あらすじ
累計250万部突破!!(※紙+電子含む)
末期癌の告知を受けたシングルマザー。
心残りは、一人での生活が困難な
知的障害のある息子だけだった。
目に見えて容態が悪化していく恐怖と向き合い、
病院で緩和ケアを受けながら、残された時間で
息子のグループホーム生活見守り続ける。
一方、佐山は同じ医師でありながらも
自身の存在を否定していた父親の余命が
僅かであることを知り、志保の力を借りて、
自身の過去と対峙する。
別れ、そして、その先に繋がっていくものとはーー。
現代日本の児童精神科医を描いた医療ドラマ、最終巻。
第21巻は「緩和ケア」「診察」の2編を収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
先生と父親との関係が深くしっかりと描かれた最終巻だった。個人的には和解…とならなかったのが、現実的でとても良かったと思う。ままならないもの、受け入れがたいもの、どうしようもないもの、思い出すたびに心がえぐられるものたちと、どう折り合いをつけて生きていくのか、それが描かれた内容だったと思う。堂々たる完結。
Posted by ブクログ
最終巻
家族との葛藤の落とし所が良かったです
予定調和なところがありつつも、リアルベースなので考えさせられる内容が多く、読み応えがありました
子育て中の人におすすめ
Posted by ブクログ
買ってから最終巻と気付いた。
いわゆる「健常者」の私も
知っている感情があちこちに出てきて
本当に境目ってグラデーションなんだなと思う作品だった。
世の中は優しくない。
助けてくれない人のほうが多い。
つばを吐きかけられる。
無視はいいほう。
こんなふうに寄り添ってくれる医師など
本当に一握りだろう。
感動も多かったけれど、つらい場面が多い作品だった。
誰もが認められて幸せになれる世界であってほしい。
完結
佐山先生と父親との面会は正直・・・じゃあなんで呼び戻したがったの?という印象だったが、凸凹の持つ難しさを最後まで示したかったのだろう。
ちょっと怪しい表現もあったけど、社会問題に一石を投じた作品だったと思う。お疲れ様でした!