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  • メイドとまだ見ぬ億万長者
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    愛すれば愛するほど、あなたの心は遠く離れて……。 ギリシアの大富豪アレックスの別荘で家政婦として働くミリー。とはいえ彼とは、今まで一度も顔を合わせたことがない。その彼が突然別荘を訪れ、薄暗い書斎でミリーに結婚を申し込んだ。一族の会社を継ぐために、子供をもうけなくてはならないと言って。その見返りは500万ユーロ。折しもミリーは、義妹を父の虐待から救い、学校に通わせてやるために、どうしてもお金が必要だった。でも私のような女に、億万長者の妻が務まるのかしら?以前、男性から“小ねずみ”と呼ばれたほどに地味な私が……。だがアレックスにも、暗闇で求婚したのには理由があった。ある不幸な事故で美しい顔に傷を負って以来、世間を避けていて―― ■ハーレクイン・イマージュの代表作家として大人気のケイト・ヒューイット。また一つ、感動のロマンスを描きました! 互いに傷ついて、誤解して……そして生まれる真の愛と、小さな絆。二人の行方から最後まで目が離せない、上質のラブストーリーをどうぞ。
  • 女の犯罪履歴書Vol.25~偽りの家族~ 1巻
    完結
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    愛のない政略結婚が残酷な復讐劇の始まりだったーー!? 犯罪の背景にある人間ドラマや犯人の動機をしっかり描いた作品を集めたシリーズ『女の犯罪履歴書』第25弾。結婚後、寝室にしかやって来ない夫と冷酷な義父…誰か私を助けて!!(『ウエディング・ナイトメア』はざまもり)、働き者のシングルマザーには裏の顔がある…!?(『部屋の灯り』河村恵利)など、家族にまつわる嘘が引き起こす悲劇を描いた4作品を収録。
  • エーゲ海の花嫁【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】
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    ナースのリアノンは2週間前、亡き親友から忘れ形見を託された。赤ん坊の父親は、世界的に有名なギリシア富豪、ルカス・ペトラキデス。陰のある美貌、洗練された立ち居振る舞いだけでなく、誠実さと責任感の持ち主という評判を知り、リアノンは心を決めた。親元のほうがこの子は幸せなはず。愛着が湧いてしまう前に渡さないと。ところが、電話をしても取り次いでもらうことさえできず、やむなく彼の高級リゾートで開かれるパーティー会場へ向かった。勇気を振り絞り、話を聞いてほしいと告げたリアノンをルカスは冷たく一瞥して、警備員に彼女をつまみ出せと指示した。満座の注目が集まるなか外へ連れ出されながら、リアノンは叫んだ。「あなたの赤ちゃんがいるの!」 ■ウェールズの郊外でつましく暮らすリアノンは、給料の半月分もの大金をはたいてルカスのホテルの一室を予約したのでした。でも、無慈悲な大富豪はリアノンの訴えを真っ向から否定して……。HQイマージュの代表作家、ケイト・ヒューイットの秀作をどうぞ! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 招かれた理由
    完結
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    バーでグラスを傾ける美しい男性に、テリーザはひと目で恋に落ちた。思いが届いたかのように彼…ジオもテリーザに興味をもち、瞬く間にふたりは惹かれあった。あなたとこうすることが当たり前のような気がする…。夢のような一夜に陶然とするテリーザ。けれど翌朝、彼女の甘い感情は打ち砕かれた。彼の携帯には彼の妻と子の写真が写っていたのだ。既婚者だったなんて…私をだましたのね!? 絶望し彼のもとを去るテリーザ。数日後、ジオはふたたび彼女の前に現れて…?
  • 夢の夜、苦い嘘
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    この子はわたしが育てよう。彼には何も、告げないまま。 早くに両親を亡くしたメイジーは音楽大学に通いながら、学費を稼ぐために夜は清掃員として働く毎日。ある日いつものように掃除をしていると、真夜中のオフィスで一人ウィスキーグラスを傾ける、大富豪アントニオに出会った。今日は亡き弟の命日らしく、彼は悲しみから逃れるようにメイジーを誘惑し、二人はそのまま熱い夜を過ごす。でもきっとこれは一夜の過ち。彼は住む世界の違う人だもの……。そう自分に言い聞かせるメイジーだったが、数週間後、妊娠に気づき、意を決してアントニオに会いに行った。だが彼は冷たく告げた――君とは会ったこともない、と。 ■イタリア人実業家のヒーローは、なぜ嘘をつかなければならなかったのでしょうか。ヒロインは絶望の中、一人で子供を育てる決意をしますが、やがて再会のときが訪れて……。今やイマージュの代表作家となったK・ヒューイットの、切ないシークレットベビー物語。
  • マラカイオスの孤独な花嫁〈新妻物語II〉
    完結
    5.0
    マルゴは絶対に誰も愛さないと心に決めていた。たとえ相手がありえないほど魅力的な男性レオニダスであっても。彼にプロポーズされたときも即座に断り、ふたりの関係はそこで終わるはずだった。ところが、予期せぬ命がマルゴの体に宿っていた…。「子供には家族が必要」と、自分の生い立ちからも切望するマルゴは、一度は別れたレオニダスに結婚してほしいと頭を下げた。驚きながら、子供のためと受け入れてくれた彼の優しさの前にも、マルゴは心を閉ざしたままで…。
  • 間違えられた花嫁
    完結
    -
    王女たちの家庭教師オリヴィアはある晩、宮殿の窓から侵入してきた黒ずくめの男にさらわれてしまう。目を覚ますと男とふたりきりで何か儀式が執り行われている。彼には危険な魅力があり、恋も知らないオリヴィアはあらがう術もなく、身も心もゆだねてしまった。その後、判明した驚愕の真実――男の正体は隣国の王子ザイードで、オリヴィアは王女と間違われて誘拐され、婚礼の議を挙げられたのだ。戸惑う彼女にザイードは「私が王子と知って誘いに応じたのか」と罵り…!?
  • 王と花摘みの花嫁
    4.0
    愛のかけらもない結婚。それでも私は、彼の真心が欲しい。 生まれながらに次期国王の許嫁と決められたジョハラは、父によって適齢期までフランスの片田舎に幽閉されて育った。そしてついに、王位継承者アジムとの対面のときがやってきた。ところが彼は挨拶すらせず、結婚式は1週間後と宣言するばかり。こんなに冷たい人と、生涯をともにするなんて……。恐怖のあまり、ジョハラはフランスへと逃げ帰ってしまう。行くあてもなく、街をさまよったすえにたどり着いたカフェでウェイトレスの職を得たジョハラは、すぐにそこが売春宿だと知る。汚い男の手が伸び、万事休す――そのとき、深みのある声が響いた。「手を離せ。売約済だ」威厳あるアジムの姿が、そこにあった。 ■ヒロインの心情をしっとり描いて人気のケイト・ヒューイットが、政略結婚の物語を描きました。冷淡で、妻に無関心な次期国王の夫。心を開いてほしくて、けなげに振る舞う苦労人ヒロインが印象的です。好評をいただいた『まぼろしのローマ』の関連作でもあります。
  • 真実は残酷に
    完結
    3.5
    父が勤める会社の創業者一族の御曹子チェーザレに、メガンは幼い頃からずっと憧れていた。もう私は21歳なのよ。新年パーティーで想いを伝えると、優しくはあるが断固として拒まれてしまう。彼にとって私は、永久に妹のようなものなんだわ。メガンは恋心を絶つ決心をする。しかし、大学を卒業してロンドンに帰ってきた彼女に、チェーザレは大人になるまで待っていたと言って結婚を申し込んできた。妻になんてなれない――あなたを忘れるために私は…!
  • ギリシア富豪の花嫁の掟〈新妻物語 I〉
    完結
    5.0
    ギリシア富豪アントニオスと恋に落ちたこと、それがリンジーの悲劇の始まりだった。彼の祖国で妻に迎えられると、待っていたのはニューヨーク生まれで庶民のリンジーを蔑む義弟妹たち。頼みの夫は家庭を顧みない仕事人間だとわかり、リンジーは孤独に耐えられず故郷に逃げ戻った。お願いアントニオス、この結婚は間違いだったとわかって…。悲劇の終幕を願うリンジーの前に、半年の沈黙を経て薄情な夫は現れた。離婚を受け入れる代わりの、苦しい条件を用意して――。
  • 億万長者と嘆きのメイド【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    メイドのルチアは、アンジェロ・コレッティにとって唯一の友人だった。シチリア名家の婚外子として蔑まれ、孤独なアンジェロに、ルチアは幼い頃から寄り添い、支え、慰めた。ある夜、たった一度だけ、二人の情熱が交錯する。だが翌朝、彼は忽然と姿を消してしまい、ルチアの愛は報われぬまま、授かった小さな命までも流産で失うという悲劇に終わったのだった。7年後、アンジェロがシチリアへ戻ってきたとき、ルチアはつい、彼が迎えに来てくれたのかもしれない……と淡い期待を抱いた。だが、何も知らない彼は、メイド姿のルチアに平然と言った。「そんな仕事の代わりに、破格の給料でぼくの世話をしないか?」 ■せつない恋心を綴らせたら右に出る者なし! 愛の苦しみと喜びをしっとりと謳い上げるケイト・ヒューイット。悲しみを笑顔の下に隠したけなげなヒロインにほろりとさせられる、レベッカ・ウインターズの作品がお好きな方に特におすすめします。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 想いは薔薇に秘めて
    完結
    -
    無名女優オリビアはチャンスをつかむため映画祭に出席する。でもまさか、指定されたホテルが姉の経営するハリントンと敵対するチャッツフィールドだなんて! しかも総支配人のベン・チャッツフィールドとの様子を盗撮され、ゴシップ記者におもしろおかしく書きたてられてしまった。次回作の出演に悪い影響を恐れたオリビアはマネージャーの助言もあり「映画祭の間だけ、恋人のふりをしてレッドカーペットを一緒に歩いてほしいの」とベンに懇願し…?
