あらすじ
三千年の眠りから醒めた魔神族の精鋭〈十戒〉。その一人「真実」のガランに粉砕され、〈大罪〉たちは斃れた……。窮地を救うか、ゴウセル。合流する妖精王。恩讐を越え、ブリタニアを破滅から救え! ディアンヌの外伝「少女は叶わぬ夢を見る」も完全収録! 掟に苦しむ乙女の祈りと成長!!
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ヒロイック・ファンタジーの王道『七つの大罪』。
作品タイトルとなっている「七つの大罪」は、七人の凶悪な大罪人から結成され、かつて王国最強とうたわれた騎士団です。
しかしながら王国転覆をはかった罪により、現在王国を牛耳っている「聖騎士団」から追われる立場となっていて…。
と言うと、どんな極悪非道の連中が出てくるのかと想像してしまいますが、実際は女の子(エリザベス)にセクハラをすることが大好きな酒場の店主だったり、好きな女の子とうまくおしゃべりがすることができなくて赤面してしまう妖精だったりと、どこかゆる~い人たちでした。
そんなメンバーによる「七つの大罪」ですが、皆が皆、志を同じくするチームメイトというわけではないところが魅力でもあります。
互いに明かしていない過去や秘密があったり、メンバー間での目的が異なれば別行動をとったり、と…一人ひとりが勝手気ままで謎が多く、各人好きなことを言っては自由に動き回るので、我々読者の予想のつかない物語展開を次から次に見せてくれます。
また、個性的なキャラクターたちがそれぞれが自分の持ち味を活かして戦うアクションシーンは迫力があり、読み応えがあります!
私の好きなキャラクターは、巨人族のキュートな僕っ娘(しかも巨乳)・ディアンヌなのですが、巨人族ゆえに戦闘能力が高く、土や木をなぎ倒して戦う姿は圧巻です(それなのにちょっと天然ボケで虫が苦手、というのもめちゃくちゃかわいい)
王道のファンタジーマンガが読みたいという方に全力でおすすめ!
感情タグBEST3
これは!
キャラがしぶとく死ななかったり
展開が早いだけにキャラの魅力をつけるためのエピソード等も弱く
人数も多めなので主人公とヒロインと新規キャラ以外
半モブキャラ化しつつあるように思います
Posted by ブクログ
137冊目『七つの大罪 16』(鈴木央 著、2015年8月、講談社)
「〈十戒〉始動編」が完結。「〈大地の牙〉マトローナ編」がスタート。
悪いのは全て魔神族、という方向に持っていきたいのだろうが、それが物語を飲み込みづらくしている。
ディアンヌの〈大罪〉の内容が明らかになる外伝も収録。マトローナはセクシーで非常に良い。
〈そんな夢くらい 見てもいいよね…〉
Posted by ブクログ
アーサー王伝説前日譚、最強最悪の騎士団"七つの大罪"の活躍を描くファンタジー第16巻。
魔神たちの侵攻と明らかになるドレファスとヘンドリクセンの過去。そしてゴウセルの機転で間一髪命を取り留めた団長たちは"十戒"に対抗すべく更なる修行と、"傲慢の罪"エスカノールを迎え入れることで戦力向上を図ろうとするが、ゴウセルの余計な一手が新たな問題へとつながっていく。。。
ヘンドリクセンやらディアンヌの過去編やるのもいいんだけど、話が散らばってついていきにくいのよね。巨人族の昔の仲間?の登場で話はどう展開していくのか。
Posted by ブクログ
"「キング…ってあのキング?」
「そうキング!!」
「あはっ!やだなあキングはキミみたいな男の子じゃなくて〜
ヒゲの生えた太っちょの妖精さんだよ?」
「それは…そうなんだけど…」
「ディアンヌ お前寝ぼけてんのか?」
「あっメリオダス」
「……」"[p.84]
死んだと思ったら生きていた!
よくあることなのか……よくあることなのかな……。