あらすじ
幾世にもわたり転生を繰り返し、その度に結ばれてきた愛。ゼルドリスが告げた真実を、エリザベスは喜びと共に受け止めた。だが、それは彼女に訪れし凶兆でもあった。記憶を取り戻すごとに"死"の運命へと近づいていく想い人の姿に、メリオダスは苦悩し、絶望の淵に沈む。迫りくる再びの破滅を避けるべく、〈大罪〉は勝算なき戦いの渦中へ!!
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ヒロイック・ファンタジーの王道『七つの大罪』。
作品タイトルとなっている「七つの大罪」は、七人の凶悪な大罪人から結成され、かつて王国最強とうたわれた騎士団です。
しかしながら王国転覆をはかった罪により、現在王国を牛耳っている「聖騎士団」から追われる立場となっていて…。
と言うと、どんな極悪非道の連中が出てくるのかと想像してしまいますが、実際は女の子(エリザベス)にセクハラをすることが大好きな酒場の店主だったり、好きな女の子とうまくおしゃべりがすることができなくて赤面してしまう妖精だったりと、どこかゆる~い人たちでした。
そんなメンバーによる「七つの大罪」ですが、皆が皆、志を同じくするチームメイトというわけではないところが魅力でもあります。
互いに明かしていない過去や秘密があったり、メンバー間での目的が異なれば別行動をとったり、と…一人ひとりが勝手気ままで謎が多く、各人好きなことを言っては自由に動き回るので、我々読者の予想のつかない物語展開を次から次に見せてくれます。
また、個性的なキャラクターたちがそれぞれが自分の持ち味を活かして戦うアクションシーンは迫力があり、読み応えがあります!
私の好きなキャラクターは、巨人族のキュートな僕っ娘(しかも巨乳)・ディアンヌなのですが、巨人族ゆえに戦闘能力が高く、土や木をなぎ倒して戦う姿は圧巻です(それなのにちょっと天然ボケで虫が苦手、というのもめちゃくちゃかわいい)
王道のファンタジーマンガが読みたいという方に全力でおすすめ!
感情タグBEST3
これは!
ゴウセルの魔力により悪夢の記憶を見せられるエスカノール。想い人にも突き放され絶望の闇に落ちたと思ったその時、彼の中に一条の光が...。
番外編「ハダカのココロ」は、ギーラとベロニカのお話。色々と癒やされます♪
Posted by ブクログ
一気に続きの11冊分を。何やかやで、魔人族との戦いに明け暮れる展開でした。とんでもない化け物たちを相手にどうなることやら、って思ったけど、仲間たち皆が然るべき形でパワーアップしながら戦うさまは、王道とはいえ熱かったです。作者いわく、もう折り返しは過ぎたみたいだけど、このあとの盛り上がりにも期待しちゃいます。
Posted by ブクログ
メリオダスとエリザベスの運命が判明したわけですがとりあえずこの呪いって、『魔神王と最高神、仲いいな…!!?』って思いませんかwあと完全魔神モードのメリオダスが強すぎるww
Posted by ブクログ
150冊目『七つの大罪 28』(鈴木央 著、2017年10月、講談社)
「城塞都市コランド編」がスタート。
ここに来て物語全体の目的地が見えてきた。繰り返される転生と出会いにも納得のいく回答があり一安心。
とことんまで噛ませ犬なメラスキュラにだんだん愛着が湧いてきた。
〈口調が変わった だけかよ…?〉
Posted by ブクログ
アーサー王伝説前日譚、最強最悪の騎士団"七つの大罪"の活躍を描くファンタジー第28巻。
団長とエリザベスの悲しい永劫の運命。その今世でのトリガーを引いた十戒に怒り心頭の団長。それをあざけり利用しようとするメラスキュラ。恋人たちの未来は変えられないのか。。。
せっかく&ようやく話のキモになる設定が明らかにされたんだから、そこをもっと深堀すればいいと思うんだけど、団長の闇の力&メラスキュラ、雑に扱われるヘルブラムにディアンヌ(涙)、そしてまた闘級インフレの仲間討ちといろいろ盛りすぎだと思うんだよなあ。そしてほとんどが予定調和のパターン芸。
それっぽい描写が無くなってたからすっかり忘れてたけど、団長が感情無くした件は(設定上)まだ生きとったし。。。