなたが恋しかったか! セバスチャンは結婚指輪はしていなかった。恋人はいるのかしら。 ききたいことは山ほどあった。でもその前に話すべきことがある……。 「私、子供がいるの――私たちの子よ」 ■かつて愛した男性との予期せぬ再会に、驚愕し、怯えるヒロインをかたわらでなだめる愛娘は、まさかその男性が自分の父親とは知るよしもなく……。気鋭の新作家レイチェル・スチュアートが16年越しの愛の形を描く、感動のシークレットベビー物語!
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-昼間は秘書。午後5時からは恋人。傲慢なボスとの、偽りの恋……。 秘書のアビーが高名な富豪弁護士グレイの下で働き始めて1年。ボスは傲慢で実に扱いにくい反面、とても優秀で魅力的な男性だ。そんな彼が求める秘書であろうと、アビーはしかつめらしい服に眼鏡とひっつめ髪のスタイルで、まじめに働いてきた。だがある日、ボスの予定帳に書かれた取引相手の名に、激しく動揺する。二度と会いたくないと思っていた、卑劣で薄情な元恋人……。やむをえずグレイに事情を話し、もうここにはいられないと告げると、ボスは僕たちが公然と同棲すれば、相手は手出しできなくなると言う。二人で寝食をともに……? 戸惑いを見せるアビーに、彼は釘を刺した。「ベッドの心配なら無用だ。君は僕の好みじゃないから」 ■アビーは客用寝室を与えられ、グレイと一つ屋根の下で暮らし始めます。彼から、地味なスーツをやめ、髪を下ろして眼鏡も外すよう言われて従うことに。さらに、二人が恋人同士であることをまずは職場の人間に信じさせなければならないと、オフィスでキスを……。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-突然、現れた王子様――でも、夢から覚めれば、また元の灰かぶり。 アイラは旅先のシチリアで、ミステリアスな輝きを放つ瞳の、漆黒の髪のホテル王、ラファエル・アンジェリーリと出会った。彼に熱烈に惹かれ、夢のような2カ月が過ぎたとき――妊娠に気づく。そしてラファエルの出張中、彼のヴィラを出た。彼に責任感から求婚されることを恐れ、一人で子供を産み育てると決めたから。アイラは故郷に戻り、ホテルの清掃係の職を得た。3カ月が経ったその日、スイートルームの清掃をしていると、ラファエルが現れた!「僕のベッドの脇で待つとは、どういう風の吹き回しかな?」 ■愛に恵まれず、里親家庭を転々として育ったヒロインは、ヒーローとの出逢いで、一時貧しい出自を忘れ、美しいドレスやジュエリーをまとう生活を送ります。けれどわずか2カ月でシンデレラの魔法はとけ、スイートルームの宿泊客から清掃係へと舞い戻り……。
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3.0憎いのは、君を愛していたから。言えなかったのは、あなたを愛していたから。 母が家政婦をする家の主の援助で、ギリシア人の少年テオは、貧しい生い立ちを蔑まれながらも名門校で勉学に励んでいた。ある日、入学してきた可憐な少女ソフィアと恋におち、夢の時を過ごすが、半年後、突如彼女は姿を消した――。10年後。ソフィアは花婿候補と会うため仮面舞踏会を訪れた。だが2人めの花婿候補にも落胆したとき、現れた白い仮面の男性に磁力で引き寄せられるように誘われ、ダンスを踊りだす。仮面越しに見える茶色の目。まさか……テオ? あなたなの?今や富豪となった彼の瞳にはしかし、怒りの炎が宿っていた。 ■今作の日本語タイトルは、ハーレクイン公式Twitter上で、読者の皆さまの投票によって決定しました。バージンヒロインのピュアな恋物語を厳選してお贈りする“~純潔のシンデレラ~”。あのリン・グレアムの愛弟子ピッパ・ロスコーが綴ります!
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-触れた手を彼に払われた夜から、彼女は愛の迷路をさまよい始めた。 こんなに美しくてセクシーな敏腕ドクターがいるなんて!3カ月前、ケイトは初対面の臨時勤務医フアンを見て、密かにときめいた。彼が現れると、女性スタッフはみな化粧直しに走るほどだったが、まじめで用心深いケイトはフアンからの誘いを再三断っていた。あと2週間もしたら彼はこの国を去り、また別の病院で働くのだから。わたしは遊びの恋ができるほど、器用でも大胆でもない……。だが刻々と別れの日が近づく中、フアンの医師としての能力の高さや、患者に接する態度の温かさを目の当たりにし、恋心は最高潮に達した。ある夜、フアンから不意にキスをされ、ケイトは理性も忘れて愛おしげに彼の首筋に触れた――まさか、その手を拒まれるとも思わずに。 ■思いきって一歩踏み出した瞬間、心のバリアを張られたことで我に返ったケイトは慌てて引き返そうとします。でも、もうすでに恋の迷宮に迷い込んでしまっていて……。HQロマンスでも大活躍中のスター作家キャロル・マリネッリが贈る、美しくて切ない感動作!
