あらすじ
シリーズ累計1200万部突破!妖怪!蝗害!災害!西都に呼ばれた謎!最新10巻はドキドキとワクワクの波状攻撃が止まらない!
無事に西都に到着した猫猫。
環境は変化しても仕事は相変わらずで、薬屋として、また医官手伝いとして働いていた。
どこに行っても呑気なやぶ医者に、何を考えているかわからない新人医官・天祐。
猫猫は、壬氏の火傷が二人にばれないようにとひやひやしながら西都での日々を過ごしていた。
壬氏もまた皇弟として政務をこなす毎日だが、西都側は壬氏を名前だけの権力者として扱っていた。
そんな中、猫猫は農村部を視察するために連れて来られた羅半兄とともに農村へ行くことに。
視察するにあたって、かつての羅漢の部下・陸孫が動いていることに気付く。
彼は、中央とは異なる農村部のやり方に疑問を持っていた。
一方、かつて起こった大蝗害の生き残りの老人と出会うのだが-----。
日向 夏(ヒュウガナツ):福岡県在住。本作にてデビュー。著書に『女衒屋グエン』、『なぞとき遺跡発掘部』など。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。
『ダブルクロス The 3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』((ヒーロー文庫)、『バー・コントレイルの相談事』などで装画、挿絵を担当。
舞台は中華圏を彷彿とさせるとある大国。
元・市井の薬師であり、現・後宮の下働きとして日々を送る少女・猫猫(マオマオ)が、その知識と観察眼を武器に後宮で巻き起こる事件を解決していく、ミステリーシリーズ。
Webサイト『小説家になろう』で掲載され、大人気を博した作品です。
後宮に売り飛ばされた薬師の猫猫。
年に似合わず沈着冷静で頭のいい彼女は、後宮ではひたすら目立たないよう、大人しく過ごし、年季が明けるのを待とうとしていました。
しかし、そんな後宮で、皇帝の子が相次いで三人身まかられ、さらに現在も二人の妃の生まれたばかりの宮がどちらも衰弱するという事件が発生。
呪いとして片付けようとする周囲に対し、元・薬師としての性分がうずいて仕方のない猫猫は、何気ない気持ちから事件解決のヒントを匿名で投げ文しますが、それが宦官・壬氏(ジンシ)の目に止まってしまい……。
頭がよく、常に一歩引いた視点で物事を考える猫猫が、その博識を生かして事件解決にひと役かっていく姿がなんとも痛快な本作。
そんな彼女に執着し、活躍を後押しする美貌の宦官・壬氏との関係からも目が離せません。
やがて宮中の小さな事件を解決するうち、二人は国家転覆計画へと巻き込まれていくことに――。
作りこまれたキャラクターや世界観に、一度ハマったら抜けるのは至難の業!
コミカライズ版もあるので、ぜひどちらも楽しんでください!
感情タグBEST3
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ほのぼの?と続く雀さんとのやり取り、普通人羅半兄との突っ込みありながらのやり取り、のほほんとしていたら大災害がやってきた。これはダメだ。こんな事態に遭遇したらどうしたらいいのだろう?パニックしかない。
蝗害
長く備えていた蝗害が発生し、そこに至る過程や結末は手に汗握った。
リーシュがようやく報われてよかった。
Posted by ブクログ
【購入本】「羅半兄、お疲れ様。」の本巻。勝手に主人公たちから亡き者にされていた羅半兄だが、その功績は凄い。念真に目をつけたのが1番の''アタリ''だったのではないか。ネットより《蝗》は食用、佃煮向き。《飛蝗》は言うまでもなく✕らしい。本作で出てきた《飛蝗》とは、その内の「サバクトビバッタ」なのではとされる。また、〈馬×里〉はもうそろそろというところか。玉鶯の企みとはいかに。これもまた一筋縄では行かない気がするが....。
Posted by ブクログ
西都に着いた猫猫。
農村地帯に行き、蝗害対策をする。
色々と真実に近づいてきたところで蝗害が発生。
猫猫も必死に殺虫剤作りをするが、その後降ってきた雹が頭に当たったことにより意識を失う。
里樹妃のその後が知れて良かったです〜馬閃とうまくいってほしいですね〜
雀さんがキャラの濃いだけの人ではないようで、彼女が何者なのか気になります…
羅半兄がまさかの大活躍!?こんなに出てくるとは思いませんでしたし、こんだけ出てきても名前は分からないままで不憫ですね笑
ぜひスピンオフを!