  • まぼろしのローマ
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    たとえ夢でも、まぼろしでも、あの日の愛を取り戻せるなら……。 これまで、グレーシーは独りで子育てと仕事に励んできた。19歳のときに一人旅したローマで運命的な出会いをはたし、息子を授かったことは今も決して後悔していない。子供の父親のマリクが滞在していた豪華ホテルのスイートで、住む世界の違いに驚きながらも、初めての経験に我を忘れたのだった。ところが直後に、彼の祖父だという老人が部屋に押し入ってきて、みずからを一国の君主と名乗り、マリクは後継者だと告げた。グレーシーは蔑まれ、傷つけられたすえ……はかない恋は、終わった。だが10年後、あの日のままのマリクが、ふたたび目の前に現れる――彼女の唯一の宝物である息子を、自分の跡継ぎに据えるために。 ■大スター作家レベッカ・ウインターズの描く物語をはじめ、心癒される感動作の多いハーレクイン・イマージュから、ケイト・ヒューイットによる涙誘われるシンデレラ・ストーリーをお届けします。愛息とともに懸命に生きる未婚の母グレーシーの幸せのゆくえは?
  • 涙は隠して
    -
    再会したのは、かつての継兄。私の初恋を傷だらけにした男性。 母の恋人に関係を迫られ、ローレルは高級ホテル内を走って逃げていた。間一髪駆けこんだペントハウスにいたのは……クリスティアーノ!ヨーロッパ各地にホテルを持つ億万長者の彼は、10年前までローレルの継兄で、彼女の淡い初恋の相手でもあった。クリスティアーノはローレルの破れた派手なドレスを無遠慮に見ている。そしてすがるような目をしたローレルに、冷酷にもこう言い放った。「ここにいさせてやる代わりに、君にはその体を差し出してもらう」彼は私の格好を見て、お金のためならなんでもする女と決めつけている。母に勧められた服を着て、恋人だという男性の部屋に行っただけで、本当の私はクリスティアーノを忘れられず、一度も男性経験がないのに。 ■愛する男性に金目当てと侮辱され、看護師のヒロインはバージンだと言い出せないまま、彼とベッドをともにします。そして待っていたのは、妊娠がわかるまでの2週間限定の恋人という役割でした。惹かれ合えば惹かれ合うほど、短い関係の終わりは近づき……。
  • 間違えられた花嫁
    3.5
    “愛は人を奴隷にするだけだ”彼の拒絶に、胸が引き裂かれ……。 さる王家で王女たちの家庭教師として働くオリヴィアは、ある晩、宮殿の窓から侵入してきた黒ずくめの男にさらわれた。恐怖でめまいに襲われる一方、その侵入者の危険な魅力に胸が高鳴る。あれよあれよと儀式めいたことをさせられ、甘い言葉で誘われるうち、まだ恋も知らぬオリヴィアは抗うすべなく身も心もゆだねてしまった。その後、驚愕の真相が判明する――男の正体は隣国の王子ザイードで、必要があって結婚を急ぎ、王女と間違ってオリヴィアを連れ去ったのだ。しかも、先ほどの儀式は、なんと婚礼の儀だったという!うろたえるオリヴィアに、ザイードは蔑みもあらわに言い放った。「なぜ早く名乗らなかった? 后になりたくて、僕をはめたのか?」 ■涙を誘う愛の物語で人気のケイト・ヒューイットの秀作。自分に自信がなく、華やかな人々の陰で自己主張することなく生きてきたオリヴィア。人の役に立ちたいと願う心優しい彼女が、運命の悪戯によって、とんでもない事態に巻き込まれていき……。
  • クリスマス・キス
    完結
    -
    会社のクリスマスパーティーの日。地味で奥手なケイティは、サンタクロースに扮した意中の男性に勇気を出してキスをした。彼はやさしくケイティを抱きよせ情熱的に応えてくれて…もしかして思いが通じあってるの? ところが次の日、彼は何もなかったかのようにそっけない。戸惑うケイティは、とんでもない事実を知ることに。まさかキスの相手が、ガサツで不真面目でプレイボーイの、会社で一番かかわりあいになりたくない、あのブライアンだったなんて…!?
  • ギリシア富豪の花嫁の掟 新妻物語 I
    -
    甘い蜜月も、結婚も、愛も、刹那の幻にすぎなかった……。 最愛の父の死に打ちひしがれていたリンジーは、五番街を彷徨うなか、ギリシア富豪アントニオスと出会い、めくるめく恋に落ちた。それが、悲劇の始まりだった――夢のような蜜月を経て結婚し、ギリシアでの新婚生活が始まったが、異国の花嫁を待っていたのは、彼女を白眼視する冷たい家族と、慣れない上流社会の洗礼だった。夫は仕事しか愛さず、孤独に耐えかねたリンジーは母国に逃げ帰った。やがて、アントニオスが半年間の沈黙を破り、彼女を連れ戻しに来た。「余命わずかな母のためギリシアに戻れ。これは夫としての命令だ」わたしを愛しているから戻ってほしいわけではないのね……。リンジーは失望しつつも、わずかな愛の残骸にすがり、要求をのんだ。■涙誘う愛の物語を紡ぎ続ける作家ケイト・ヒューイットの2部作〈新妻物語〉の第1話。リンジーが幸せなシンデレラでいられた時間はあまりに短いものでした。離婚を望むならギリシアへ戻ってこいと主張する夫ですが、彼女が本当に望むのは、彼の深い愛で……。
  • 砂嵐の夜に抱かれて〈ダイヤモンドの迷宮 IV〉
    完結
    -
    カリラは中東の小国ザラクの王女として、同盟国カリスタの王との結婚を幼い頃から決められていた。約束の年、カリラを迎えに来たのは花婿ではなく、その弟アーリフ王子だった。迎えすら代理人にまかせるなんて…私は愛なんて見つけられないのかもしれない。感情を爆発させた彼女は隙をついて逃げ出す。砂嵐のなか、ひとりで彼女を追ってきたアーリフに見つけられたとき、カリラの体に熱いときめきが走りぬけた。テントでふたりきり閉じこめられ、心は危険なほど揺れた。
  • 愛を宿した個人秘書
    完結
    5.0
    「彼に会わせて!」社長のセサル・モンテロが交通事故に遭い、病院に搬送されたが個人秘書のソーチャは身内でないという理由で面会すら許されずにいた。彼のもとで働きだしてからずっと惹かれる想いを隠してきたが、その想いが実を結んだ直後の不運。そのうえ、彼の婚約者は“独身最後の火遊び“に対しての手切れ金を渡してこようとする。セサルの愛は一夜の幻だったのね…絶望したソーチャは姿を消した。彼とはもう、永遠に会うことはない…!?