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-私が億万長者のCEOの妻に?契約ずくめの期間限定の話だけれど……。 人材スカウト会社で働くダニカは突然オフィスに現れた男性に驚いた。ルーク・ダラス――その卓越した経営手腕で有名なCEO!ギリシアの神のごとき容姿の彼はダニカに貫くような視線を向けて命じた。「僕は至急、妻を必要としている。妻をスカウトしてきてほしい」60日以内に結婚して恋多きプレイボーイという噂を払拭しなければ、自ら創立して大きくした会社を失う苦境に陥るという。ふさわしい候補者を1カ月で見つければ巨額のボーナスをはずむと言われ、病気の家族の治療費を必要としていたダニカは法外な仕事を引き受けた。ところが、有望な花嫁候補を挙げてもルークは気に入らず、戸惑うダニカを熱く見つめて言い放った。「君が僕の妻になってくれ」 ■北米編集部イチオシの新星、スザンナ・アーウィンがついに日本デビューしました! 彼女は最初に執筆した本作でアメリカロマンス作家協会のゴールデン・ハート賞を射止めたほどの実力派。その才能を、胸が切なくなるこの便宜結婚物語でぜひお確かめください。
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-私の愛も死んだと思っていた。あなたに愛されないとわかったときに。 クリスマス間近、マリアは愛する息子を連れて、かつて夫セブと過ごしたカッターネオ家の別荘を訪れた。仕事第一の大富豪実業家の彼に耐えられず、家を出て1年。それでもここにやってきたのは、クリスマスを家族で祝うためだ。夫が最近、両親を亡くしたうえ、存在すら知らなかった兄に会社の経営権を突然奪われたことも、気にかかっていた。家族の大切さを思い知ったというセブは、マリアに復縁を求めた。そして、以前とは変わって家族のために努力する夫の姿に、マリアはかつての想いを取り戻しかける――まさかイブの日に、置き手紙一つでまた置き去りにされるとは思いもせず。 ■イタリア大富豪一族の3兄妹を描いたミニシリーズ〈カッターネオ家のクリスマス〉もついに最終話。第1話『摩天楼のシンデレラ』の主人公である長男レオの出現で、人生が激変した次男セブ。彼の不器用な愛を、イマージュの話巧者S・ペンブロークが綴ります。
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4.0愛なき結婚と人は言う。ならば、この胸のうずきを何と呼ぶの? 21歳のランツァは幼なじみの婚約者を事故で失った。親が決めた結婚から解放され、心の中で密かに安堵していたある日、運命は再び強いられる。亡き許婚の兄ステファノと結婚しろというのだ。しょせん、私は政略結婚の道具。自由に生きる権利はないのね……。病を患う父を喜ばせたい一心で、ランツァはその命令に従った。1年後、結婚式でようやくまともに顔を合わせたステファノは、昔と変わらぬ端整な容貌に大人の魅力をまとい、眩しいくらいだった。そう、ランツァは幼き日から、本当はこの兄のほうが好きだったのだ。だが、人知れず頬を染めるランツァに、ステファノは事務的に告げた。これはあくまでも形だけの結婚で、寝室は別だと。 ■人気作家がきらめく真冬のヨーロッパを舞台に描く、ゴージャスなラブストーリーをお楽しみください。可憐で健気なヒロインを、思わず応援したくなります!
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-巧みな唇を持つ愛なき大富豪に、魅了され、幻惑され、翻弄されて……。 両親に捨てられたヤスミンは、祖父に引き取られ、育ててもらった。その恩もあり、亡き祖父から受け継いだ小さな会社を経営難から救おうと、彼女はやむをえず見合い結婚に踏み切ることにした。大事な会社を守るためなら、どんなことにも耐えるつもりで。しかし結婚式当日、初対面の花婿を見て、ヤスミンは呆然とした。あれは……同業の大手企業を経営する大富豪、イリヤ・ホルヴァート!祖父が快く思っていなかった、いわば敵対する一族の人間だ。いざ式が始まると、イリヤは誓いのキス一つでヤスミンを陶酔させ、そんな自分に戸惑っている彼女を見て、面白がる様子を見せた。だがその夜、彼は妻を独り寝室に残し、翌日はキスすらしなくなり……。 ■愛に心を閉ざす大富豪イリヤとのいびつな新婚生活が始まってまもなく、ヤスミンのもとに“彼の女”と名乗る人物から脅迫文が届くように……。イリヤの過去、ヤスミンの切ない思い出、互いに心に秘めた本当の気持ち――奇才Y・リンゼイが描く、波瀾の恋物語!
