花嫁の憂鬱

花嫁の憂鬱

わたしが養女だったなんて……。クリスティーナは打ちのめされた。イタリア貴族の血を引く彼女は、生後まもなく母を亡くし、祖母の計らいによって、ある条件付きで叔母夫妻に託されたのだという。それは“マルケージ伯爵の花嫁になること”先日湖で出会った傲慢な伯爵――彼こそが許婚のマックスだった。激しくキスされたことを思い出し、クリスティーナの頬が熱くなる。嫌いな相手なら結婚は無理強いしないと養父母は優しく言った。でもこれまで贅沢な暮らしができたのは、祖母からの養育費のおかげ。受け取った額はあまりにも莫大で、養父母に返済は不可能だろう。わたしはこの運命を受け入れるしかないの?■城から突然消えた赤ん坊。彼女をいつか必ず見つけ出すと心に誓った少年は十七年後、許婚として彼女の前に現れますが……。惹かれ合いながらも素直になれない、二人の心の葛藤が切ない一作です。

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花嫁の憂鬱 のユーザーレビュー

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年05月27日

    ヒロインははじめはただの我侭娘って感じだったのが徐々に生き生きとした自己主張のきちんとできる娘になり、ヒーローを振り回す様子がとてもほほえましい

    0

花嫁の憂鬱 の詳細情報

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