  • 聖女は涙をふいて
    3.0
    優しいかと思うと冷たく突き放す。北風と太陽で私を翻弄する彼……。 アレグラは疎遠だった父の葬儀のためにローマへ飛んだ。15年前に、娘を捨て去った父。そんな父の愛に飢えていたのか、参列者のラファエルと名乗る男性に誘われて惹かれるまま、悲しみとやるせなさを癒やすように熱い一夜を分かち合った。だが、夢から覚めるのは早かった。彼女の父が誰なのかを知るなり、ラファエルは態度を一変させ、非情にもベッドから追い出したのだ!悲劇はそれにとどまらず、彼が父を破産させた実業家だとわかる。あまりにショックで放心するアレグラに向かって、ラファエルはすかさず名刺を差し出し、冷たく命じた。「もし妊娠していたら、必ずぼくに知らせるんだ」 ■恋に落ちた富豪の冷酷な横顔を知ったアレグラは、彼の子を宿したことが判明すると、一人で育てる決意を固めます。ところが、今度はお腹の子に手術を要する病が発覚し……。巧みな筆致で心の機微を描き出すケイト・ヒューイットによる、シークレットベビー物語。
  • ギリシア富豪と夢見た小鳥
    完結
    5.0
    いつか父の決めた相手と結婚して、恋も知らずに一生を終えるのかしら…。そう思っていた社長令嬢イオランテの平穏な日々は、パーティーでアレコスと出会った日に終わった。運命と信じた彼はかつて父を裏切り、会社を追い出された相手だったのだ。純潔を捧げた一夜さえ、ただの復讐の道具だったの? 真実を確かめるためアレコスに会いに行くが、あの夜とは別人のように冷たく拒絶され…逃げるように立ち去った。彼の子を妊娠していることを言えないまま――。
  • 花婿に拒まれて
    完結
    3.0
    ノエルは、パーティー会場に現れた大富豪のアマルに凍りついた。5年前に結婚したものの、初夜に拒まれたまま別れた元夫アマル。以来彼女は女性としての自信を喪失し、立ち直るのに何年もかかっていた。再び彼と顔を合わせ、あの惨めな日々を思い出したくはない。ところがアマルは情熱の浮かぶ目でノエルにどうしても話しあいたいことがあると言う。今さらと彼を振り切り会場をあとにするが、突然気を失い、目が覚めたときには彼のプライベートジェットの中だった…。
  • 愛を夢見る家政婦
    完結
    3.0
    シチリア島の大富豪の別荘で家政婦として働くエマのもとに、ある夜、雇い主のラレンツォが予告もなくやってきた。げっそりとやつれ、深く心を悩ませている彼を慰めたい一心で、エマは情熱のままにラレンツォと一夜をともにする。ところが翌朝、警官たちに突然踏み込まれ、彼女は凍りついた。連行された彼は、やがて重い判決を受ける――。その時、すでにエマのおなかには彼の子どもが宿っていた。この子が父親と会うことは叶わない。そう思っていたのに……!?
  • 王と身代わりの花嫁
    完結
    4.3
    パリの屋敷で家政婦をしているオリビア。この屋敷は最低限しか使用人がおらず屋敷の主人はほぼ不在。一度も顔を合わせたことがない。だが仕事だけをして静かに生きていきたいオリビアにはちょうどよかった。しかし、急に屋敷の主人から話があると呼ばれ専用機でつれて来られたのはなんと砂漠の国。主人はアジズ国王だというの!?  今までの私の仕事ぶりを見た彼は私を信頼できると見込み、誘拐された婚約者の女王の身代わりとして婚約者を演じてとほしいと言われ…!!
  • ギリシア富豪と夢見た小鳥
    -
    一夜の愛は儚く消えた――かけがえのない天使を残して。 「君の気持ちなど関係ない。あれはただのセックスだ」富豪アレコスの冷淡な言葉に、イオランテの心は凍りついた。初めての舞踏会で王子様のようにハンサムな彼と出会い、薔薇色の将来を夢見て純潔を捧げた直後のことだった。それ以上の話をする間もなくイオランテは横暴な父に連れ去られ、傷物と罵られながら欲得ずくの政略結婚を強いられた。10年後。名ばかりの夫が事故死して9歳の息子と取り残され、困窮したイオランテは藁にもすがる思いでアレコスを訪ねる。「私の息子は夫の子じゃない……あなたの子なの」 ■息子の存在を隠されていたことに激怒しながら、結婚するしか道はないと迫るアレコス。イオランテ母子はアレコスとともに優雅な休暇を過ごすことになり……。愛を恐れるギリシア富豪と数奇な運命に弄ばれた乙女の、ドラマチックなシンデレラストーリーです!
  • 億万長者の罪な嘘 ディ・シオーネの宝石たち 1
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    初めて身も心も夢中になった人は、笑顔の裏に企みを秘めていた。 夢を実現するための資金調達に四苦八苦するアビーの前に、突然、潤沢な資金を提供するという救世主が現れた。名門ディ・シオーネ家の御曹司で、投資会社社長のマッテオだ。プレイボーイだと噂される彼は、実際に会ってみると寛大で率直な魅力にあふれたすてきな男性で、過去の出来事から男性不信に陥っていたアビーの心さえ動かした。さっそく食事に誘われ、彼女は生まれて初めて胸をときめかす。だが、マッテオの狙いをこのときのアビーはまだ知らなかった。そう、愛が憎しみに変わるほどの残酷な真の目的を……。■今作からスタートするミニシリーズ〈ディ・シオーネの宝石たち〉は、イタリアの名門一族ディ・シオーネ家に伝わる秘宝を捜す過程で巻き起こる恋愛模様を描いたシリーズです。豪華な人気作家たちの競演も見どころのひとつ。どうぞご期待ください!
  • 獅子と醜いあひるの子
    完結
    4.0
    実業家マックスの秘書の面接に訪れたカーラ。訪れたオフィスは立派な内装で、驚きを隠せずにいたが、案内された仕事部屋は目も当てられないほど汚れていて唖然。でも今、仕事を逃すわけにいかないの! 陰湿な嫌がらせにより退職させられ、住みなれた家も家賃を滞納して追い出されたなんて、ボスに言えないわ。そんなある日、カーラは居眠りを繰り返してしまい、マックスに住む家がないことがばれてしまう。だけど、「ここに住んでいい」と優しい言葉をかけられて!?
  • かりそめの蜜夜~漆黒の貴公子は愛を知る~
    値引きあり
    4.0
    ほら、貴女の身体はこんなにも私を誘っている 令嬢が囚われたのは、傷を負った富豪の激しいまでの慾望 伯爵令嬢のレティシアは、出自に関するスキャンダルから逃れるためにヴァーレン帝国を訪れる。そこで怪我を負ってしまい、帝国有数の貿易商・ジークに助けられ、世話になることに。「貴女の中は蕩けそうなほどに熱い」いつしか惹かれあい、甘く激しい蜜夜を過ごす二人。ところがある日、彼の秘密を知ってしまったレティシアは、突然拒絶されて……。
  • 純潔の囚われびと
    完結
    -
    カダールの新国王と結婚することになった島国サリアの女王エレナ。ところが、かの国を訪れたとたん謎の男カリルに囚われてしまう。しなやかな黒豹を思わせる彼は金色の瞳でエレナを見すえ、自分こそがカダールの真の王だと告げてきた。そしてエレナは砂漠の村へつれ去られてしまうが、カリルのやさしさに触れる。「目に見えるものが、すべてじゃない」そう語る彼の言葉に正義を感じ、エレナはカリルに心を開きはじめるが、王座を狙う彼にとって、私は捕虜でしかないわ。
  • 時代ロマン・セレクション 1 衣がえしの君 -秘聞 平清盛-
    -
    隆盛を極めて都に君臨した平清盛とその一族。その平氏の公達たちが繰り広げる華麗な恋模様。やがて一族の衰運とともに、男女の愛は悲哀の彩を帯び始めて…!? 表題作のほか「有明月」「真澄鏡」「竹葉」「化ヶ原」「方塞がりの辻」「布引き」「緋の谷」「屋島」を収録。
  • 結婚はだめ
    完結
    3.9
    夫を亡くし、ひとり幼い娘を育てるキムは社長秘書の面接を受けに来ていた。まわりは美女ばかりで、まるでモデルのオーディションのよう。彼女たちは皆、独身社長の妻の座を狙っているのだ。ひとり場違いなキムはばつが悪かった。さらに社長ルーカスの高圧な態度にキムはつい反発してしまう。受かるわけがないと思っていたが、なぜか採用。仕事をするうちにルーカスの思いもかけないやさしさにふれるキム。一方、ルーカスも家庭的なキムにじょじょに惹かれて…。
  • 愛を夢見る家政婦
    -
    イタリア大富豪との熱い一夜の代償は、犯罪者の恋人という汚名と、新しい命。 シチリア島の大富豪の別荘で家政婦として働くエマのもとに、ある夜、雇い主のラレンツォが予告もなくやってきた。げっそりとやつれ、深く心を悩ませている彼を慰めたい一心で、エマは情熱のままにラレンツォと一夜をともにする。ところが翌朝、突然数人の警官に踏み込まれ、彼女は凍りついた。ラレンツォが、ある重大な事件に関与しているというのだ。連行された彼はやがて重い判決を受けるが、そのときすでにエマのおなかには彼の子どもが宿っていた。この子が父親と会うことは叶わない。そう思っていたのに……。■これまで多くの作品を残してきたK・ヒューイットですが、じつはベビーがテーマの作品はほとんど存在していないのです。予期せぬ妊娠に揺れる家政婦の心情を描いた本作は超希少!お見逃しなく。
  • 松の葉文様 ~豊臣秀吉の側室 京極竜子の生涯~
    -
    夫・武田元明との死別後、豊臣秀吉の側室となった竜子は、その気高さを秀吉に愛された女性だった。彼女が醍醐の花見で淀殿と杯の順番を争ったという件に隠された真相とは…!?