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5.0午後5時からは、ひとつ屋根の下。尊敬するボスとの偽りの恋……。 秘書のアビーが高名な富豪弁護士グレイの下で働き始めて1年。ボスは傲慢で実に扱いにくい半面、とても優秀で魅力的な男性だ。そんな彼が求める秘書であろうと、アビーはしかつめらしい服に眼鏡とひっつめ髪のスタイルで、有能な仕事ぶりを見せていた。だがある日、ボスの予定帳に書かれた取引相手の名に、激しく動揺する。二度と会いたくないと思っていた、卑劣で薄情な元恋人……。やむをえずグレイに事情を話し、もうここにはいられないと告げると、ボスは僕たちが公然と同棲すれば、相手は手出しできなくなると言う。二人で寝食をともに……? 戸惑いを見せるアビーに、彼は釘を刺した。「ベッドの心配なら無用だ。君は僕の好みじゃないから」 ■1980年代にダイアナ・ブレイン名義で書かれた、貴重な作品の初邦訳です。見せかけの恋人関係をスタートさせた二人。偽りのはずなのに、アビーがよかれと思ってしていた地味な外見に、グレイが物申して……。本気になってはいけない、切ない恋の物語をどうぞ。
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4.0エイミーはロンドンで小さなべーカリーを営んでいる。今は、結婚式を間近に控えた親友からウエディングケーキ作りを頼まれ、花嫁の付添人を務めることもあって、式の準備で忙しく過ごしている。そんなとき、彼女を助けるために、一人の男性が店にやってきた。ニューヨークから来た花嫁の兄――ジャレド・ショーだ。ハンサムで長身の、鍛えられた肉体を持つ完璧な男性に、エイミーの心はときめいた。でも、彼はどうせ手の届かない相手。不動産会社を経営するやり手の実業家が、私に興味など持つはずがない。エイミーは誰にも見せずに隠してきた胸の傷跡に、そっと手をあてた。まだ人を愛することにどうしても臆病になってしまう、かつて銃で撃たれた苦い記憶をとどめる傷跡に……。■イギリスから日本デビューを飾った期待の新人作家、ニーナ・ハリントンの作品を、今月から三カ月連続でお届けします。ウイットのきいた心温まるロマンスをぜひお楽しみください。
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4.0兄の放蕩を止めようとロンドンのとある屋敷を訪ねたルイーザ。だが時すでに遅く、兄はカードで一世一代の賭に出ていた。もし負ければ、唯一残ったサリー州の館も手放すことになる。相手はアリステア・ダンスタン卿。兄がかなう相手ではない。百戦錬磨のダンスタン卿は予想どおり簡単に勝負をものにすると、その傲慢そうな瞳をきらめかせ、ルイーザに視線を送ってきた。まあ、この紳士はわたしを兄の愛人だと思っているんだわ!どうしても館を救いたいルイーザは悩んだ末、ある作戦に出る。「四千ギニーいただけるなら、ひと晩、お相手を務めます」
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5.0夫ルーカスを海で失ってから2年。ローラは、女主人として領地を守るため地元有力者との婚約を決意する。しかし、馬車の前に突然現れた追剥によって、彼女はつれさられてしまう。男が口を覆うハンカチを外した瞬間、思わず言葉を失った。ルーカス!? 彼は自分がいなくなったとたん、ほかの男に心を奪われたのかと責めたてる。海賊に襲われた彼は、ずっと監獄に入れられていたのだと言う。別人のように暗い瞳の夫のくちづけは、ローラの鼓動を高鳴らせて…。
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4.3
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4.0ルイーザは決意を胸にロンドンのとある屋敷にやって来た。両親亡きあと放蕩の限りを尽くし、毎夜賭け事に興じる兄を止めるために。けれど時すでに遅く兄は勝負に負け、ルイーザが生まれ育った美しい館が人手に渡ってしまっていた。手に入れたのはアリステア・ダンスタン卿…その美貌とは裏腹に悪魔のように相手を追いつめるという、社交界の重要人物。なんとかしようとルイーザは彼に近づくが「一晩5千ギニーで私と試してみないか?」とささやかれ、唇を奪われて…!?
