あらすじ
かつて王国転覆をはかったとされる伝説の逆賊・〈七つの大罪〉。今もなお執拗に、そのお尋ね者を追うは、王国の要・一騎当千の聖騎士たち。しかし、切なる想いを胸に秘め、〈七つの大罪〉を捜す一人の少女が現れた時、世界の様相を一変させるとびきりの冒険が始まった! 痛快無比のヒロイック・ファンタジー、開幕!!
悪神に断罪の一撃を! 英雄七人、渾身の総反撃!!
七つの力が一つになる時、奇跡はついに必然と化す。託された全ての想いを繋ぎ、諸悪の根源を断て! 聖戦クライマックス。もはや神ですら、彼らを止められはしない!! ……一方、大いなる幕引きの後に控えし運命を何人たりとて知る由はなかった。ひとり〈暴食〉の魔術士を除いて──。
ヒロイック・ファンタジーの王道『七つの大罪』。
作品タイトルとなっている「七つの大罪」は、七人の凶悪な大罪人から結成され、かつて王国最強とうたわれた騎士団です。
しかしながら王国転覆をはかった罪により、現在王国を牛耳っている「聖騎士団」から追われる立場となっていて…。
と言うと、どんな極悪非道の連中が出てくるのかと想像してしまいますが、実際は女の子(エリザベス)にセクハラをすることが大好きな酒場の店主だったり、好きな女の子とうまくおしゃべりがすることができなくて赤面してしまう妖精だったりと、どこかゆる~い人たちでした。
そんなメンバーによる「七つの大罪」ですが、皆が皆、志を同じくするチームメイトというわけではないところが魅力でもあります。
互いに明かしていない過去や秘密があったり、メンバー間での目的が異なれば別行動をとったり、と…一人ひとりが勝手気ままで謎が多く、各人好きなことを言っては自由に動き回るので、我々読者の予想のつかない物語展開を次から次に見せてくれます。
また、個性的なキャラクターたちがそれぞれが自分の持ち味を活かして戦うアクションシーンは迫力があり、読み応えがあります!
私の好きなキャラクターは、巨人族のキュートな僕っ娘(しかも巨乳)・ディアンヌなのですが、巨人族ゆえに戦闘能力が高く、土や木をなぎ倒して戦う姿は圧巻です(それなのにちょっと天然ボケで虫が苦手、というのもめちゃくちゃかわいい)
王道のファンタジーマンガが読みたいという方に全力でおすすめ!
感情タグBEST3
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さらばエスカノール…!
中途キャラなのにほんとめちゃくちゃいいキャラでしたエスカノール。
この巻にはゼルvs魔神王、7つの大罪vs魔神王、魔神王vs魔神王、エスカノールの最期、混沌の登場とマーリンの真の目的とネタバレと盛り沢山でしたが、やっぱりエスカノールの最期が印象的ですね。
マーリンの「もっと早くに私を見つけて欲しかった。出来れば3000年前に」と最後のキスがネタバレ食らった後に読み返すと切ない。
初めて向けられた他人からの優しさと愛情を初めての恋に変換した幼いマーリン。確かにその時に出会ったのがエスカノールなら、その後も両想いのまま満たされて幸せだったはず。
でもエスカノールが全てを承知で愛したのは3000年間愛に飢えて寂しがっていたマーリンで、そのマーリンがいなければエスカノールもいなかったのかと思うと…時を遡りでもしなければ結ばれないんだよなあ。
次巻は最終巻。物語の行方やいかに。
Posted by ブクログ
魔人王撃破。そしてさようならエスカノール(´;ω;`)ブワッ!
そしてそしてマーリンの野望。次巻いよいよ最終巻らしいです!え……ちょっと待って混沌とかなんとか次巻1冊で終われるの??ドキドキの待て次巻!!!
十戒編完結!
長かった十戒編が完結!平和を取り戻したブリタニア。そして甦ったアーサー。しかし様子がおかしい。マーリンの狙いは?次巻で最終巻。早く続きが読みたい‼️楽しみです。