  • 恋ひわたりの… 1巻
    完結
    5.0
    全1巻660円 (税込)
    織田信長軍の侍大将・池田勝三郎がひそかに想いを寄せる弥知姫。しかし、すでに彼女は信長の弟・信行の妻であった…。信長の弟・信行の嫁・弥知姫と、信長の家臣池田勝三郎の馴れ初めを描いた表題作『恋ひわたりの…』他、足利将軍義輝の娘・名姫と三好義継の夫婦愛や、小早川隆景とその妻・初姫の物語など、全5編を河村恵利の独創的な着眼点で描く、戦国ロマン・シリーズ!
  • 千秋 1巻
    完結
    5.0
    全1巻660円 (税込)
    燃える大坂城。豊臣秀頼が死路の供に選んだのは、正妻の千姫ではなく愛妾の小石だった。亡き夫と愛を育めなかった千姫は、秀頼と瓜二つの本多平八郎と出会い、平八郎の優しさに惹かれてゆく…。 徳川家康の孫娘・千姫と本多平八郎忠刻の純愛を描いた『千秋』。千姫の夫・秀頼と側室・小石の純愛を描いた『恋ひあまりの夜』。戦国の雄・毛利元就の戦いを描いた『毛利元就-川の行方-』の3編を収録した、戦国ロマン・アンソロジー!
  • 愛されない花嫁
    完結
    3.8
    故郷を捨てイタリアでウエイトレスをしていたミーガン。彼女は、偶然来店した大富豪のアレッサンドロに乞われ、彼の私邸に向かうことになった。過去につらい恋を経験したミーガンは、同じオーラを感じる彼と一緒に過ごすうち自然と彼に惹かれていった。そんな時、アレッサンドロがいきなり結婚しようと言いだした。そして、この結婚の条件は愛してはいけないことだと。なぜ、愛を拒むの? それでもミーガンは愛されることのない花嫁になる決心をしたが――。
  • 戦国武将BLアンソロジー 伊達政宗
    完結
    2.0
    隻眼の奥に、竜を抱きて――。弦月の前立てを煌めかせて東北を睥睨する若き英傑・伊達政宗。彼と共に闘い、また敵対した男達との激しく熱い生き様を描く、豪華執筆陣によるドラマティック・BLアンソロジー!!
  • 王と身代わりの花嫁
    -
    平凡な家政婦は、結婚2日前の王様に絶望的な恋をした……。 家政婦のオリビアは、国王アジズに突然呼び出された。アジズは2日後に結婚を控えている身だ。しかし、婚約者である隣国の女王が誘拐され、行方不明だという。その身代わりとして、国民の前に姿を見せてほしいというのだ。いくらなんでも無茶すぎるけれど、一国の君主にノーとは言えない。結局、オリビアは未来の王妃を装ってアジズの隣に立った。急場しのぎの演技なのに、歓迎する民衆の前で彼は熱く唇を重ねた。ずっと男性を避けてきたオリビアにとって、衝撃のキスだった。私は偽物。どんなに焦がれても、本物の花嫁はほかにいる。ところが、アジズの許嫁は何日経っても見つからず……。 ■『純潔の囚われびと』のスピンオフをお贈りします。王位継承権を争うカリルに婚約者をさらわれたアジズ。パリに所有する豪奢なアパルトマンで彼に仕えていた地味な家政婦オリビアは、王妃の衣装をまとったとたん絶世の美女へと変貌し、彼を惑わせます。
  • 冬が終わる頃
    完結
    -
    ※以前に販売していた「真夜中の鼓動」と同じ収録内容となります。 父親はいないが、裕福な家庭で育った真希。一度も叱らない優しい母親と祖母に育てられた真希は、「お嬢様」「浮世離れしてる」などと言われ、学校では少し浮いていた。 そんなある日、母親が交通事故で死んでしまう。死に際に母親が見せた冷たい笑顔、そして母親と真希は実の親子ではなかったという事実…ショックを受ける真希にさらに告げられた、衝撃の真相とは──!? その他「真夜中の鼓動」「噂話の裏側」の2本を収録したミステリー傑作集。
  • 一夜の恋におびえて
    完結
    -
    妹の結婚式で不遜な態度をとるアーロンに、ゾーイは眉を寄せた。大富豪だからなんでも許されると思っているの? 彼を懲らしめようとしたゾーイだったが、ゴージャスな魅力に圧倒され、彼のベッドに招き入れられてしまう。それは単なる思い出で終わるはずだった。ところが彼女は妊娠していることに気づく。事実を告げると、アーロンは認めないどころか、中絶してくれと迫ってきた。あまりの衝撃にゾーイはその場を走り去るがアーロンが追いかけてきて…!?
  • 純潔の囚われびと
    3.0
    今後一生、愛なき結婚に身を捧げるなら、この一夜だけ、あなたを愛したい。 エレナはカダールの新国王と結婚するため、かの国に降りたった。祖国の平和のためならどんなことでもすると、亡き父に約束した。恋をしたこともなく、キスの経験さえないけれど、それはささいな問題。夫となるアジズについて、なにも知らないことも……。ところが、ふいにエレナは屈強な男の手で車に押しこまれてしまう。黒豹を思わせるその男性はカリル・アル・バキールと名乗り、アジズの許婚と知りつつエレナをさらったのだと告げた。しかも自分こそが、カダールの真の国王だというのだ!そして、花嫁を偽の王から奪うのは必要悪だとばかりに、おびえるエレナの服に、手をかけた……。 ■砂漠の国カダールの玉座を争うアジズとカリルの異母兄弟。2人のロマンスを、気鋭の作家ケイト・ヒューイットがドラマチックに、セクシーに描きます。翻弄されるエレナは、果たしてどちらの“王”と結ばれるのでしょうか?
  • 想いは薔薇に秘めて
    -
    恋人契約が終われば、もう二度と彼に会うこともない……。 記者から突きつけられた写真を見て、オリビアは愕然とした。そこには、彼女と目も覚めるようなハンサムな男性が濃密に寄り添う姿がしっかりと写りこんでいた。ベン・チャッツフィールド──彼とオリビアの家族は敵同士だった。仕事でベルリンを訪れた彼女は〈チャッツフィールド〉に泊まり、体調を崩したときに偶然、支配人のベンに介抱されたのは事実。でもまさか、それがこんな形で盗み撮りされていたなんて。もしこれが掲載されたら、互いの仕事にも家族へも影響が出てしまう。悩んだ末に、オリビアはベンに苦しい懇願をする。「お願い、状況が落ち着くまで私の恋人のふりをしてほしいの」 ■ホテル事業をめぐり、一族が敵対関係にあるベンとオリビア。1枚の写真がきっかけで、ふたりの運命は予想だにしない方向へ導かれていきます。
  • ベッドで過ごす一週間
    完結
    -
    常夏のカリブ海にあるビーチで、ミリーは1週間のバカンスをもてあましていた。大切な家族を失い、心に負った傷を忘れようと仕事に没頭しすぎたせいで休暇を命じられたのだ。そんな時ひとりの男性が声をかけてきた。彼はチェイスと名乗り、気軽な調子で彼女をデートに誘う。ミリーは彼を追い払おうとしたが思い直した。今、私は笑っていた? 絶望の底に突き落とされて以来、感情を封印してきたのに…。気づけばミリーは、彼と1週間をともに過ごすと約束していた。
  • 縁切り寺の尼姫~豊臣秀頼の娘~
    完結
    4.5
    豊臣家滅亡後、義母・千姫の庇護の下、江戸城に暮らした秀頼の娘はやがて鎌倉・東慶寺預かりの身となる…。寄る辺なき身の幼少期を経た女性が終生胸中に抱き続けた想いとは…!? 表題作のほか「身代わり諸色」「わらわべ夏越し」を収録。
  • 愛なき王と氷の女神
    完結
    2.0
    8歳のときに妹を突然失い、公爵家の娘リアーナの心は凍りついた。以来、慈善活動に打ち込むだけの日々を送っていたある日、マルディニア国王アレッサンドロとの縁談が持ち上がる。やがて結婚交渉の当日、生気に満ちあふれたアレッサンドロ王を見てリアーナの氷のような心はかすかに揺れ、温もりを取り戻すかと思われた。だがアレッサンドロがリアーナに向けてきたまなざしはぞっとするほど冷たかった…。私を花嫁にと望んでおきながら、なぜ蔑みの目で見るの――?
  • ハーレクイン・ロマンスセット 1
    -
    お得な価格でハーレクイン・ロマンス4作品収録『一夜の恋におびえて』-妹の結婚式で付添人を務めるゾーイ。式の最中、花婿の兄で付添人のアーロンの態度の悪さに辟易し、懲らしめようと近づくが、逆に彼の誘惑の罠にかかり……。『賭けられた花嫁』-父が賭で失った城を取り返すためアンジェリークは首長国に飛んだ。交渉相手レミーの部屋に忍びこむが、捕まって投獄されかける。すると彼からとんでもない提案が!『愛と偽りのギリシア』-ケイラはギリシアの小島でハンサムな漁師と知り合うが、彼はなぜか彼女の正体を疑っていた。それでも惹かれるケイラは、ある日、彼の驚く真実を知った。『希望と名づけた愛の証』―妊娠中のミアはおなかの子の父親の葬儀で、その兄である初恋の相手イーサンと再会した。彼はミアの不実をなじるが、この妊娠には誰にも言えない秘密があった。
  • 平安怪盗伝 ~恋の秘めごと~
    完結
    -
    平安中期、京の都には己の悪行を悪とも思わぬ輩が横行していた。そんな怪盗に狙われた貴族の姫君には隠さねばならない秘密があり…!? 大人気<平安怪盗伝>シリーズ5編を収録!!
