あらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?
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脳がヒリつく脱獄サスペンス!少年ジャンプに現れた異色作かつ超良作!
舞台は明るく和やかな孤児院、勉強にお手伝いにと幸せな日々を過ごす少年少女……しかしこの孤児院にはあまりにも凄惨な秘密があったのです。里親に引き取られ孤児院を去ったはずの子供達は、実は「出荷」されていた……「異形のモノ」の、「食事」として……!
ここまでで既に「え!?」となってしまうインパクト。主人公達はこの秘密を知って脱出を計画する訳ですが、そこからの展開はもう目が離せません!それぞれ知恵、知識、運動神経の高い少年少女達が立ち回りますが、それ以上に異形のモノの手先である孤児院の院長ママは周到で抜け目なく強か。計画がバレないよう情報を集め、腹を探り合い、虎視眈々と脱出の機会を伺う緊張感はプリズンでブレイクな海外ドラマを思わせるクオリティです。
1話1話がハラハラしっ放し、続きが気になって仕方ない脱獄劇……もう全力でオススメです!
感情タグBEST3
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ハマった
まったく初見でしたが、期間限定の試し読みで1巻がタダだったので。
面白くてついつい5巻まで飲んでしまいました。
こんな11歳いるか?とは思うものの、その理由も説明があり、手強い"ママ"との心理戦が熱い。
子供たちははたして脱出できるのか?
匿名
フルスコア3人かっこいい
ハウスの秘密を3人の力で推理して解き明かしていくところが面白いです。ママとエマたちの駆け引き、騙し合いが面白いです。
匿名
外に出られる?
イザベラが敵だと知った時はめちゃくちゃ怖いと思った!それに加えて別のシスターが来たからより外に出られなくなりそう!どうやったら外に出られるのかな?
水面下での心理戦
現状は2話以降誰も死んでないし、表面上は静かなのに、裏ではお互いが戦略練ってちゃくちゃくと情報集めたり、動いているのが面白い。無言の圧力の描き方も巧い(ママに何度ビビったことか)。
Posted by ブクログ
秋本治先生とケンドーコバヤシ氏の推薦入りオビ。なんとも珍しい組み合わせ。
1話 すべての始まり。グレイスフィールドハウスのシステムの謎や得体の知れない閉塞感を醸しつつも前半はのどかな描写。が、コニーを見送った場面より急転直下、「私達はずっと食べられるために生きてきた」という衝撃的な事実を突きつけられる。
コニーに刺さっている植物は?
2話 エマとノーマンはハウスからの脱出を考え始める。門からではなく森を抜けようとするも高い塀がハウスを囲っているようだ。更には「発信器」の存在が疑われる。
3話 出荷の法則に気づくノーマン。天才だ。鍵は"脳の大きさ"とタイムリミットは"12歳"まで。取り急ぎロープを探す。一方、ママも真実を知ってしまった子供を見つけ出すべくカマをかける。首元には例の番号が。
4話 レイを仲間に出来るか?全員で逃げるのか年少者を置いていくのか。エマが語る「変えようよ世界」が本作の根源テーマに。壁の向こうの世界はどうなっているのか?ママも薄々疑いを向け始めているようだ。
5話 雑事を命じられ身動きが取れない3人。慎重に振る舞い警戒するが、何と新たな大人・クローネが登場。不穏でしかない。あと赤ちゃん・キャロルがハウスに。どことなくエマに似ているような。赤ちゃんがいるという事は人間の親がいる=人間社会があると言うことか?
6話 ママの策に動揺するが、新たに来た2人は外の世界を知る手掛かりになるのでは?と逆手を狙う。シスターとママの違いとは。クローネもテストを受けて育ってきたのか。
7話 クローネもどうやら腹に一物ありそうだ。イザベラを追い落とす策を練る。エマはついに発信器の場所を突き止める。ラスト、イザベラは外部と無線通信をしているようだ。誰と?グランマとは?ある程度のテクノロジーはある模様。読めない名前、鬼との関わりは?