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-クリスティーナは花嫁衣装に身を包み、たったひとり結婚式場にたたずんでいた。新郎である伯爵マックスとは財産のための契約結婚とはいえ、はかない期待を抱いていた。出会いの形はどうあれ、本物の愛をはぐくめるかもしれないと。なのに夢にまでみた結婚式に、伯爵は代理人をよこし、自分はイタリアで待つと伝言を託しただけ。それでもなお希望を捨てず、自分を励ましながら伯爵の城に向かったクリスティーナだが、そこではさらなる残酷な仕打ちが待ち受けていた!
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4.0
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-念入りなマッサージをお願い。 敏感な部分は指と舌で、ゆっくりと。 ワーカホリック気味のキャリアウーマン、アレクシアはひとときたりとも携帯電話を手放せない。たとえヴァカンスの最中でも……ほら、また電話がかかってくるわ―― だが、いまはそれどころではない。さきほどバーで知り合ったホテルのオーナー、逞しい肉体を持つリヴェラに魅入られて、ロビーの一角で抱きすくめられているのだから。 誰かが角を曲がると、丸見えだと思うと鼓動が高まるけれど、それでもリヴェラの執拗な指がレースの布片を横にずらすと、ぞくぞくする。 繊細な蕾がほとんどあらわになって脈打つと、リヴェラが指を止め、アレクシアを抱き上げて、夢のような屋上薔薇園へと誘うのだった……。 辺り一面、酔わせるような薔薇の香りが漂うけれど、薔薇の茂みにはもう、花ひとつ、咲き誇ってはいなかった。リヴェラがアレクシアのために、花をすべて摘み取り、急ごしらえのベッドにまき散らしたから。 逃れられないように覆いかぶさってくるリヴェラの美しい横顔から、どれほどの美しい声が漏れでるだろうと期待するのに、いつまでたっても何も言ってくれないのだ。だから、アレクシアは脚を大きく広げ、自ら哀願するように囁いた。 愛・し・て・ほ・し・い、と――
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-ある日、裸の男が天から降ってきた。 たくましい体。情欲に燃える目。 「ぼくの任務は、君がしてほしいことをすること」 ブリザード吹き荒れる凍えるような夜、 雷鳴とともに、裏庭に大きな何かがおちてきた。 物だと思ったら――裸の男だった。 豊かな黒髪と、光る肌。広い肩と胸。引き締まった腰。たくましい太腿。 きれいに筋肉がついた丸い尻。男性器は……。 リリーは驚いて彼を家に入れた。毛布を着せかけ、ココアをいれる。 ザカライアと名乗った男を、リリーはザックと呼ぶことにした。 大雪が降っているのに、彼には雪のかけら一つついていない。 いったい何者? 宇宙人? 未来人? それとも――。 「どうしてここに来たの?」「君がしたいことをするためだ」 「もし出ていけと言ったら?」「ぼくは任務に失敗しない」 彼の黒い目に何かが光った。 大きくてたくましい手が伸びてきて……!?