いままで こんなに普通で魅力的な脇役はいただろうか。羅半兄!初めて登場した時は将来の敵方(お父さんがあまりにもるおめんさん風だったので)か???と思ったのですが いまではすっかり不安です。短編でもよいので 彼のスピンオフ話が読みたくなりました
登場人物がたくさん
たくさん出てきますが、不思議とこの作品は誰だっけというのがありません。伝聞だけなのにお父さんが娘を探して大暴れして周りに迷惑かけてる様が思い浮かびます。個性豊かな面々がきちんと描かれてるからでしょうか。月の君と猫猫の仲もなかなかいい感じです。
とうとう
とうとう危惧していた公害が起きてしまいドキドキハラハラでした。そしておふたりの関係性の進展に今後も注目ですね
ようやくやって来た蝗害
長いこと準備していた蝗害対策。ようやく形となって襲ってきましたね。
やっぱり何だかんだ言っても、猫猫の真っ直ぐな正義感には脱帽です。今回は頼りになる周りの人達の活躍も光りました!
こんなに頑張っているのに、お手柄は取られるし、モヤッとします。
猫猫と月の君の絡みも少ないので、次号に期待したい。
まだまだ続きそうな蝗害。次が気になる。
蝗害って怖いなぁ…というのが一番の感想。
最後、壬氏たちの頑張りを横取りされた感じで終わったのはちょっとモヤモヤした。
なにか企んでるっぽい敵との決着は簡単にはつかなそうな感じ…
待ってました
文庫一巻の最初の頃、玉葉妃が登場していた頃に、このあたりの物語って作者の中でイメージされていたのだろうか、それとも、後になって膨らませたのか。
もし後者なら矛盾無く物語を膨らませるって、大変なことだと思います、凄いなぁ、と。
前者でも、ここまで長く壮大な物語にできるとは凄いなぁ、と。
個人的に好きな陸孫の、過去に少し触れられていたり、今後がますます楽しみになってきました。主役のふたりの進展も気になるところですが、ふたりの間にはいつの間にか、夫婦のような空気が流れてきて喜ばしい限りです(笑)
やっぱり面白い
相変わらず面白いんだけど2人の関係が進まずそこは残念。羅半兄っていい人だなぁ。そして雀さんって万能過ぎる気がする。天祐も気になるまま。。。また一年お預け?早く続巻読みたいよ〜
楽しみにしていました
ジンシとマオマオの関係が全く進まなかったので残念だった。馬閃と里樹のエピソードが見られたことは良かった。あとは基本的にはなろうと同じでした。
Posted by ブクログ
馬閃と里樹のやりとりが、可愛い。約束までしたので、あとは時間が経てば。
陸孫、本当に猫猫の事を気に入ってそう。だけど、羅漢がいるから冗談にしているのかな?
羅半兄、真面目に頑張っているのに、普通扱いがかわいそうすぎる。そういう運なんだろうな。
蝗害も、読んでいるだけでも気持ちが悪い。
壬氏もあれだけで猫猫から回復って、猫猫のことも思っての行動かな。
家鴨、和むな。
Posted by ブクログ
ついに蝗害が起こってしまった!
しかし、蝗害ってこんな恐ろしいんだな。
作物食われるだけでなく、家とか人とか。
そして、玉葉と玉鶯野関係は一体どうなるのか。
Posted by ブクログ
二度目の西都訪問
途中で馬閃と里樹元妃の
心が通じ合う話 前後編(馬閃青春記)
2人の心が通じ合って良かった
猫猫達 農村の視察で
遊牧民(盗賊)の老人と会う
そこでの昔話
遊牧民の祭祀を行っていた
「風読みの民」を虐殺
数年後 大地に飛蝗の大群が襲来
自分の部族は食い尽くされ全滅
(祭祀で鳥が蝗の卵を食べて駆除していた)
意味がない
迷信とか思っていたことでも..
実は色々な禍い防いでいたり
抑止になっている..
