【感想・ネタバレ】リエゾン(4) ーこどものこころ診療所ーのレビュー

あらすじ

子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。佐山クリニックの受付係・市川渚は、児童自立支援施設から一時帰宅中で、隣室に暮らす少年・阿形俊彦を気に掛ける。非行に走った俊彦は複雑な家庭環境で育ち、ある問題を抱えていた。そして、佐山クリニックでは、研修医・遠野志保が、佐山卓から、児童精神科医として診察の心構えについて、指導を受ける。限られた診察時間の中で、志保はわが子の成長に疑問を持つ母子とどう向き合うべきなのか――現代の不良と障害の複雑な関係を描いた「非行少年」編、心の病と精神科を取り巻く現状について描いた「病院選び」編ほかを収録。

児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!! 「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

色んな題材を丁寧に描く

非行少年の俊彦くんの話、スッキリ終わるというよりは、トンネルの中に一筋の光が射すような感じで終わる
作中でも言ってたけど、個人がなんとかできると思って首突っ込むには難しいことだよね

やはり精神科医もピンキリで
テキトーにあしらわれてると感じたら患者は落胆するし
佐山先生のように、水の中で息ができるように救ってくれる医師もいる

パニック障害患者の心理を水に喩えた描写が、とても分かりやすい
患者の気持ちが予想できる、こんな風に苦しいんだ、死んでしまいそうに息ができないのだと

後半からは、子連れ再婚家族の子どもの、ディスレクシアの話。
子連れ再婚というだけでも関係を構築するの容易ではないと思うけどそれに加えて発達障害もあると、子どもも親も大変だ
そういう大変さを、一つ一つ丁寧に描いています

#泣ける #ドキドキハラハラ #タメになる

0
2022年11月18日

Posted by ブクログ

こんなにちゃんと向き合って話聞いてくれる病院素晴らしいなぁ
非行と知的発達ってもっと勉強したいなって思った

0
2021年04月20日

「青年マンガ」ランキング