あらすじ
累計220万部突破!!(※紙+電子含む)
入院をして治療を受けるべき
子ども達が生活をする、児童精神科入院病棟。
本格的な一人立ちに向けて
病棟での研修を始めた志保(しほ)。
子ども達の入院治療に取り組むなかで、
ある一人の少年の担当をすることになるがーーー。
医師として、一人の人間として、
患者に接する度に試される覚悟。
志保は自分だけの
児童精神科医としてのあり方を見い出せるのか。
第19巻は「病棟」「担当患者」の2編を収録。
「全国学校図書館協議会選定図書」になった児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!!
「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
志保先生が初めて経験する挫折……。志保先生と良吾くんのやり取りを何度見返してみても最適解が見つからない。場所が場所なだけにいつもより思慮深い対応が必要なのかもしれないが、どれだけ慎重を重ねて踏み込んだとしても行きつく結末は一緒だった気がする。こういった悲惨な現実が本当にあるのだとしたら、彼らと向き合う医療従事者の働きには感服せざるを得ない。子供の自殺願望ほど耐えがたいものはないよ……ホントに……。