  • プリンスの冷たいキス
    完結
    3.0
    現代のシンデレラとしてマルディニア王家に嫁ぐアリスは、美貌の王子リオに愛されることを夢みてきた。リオの偽りの花嫁となることを受け入れたのは、18歳の誕生パーティーで出会った瞬間、彼に恋をしたから。――ところが、いつか愛されると信じていたアリスの夢は、リオの言葉で残酷にも打ち砕かれる。「結婚はしたが愛しあうつもりはない」彼にとってこれは、政略結婚でしかないのね…。そしてアリスは悲しみを胸に秘めたまま、ハネムーンへ行くことになり!?
  • 愛なき王と氷の女神
    4.5
    この王宮という名の牢獄で、 私は愛とは無縁のまま一生を終える……。 8歳のとき妹を突然失い、リアーナの心は凍りついた。以来、慈善活動に打ち込むだけの日々を送っていたある日、マルディニア国王アレッサンドロとの縁談が持ちあがった。両親は諸手を挙げて喜び、リアーナの気持ちなど慮りもしない。アレッサンドロとは10年前、たった1度会ったきりだというのに。リアーナは自身の宿命を悟った――愛とは無縁の一生を送ることを。やがて迎えた結婚交渉の日、生気に満ちあふれたアレッサンドロ王を見てリアーナの氷のような心はかすかに揺れた。だが、彼の口元は嘲るように歪み、まなざしはぞっとするほど冷たい。私を花嫁にと望んでおきながら、なぜ蔑みの目で見るの……?■冷酷な王が花嫁に望んだのは、品行方正で完璧であること。けれど やがて、どんな感情も見せぬ妻が氷の仮面の下に隠した情熱を切望するようになって……。R-3017『プリンスの冷たいキス』に続く、きらびやかな王宮ロマンスをお楽しみください。
  • 恋する個人秘書 華麗なるシチリア I
    3.0
    愛しいボスと火遊びなどできない。 わたしはきっと、灰になってしまう。 日曜日の朝6時、電話が鳴り響く。「エラ、今すぐ来てくれ」 サント・コレッティの個人秘書として働くようになって4カ月、 時間外の呼び出しには慣れっこになっていた。 イタリアなまりの強い、深みのある低い声が寝起きの耳を愛撫する。 どんなに傲慢で、わがままで、女ぐせが悪くても、 サントはシチリア名家の御曹司として眩しいほどのオーラを放ち、 エラの心を惑わせる。ボスにこんな感情を抱くのは禁物なのに。 いいえ、それもあと少しのこと。エラは仕事を辞めようと思っていた。 だが駆けつけた先でサントのある姿を見たとたん、エラは胸をつかれ、 彼のもとを離れることなどできないと悟った。もしかしたら、永遠に。
  • プリンスの冷たいキス
    5.0
    なんの感情もこもらぬ誓いのキス。 私は、名ばかりのシンデレラ。 婚礼衣装を着たアリスの胸は不安でいっぱいだった。 マルディニアの王子リオとの政略結婚。 偽りの花嫁となることを受け入れたのは、 18歳の誕生パーティで出会った瞬間、リオに恋をしたから。 ――いつの日か、彼も私を愛してくれるかしら? だがアリスの夢想は、リオの言葉で瞬時に打ち砕かれる。 「念を押すまでもないと思うが、これは便宜結婚にすぎない」 祝福を受けるたび、見せかけの愛を示し続けるリオ。 感情のこもらぬ冷たいキスを受け、アリスの心は凍えそうだった。 そして二人は一度も結ばれることなく、カリブの島へと旅立つ……。■恋い焦がれるプリンスの名ばかりの花嫁となったヒロイン。ハネムーン先の南国の太陽の下でなら、プリンスの氷の心をとかすことができるのでしょうか? ケイト・ヒューイットが描く、華やかなロイヤル・ロマンスをお楽しみください。
  • ヴェネチアの憂鬱
    完結
    4.0
    「きれいになったね、アナマリア」。ワイナリー経営者のヴィットリオは、爵位継承のため故郷に戻り、結婚する必要があった。花嫁候補は同郷のアナマリア。ワイン造りに精通する彼女は多少飾り気はないが、むしろすぐに落とせるだろう。一方、一層魅力を増したヴィットリオの再会のあいさつにアナマリアの心は弾んだ。たとえそれがみえすいた社交辞令でも。そのうえ、私と結婚したいですって? 私がうってつけだからってひどい男! 私はとっくにあなたに恋しているのに…。
  • 逢魔ヶ辻~晴明と道長~
    完結
    3.3
    平安の頂点に立つ藤原家の三代に渡る男たち。彼らは少年、青年、老年時代の安倍晴明が繰り出す恋の術に翻弄されて、気がつけば、思いもよらぬ結末に…。ちゃめっけたっぷりの安倍晴明の活躍を描いた「逢魔ヶ辻」3編のほか時代ロマン2編を収録。
  • 鎌倉秘恋 北条恋ヶ谷
    完結
    3.8
    頼朝亡き後、後ろ盾をなくした北条家の執権・経時は16歳の妹・檜皮姫を7歳の将軍に嫁がせた。しかし、その妹が本当に愛していたのは…!? 堕ちたのは恋の谷。鎌倉を舞台に、政敵と戦う男たちと、彼らを愛した女たちの物語。
  • 室町・春の乱 紅の雨
    完結
    4.0
    室町時代、後継が途絶えたため僧侶の身でありながら神籤で選ばれてその座に就いた将軍がいた。彼の政治は横暴を極めたがその裏には、ある美女をめぐる三角関係と嫉妬があった…!? 六代将軍・足利義教と有力豪族との対立、そして世に血の雨を降らせた<嘉吉の乱>を描いた表題作3編のほか、読み切り作品「鳰の浮巣(におのうきす)」「忍ぶ宿」を収録した歴史悲恋譚。
  • 一夜の恋におびえて
    3.0
    心を閉ざした男と過去に傷つく女。 二人を結びつけたのは、突然の小さな命── 妹の結婚式で花嫁付添人を務めるゾーイは、式の真っ最中にもかかわらず携帯電話をいじり、不遜な態度をみせる花婿付添人アーロンに眉をひそめた。億万長者だからなんでも許されるとでも思っているのかしら?花婿の兄として、思いやりはないの?アーロンを少し懲らしめようと近づいたゾーイだったが、あろうことか彼のゴージャスな魅力に圧倒され、その日の夜には彼のベッドに招き入れられてしまう。3週間後、体調の変化に気づいたゾーイはなぜか高揚していた。許されるはずのない命を宿してしまったというのに。■ゾーイとアーロンのロマンスの幕開けは、なんと予期せぬ妊娠! 悲しい過去をもつ二人の、揺れる心の動きにご注目ください。
  • ベッドで過ごす一週間
    3.0
    常夏のカリブ海にある、高級リゾートホテルのビーチで、ミリーは1週間のバカンスをもてあましていた。上司に働きすぎを指摘され、一方的に休暇を命じられたのだ。ふと顔を上げると、夕日の中で一人の男性がこちらを見つめている。彼はチェイスと名乗り、気軽な調子で彼女をデートに誘った。ミリーは彼を追い払おうとしたが、次の瞬間、思い直した。いま彼と話していたとき、私は……笑っていたの?ミリーを絶望のどん底に突き落とした悲劇から2年、仕事に没頭することで感情を封印し、笑顔など忘れていたのに……。気づけばミリーは、彼と1週間をともに過ごすことに同意していた。

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  • 平安ラブロマン 1 此の花選び
    完結
    5.0
    時は平安時代。惹かれあいながらも叶わぬ切ない恋たちを描いた、歴史絵巻傑作集!! 表題作「此の花選び(このはなえらび)」のほか、「夙夜(しゅくや)」「韓紅(からくれない)」「有明月(ありあけのつき)」「夜さりの月(よさりのつき)」「残の月(のこりのつき)」を収録。
  • 戦国ラブロマンシリーズ 1 追風用意の君
    3.0
    婚姻が政略で行われていた戦国期の大名家にあって、自分の想いを守り通した若き男女たちの恋物語。 表題作のほか「落照」「団雪」「芦の原」「追分」「起請」を収録。
  • 青野赤原―室町足利伝―
    完結
    4.0
    東国を治める鎌倉公方・足利家は、同じ一門でありながら、京の足利将軍家と不仲が続いていた。やがてそれは様々な乱の火種へと…!? 関東地方の戦国時代の始まりを描いた珠玉の時代ロマン!!
