あらすじ
累計130万部突破!!(※紙+電子含む)
発達障害を抱える児童精神科医の物語、TVドラマ放送中!!
子どもが学校でいじめられている。その事実に直面した母親の心中に込み上げる恐れ、悲しみ。
そして蘇る自身の苦い記憶。私のせいじゃないか。その思いが、親子のすれ違いをエスカレートさせていく。
学校でのいじめの認知件数が年間60万件を超える今、親子が取りうる自衛手段とは。
第12巻は「起立性調節障害」「ペットと告知」の2編を収録。
「全国学校図書館協議会選定図書」になった児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!!
「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
”起立性調節障害”を扱ってはいたが、今エピソードの本質は”いじめ”による深刻な心身への影響や後遺症にあったと思う。フィクションながら過去にいじめられていた母親の苦しみは非常に堪えたし、息子の「お前が親じゃなかったら……」発言も読んでいてすごく胸が痛かった。同級生の謝罪や学校側の対応も決して納得いくものではなかったけど、親子のすれ違いが解消されたこと、大知くんが学校以外の新しいコミュニティに繋がれたことは純粋に嬉しかった。いじめた側がそれなりの罰を受けて改心することがもっとも道理的なのかもしれないが、大知くんが選択した道もいじめ問題に対するひとつの解決法としては間違っていないと思う。ただ、その後は本人次第なところがあるので、大地くんには是非とも頑張ってほしい。今巻も知見が広がる良い読書だった。
Posted by ブクログ
今回は、「起立性調節障害」を持つ中学生男子の話。
朝起きれなくて学校を遅刻するようになる。
同じクラスの子から相手にされなくなる。
エスカレートして嫌がらせやいじめになっていく。
どうして、こういうことになるのでしょう。
起立性調節障害の中学生は程度にもよるけれど、10人に1人の割合でいるそうです。
とてもとても辛い病気ですね。
Posted by ブクログ
人知れず悩む人はたくさんいるのだろう。
障がいがいじめと結びついてしまった時のやるせなさは
想像するに余りある。
いじめと悪ふざけの境目、集団生活のむつかしさ…
そして佐山クリニックは、現実には存在しないのだ。