あらすじ
千秋(ちあき)とRui(ルイ)の共演にショックを受けたのだめは、焦るあまりに千秋にプロポーズをして見事に玉砕。ミルヒーに誘われるまま姿を消してしまうが……。いつの間にかすれ違って行った千秋とのだめ、運命の激流が二人を襲う!
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音楽に溺れる!老若男女みんなに読んでほしい、オススメの作品。
音大のピアノ科に通うチャランポランな主人公・野田恵(通称「のだめ」)と、同じ音大のピアノ科に通う指揮者志望のイケメン・千秋真一との出会いからはじまる、痛快音楽コメディ。
この作品では、音楽の世界がとても鮮やかに描かれています。音楽の厳しさも、楽しさも、とてもリアルに感じることができて、作中の曲がどんな曲か気になって仕方なくなってしまいます!
また、登場人物たちのコミカルなやりとりに、思わずクスっと笑えてしまうんです!そして、のだめと千秋の不思議な恋愛模様にも注目!のだめの猛烈なアタックで、千秋の心は揺れ動くのか!?続きが気になって、一度読み始めたら止められません!
奥深いクラシックの世界、のだめたちと一緒に味わってみませんか?
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匿名
今回も面白い
のだめと千秋、もうすっかり恋人関係だと思うけどそういう描写がないので判定不能。それはそれとして取り憑かれるという表現が本当に好きw
Posted by ブクログ
芸術活動と生活の大変さを、
個人の感情の流れで被っている。
一見大変そうなのだめと千秋だが、
生きていく基盤においては甘えがあるのかも。
あるいはそれ以上の困難を乗り越えてきているから平気なのだろうか。そうだと思うと勇気がわいてくる。
Posted by ブクログ
表紙は歌うのだめ。
先日Eテレで放送されたサイモン・ラトル指揮の公演を見たが、あの演奏後の拍手のアンコールって何なの?結局、彼は挨拶だけで5回出てきましたよ。
ロックコンサートの拍手ならアンコール曲をやる前提ですが…
《NHK音楽祭2024の公演。サイモン・ラトル指揮バイエルン放送交響楽団の公演は、2023年から首席指揮者をつとめるマエストロが、ポスト就任後初となる来日公演で選んだのはマーラーの大作「夜の歌」。いまもっとも注目を集める両者の熱演に大きな注目が集まる。収録:2024年11月28日NHKホール》
さて、のだめが千秋と共演したかったラヴェルのピアノ協奏曲ト長調は、ルイが一足先に演奏。そして、ステージママから解放されひと皮むけたルイのパフォは、のだめの想像を遥かに超える出来栄え。千秋とやりたかった以上のことを見事にやられて落ち込むのだめ。
その夜のだめは突然、結婚しようと千秋に迫るが、千秋はいつもの冗談だとあしらう。嘘を言う時、必ず目をそらすのだめが千秋の目を見て言ったその言葉の裏には…
「こいつ、(音楽から)逃げた」とその時察知した千秋の勘は大当り。
千秋に会いに来たシュトレーゼマンは、偶然アパートの前で意気消沈するのだめを見つける。随分長い間、のだめのピアノを聴いてなかったシュトレーゼマンは、のだめのベートーヴェンピアノソナタ31番を聴いたあと、ある提案をする。
「のだめちゃん、(音楽と)正面から向き合うとどんな風に楽しいのか、知りたくない?」
担当教授のオクレールからはまだ許可されていないコンクール出場ではなく、巨匠シュトレーゼマンが指揮するオケでの客演という形で。これは、のだめにとって幸運なのか、悪魔の囁きなのか?