  • 届かぬ愛に傷ついて ウルフたちの肖像 I
    -
    ナサニエル・ウルフはある日、仕事場に現れた人物を見てパニックに陥った。なぜだ、20年も経った今になって――その男は、複雑な血筋で構成された名家ウルフ家の過去を知る人物。彼は通りがかりの仕事仲間ケイティの腕をつかみ、乱暴に言った。「僕をここから連れ出してくれ、早く」憧れのナサニエルからかくまってほしいと頼まれ、ケイティは戸惑いながらも彼を自分のアパートメントへ案内した。ふだん自信家で冷静な彼の瞳に、見たこともない絶望がある。すると翌日、ナサニエルはさらに突拍子もないことを言い出した。「パスポートを用意してくれ。ブラジル沖の島に一緒に行くんだ」■亡きウィリアム・ウルフと数人の女性との間に生まれた8人の兄妹たち。過去に秘密を抱える彼らが家族の絆を取り戻し、最愛の相手とめぐり合う作家競作8部作〈ウルフたちの肖像〉がついにスタート! HQロマンスの中心的存在S・モーガンがトップを飾ります。
  • 消せない絆
    完結
    5.0
    NYで働くイベントプランナーのエレナは重要なクライアントに会うことになり、緊張していた。ところが、オフィスに現れたのは、かつて心と純潔のすべてを捧げた恋人ジェイス! 10年前、彼は私の妊娠を知るや卑劣にも何も言わず姿を消した。気さくだった彼の面影はなく、今や血も涙もないギリシャ人実業家として通っているらしい。再会した彼は冷たく「あの時の子供の父親が自分のはずがない」と言い放ってエレナの古傷をえぐったうえ、計算高い嘘つき女扱いして…!?
  • 最上家秘聞 遠つ迷い路
    完結
    2.0
    鎌倉以来の奥州の名門・最上家。出羽国57万石を領した最上家が戦乱の世を生き抜くために下した苦渋の決断と、そしてその先に掴んだ光明とは…!? 悲劇の姫・駒姫の物語を含む全5編収録。
  • あなただけに言う秘密
    完結
    4.0
    ギリシア大富豪のひとり娘アルテアは、その美貌でタブロイド紙をにぎわしている。しかし、心の奥底に誰にも伝えられない秘密をもっていた。そんなある日、パーティーで力強い自信にあふれた男性ディモスと知りあう。彼もどうせ私の表面しか見ずに去っていくのよ。そう思っていた彼女にディモスは強引に近づき、彼女の父親と結託して契約結婚を迫ってくる。愛のない結婚なんて好都合だと思っていたが、彼にふれられると肌が熱く燃え、心がむきだしにされるようで…!?
  • 戦国落城秘話 青柳の糸
    4.0
    後世に戦国武将の鑑と謳われた木村重成の生涯を描いた表題作のほか、大坂城落城にまつわる、人々の儚くも美しい想いを綴った珠玉作品集。「青柳の糸」「桐の葉」「水底」「水鳥」「霧の籬(きりのまがき)」の5編を収録。
  • 明日なき二人でも【あとがき付き】〈【スピンオフ】華麗なるバルフォア家〉
    完結
    2.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ゾーイは大富豪オスカーの娘として優雅に暮らしてきたが、自分がオスカーの実子でないと知ったときその世界は崩壊した。「バルフォア家の娘」という肩書き以外の自分の価値を見いだせず、夜な夜なパーティーに溺れるゾーイ。そんな時に出会ったのが、賑やかな会場のなかでひとり陰りをたたえるマックスだった。夢のような一夜をすごしたあと、マックスはゾーイに言い放った。「帰ってくれ。2度と会いたくない」はたしてふたりの恋は? 心に傷をもつふたりの、愛と再生の物語。
  • 花の君参る 上杉景勝室・菊姫
    3.4
    戦国時代、上杉謙信の息子・景勝に嫁いだ武田信玄の娘・菊姫の波乱の生涯を描く、歴史ラブロマン!! 上杉景勝、直江兼継ゆかりの姫の一途な愛とは…!?
  • 愛人は涙を信じない【あとがき付き】
    完結
    5.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】“セルゲイ・コロドフ・エンタープライズCEO”ハナは渡された名刺を見て目をみはった。彼はスリに遭った所に偶然居合わせ、助けてくれた男性だ。まさか世界的大富豪にこんなところで出会うなんて…。セルゲイはほとんど一文無しになってしまったハナを豪華なスイートルームに案内し、さらに今夜ディナーをともにしたいと言う。私みたいなただのアメリカ人に彼が興味をもつはずがない…そう思いつつも、ハナは彼の怜悧な美貌に宿る孤独の影が気になりはじめていた。
  • 今昔時代語り わらわべ道中 1
    -
    江戸時代の大坂、ひょんなことから恐ろしい事件にまきこまれてしまった商家のぼん・庄介たち三人組は…!? 表題作「わらわべ道中」のほか、「わらわべ往来」「わらわべ送り火」「反魂指南(はんごんしなん)」「ひなの川」を収録。
  • 時代ロマンシリーズ 1 ささめごと
    完結
    3.5
    遠い昔、平家の御曹司・平資盛と右京は互いに淡い恋心を抱くのだが…。ハートフル歴史ロマン!
  • 愛なき結婚、結婚なき愛【あとがき付き】
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】結婚にはロマンスが絶対に必要。そう信じるエミリー。だが7年前、幼馴染みのジェイソンに初恋を踏みにじられ、屈辱と悲しみが忘れられずにいる。そして、ロンドン社交界の華としても知られる今も、人の恋を取りもつが、自分の恋にはふみ出せずにいる。そんな時、憎い相手ジェイソンがロンドンに戻ってきた。「結婚なんて靴選びと同じ」と彼女の結婚観を鼻で笑う彼を憎みつつも忘れられないエミリーがとった行動は? 古典“エマ”をモチーフに描く現代ロマンス。
  • 七日だけの恋人
    完結
    -
    男爵の娘であるエラリーは、父親が遺した屋敷を維持するため改装し、宿にしていた。だけどこの週末は嫌悪感で気分が悪い。原因は、宿泊している大富豪でハンサムなラレンツ。彼は恋人らしき連れの女性をいとも冷淡にあしらい、あろうことかエラリーに誘いをかけてくるのだ。女性を軽々しく扱う姿は、まるで愛人と二重生活を送っていた不誠実な父のよう。父のせいで私は決して誰も愛さないと心に誓っている。ところがラレンツのある提案にエラリーの心は大きく揺れ…。
  • 花婿に拒まれて
    -
    デパートに勤務するノエルは、靴の宣伝のため出席したパーティで、ある男性を見かけてその場に凍りついた。アマル。10年前に結婚したものの、初夜に拒まれたまま別れた元夫。私は女性としての自信を喪失し、立ち直るのに何年もかかったのだ。再び彼と顔を合わせ、あの惨めな日々を思い出したくはないのに。ところがアマルはノエルにまっすぐに近づいてきて、情熱の浮かぶ目で、どうしても話し合いたいことがあると言う。今さらどういうつもり? ノエルは彼を振り切り会場を後にするが、翌朝、出勤途中にさらわれ、気づくとアマルの自家用機にいた。唖然とする彼女を乗せた飛行機が着いたのは、砂漠の国だった。
  • 消せない絆
    3.0
    ニューヨークでイベント・プランナーとして働くエレナは、ある日、オフィスに入ってきた男性を見て、頭の中が真っ白になった。ジェイス・ゼルヴァス! 10年前に去っていった恋人がなぜここに?ギリシアで実業家として活躍する彼が委託したパーティーの企画を、まったくの偶然からエレナが担当することになったのだ。彼女の脳裏に葬り去ったはずの過去が甦る。わたしの妊娠を知るや、彼は自分の子供であるはずがないと言い放ち、卑劣にも姿を消してしまった……。「おなかの子は、あれからどうなったんだ?」古傷をえぐるような問いに、エレナは唇を噛み締めるほかなかった。
