あらすじ
名探偵・金田一耕助の血を引く金田一一(きんだいちはじめ)は、幼なじみの七瀬美雪(ななせみゆき)の頼みで演劇部の合宿に参加することになった。だが合宿先となる孤島のホテル「オペラ座館」では恐ろしい事件が一たちを待ちかまえていた――。演劇部の演目「オペラ座の怪人」になぞらえたように起こる凄惨な連続殺人。第1の殺人後、姿を消した謎の男「歌月」。そして部員たちの心に影を落とす、女子部員“月島冬子”の自殺……。一は、この惨劇の真相にたどりつくことができるか!?【原作:金成陽三郎】
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匿名
オペラ座館殺人事件はやっぱり印象的な事件ですね。何度読み返しても最初のインパクトが抜けません。復讐はやっぱり死んだ人じゃなく生きてる人の意思でしかないですね・・・
忘れられない事件
金田一少年史の中でも登場回数の多いオペラ座館、その第一幕であり読者にとって『犯人の哀しい背景』に触れる恐らく最初の事件になるお話。金田一少年の事件簿と言えば悲劇的な犯行動機と言っても過言ではないと思っているので、その代名詞と言える有森の功績は大きい。
小さい頃に雪夜叉の巻を読んで、めちゃくちゃ怖くてすぐ本を閉じて棚に戻したのを思い出しました😂
オペラ館殺人事件も記憶に残る話でしたが、連載一発目の話だったんだなぁと思うとすごい掴みだなと感心しました。
懐かしい
演劇部の合宿で雑用係として訪れたホテル歌月。通称『オペラ座館』。
金田一とみゆきが恐ろしくも悲しい事件に巻き込まれる。。
懐かし過ぎる、何年経っても色褪せない作品。
超面白い🤣
推理物といえばやはりこの作品ですね。限られたヒントをもとに自分も推理できるので、自分が主人公になったみたいでとても面白いです。犯人たちの事件簿とセットで読むと、逆に犯人応援したくなったり笑
Posted by ブクログ
「金田一少年の事件簿」シリーズの記念すべき第1作。
一方的な嫉妬を受け、この上ない程に惨い仕打ちを受けた月島冬子が、それでも人を憎んでしまうことに抗い、心清らかでありたいと願う様が特に印象的であった。
人が自ら死を選ぶのにはこういった理由もありえるのかもしれないと死生観が一つ深まった。
冬子のことを想う余り犯罪に手を染めてしまった有森が、結果として冬子の遺志とは相反することになったのはある種の皮肉だ。だが、遺書をしたためる冬子が有森に3人を憎まないでと頼むときの心情と、(犯罪とは言え)冬子の仇を討つときの有森の心情はどちらも等しく互いのことをひたすらに恋い慕う純粋さがある。
こういった一言では割り切れない奥深さが金田一の良さだと思う。
おもしろい
オペラ座館は決まって事件が起こる。アニメ版でカットされたシーンもじっくり読めます。この頃の絵面のほうが好みです
アニメより漫画の方が好きかな