今現在にも通じそうな話
その後 風読みの民の末裔の男の子
と出会う
鳩や梟を育てて
使っていたことがわかる
猫猫達が農村を訪れていた時
飛蝗の襲来
村ごと襲われるが
鳩で情報伝達していたので
事前に対策し
全滅せずにすむ
最後の方は蝗害の後始末等の話
(鳩を使って離れた街どうし
連絡し合えるのは大きい)
壬氏と猫猫はそれほど進展なし
Posted by ブクログ
内政編、予想される蝗害の被害を防ぐため、王弟=月の君=壬氏は想い人=ヒロイン=猫猫を引き連れて西都になんらかの手を講じようとするが、もどかしい恋と同様に決めてに欠ける思案の迷路である
二人のラブロマンス(全体の0.00001%)を強烈な脇役が盛り上げる、謎めく雀さん、名前を明かすことさえ許されない羅半兄(バカボンのパパ的な扱い)、敵・味方が不明の陸遜、邪魔しかしない天祐、思惑があり名前を呼ばない扱いの医官様、羅一族も濃いが馬一族も濃い
里樹(元妃)と馬閃カップルを引き裂くストーカー家鴨「舒鳧」を交えたドタバタ愛憎劇も楽しみ
Posted by ブクログ
西都での話がいよいよ。。。そして蝗害の影も。。。羅半兄も壬氏も貧乏くじを引いている感があるけど、いなければどうなってたか……ってくらい大事な役割を持ってるんだよなー。そいう点では猫猫も陸孫もかな。陸孫、初登場で匂わせあったけど、「へえーふうーん」って今回なった。陸孫、闇堕ちしないでね。。。例のあの絵が繋がって、「ああああそういうことかあ」となったし、それを見たジャズグルは相当怖かったんじゃないかな。。
玉鶯がなんかなー。。。私もあまり好きじゃないかな。
ここからはいつもの戯言タイム
そういえば猫猫呼びしてんじゃんー!!壬氏ー!!!なでなでして癒されたり、横に一緒に座ってとかぐいぐい行くじゃないですかー前回同様。でも猫猫いっぱい頑張ったからなでなでいっぱいしちゃいな壬氏って真面目に思った。
そして、馬閃と里樹さまの関係がてえてえすぎる。。。ありがとう。。。
Posted by ブクログ
船旅も終え、さっそく農村へ行く
猫猫らしいね〜
兄はツッコミ体質!!(笑
飛蝗と鉢合わせ、殺虫剤と言うなの毒作って大変
でも雹が降ったお陰で飛蝗も弱り、殺虫剤にやられ猫猫がいたところはまだ被害が少なくて良かったよ
頭に打つかって気を失ったのは心配だったけど
でも無事壬氏の所に帰ってこれて良かったよ
遂に危惧していた蝗害が…
遂に危惧していた蝗害が起きてしまいました…
準備に準備を重ねていても、やはり自然災害は容赦なく甚大な被害をもたらしました…
客人扱い故に動くに動けない状況でどうするのか…
ライトノベルらしさ全開
必ず良いとこで終わりますよね
馬閃と里樹元妃カップルも
皇弟と猫猫のカップルもなかなか
上手くいかないのはお約束です
でも飛蝗の害からのお話はなかなか
面白いです次巻が楽しみ
そうでなくちゃ!★2
猫猫はどこまでいっても猫猫
それがいい!
ある意味仕える事は知っていても 人付き合いが出来ない猫猫に少しづつ仲間が出来てる。自覚はないけど…その気持ちの変化に戸惑うのもいいなぁ~。
友情で戸惑うんだから 愛情には気がつかない振りしたいんだろうね(笑)まだまだ!
なんだか じたばたしてるのが楽しい!
もう 活字で読む方が面白いかも!
Posted by ブクログ
ずっと恐れて対策してきた蝗害がやってきた。
巫女の弟子が描いた予知の絵は、水平線に飛蝗がやってくる様子だったのか。
時間経って回収してくる感じ、好き。
陸孫→猫猫の関係が気になる…!
蝗害あと一歩足りず
忘れられた因習から蝗害対策を突き止めるも、一歩足らず、バッタの大群襲来。
バッタは過ぎ去っても、後処理はこれから、玉鶯の思惑が絡んで問題山積みか?
玉鶯の思惑を匂わす文が有りつつ、何ともモヤモヤしてて、やたらと読みづらかった
謎解きではなくなっている…
このお話を読み始めた時に感じた魅力溢れる物語の魔力が、最近の巻で消えつつあるなぁとは思っていたのですが、この巻でもはや決定的になってしまいました。
どこに物語を落とすつもりなんでしょう?
蝗害が手に余った?独りよがりになった?謎解きのネタが尽きた?登場人物が固定化して人物描写が上っ面になり物語の奥行きが薄くなった?何とも残念な結果で大人買いしなきゃ良かったと思うばかりです。
Web版読んで二回目の西都無ければいいなと思っていたのですが、もう、出版してしまったら後戻りできませんよね。さっさと宮廷に戻って、変人や奇妙なキャラクターに頼らず、普通の人間模様を掘り下げた華やかでもコミカルな実直な世界観に戻ってほしい…
漫画の方はどうするんでしょうね。大幅に改訂してほしい…(;_;)