  • 結婚の掟 地中海で恋して I
    3.0
    サンティナ王国の王女ソフィアは、考え抜いた末に心を決めた。父が無理やり進めるスペインの王子との縁談から逃げるため、幼なじみの皇族アッシュに恋人のふりをしてもらおう。彼には、16歳のときバージンを捧げようとして拒絶された。それ以来会っていなかったけれど、きっと助けてくれる。ところがアッシュにすげなく断られ、なす術のなくなったソフィアは、とりあえず向かった空港で、当日便はもうないことを知った。どうすればいいの? 今この国を発たなければ、政略結婚させられる。そのときアッシュの言葉がよみがえり、ある案が浮かんだ。彼の自家用機が今夜発つ。そっと忍び込めばいいわ。■作家競演によるミニシリーズ〈地中海で恋して〉が今月から始まります。王国サンティナの王子と王女たちがおりなす華麗な物語です。第1作は一昨年亡くなったペニー・ジョーダン。新作としてお届けできる最後の作品となります。
  • 失った愛の数より
    3.0
    パリの美術専門の保険会社で鑑定士をしているグレースは、思いがけない仕事の依頼に興奮ぎみだった。依頼人はハリス・タヌス。亡き父親が残した絵のコレクションの鑑定をしてほしいという。グレースはハリスが住む地中海のアルハジャ島へ赴いた。だがハリスの父親は悪徳実業家として恐れられていた人物で、莫大な富を相続したばかりの彼を信用していいのか、グレースは迷った。ところが実際の彼はハンサムで優しい、魅力的な男性で、時折見え隠れする冷たい雰囲気が、グレースをよけいに惹きつけた。だめよ、男の本心など当てにしては。まして複雑そうな大富豪なんて!今なお心に痛手を残す結婚の記憶が、彼女の想いを抑えつけていた……。
  • 愛人は涙を信じない
    -
    “セルゲイ・コロドフ。コロドフ・エンタープライズCEO”ハナは渡された名刺を見て、思わず目をみはった。彼はモスクワの赤の広場で、すりに遭ったところを助けてくれた男性。でもまさか、泊まるように言ってくれたこのホテルのオーナーだなんて。ハナは案内された豪華なスイートルームを見まわした。セルゲイはさらに、今夜、ディナーをともにしたいという。ニューヨーク郊外の小さな町からやってきた旅行者に、彼のような大富豪が興味を持つはずがない……。そう思いつつも、レストランで、キャンドルの明かりを浴びた彼の美しい顔立ちを前に、ハナはそのまなざしに潜む、冷たい孤独の影が気になりはじめていた。
  • 月夜の過ち
    -
    3年間世話をしてきた我が子同然のマックスが奪われてしまう!養育係のフレイアは愕然とした。母親の死後、父親のラフェが現れ、今まで見向きもしなかった息子を母国スペインへ連れていくというのだ。噂どおり薄情で冷酷そうなラフェを見て、フレイアは心を決めた。私もスペインへ行こう──彼と一つ屋根の下に暮らすことになっても。
  • 招かれざるプリンセス(再編集版)
    -
    フィービーは北欧の王国の皇太子と恋に落ちて結婚した。だが性急な結婚は脆くもわずか1カ月で破局を迎えた。6年後、宝石デザイナーとして自立した彼女は息子とニューヨークで暮らしていた。ところが、件の皇太子が事故死したことで、人生は一変する。皇太子の従兄のレオが不意に現れ、息子とともに王国へ来るよう強要してきたのだ。以前、大金を積んで私に身を引かせようとした非情な男の言うことを聞くわけには絶対にいかない!■本書は、2010年10月に小社より刊行された作品を再編集したものです。
  • 異国のボス
    3.0
    心の傷から逃げ出したいゾーイはミラノの空港に降り立った。コモ湖畔の別荘で臨時の家政婦として働くことに決めたからだ。雇い主はイタリア人実業家――リアンドロ・フィラメッティ。ところが、別荘に到着するなり、ゾーイは彼から怒りの言葉を浴びせられる。
  • 遠い日のフィアンセ【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】令嬢アレグラは18歳の誕生パーティーで出逢った大富豪ステファノにひと目で心を奪われる。プロポーズを受け、幸せの絶頂で迎えた結婚式前夜、彼と父親の衝撃の会話を耳にする。この結婚は男たちの“取引き”に基づいたものだったのだ。愛されてなんていなかった! 悲しむアレグラは家と故郷を捨てて逃げだす。7年後、ロンドンで自活するアレグラは彼と再会。ふっきって大人になった自分を見せるつもりが、初恋の思い出は甘く痛み、再び彼の魅力にからみとられ…!?
  • うき世語り
    完結
    4.0
    全1巻618円 (税込)
    怒涛の乱世のうねりの中、その重圧と宿命に果敢に抗い立ち向かった、多くの男たちの熱く純粋な想い…。波瀾の時代に材をとり、いつの世も不変の愛の真摯な姿を描く、ドラマチック歴史ロマンの決定版!!
  • 愛なき結婚、結婚なき愛
    3.5
    建設会社で働くエミリーは、大のパーティ好きで、ロンドン社交界の華としても知られている。人の恋を取り持つのが好きな半面、自分は恋と無縁だと思っている。経営者のジェイソンとは年が離れているものの、幼なじみで、彼の弟とエミリーの姉が結婚したため、義理の兄妹だ。だが7年前の姉の結婚披露宴で、彼女は屈辱と悲しみを体験した。酔いにまかせてジェイソンにキスをせがみ、冷たく拒絶されたのだ……。仕事で長く海外出張していた彼が久しぶりに帰国した日、話の流れで、二度とあなたにキスなど頼まない、とエミリーは言う。「だとしたら、僕は深く失望するだろうな」思いもかけない返事だった。■英国を代表する小説家、ジェーン・オースティンとブロンテ姉妹の傑作古典をもとに、4人の作家がその現代版を描く企画、第3弾!オースティンの『エマ』を題材に、K・ヒューイットが書きあげた、恋のキューピッド役のヒロインの新たな物語をお楽しみください。
  • エーゲ海の花嫁
    完結
    5.0
    リアノンの親友が、赤ん坊を産んですぐに亡くなった。赤ん坊の父親に事情を伝えようと、リアノンはルカス・ペトラキデスに会いに行くが、高級リゾートホテルを所有する不動産王のルカスは、赤ん坊は自分の子ではないと断言したばかりか、彼女を金目当てのゆすり屋だと決めつけた!さらにマスコミの目を警戒する彼は、リアノンをエーゲ海にあるペトラキデス家所有の島へ強引に連れ去ったのだ。そして誰もいない夜の海辺で罰するような激しいキスを与えられ…?
  • 【再編集版】あなただけに言う秘密
    -
    夜遊びと軽いつき合いだけの女。近づいてくるのはヤリたいだけの男達。いつのまにか、そんな自分を演じることに慣れきっていたアルテア。でもほんとは好きでもない男と寝るのはイヤだから、心の中では寂しさばかり募っていた。そんな時出会ったディモスは、君の素顔を知りたいと言ってくれた初めての人だった。全てをさらけ出しても、彼は愛してくれる……?愛することも傷つくことも怖い。そんな女性たちへ贈る愛と再生の物語。●本書は、2010年9月に小社より刊行された『あなただけに言う秘密』を再編集したものです。
  • 週末だけの妻
    完結
    -
    新進気鋭の建築家コーマックの秘書を務めるリジーは、カリブ海の小島への出張同行を命じられる。ふたりきりの旅行に驚き、胸をときめかせるが仕事と妹の世話に明け暮れるこんな地味な自分をボスが相手にするわけがない。だがその夜、彼が家を訪ねてきて秘書に相応しいドレスや靴を今から買いそろえようと言いだしたとき、リジーの驚きは疑惑に変わった。仕事なのになぜ? 翌朝の飛行機で、その謎は解けた。彼は「この週末、君が僕の妻だ」と言いだして――!?
