あらすじ
累計180万部突破!!(※紙+電子含む)
全国で約2万5千人の子ども達が暮らす児童養護施設。
親元を離れて暮らす彼らの多くは、発達障害や虐待された過去を抱える。
それでも、親との暮らしを夢見ては、目の前の現実への絶望を繰り返す。
そんな子ども達に、大人ができることとは。
児童精神科の研修医は泊まり込みで、答えの糸口を探し続ける。
第14巻は「パーソナリティ障害」「就学旅行」「児童養護施設」の3編を収録。
「全国学校図書館協議会選定図書」になった児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!!
「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
パーソナリティ障害 完結
人間関係にトラブルの多い、自己愛性パーソナリティ障害を抱える吉瀬の夫。最終的にはこうなる。
看護師の菊池楓に依存している境界性パーソナリティ障害の黒島一美。医療関係者と友達にはなれない。サポートを提供しつつ一定の距離を保つことが必要。
修学旅行 クリニックの全員で旅行に。
それにしても……一文字増やしていくしりとりって・・・。
児童養護施設
20代から30代の頃、児童養護施設で働きたいと思うようになり、保育士の資格を取ろうと通信制の短大に入学した。ピアノも習い始めたが、うまくいかず…資格取得を諦めたという経緯がある。児童養護施設の離職率が書かれた場面があり、3年以内にほぼ半数が辞める…と。資格取得できて、児童養護施設で働いたとして、自分はどちらの半数に入っていたのか?後に分かるASDの私がどこまで子供たちと関わることが出来たのか?考えてしまった。児童養護施設で育った子供は18歳で自立しないといけない。この先の未来に希望が持てないと『もういいか』と思ってしまう。そういう時に関わる大人の一言はとても大事になるんだなと感じた。
Posted by ブクログ
児童養護施設で働く人の離職率、知らなかった。知らなかったけど、辛ければ辞められてしまう大人と違って耐える以外の選択肢がない子どもたちを思うと、大人は身勝手だと思ってしまう。
読んでいて怒り
児童養護施設編の大樹くん母に対しての怒りの感情が半端ないです。母親側の都合というか言い分に1mmも共感するところがない。子どもが親に向ける愛は、駆け引きもなく、見返りも求めていない。それを見事にぶち壊してくれるクソ親です。こうはなるまいぞ、という反面教師を見せてもらいました。
Posted by ブクログ
耐えるしか選択肢がない子どもたち。
自分の子ひとり育てるのもこんなに大変なのに
向き合ってくれる大人は十分ではないだろうに。
普通に生きていても社会は冷たい。
この子たちの目に社会はどう映っているのだろう。
重い
パーソナリティ障害。だんだんと人が離れていく。
それがわからないものかと思っていたが、
そのことがわかっているのに変われないなら厳しいものがある。
児童養護施設の現実も重い。