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-「奴隷よ、私の足をなめろ」 私はたちまちびしょ濡れになった。 古代ローマ時代、ブリタンニア――奴隷小屋で競りにかけられていた私は、堂々たる体躯の男性を一目見て直感した。 彼こそ夢に見ていたご主人さまだ。 私はその裕福な商人に買われ、彼の屋敷で働くことになった。 その夜、あてがわれた粗末な部屋で寝床に横たわっていると、ご主人さまが現れた。 私の胸をあらわにして片方を吸い、指で反対側の乳首をつまんで痛いほど駆り立てる。 私はひざまずき、すでにそそり立っていたご主人さまのモノに触れ、口に含んだ。 「あっ!」という驚き混じりの叫び声とともに、彼が私の喉の奥へと高ぶったモノを押し込んできた。 口内にほとばしるご主人さまの精。私がうっとりと味わっていたとき、突然、彼は激高し、私の手首を縛って吊るし上げた。 乱暴に後ろから貫かれ、私は歓喜のエクスタシーにうち震えた。 ご主人さまはなんと誇り高く、厳しく、容赦しないお方なのだろう。 私は奴隷としての夜のお勤めが待ち遠しくてならず……。
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-「エロティック・タッチ・マッサージです。 ご用件をおうかがいします」 夫の35歳のバースデイに、私はある“サプライズ”を用意した。 寝室のベッドサイドテーブルには、シャンパンと、とっておきのランジェリー。 夫は喜んでくれるかしら? シャンパングラスを合わせたとき、玄関のチャイムが鳴った。 時間どおりだ。だが、黒髪の女性と金髪の女性を目にして、私は訝った。 予約したのは1人のはずだわ。追い返すべきか迷ったが、好奇心が邪魔をした。 CEOという職業柄、常に支配的な夫が、2人の官能マッサージ師に意のままに操られる―― 黒髪の女が夫を寝室へ促し、ベッドに寝かせた。 淫らな手つきで脚から腰、そして下半身へと巧みな愛撫を受けた夫は、あっという間に達してしまった。 彼がほかの女性にイカされるなんて……。私は嫉妬混じりの言いしれぬ興奮に身を震わせた。 そのとき、黒髪の女が私を振り返った。「次はあなたの番よ」
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-ウィルがこの病院に戻ってくるなんて……。看護師のルーは1年前に別れた恋人の復職に動揺していた。亡き姉夫婦の代理出産を控えた今、小児科医の彼と一緒に働く自信はない。怯える彼女に、ウィルは酷薄な言葉を浴びせた。「すぐに次の男を見つけたようだな」
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-公爵夫人エリザベスは結婚生活に危機感をいだいていた。3人の子供に恵まれて幸せな日々を送る一方、夫婦の営みはここ最近まったくない。身体だけでなく夫の心までもが離れていくようで、この状況をどうしていいのかもエリザベスはわからずにいた。そんなある日、夫から一通の手紙が届いた。そこに綴られていたのは……。耽美で官能的な、夫婦の恋物語。
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-慈善施設で働くカサンドラはある朝、公園で狙撃の音に気づき、重傷を負っていた美しい男性ウィリアムを助ける。彼は戦場の英雄と呼ばれる勇敢な男性であり、また名門貴族の伯爵だった!! しかし、心を開いてくれない彼に対して彼女は不審に思い、彼がカサンドラの施設への援助を申し出ても、素直に受け取ることができずにいた。私とは住む世界が違うのよ――彼女がそう思う裏で、ウィリアムは大きな陰謀を探っており、危険は彼女の背後にまで忍び寄り!?
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-ローザは勇気を振りしぼって、アシャースト伯爵に告げた。──姉の代わりに、私との結婚を考えてくださらないでしょうか? 愛する人がいる姉を思い、悩んだ彼女は、愚かなことだとわかっていても行動せずにはいられなかった。由緒ある伯爵家は今、借金に追われ、広大な領地の管理もままならないと聞いた。亡き父から莫大な財産を引き継いだのは姉だけではない、私が彼に嫁ぎさえすれば…と。彼はあしらうように結婚を断り、ローザを追い返したけれど…!?
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-クリスティーナは花嫁衣装に身を包み、たったひとり結婚式場にたたずんでいた。新郎である伯爵マックスとは財産のための契約結婚とはいえ、はかない期待を抱いていた。出会いの形はどうあれ、本物の愛をはぐくめるかもしれないと。なのに夢にまでみた結婚式に、伯爵は代理人をよこし、自分はイタリアで待つと伝言を託しただけ。それでもなお希望を捨てず、自分を励ましながら伯爵の城に向かったクリスティーナだが、そこではさらなる残酷な仕打ちが待ち受けていた!
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-ルイーザは決意を胸にロンドンのとある屋敷にやって来た。両親亡きあと放蕩の限りを尽くし、毎夜賭け事に興じる兄を止めるために。けれど時すでに遅く兄は勝負に負け、ルイーザが生まれ育った美しい館が人手に渡ってしまっていた。手に入れたのはアリステア・ダンスタン卿…その美貌とは裏腹に悪魔のように相手を追いつめるという、社交界の重要人物。なんとかしようとルイーザは彼に近づくが「一晩5千ギニーで私と試してみないか?」とささやかれ、唇を奪われて…!?
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3.0父を亡くし、後見人となった叔父から不気味な老伯爵との縁談を強いられた令嬢エドウィナ。少年の姿に変装して逃げ出すもののスリの元締めをしている悪人の手に落ち、少年エドとしてロンドンの路地裏で働かされていた。そんなある日、エドウィナは偶然出会った身なりのいい紳士アダムに救いだされ、彼の屋敷へとつれて行かれることに。一方、アダムは自分が助けた少年エドが実は目を見張るような美しい女性と知り驚く。エドウィナに魅了された彼はある提案をして…?