  • シークと偽りの花嫁【あとがき付き】
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】理学療法士のルーシーは4年前、働いていたラグビーのイングランド代表チームのスター選手、ハリドと恋に落ちた。ところがある日突然、ハリドは理由も告げぬままルーシーを捨てて、故郷であるビリャルへ帰国してしまったのだ――重要な真実を知ることもなく。今回のチーム遠征先がビリャルだと聞いて、ルーシーは決心した。彼に会ってあのことを告げよう。だが、空港で彼女を出迎えたのは、かつて愛した男性とは似ても似つかない、冷酷なシークだった。
  • 愛を知らない恋人 愛に戸惑う娘たち I
    3.5
    トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、一週間前に、自分の父親がイギリスの大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。オスカーには三度の結婚で七人の娘がいる。愛人の子ミアは八人目だ。彼女は初めて父親に会うため、広い私道を屋敷に向かって歩いていた。ところが猛スピードで走ってきた車に危うく轢かれそうになる。運転していた魅力的な男性は一方的にミアを非難し、その場を去った。それから三カ月後、新しい生活になじめないミアのために、オスカーは生活全般の教育係としてある男性に娘を託すことにした。男性に会ったミアは呆然とする。わたしを轢き殺そうとした人だわ!冷笑を浮かべる彼ニコスは、ギリシアの億万長者だというが……。■おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2600号を迎えることができました。記念作品はベテラン作家のミシェル・リード。バルフォア家の娘たちの物語は今月から八カ月連続刊行いたします。
  • ヴェネチアの憂鬱
    3.0
    ヴィットリオはイタリアに広大な葡萄畑を有するワイナリーの経営者。爵位の継承をめぐる家族間の争いを阻止するため、彼は結婚して子供をもうける必要に迫られた。花嫁候補として目をつけたのは、父親の世話をしながら懸命にワイン造りに取り組むアナ・ヴィアーレだ。容姿にコンプレックスをいだくアナは女としての自信が持てず、29歳でバージンのまま、結婚をあきらめていた。ところが、ある日、彼女の身に胸躍るような出来事が起きる。罪なほど魅力的な男性、ヴィットリオに結婚を申しこまれたのだ。
  • 冷たい伯爵【あとがき付き】
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】天才ピアニストのアビーは父と音楽のためだけに生きていた。呼吸をするように鍵盤をなぞり、風を感じるように拍手を受ける。だが、それも彼女にとっては空しいだけだった。この心の渇きは何? しかしある夜、いつもと違う熱い視線を感じたアビーは行動に出た。ひとりバーに入り、そこで先ほど熱い視線を投げかけた男性、リュックとともに楽しい時間を過ごす。そして誘われるまま一夜を過ごしてしまう…。この出会いが、彼女の人生を変えるとは知る由もなかった。
  • 七日だけの恋人
    -
    エラリーはうんざりし、嫌悪で気分が悪くなりそうだった。男爵の娘である彼女は、父親の遺した屋敷を宿に改装したが、この週末、大富豪ラレンツ・デ・ルカが滞在していた。だが、彼は恋人らしき連れの女性をいとも冷淡にあしらい、あろうことかエラリーにまで誘いをかけてきたのだ。まるで、かつて不貞をはたらき、女性を軽々しく扱った父みたいに。それでも父親を愛し続けた母親はみじめな生涯を送ることになった。だから、私は決して誰も愛さないと心に誓っている。ところが、その夜ラレンツと二人きりになったとき、彼が口にした言葉にエラリーの心は大きく揺れた。 人を愛することを知らなかった男女が出会い、一週間だけの恋人関係を楽しんだあと二人は……。愛の奥深さを知るせつないラブストーリーです。豪奢な雰囲気もお楽しみください。
  • 招かれざるプリンセス
    完結
    -
    フィービーは北欧の島国の皇太子アンデルスと恋に落ち、結婚したが、わずか1か月で破局を迎えた。それから6年、彼女は息子とニューヨークで平穏に暮らしていた。ある日、アンデルスが交通事故で亡くなったというニュースが入り、直後、彼の従兄レオが現れた。レオ――忘れもしない、6年前アンデルスと結婚した私をお金目当てと決めつけ、私の誇りを踏みにじった男。なのに限りなくセクシーで私の心を震わせる男。その男が、今さら私になんの用があると言うの!?
  • 遠い日のフィアンセ
    4.0
    アレグラは十八歳の誕生パーティに現れた裕福な男性――ステファノに心を奪われ、一年後に彼との結婚が決まった。だが、結婚式の前夜に父親とステファノの会話を耳にして、衝撃のあまり家と故郷を捨てた。この結婚が男たちの“取り引き”に基づいたものだと知ったのだ。あれから七年、アレグラはロンドンで自活しながら、過去のことを忘れて前向きに生きようと務めていた。ところが、従妹の結婚式でステファノと再会し、いまも彼の魅力にあらがえないことを思い知らされる。ある目的のためにステファノが近づいてきたとは想像もせずに。
  • 冷たい伯爵
    -
    天才ピアニストと言われるアビーは疑問を感じていた。これまでピアノにすべてを捧げてきた私は、恋をしたこともない。このまま男性を知らず、バージンで生涯を終えるのかしら。そんなある夜、アビーは演奏中に見知らぬ男性に目が釘付けになり、バーで偶然再会した彼に誘われるまま相手の部屋に行く。リュックと名乗った男性は、多くを語らずに彼女をベッドに誘ったが、そのままいつのまにか眠ってしまったアビーを置いて姿を消した。しょせん私は女性としての魅力すら持ち合わせていないのだ。だが絶望し、ピアニストとしてのキャリアも捨てた彼女の前に、半年後、突然リュックが現れた。
  • シークと偽りの花嫁
    -
    ルーシーは憂鬱な気分で中東の国ビリャルへ向かっていた。四年前、ラグビーのイングランド代表チームの理学療法士として働いていた彼女は、スター選手のハリドと恋に落ちた。ところがある日突然、ハリドは理由も告げぬままルーシーを捨てて、故郷であるビリャルへ帰国してしまった――重要な真実を聞くこともなく。今回のチームの遠征先がビリャルだと聞いて、ルーシーは決めた。やはり、ハリドには本当のことを話さなければならない。だが、ビリャルの空港で彼女を出迎えたのは、かつて愛した男性とは似ても似つかない、冷酷なシークだった。■王家を取り巻くロマンスを得意とするK・ヒューイットの最新作です! 中東の小国のシークと恋に落ちたルーシー。再会の喜びもつかのま、予想もしていなかった展開に巻きこまれ……。
  • 愛されない花嫁
    -
    なぜイタリア屈指の大富豪が、私にプロポーズを?ミーガンは、まだ信じられなかった。彼女はあるつらい出来事がきっかけで故郷のアメリカを捨て、イタリアでウエイトレスとして働き始めたばかりだった。ある日偶然来店した客アレッサンドロに乞われ、彼の私邸で給仕をしたのがきっかけで二人は急速に惹かれ合った。でもだからといって、出会ってから数日で結婚とは急すぎる。しかも、ミーガンにはアレッサンドロに話していない秘密があった。もし彼が本当の私を知ったらどう思うかしら?だが、アレッサンドロはミーガン以上に深刻な秘密を抱えていた……。
  • エーゲ海の花嫁
    4.0
    リアノンは親友の産んだ赤ん坊を連れて、オープンしたばかりの高級リゾートにやってきた。リゾートの持ち主は、世界的に有名なギリシアの不動産王――ルカス・ペトラキデス。親友は赤ん坊の父親がルカスであると告げたのち、亡くなった。苦労の末、リアノンはルカスに会って事情を伝える。だが、彼は自分が父親であることを真っ向から否定したばかりか、リアノンが金目当てのゆすり屋だと誤解する始末だ。マスコミの目を警戒するルカスに連れられ、リアノンはエーゲ海にあるペトラキデス家所有の島へ向かうはめに。■今年の1月、ボスと秘書の情熱的なロマンスで日本デビューを飾ったケイト・ヒューイット。彼女の3作目はギリシアを舞台にした真摯な愛の物語です。どうぞご堪能ください。
  • 招かれざるプリンセス
    -
    アメリカ娘のフィービーは旅先で北欧の島国アマルネスの皇太子、アンデルスと恋に落ちて結婚した。しかし彼は甘やかされて育った利己的な男性にすぎず、わずか一カ月で結婚は破局を迎えたのだった。六年後の今、フィービーは宝石デザイナーとして自立し、息子クリスチャンとともにニューヨークで平穏に暮らしている。ところが、ある日、アンデルスが交通事故で亡くなったことで、フィービーの人生は一変する。アンデルスの従兄レオが不意にフィービーの前に現れ、息子とともにアマルネスに来るよう強要してきたのだ。■今年1月に日本デビューを飾った作家ケイト・ヒューイット。人気急上昇中の彼女がお届けする今回の作品は、北欧の美しい島国を舞台にした読み応え満点のロイヤル・ロマンスです。
  • あなただけに言う秘密
    -
    裕福な銀行家の一人娘アルテアは、クラブやパーティで派手に遊び、タブロイド紙をつねににぎわせている。だがそれは、あくまで仮の姿。素顔のアルテアは、過去のつらいトラウマに苦しめられている弱い女性だった。ある日、アルテアはパーティでディモスと名乗る裕福なヨットデザイナーと出会い、ひと目で激しく惹かれた。ところが彼は、アルテアの父親と結託し、彼女に強引に結婚を迫ってきた。気乗りしないままディモスの求婚に応じたアルテアだったが、ハネムーンの夜、パニックを起こして彼から逃げ出してしまう。■今年1月にデビューした新作家K・ヒューイットの新作をお送りします。心に傷を持つアルテアと、人知れぬ苦労を背負って生きてきたディモス。二人は障害を越えて心を開くことができるのでしょうか?

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  • 砂嵐の夜に抱かれて ダイヤモンドの迷宮 IV
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    カリラは中東の小国ザラクの王女として、同盟国カリスタの王子との結婚を幼い頃から決められている。カリラが二十四歳を過ぎ、いよいよ結婚式の準備も整ったが、カリスタから彼女を迎えにきたのは花婿ではなく、その弟のアーリフだった。花婿への失望、政略結婚への反発、自由への憧れ──複雑な感情を爆発させたカリラは、隙をついて逃げ出した。だが砂嵐の中、一人で彼女を追ってきたアーリフに見つけられたとき、カリラは不思議な感覚を覚えた。彼なら信用できるかもしれない……。砂漠の夜、一つきりのテントの中で、彼女の心は危険なほど揺れた。■大人気のシリーズ〈ダイヤモンドの迷宮〉の第4話をお送りします! 幼い弟の誘拐現場に居合わせたことがトラウマとなり、心を閉ざしたアーリフ。カリラの愛は彼に届くのでしょうか?

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