(読み返し感想)カバー裏にはなんとハウス時代のイザベラが。1巻時点では子供たちがみんな年齢相応に幼く描かれていて、後々とのギャップを改めて感じる。
5刷
2021.5.25
引き込まれるスピード感
話題になっているのでどんなものだろう?と言う気持ちで読み始めている。
映画の予告などを目にして施設、子供達、秘密…のワードから大筋の予想は合っていたかな、と言う感じ。
ただ、1巻からこんなに展開が早いのか!と驚き。施設の秘密を明かすまでにもっと時間がかかるのかと思っていた。きっとさらに深い核へ迫っていくのでしょう。
今後どうなるのかわからないが、個人的には頭脳戦というところもポイントが高い。
静かだけど巧妙な対決が始まったという感じで一気に読み切ってしまいそう。
Posted by ブクログ
★★★★★★★★★★
久々の自分大ヒット。最高。
ちはやふる、ハガレン、うっちゃれ五所瓦、以来長いことここまでの感動を味あわせてくれる漫画は無かった。
超久々に、ストーリーの一貫性、心震わせる感動を味わせてくれた。ありがとうございます。
何度も読み直すタイプの話では無いけど、あんまり感動したから例外的に星5つ。
ハリーポッターと比較したくなっちゃう程面白く感動できた。実際比べてしまうと、ハリーポッター程の奥深さは流石に無いけど。
ここからほんのちょっとだけネタバレあり。
実は戦争により一つの国になっていた人間世界
全てを許すことで、人の悪の側面だけでなく、そこに至る経緯も踏まえた許し
これはまさに人生の学びに通じる描写。アミの本に少し通じるものがある。
さらに、
期待を裏切らない演出
細かい「?」の回収
絵がキレイ
統一された世界観
まぁ、なんで鬼はすんなり神様に会えたのかだけ謎だけど。
幸せな日々。。
鬼が2人の脱獄ゲーム!大人と子供というハンデもあるのに。すごくドキドキしながら読んでいます。心理戦が本当に怖いですね。ママにはもうバレてしまっている。。?
設定がおもしろい
安寧の世界から絶望への展開が早いのですが、尻すぼみにならないのがすごいです。賞を受賞する作品だけあります。イラストがジャンプらしくないのですが世界観にたいへん合っており、魅力的です。
Posted by ブクログ
可愛らしい絵柄で紡がれる衝撃の脱出劇
あらすじすらネタバレになるレベルの衝撃がここにあった………
「まどマギ」以来の騙され方をしてしまった!
可愛らしい絵柄に惹かれてアニメを見てみたら、「え……………???????」と本当に目と口を開いて茫然としてしまった。
え?????
いやいやいやいやいや?????
全然ほんわか系キッズアニメじゃないじゃん??!?!(誰もそうとは言ってない)
がっつりサスペンス。
サスペンスというか脱出ストーリーか。
いや内容はサスペンスと言っても過言ではない気がする。
エマ・レイ・ノーマンは最年長11歳。
1歳から11歳までの子供達。
孤児院と思いきやそこは人間ならざる者たちの食料として育てられる食用児の「農園」だった。
こんな展開になると思ってなかったので、ページをめくる手が止まらない現象に久々になった。
しっかし11歳ってこんなに頭いいのかしら……
でも確かに人間の脳ってこのくらいの時期に一番発達するって受験の時に言われたなー……
ろくな点数取れてなかった一般ピープルこと私は、たぶんこんな世界じゃ生き残っていけないであろう………
6歳で出荷されるんだ…………はは………
漫画は毎巻、アニメは毎回、衝撃の連続でこっちがハラハラドキドキする。
見つからないか………?!
誰かが裏切り者………?!
生き残れるか………?!
映画もやるらしいけどどうかな……
見ると思うけど…
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2020.10.15追記
⚠️⚠️最終巻のネタバレが含まれてるので閲覧注意⚠️⚠️
とんでもない熱量のまま疾走した本作。
最高だった。
泣いた。
新たな約束のもと、ようやく人間の世界にとんで数年………エマの行方がわからないノーマンやレイはずっとエマを探していて…
エマは自分の名前すらも忘れてひとり。
約束の条件は、家族との記憶をすべて奪われること。確かに、人間全員を鬼の世界から人間の世界に移動させるにしては破格の条件かもしれない。エマ一人の記憶と引き換えにするにしては安すぎるのかもしれない。
でも……
「全部君がくれたんだ」
ノーマンの涙と言葉に、私は涙が止まらない。
全てはその言葉に尽きる。
エマは頑張った!
とってもとっても。
誰も見捨てず、鬼もラートリー家も、ママたちも。
そして自分自身も諦めなかった。
頑張った。本当に頑張ったよ………!
すべて思い出せなくても、これからがある。
そのこれからを彼らは手に入れた。
食糧じゃない人生をこれからは生きていける。
頭もいいんだし、走るのも早いんだし。
思い出せなくても、一緒に生きよう。
………間違いなく、最高の作品でした!!!!!
Posted by ブクログ
面白いと話題になっていたけど、なかなか読めなてなかったのですが、読んでみて、凄く面白かったです。
ハウス脱出までほんとハラハラしてました...
頭脳戦が本当に面白かったです。
脱出するところはほんと面白かったし、ホッとしました...
