【感想・ネタバレ】金田一少年の事件簿 File(7)のレビュー

あらすじ

クリスマスの函館で行われる推理イベントに、殺人を予告する脅迫状が届いた。担当刑事の俵田の頼みで、金田一一(きんだいち・はじめ)は会場となる異人館ホテルへ向かう。時間通りにイベントは始まり、問題編となる殺人劇が上演された。だがその劇中、まさに一の目の前で、本物の殺人事件が! 脅迫状の送り主「赤髭のサンタクロース」について捜査を進める一。しかし、犯人と思われたこの人物は、1年前にすでに死んでいたことが判明する――。ミステリーナイトで起きた「本当の殺人」!! 聖夜の函館が血で染まる――。【原作:天樹征丸/金成陽三郎】

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

ネタバレ 購入済み

切ない

初期の事件は、本当に切ないものが多くて思わず感情移入してしまいます。今回は佐木の死に衝撃を受けました、、

0
2022年06月18日

ネタバレ 購入済み

佐木が殺されたのはショッキングだったけど、事件に重みが増しました。俵田のオッサンと金田一も、なかなか良いコンビですね。

0
2020年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

姉妹愛、犯人の境遇、すれ違う思いが美しくも哀しく描き出されていた。
犯人である姉・蓮子の人生は正に筆舌に尽くしがたい。幼少期に両親を事故で失い、唯一の家族となった妹・花江とも生き別れ、引き取り先で屈辱的な扱いを受けたかと思えば、やくざな男に麻薬漬けにされ、挙句に逃避するために殺人犯に成り果て、遂には妹も信じられなくなる。それでも、「不破鳴美」としてやり直そうと希望を持てたのは、この世には何かしらの希望があることを知っていたからではないだろうか。即ち、分厚い暗黒の少女時代の前にあった、両親と妹との暮らし、特に妹と抱いた夢。こういった希望があることを知っているからこそ、この世を捨てずにやり直すことを選べたのだと思う。
そこからの蓮子の執念と努力は想像を絶するものであっただろう。しかし、そうしてつかんだ地位も成果も全て、花江と邂逅したことで瓦解する。かくして希望を失った蓮子は再び殺人に手を染める。
それでも、最も哀しく残酷だったのはその真実だ。蓮子は、花江が自分の人生を何もかも壊そうとしていると思い込む、自分が生きる支えとしていた「夢」さえも。ところが、真実はまるで違う。生きる支えと言いながらも「子供っぽいバカげた夢」と吐き捨てた蓮子に対し、花江は、蓮子が殺人犯として消息を絶った後も夢を持ち続け、人知れず本気で夢を叶えることに人生を捧げた。実は花江は、蓮子以上に夢に対して真摯であったのだ。結局のところ、夢を壊してしまったのは、それを生きる支えにしていながら花江を信じられなかった蓮子に他ならなかったのだ。蓮子が味わった悲劇の中でも最も痛ましい、残酷な悲劇に違いない。

0
2021年09月17日

ネタバレ 購入済み

テレビシリーズでやったときの赤い部屋のおどろおどろしさを憶えている。麻薬の売人というところは簡単すぎた。

0
2021年09月15日

シリーズ作品レビュー

「少年マンガ」ランキング