あらすじ
累計240万部突破!!(※紙+電子含む)
障害を抱える人が必要な支援を受けながら
共同生活を送るグループホーム。
知的障害者の息子を育てるシングルマザーは、
子どもが特別支援学校を卒業するにあたり、
将来を考えて、子どもをグループホームへ
入居させることを考えるようになる。
志保(しほ)は母親と、グループホームの見学に付き添いながら
施設に対する近隣住民のまなざしを知る。
「医療」の先に続く営みと、
「居場所」のあり方に向き合うーー。
第20巻は「担当患者」「グループホーム」「緩和ケア」の3編を収録。
「全国学校図書館協議会選定図書」になった児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!!
「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
地域住民の抵抗感は聞いたことがある
「あなたたちには生きる権利があります
だから私から離れたところで
しっかり生きて行ってください」
弱いものはいつでも踏みつぶされていく
希望はどこにあるのだろう
Posted by ブクログ
精神科のお医者さんが1番患者さんとの距離感が難しい診療科だなと、つくづく思う。
それと知的障害や発達障害に対する社会の偏見。差別は駄目だと言葉で言うのは簡単だけど、実際の世の中は電車や街中でも何となく避けるのが現実。彼ら彼女らが生きていく世界が狭められてしまう世の中だ。
そんな障害を持つ子がいる親は、自分の不調は二の次になってしまうよね。その結果緩和ケアしか選択肢がないと告げられたら……。自分の今後よりまず思い浮かべるのは残される子供のこと。自分が逝ってしまった後、子供がちゃんと生きていけるのか考えなければいけない。納得のいく結論に辿り着けるのか、難しい問題だ。
終わりへ
一人の患者と近藤先生の話が悲しく、そして難しい。
佐山先生はまた違う形で命と向き合う方向に。
物語の終わりが近いようだが、兄弟は直接ぶつかったり
するのだろうか。