絵も素敵で、次が気になる次が気になるってすぐ新巻まで読んでしまいました( ¨̮ )
読んで損は無し!気になってる人はぜひぜひ読んでください( ¨̮ )
孤児院の施設で育った主人公である女の子はそこでは普通だと思っていてずっと日常的な生活をしているのですが、門から外にでてはいけないのと、森の奥の柵には近づいてはいけないという二つの約束ごとがありました。しかしながら友達を探すことになり門に近づいたときに食人鬼というものをみてしまい自分たちは食べられるためにこの施設で育てられることをしってしまいここからどうにかして逃げようという話になっています。
Posted by ブクログ
養殖される人間、ママという制度、発想がおもしろかった。
少しグロテスクに感じる部分もありつつ、ドキドキしながら最後まで飽きずに読むことができた。
ママとの頭脳戦がかなりおもしろかった。
アニメを見ていて原作が気になり購入しました。
読み始めたら本当に面白くてすぐに読み終わってしまいました。
Posted by ブクログ
続き側で気になり過ぎる!
全員で逃げるなんて、不可能。
どう考えてもそう思う。
でも、あらゆる方法で抜け出していくのが快感。
最大の見どころは、やっぱり最初の脱獄かな。
あれは、震えた。
まさか、レイまで騙していたなんて。
最終的な展開も好きなんだけど、やっぱり最初が見所になってる感は否めないのでこの評価で、
Posted by ブクログ
タイトルを聞いたことがある程度で
内容を知らずに読み始めたので、展開に驚いた。
可愛らしい絵柄、のんびりとした空気から一転、
という衝撃展開は自分としては『ひぐらしのなく頃に』ぶり。
12歳未満という微妙な年齢設定が効いている。
IQが高いが身体能力は子供でしかない
というのが、なんとか大人に勝てそうなそうでないような。
話の引き方など展開の仕方が面白く
続きが気になる描き方で引き込まれる。
Posted by ブクログ
表紙のイメージから想像もつかない展開!スケールが大き過ぎて先が読めませんが、子どもから見た大人、そして鬼の圧倒的な強大さと絶望感。ここからどうやって逃げ出すのか、早く続きを読みたい!楽しみです。
農園という狭い施設の中で育つ子供たち。そこでの生活は豊かで頭脳明晰な子供たちが多いのですが、子供たちは「鬼」と呼ばれるもの達の食料となるべく育てられている。しかし、その実態に気づいた3人の子供が中心となって農園を脱出する。鬼の世界と飛び出した子供達。逃げ切って新たな未来を切り開けるのか今後の展開が楽しみである。
最初に雑誌で見たときはファンタジー目の画風でややまったり系だと思っていたのですが、蓋を開けるとややSF系のダークファンタジーという大好物だったので好きになりました。この手のSFやファンタジーには設定が付き物なのですが、これを考察する楽しみというのもこの作品では多くを締めているのでこれからも応援していきたいです。
孤児院で楽しく暮らしている女の子がこの物語の主人公です。少年誌で女の子が主人公というのが珍しいですが、内容は孤児院で今まで自分達を育ててくれたママと生死を賭けた脱出です。このママは自分達を里親に送り出すのではなく鬼たちに今まで育てていた子供たちを出荷していたのです。それを見つけてしまった主人公と友人のコニ―はもう一人の友人レイの協力を得て、全員で孤児院を脱出しようとします。ですが脱出間近コニーの出荷が決まってしまいました。絵も綺麗なのでサクサク読めます。
Posted by ブクログ
アニメは全話観たことあったが、アニメはオリジナルだから原作とは内容が違うところがあるという情報を知り、原作も読んでみた。
フルスコア3人の絆が良い。
―――
再読(2024.10.9)
レイとノーマンはどっちの方が頭いいんだろうとずっと思っていたが、鬼が持っているテストのスコアを見ると、ノーマン、レイ、エマの順で頭が良さそう。
あんなにふにゃふにゃしてそうなフィルが高スコアなの、さすがママの子供って感じがする。
Posted by ブクログ
面白い。けど人間vs鬼、みたいな設定はもうありきたりな気がする。
あとはなんか、ママが子ども達にとっての黒幕ってわかったらもっと失望しそうなのに立ち直るの早すぎるし鬼の概念の飲み込み早すぎない?!って思った
話が流暢に進み過ぎてもっとひっかかる部分があってもいいんじゃないのかなと思った。
テーマに飽きた
最初は新鮮な感じがしたけど巻が進んでいくうちに内容がありきたりに。進撃の巨人、アメリカのTVドラマのLostとかを混ぜた感じ。人類の敵が人外というテーマも最近多すぎて飽きた。今のところ、これ以上進んでも対してどんでん返しも無さそう。人物もそんなに魅力がある人物もなし。一人いたけど早々に殺されたし。続刊は買わないかな。